アメリカ言語文化講座講義題目一覧(2011a) |
| ◆ 現代アメリカ文化論 a ◇ 副題:大恐慌時代のアメリカ文学・文化1 ◇ 担当教員:長畑明利 ◇ 開講時限:月曜6限 ◇ 教室:文総609 ◇ 目的・ねらい: 大恐慌時代のアメリカ文学・文化に関する知見を高める。文学・文化テクストの分析方法を学ぶとともに、高度な英文読解力を身につける。 ◇ 履修条件等: 基礎的な英語読解力を有すること、学習に対する意欲、積極性を有することを履修の条件とする。後期同時限に開講される「国際多元文化特殊講義 I b」と連続して受講することが望ましい。 ◇ 講義内容: 現代アメリカ文化論 a」(前期)と「現代アメリカ文化論 b」(後期)を通じて、大恐慌時代(主として1930年代)のアメリカ文学・文化について学ぶ。a(前期)では、Morris Dickstein, Dancing in the Dark: A Cultural History of the Great Depression をテクストとし、大恐慌時代の種々の文化的・社会的事象について学ぶ。時間が許せば、そこで紹介されている代表的な作品についてもレポートしてもらう。学期末に本書の書評を提出してもらい、これを期末レポートとする。また、大恐慌をテーマにした映画、大恐慌時代の音楽について短いレポートを課す。授業計画については、授業 HP を参照のこと。 ◇ 成績評価の方法:基礎的な英語力を有することを単位取得の条件とする。そのうえで、授業点(及び小レポート)50%、期末レポート50%。欠席3回で単位放棄とみなす。 ◇ 教科書:Morris Dickstein, Dancing in the Dark: A Cultural History of the Great Depression (Norton, 2010) [ISBN: 978-0393338768] ◇ 参考書: ・授業 HPもしくは ML にて紹介する。 ◇ 注意事項:授業関連の連絡は、授業 HPおよびML を用いて行う。授業 HP は次の通り。http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/~nagahata/lectures11/amcul11a/amcul11a.html 。本授業は英語高度専門職業人コースの「国際多元文化特殊講義 I a」との合併授業である。 |
| ◆ 言語文化情報論 a ◇ 副題:なし ◇ 担当教員:尾関修治 ◇ 開講時限:火曜2限 ◇ 教室:北棟309 ◇ 目的・ねらい: 英語教育をはじめとした教育現場でコンピューターとネットワーク(ICT)をいかに教育支援に活用するかを学ぶ。単に利用のテクニックや開発手法だけでなく、ICTの活用が教育にどのような意味を持つのかについても議論する。「eラーニング技術演習a」では特に学習者相互のコミュニケーション活動の支援を中心に学ぶ。 ◇ 履修条件等: コンピュータとインターネット利用に関して一般的な技能が必要。 ◇ 講義内容: 〔概要〕 英語教育はいくつかの特徴からICTの利用が活発な領域である:学習者の年齢等の幅が広い;シラバスが確立されている;音声教材が必須である;その他。英語教育でのeラーニング開発と活用を学ぶことで他の領域での教育支援にも応用可能な技術と知見を得ることができる。 「eラーニング技術演習a」では以下の内容をそれぞれ1回ないし数回の授業で取り上げ演習する: ・ICT利用教育とは何か。ICT利用教育に求められるもの。 ・学習支援サイトの設置と運用 ・ネットワークを活用したコミュニケーション教育の事例:eメールの利用;web掲示板等を利用したコミュニケーション;ブログやフォーラムによるライティング学習;チャット、MOO、Skypeなどによる同時的コミュニケーション ・コミュニケーション教育に必要な資源と支援手法 予定されるレポート課題の例:ネットワーク上のコミュニケーションを利用した外国語学習授業の立案 〔授業方法および計画〕 第1回:ICT利用教育とは何か。英語教育に求められるもの。 第2回:ネットワークを活用した英語教育の事例1 第3回:ネットワークを活用した英語教育の事例2 第4回:ネットワークを活用した英語教育の事例3 第5回:ネットワークを活用した英語教育の事例4 第6回:ICT利用英語教育に必要な資源1 第7回:ICT利用英語教育に必要な資源2 第8回:ICT利用英語教育に必要な資源3 第9回:学習支援サイトの設置と運用1 第10回:学習支援サイトの設置と運用2 第11回:学習支援サイトの設置と運用3 第12回:学習支援サイトの設置と運用4 第13回:課題発表1 第14回:課題発表2 第15回:講評とまとめ 予定されるレポート課題の例:ネットワーク上のコミュニケーションを利用した英語授業の立案 ◇ 成績評価の方法: 開発や議論を重ねることで自分のアイデアをどのように発展させていったかというプロセスを重視して評価する。したがって、講義期間を通して授業サイト上のWiki等に記述したメモや課題が直接的な評価の対象となる。 ◇ 教科書、参考書等: ・『インターネットを生かした英語教育』 杉本卓・朝尾幸次郎 (大修館書店) ・『インターネット時代の英語教育』Mark Warschauer et al. 古谷千里他訳.ピアソン・エデュケーション ◇ 注意事項: この授業は英語高度専門職業人コース開講の「e ラーニング技術演習 a」との合併授業である。 |
| ◆ 現代アメリカ社会史特論 a ◇ 副題:アメリカ歴史研究・論文執筆方法入門 ◇ 担当教員:山本明代(非常勤講師・名古屋市立大学) ◇ 開講時限:木曜4限 ◇ 教室:文総623 ◇ 目的: 授業の目的は以下の2点である。 a. 合衆国を対象とした複数の学問分野(ディシプリン)における基本文献や近年の研究動向の概要を確認する。この作業を通じて、自己の問題意識を明確にし、自分の専門分野と他分野との差異や相互作用を意識化することを目的とする。 b. 社会・文化史の領域における学術論文の執筆方法に関して、テーマ設定や史料(資料)の分析・解釈、議論の組み立て方などの基本事項を確認する。英語のテキストに沿って、講義とディスカッションを繰り返す演習形式で行う。 ◇ 履修条件等: 原則として英語文献を使用するため、英語の読解力は不可欠である。また、毎回の授業の際、文献の指定部分を必ず事前に精読しておくことが求められる。 ◇ 講義内容: <授業の概要> a. アメリカ研究概論 最初の数回のみ、アメリカ研究全般に関する基本文献の確認や近年の社会史研究を中心とする動向のレヴュー等を行う。テキストとしては『アメリカ史研究入門』と『アメリカ研究入門 第三版』(詳細は下記「使用するテキスト」欄を参照)を使用するので、準備しておくこと。 b. 講義・演習 最初の数回にアメリカ研究概論の講義・演習を行った後、主に歴史学の学術論文の執筆を想定した講義・演習を行う。各自、研究テーマに近い社会・文化史のテーマを選定し、史資料・文献の調査結果と研究内容を個別報告として行う。 <授業計画> 第1回:概要説明 第2回:アメリカ歴史研究の基本文献と近年の社会史研究(1) 第3回:アメリカ歴史研究の基本文献と近年の社会史研究(2) 第4回:史資料・文献の調査方法 第5回:史資料・文献の調査結果報告(1) 第6回:史資料・文献の調査結果報告(2) 第7回:歴史研究論文の執筆方法(1) 第8回:歴史研究論文の執筆方法(2) 第9回:アメリカ社会・文化史研究の論文分析(1) 第10回:アメリカ社会・文化史研究の論文分析(2) 第11回:アメリカ社会・文化史研究の論文分析(3) 第12回:アメリカ社会・文化史研究の論文分析(4) 第13回:各研究テーマの報告と議論(1) 第14回:各研究テーマの報告と議論(2) 第15回:各研究テーマの報告と議論(3) 定期試験・期末レポートの提出に替える ◇ 成績評価の方法: 授業時に提出する課題(レジュメ、書評などを含む)40% 個別報告 30% 期末レポート 30% ◇ 教科書: ・有賀夏紀・紀平英作・油井大三郎『アメリカ史研究入門』(山川出版社、2009年) ・五十嵐武士・油井大三郎編『アメリカ研究入門 第三版』(東京大学出版会、2003年) ・その他の英語文献については開講時に指示する。第一回目の講義には必ず出席する こと。 ◇ 参考書等:授業中に随時紹介する。 ◇ 注意事項: ・この授業は演習形式で行うので、各自で事前に共通文献を精読し、毎回のディスカッションに参加することが単位取得の条件となる。 ・病気等でやむを得ず欠席する場合は、事前にメールで連絡すること。 ・最初の数回以外は英語文献をテキストとして使用する。そのため、基礎的な英語読解力は不可欠であるが、積極的に参加する意欲のある学生は専門分野にかかわらず歓迎する。 ・本授業は英語高度専門職業人コースの「国際多元文化特殊講義 III a」との合併授業である。 |
| ◆ 第二言語習得演習a ◇ 副題:なし ◇ 担当教員:村尾玲美 ◇ 開講時限:木曜3限 ◇ 教室:文総623 ◇ 目的・ねらい: 外国語教育を科学的に研究するとはどういうことか。研究にはどのような方法があるのか。第二言語習得研究の分野で修士論文を書くにはどうしたらよいのか。本授業の目的は、科学的実証研究の基礎となる概念を理解し、具体的な研究事例を通してリサーチデザインおよびリサーチメソッドを習得することである。様々な研究目的と研究方法の事例を学ぶことにより、漠然とした修士論文のテーマを設定するのではなく、目的とデータ収集方法と分析方法までを考慮した研究計画を作成できるようにするのがねらいである。 ◇ 履修条件等: 特になし ◇ 講義内容: 〔概要〕 教科書として、Mackey & Gass (2005)のSecond Language Research: Methodology and Designを使用する。第二言語習得研究の分野で論文を書いたことのある人もない人も、もう一度押さえておくべき研究の基本的な概念や論文の書き方について学ぶ。具体的には、実験の手法やデータ収集の方法、クラスルームリサーチの手法、研究の妥当性や信頼性の話、質的及び量的研究のデザイン、データのコード化、データ分析のための統計処理法などについて、質問や議論を交えながら学んでいく。 〔授業方法および計画〕 授業ではその回の担当者が、まず割り当てられたテキストの要点を説明する。その後、各チャプターの終わりに掲載されたFollow-Up Questionsについて受講生全員で検討し、ディスカッションを行う。ディスカッションは可能な限り英語を使用する。授業時間内に議論が終わらなかった場合はオンラインフォーラムにて質問を受け付け、ディスカッションを継続する。 第1回目:講義方針の説明、担当者の割り当て 第2回目:Introduction to research 第3回目:Issues related to data gathering 第4回目:Common data collection measures 1 第5回目:Common data collection measures 2 第6回目:Research variables, validity, and reliability 1 第7回目:Research variables, validity, and reliability 2 第8回目:Designing a quantitative study 第9回目:Qualitative research 第10回目:Classroom research 第11回目:Coding 第12回目:Analyzing quantitative data 1 第13回目:Analyzing quantitative data 2 第14回目:Concluding and reporting research 第15回目:まとめ ◇ 成績評価の方法: 出席率30%、担当箇所の発表40%、ディスカッションおよびフォーラムへの参加30%。 ◇ 教科書、参考書等: Alison Mackey and Susan M. Gass (2005). Second Language Research. Methodology and Design. Lawrence Erlbaum Associates, Inc. ◇ 注意事項: 本授業は英語高度専門職業人コースの「言語科学演習 a」と合併で行う。 |
| ◆ 社会言語学入門 a ◇担当教員:Liang Chua Morita ◇開講時限:火曜2限 ◇教室:文総522 ◇目的:To create awareness and understanding of issues involving language in social contexts. ◇講義内容: Sociolinguistics can be loosely defined as the study of language and society. Sociolinguists and sociolinguistic research play an ever-increasing role in the world. Teachers, educators, curriculum planners, policymakers, as well as researchers, depend on sociolinguistic theories and principles. Sociolinguistics has deepened our understanding and helped solve numerous problems concerning various languages and societies. It has also contributed to enlightened attitudes towards social groups with less power, such as indigenous people and ethnic minorities in North America, and immigrants in Europe. In Japan, sociolinguistics has practical applications. A case in point is the debate over English education. Popular opinion has it that starting English instruction too early has adverse effects on a child and on his/her subsequent educational attainment. However, enlightened educators such as those at Kato Gakuen in Numazu, Shizuoka, have utilised sociolinguistic research and principles and successfully run a partial immersion programme which has produced excellent results. The study of sociolinguistics is equally useful to teachers and curriculum planners for ethnic minorities such as Brazilians and to dialectologists interested in regional dialects. The semester is spent on giving students a firm foundation in the basics of sociolinguistics. The topics we will cover include multilingualism, social class, gender, standardisation, education and bilingual education. <授業計画 > 第1回:Introduction 第2回:Language in society/Society in language 第3回:Language in society/Society in language 第4回:Language choice 第5回:Language choice 第6回:Language choice 第7回:Sociolinguistic patterns 第8回:Sociolinguistic patterns 第9回:Sociolinguistic patterns 第10回:Language and gender 第11回:Language and gender 第12回:Language and gender 第13回:Linguistic problems as societal problems 第14回:Linguistic problems as societal problems 第15回:Linguistic problems as societal problems ◇成績評価の方法:attendance, participation, preparedness for lessons and presentations ◇教科書:Romaine, S. 2000. Language in Society: An Introduction to Sociolinguistics. Oxford University Press. ◇注意事項:本授業は英語高度専門職業人コースの「英語表現演習 IV a」との合併授業である。 |
| ◆北米文化研究 a ◇担当教員:Christopher J. Armstrong(非常勤講師・中京大学) ◇開講時限:本年度は開講しない。 |
| (2011.4.1) |