- 日時:1999年10月30日(土)午後1時〜5時
- 場所:名古屋大学人間情報学研究科棟第1講義室
- 発表者:
- 関口一郎氏(慶応義塾大学総合政策学部教授)
- 瀧田佳子氏(東京大学大学院総合文化研究科教授)
- 小坂光一氏(名古屋大学国際言語文化研究科教授)
- 木下 徹氏(名古屋大学国際開発研究科助教授)
- 村上京子氏(名古屋大学留学生センター教授)
- 司会:飯田秀敏氏(名古屋大学言語文化部教授)
- 主催:名古屋大学言語文化部・留学生センター
- 参加無料
発表内容:
- 関口一郎氏「慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの外国語教育」
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスが開設して、早くも十年になる。二十一世紀
に向けての新しい外国語教育への挑戦ということを旗印に出発した我々の試みで
あったが、今その十年を振り返れば、まさに試行錯誤の連続だったと言える。今
回のシンポジウムでは、我々の教育実験の基本理念とそのシステムを紹介すると
ともに、その過程での実践体験などを率直にお話しし、参加者の意見などもうか
がえればと期待する。
- 瀧田佳子氏「東京大学の英語教育改革」
東京大学教養学部は平成五年度、大学院部局化にともない、前期課程カリキュ
ラムの大改革をおこなった。英語部会(旧英語教室)は、これに先立つ十年間の
検討と議論をふまえ、視聴覚教材開発と独自のテキスト制作による全学生統一授
業「英語?」と、小人数の四つのジャンル(RI, RII, LS, W)を学生の希望に
より選択させる「英語?」をスタートさせた。これらの必修のほかに、学生は
「国際コミュニケーション」の英語を選択履修することができる。今回はそのな
かで特に「英語?」について、これまでの実態と改善点をも含めてお話したい。
- 小坂光一氏「外国語教育の改革に向けて」
効果的な外国語授業のためにはある程度は制度上の改革も必要である。例え
ば、1クラスの人数と授業時間数を適切なものにする、外国語を必修単位からは
ずす、効果的な教授法を利用する、などが考えられる。しかし、これらのすべて
が改革されても、それだけでは授業の効果は期待できない。もっと根本的なこと
がまず考慮されなければならないように思われる。それは授業のあり方、教師の
姿勢などである。
- 木下 徹氏「名古屋大学共通教育課程における英語の現状と改革について」
本学共通教育課程の英語授業は、4技能のバランスに配慮しつつ、多様性、自
由選択、自己責任を目標に、教官は個性を生かしてよりバラエティー豊かな授業
を提供し、学生は各自のニーズに合わせてより自由な選択ができる様にし、同時
に、自らの選択の結果に責任を持つ方向を目ざそうとしている。このため現行の
統一教科書は教官の自由裁量へ、クラス指定制は自由選択制へ、各々変更される
予定である。これについて個人の立場で論評する。
- 村上京子氏「名古屋大学における日本語教育の現状と課題」
多くの留学生にとって日本語の習得は研究生活を円滑かつ有効に送る上で重要
な鍵となる。限られた時間の中でいかに効率的に日本語を習得するか、名古屋大
学留学生センターでは、つねにその支援の方策を模索している。学習者の自律的
学習に焦点をあて、いくつかの工夫を提案していきたい。
問合せ先:
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