2018年度 日言文シラバス
  

☆ 下記の内容は変更することがあります。掲示等に注意してください。

日 本 言 語 文 化 学 講 座/Japanese Language and Cultural Studies
言語文化交流論a Studies of Cross-cultural Relations a
(同時開講の人文学研究科・日本文化学分野「表象文化論Ⅰa」のシラバスを参照のこと)
 ◇担当教員:涌井 隆 WAKUI, Takashi (前期、金2、文総623)


言語文化交流論b Studies of Cross-cultural Relations b
(同時開講の人文学研究科・日本文化学分野「表象文化論Ⅰb」のシラバスを参照のこと)
 ◇担当教員:涌井 隆 WAKUI, Takashi (後期、火2、北棟211)




日 本 語 教 育 学 講 座/Teaching Japanese as a Foreign Language
日本語教育学原論a
(同時開講の人文学研究科・日本語教育学分野「日本語教育学演習Ⅰa」「博士論文研究Ⅰa」のシラバスを参照のこと)
 ◇担当教員:玉岡賀津雄 TAMAOKA, Katsuo (前期、月5、全学教育棟北棟107)


日本語教育学原論b
(同時開講の人文学研究科・日本語教育学分野「日本語教育学演習Ⅰb」「博士論文研究Ⅰb」のシラバスを参照のこと)
 ◇担当教員:玉岡賀津雄 TAMAOKA, Katsuo (後期、月5、全学教育棟北棟107)


Japanese Psycholinguistics(比較言語文化プログラム)
(同時開講の人文学研究科・日本語教育学分野「日本語教育学講義Ⅰa」のシラバスを参照のこと)
 ◇担当教員:玉岡賀津雄 TAMAOKA, Katsuo (前期、火6、全学教育棟北棟107)


日本語教授法概論a Methods for Teaching Japanese as a Foreign Language: a
(同時開講の人文学研究科・日本語教育学分野「日本語教育学概論a」のシラバスを参照のこと)
 ◇担当教員:鷲見幸美 SUMI, Yukimi (前期、火3、教育1講)


日本語教授法概論b Methods for Teaching Japanese as a Foreign Language: b
(同時開講の人文学研究科・日本語教育学分野「日本語教育学概論b」のシラバスを参照のこと)
 ◇担当教員:鷲見幸美 SUMI, Yukimi (後期、火3、教育1講)


対照表現論演習 Ia Contrastive Studies of Linguistic Expressions Ⅰ(seminar): a
(同時開講の人文学研究科・日本語教育学分野「日本語教育学特殊研究Ⅱa」のシラバスを参照のこと)
 ◇担当教員:鷲見幸美 SUMI, Yukimi (前期、木3、共同F演)


対照表現論演習 Ib Contrastive Studies of Linguistic Expressions Ⅰ(seminar): b
(同時開講の人文学研究科・日本語教育学分野「日本語教育学特殊研究Ⅱb」のシラバスを参照のこと)
 ◇担当教員:鷲見幸美 SUMI, Yukimi (後期、木3、共同F演)


対照表現論演習 IIa Contrastive Studies of Linguistic Expressions Ⅱ(seminar) a
(人文学研究科・日本語教育学分野「日本語文法表現論 a」と同時開講)
 ◇講義題目:日本語表現の分析 An Analysis of Japanese Grammar and Expressions
 ◇担当教員:杉村 泰 SUGIMURA, Yasushi (前期、水1、北棟307)
 ◇オフィス・アワー:火(8:30~10:30)
◇目的・ねらい:
 この授業の目的は日本語の文法と表現を分析するのに必要な知識と能力を身に付けることにある。
 The aim of this course is to help students acquire the necessary skills and knowledge needed to analyze Japanese grammar and expressions.

◇授業内容:
 日本語表現を材料にして国語(日本語)教育に有効な教授法について議論し、国語(日本語)教育への応用力を養う。「格助詞」「動詞」「ヴォイス」「テンス・アスペクト」などを取り上げ、問題の発見、先行研究の検討、新たな分析の視点の着想、仮説の導入、調査および分析、検証といった一連の分析の流れを身につける。また、受講生それぞれが興味を持つ文法事項について発表し、他の受講生や教員と議論をする。この議論を通して、教員は適宜助言や指摘をしながら日本語文法を分析するための方法や技術について講義する。
 ・ガイダンス、日本語の構文的特徴
 ・日本語の類義格助詞について
 ・日本語の格助詞のイメージについて
 ・「言える-言えない」と「使う-使わない」について
 ・外国語としての日本語文法研究について
 ・日本語の格助詞1(ガとカラ)
 ・日本語の格助詞2(ガ~シタイとヲ~シタイ)
 ・日本語の格助詞3(ハとヲとφ)
 ・日本語の格助詞4(ニとデ)
 ・日本語の動詞1(VNガスルとVNスルとVNヲスル)
 ・日本語の動詞2(スルとナル)
 ・日本語のヴォイス1(可能動詞とスルコトガデキル)
 ・日本語のヴォイス2(ニとカラとニヨッテ)
 ・日本語のテンス・アスペクト
 ・まとめ
 ◇教科書:
   なし
 ◇参考文献:
   宮島達夫・ 仁田義雄(編)『日本語類義表現の文法(下)』(複文・連文編)くろしお出版
   野田尚史『はじめての人の日本語文法』(くろしお出版)
   庵功雄『新しい日本語学入門』(スリーエーネットワーク)
   森篤嗣・庵功雄(編)『日本語教育文法のための多様なアプローチ』(ひつじ書房)
 ◇履修条件:
   特になし
 ◇成績評価:
   平常点(授業中の発言・討論)(30%)、担当回の発表(30%)、期末のレポート(40%)


対照表現論演習 IIb Contrastive Studies of Linguistic Expressions Ⅱ(seminar) b
(人文学研究科・日本語教育学分野「日本語文法表現論b」と同時開講)
 ◇講義題目:日本語表現の分析 An Analysis of Japanese Grammar and Expressions
 ◇担当教員:杉村 泰 SUGIMURA, Yasushi (後期、水1、北棟307)
 ◇オフィス・アワー:火(8:30~10:30)
◇目的・ねらい:
 この授業の目的は日本語の文法と表現を分析するのに必要な知識と能力を身に付けることにある。
 The aim of this course is to help students acquire the necessary skills and knowledge needed to analyze Japanese grammar and expressions.

◇授業内容:
 日本語表現を材料にして国語(日本語)教育に有効な教授法について議論し、国語(日本語)教育への応用力を養う。「複合動詞」「ヴォイス」「肯定・否定」「モダリティ」「とりたて」などを取り上げ、問題の発見、先行研究の検討、新たな分析の視点の着想、仮説の導入、調査および分析、検証といった一連の分析の流れを身につける。また、受講生それぞれが興味を持つ文法事項について発表し、他の受講生や教員と議論をする。この議論を通して、教員は適宜助言や指摘をしながら日本語文法を分析するための方法や技術について講義する。
 ・ガイダンス、日本語の構文的特徴
 ・日本語の類義複合動詞について
 ・日本語の複合動詞のV1+V2結合規則について
 ・日本語の自動詞・他動詞・受身の選択
 ・対照研究・誤用分析・習得研究の相互補完  ・日本語の肯定・否定1(「マダ~シナイ」と「マダ~シテイナイ」)
 ・日本語の肯定・否定2(「ノデハナイ」と「ワケデハナイ」)
 ・日本語のモダリティ1(卜思ウ、ハズダ、ニ違イナイ、ダロウ、副詞~φ)
 ・日本語のモダリティ2(ニチガイナイとハズダとダロウ)
 ・日本語のモダリティ3(~シテクダサイと~シテモライタイと~シテホシイ)
 ・日本語のモダリティ4(モノダとコトダとノダ)
 ・日本語のとりたて1(ハとガ)
 ・日本語のとりたて2(シカとダケとバカリ)
 ・日本語のとりたて3(数量詞+助詞「バカリ、ホド、クライ、モ、サエ、ト、ハ」)
 ・まとめ
 ◇教科書:
   なし
 ◇参考文献:
   宮島達夫・ 仁田義雄(編)『日本語類義表現の文法(下)』(複文・連文編)くろしお出版
   野田尚史『はじめての人の日本語文法』(くろしお出版)
   庵功雄『新しい日本語学入門』(スリーエーネットワーク)
   森篤嗣・庵功雄(編)『日本語教育文法のための多様なアプローチ』(ひつじ書房)
 ◇履修条件:
   特になし
 ◇成績評価:
   平常点(授業中の発言・討論)(30%)、担当回の発表(30%)、期末のレポート(40%)


第二言語習得研究概論a Introduction to Second Language Acquisition Research a
(人文学研究科の「日本語教育学演習IIa」と同時開講 cross-listed with “Topics in Teaching Japanese as a Foreign Language II a” offered by the Graduate School of Humanities)
 ◇講義題目:日本語の会話分析(Conversation Analysis in Japanese)
 ◇担当教員:林 誠 HAYASHI, Makoto (前期、水2、文総624)
 ◇オフィス・アワー:随時(メールでアポイントメントを取ってください)
◇目的・ねらい:
 「会話分析」の方法論を学び、日本語会話の構造に関する基礎知識を習得するとともに、実際の日本語会話の音声・ビデオデータを収集・観察・分析する能力を身につける。日常会話や教室場面を含め、さまざまな社会的相互行為における日本語の使用を科学的に分析する技能を身につけ、専門性の高い日本語教育に必要な知識の習得を目指す。
 This course introduces students to the field of Conversation Analysis. The goals of the course are twofold: (1) it helps students obtain a basic understanding of key concepts in Conversation Analysis, as well as its theoretical and methodological underpinnings; and (2) it provides opportunities for students to engage in hands-on data analysis exercises, which are designed to help students acquire skills necessary to analyze naturally-occurring social interaction.

◇授業内容:
 「会話分析」の理論的背景・方法論を概説した後、実際の場面での会話データの収集・転記方法を指導する。その上で、テキストに沿いながら「行為の構成と理解」、「連鎖組織」、「順番交替組織」、「修復組織」などを取り上げ、日本語会話の構造を分析するための基本的な概念を講義する。さらに、授業で取り上げる各現象について、実践トレーニングとしてデータ分析課題を課し、音声・ビデオデータを観察・分析するための方法や技術について指導する。(半期2単位の授業だが、前期・後期の連続受講が望ましい。)
 ◇教科書:
   串田秀也・平本毅・林誠『会話分析入門』勁草書房
 ◇参考文献:
   高木智世・細田由利・森田笑『会話分析の基礎』ひつじ書房
   その他、授業時に随時紹介する。
 ◇履修条件:
   特にありませんが、英語で書かれた文献も扱うので、それに対応できる英語読解力が必要です。
 ◇成績評価:
   平常点(授業中の発言・討論への参加)30%、データ分析課題 50%、期末のレポート 20%


第二言語習得研究概論b Introduction to Second Language Acquisition Research b
(人文学研究科の「日本語教育学演習IIb」と同時開講 cross-listed with “Topics in Teaching Japanese as a Foreign Language II b” offered by the Graduate School of Humanities)
 ◇講義題目:日本語の会話分析(Conversation Analysis in Japanese)
 ◇担当教員: 林 誠 HAYASHI, Makoto (後期、水2、文総624)
 ◇オフィス・アワー:随時(メールでアポイントメントを取ってください)
◇目的・ねらい:
 「会話分析」の方法論を学び、日本語会話の構造に関する基礎知識を習得するとともに、実際の日本語会話の音声・ビデオデータを収集・観察・分析する能力を身につける。日常会話や教室場面を含め、さまざまな社会的相互行為における日本語の使用を科学的に分析する技能を身につけ、専門性の高い日本語教育に必要な知識の習得を目指す。
 This course introduces students to the field of Conversation Analysis. The goals of the course are twofold: (1) it helps students obtain a basic understanding of key concepts in Conversation Analysis, as well as its theoretical and methodological underpinnings; and (2) it provides opportunities for students to engage in hands-on data analysis exercises, which are designed to help students acquire skills necessary to analyze naturally-occurring social interaction.

◇授業内容:
 「会話分析」の理論的背景・方法論を概説(復習)した後、実際の場面での会話データの収集・転記方法を指導する。その上で、テキストに沿いながら「発話順番の構築の方法」、「物語りの構造」、「会話の全域的構造」などを取り上げ、日本語会話の構造を分析するための基本的な概念を講義する。授業で取り上げる各現象について、音声・ビデオデータを観察・分析する能力を習得させるために、実践トレーニングとして「データセッション」を設ける。データセッションでは、担当の受講生がターゲットとなる現象を音声・ビデオデータの中に探し出し、その分析を発表して他の受講生や教員と議論する。この議論を通して、教員は日本語会話を分析するための方法や技術について指導する。(半期2単位の授業だが、前期・後期の連続受講が望ましい。)
 ◇教科書:
   串田秀也・平本毅・林誠『会話分析入門』勁草書房
 ◇参考文献:
   高木智世・細田由利・森田笑『会話分析の基礎』ひつじ書房
   その他、授業時に随時紹介する。
 ◇履修条件:
   第二言語習得研究概論aを履修しているか、または会話分析の基礎知識を有する人が望ましい。英語で書かれた文献も扱うので、それに対応できる英語読解力が必要です。
 ◇成績評価:
   平常点(授業中の発言・討論への参加)30%、担当回の発表 30%、期末のレポート 40%




応 用 言 語 学 講 座/Applied Linguistics
応用言語学概論a Introduction to Applied Linguistics a
(同時開講の人文学研究科・言語学分野「言語類型論特殊研究」のシラバスを参照のこと)
 ◇担当教員:堀江 薫 HORIE, Kaoru (前期、木4限、文系総合館624室)


応用言語学概論b Introduction to Applied Linguistics b
(同時開講の人文学研究科・言語学分野「言語学特殊研究Ⅲ」のシラバスを参照のこと)
 ◇担当教員:堀江 薫 HORIE, Kaoru (後期、木4限、文系総合館624室)


応用言語学特殊研究a Special Lecture in Applied Linguistics a
 ◇講義題目:名詞化をめぐる諸問題 Various problems concerning nominalization
 ◇担当教員:奥田智樹 OKUDA, Tomoki (前期、水1、文総623)
 ◇オフィス・アワー:金(14:45~16:15)またはメールで相談
  研究に関する面談の場合は、なるべく研究の進捗状況をまとめた簡潔なレポートを、事前にメールの添付でお送りください。
◇目的・ねらい:
 日本語や他言語の名詞化について、先行研究の系譜を踏まえていかなる問題が存在するかを明らかにし、その分析を通して垣間見える日本語の特質について考察する。
 The aim of this course is to clarify what kind of problems exist about nominalization in Japanese and other languages on the basis of the genealogy of the precedent studies, and to consider the characteristics of Japanese which can be read from the analysis of this category of expressions.

◇授業内容:
 下記のテキスト文献の精読とそれに基づく議論を通して、受講者が自ら新しい研究テーマの設定や考察に結び付けていくための応用力や実践力を養う。
 ◇教科書:
   Shibatani Masayoshi (2017) "Nominalization", Handbook of Japanese Syntax, ed. by M. Shibatani, S. Miyagawa and H. Noda, Chapter 8, Berlin: Walter de Gruyter.
   授業ではコピーを配布する。
 ◇参考文献:
   授業中に指示する。
 ◇履修条件:
   特になし。
 ◇成績評価:
   発言を含めた授業への貢献度(60%)、学期末試験(40%)


応用言語学特殊研究b Special Lecture in Applied Linguistics b
 ◇講義題目:日本語の連体修飾節構造研究の展望 Perspectives of the studies of Japanese adnominal clause structures
 ◇担当教員:奥田智樹 OKUDA, Tomoki (後期、金3、文総624)
 ◇オフィス・アワー:金(14:45~16:15)またはメールで相談
  研究に関する面談の場合は、なるべく研究の進捗状況をまとめた簡潔なレポートを、事前にメールの添付でお送りください。
◇目的・ねらい:
 日本語の連体修飾節構造について、先行研究の系譜を踏まえていかなる問題が存在するかを明らかにし、その分析を通して垣間見える日本語の特質について考察する。
 The aim of this course is to clarify what kind of problems exist about Japanese adnominal clause structures on the basis of the genealogy of the precedent studies, and to consider the characteristics of Japanese which can be read from the analysis of this category of expressions.

◇授業内容:
 日本語の連体修飾節構造に関する最近の論文の精読とそれに基づく議論を通して、受講者が自ら新しい研究テーマの設定や考察に結び付けていくための応用力や実践力を養う。
 今期は下記のようなテーマを中心に議論する。
 1.連体修飾語と連体修飾節
 2.外の関係と内の関係
 3.限定的修飾と非限定的修飾
 4.連体修飾節の時制解釈
 5.連体修飾節の意味論的、表現論的な特質
 6. 被修飾名詞の類型化
 7. 連体修飾節と連用修飾節との接点
 8. 他言語との対照研究
 ◇教科書:
   なし。授業では論文のコピーを配布する。
 ◇参考文献:
   授業中に指示する。
 ◇履修条件:
   特になし。
 ◇成績評価:
   発言を含めた授業への貢献度(60%)、学期末試験(40%)


応用言語学データ分析論a Data Analysis in Applied Linguistics: a
(同時開講の人文学研究科・日本語教育学分野「日本語教育文法論a」のシラバスを参照のこと)
 ◇担当教員:志波彩子 SHIBA, Ayako (前期、水3、北棟307)


応用言語学データ分析論b Data Analysis in Applied Linguistics: b
(同時開講の人文学研究科・日本語教育学分野「日本語教育文法論b」のシラバスを参照のこと)
 ◇担当教員:志波彩子 SHIBA, Ayako (後期、水3、北棟307)


秋田喜美先生の授業については、
前期月曜5限 人文学研究科・英語学分野「共時英語学演習IIa」
後期月曜5限 人文学研究科・英語学分野「共時英語学演習IIb」(国際言語文化研究科G30「Cognitive Linguistics」、人文学研究科G30「Theoretical Linguistics I」と同時開講)
のシラバスを参照のこと。




比 較 日 本 文 化 学 講 座/Comparative Studies in Japanese Culture
比較文学論a Comparative Literature a
 ◇講義題目:太宰治と女語り Dazai Osamu and his Female Narrators
 ◇担当教員:渡辺美樹 WATANABE, Miki (前期、木3、文総623)
 ◇オフィス・アワー:金(10:30~12:00)
◇目的・ねらい:
 文学作品は文学的伝統の中で作られていく。日本文学の伝統の一つに「女語り」がある。太宰治の女語りの作品を精読しながら比較考察していきたい。基本的な文学的理解力を養うことを目的とする。
 All works of literature are connected in some way to literary traditions, which often produces mosaics of literary adaptation. Since the Heian Period there here have been a lot of literary works by men in Japanese in which narrators adopt feminine voices and styles. In this course close reading of Dazai Osamu's works, whose narrator in a novel is female, is undertaken, along with comparison to other literary works employing similar narrative techniques. The aim here is primarily to expand your cultural and cross-cultural knowledge while developing your literary analytical skills.

◇授業内容:
 女語りについて考察した上で、太宰の作品の時代順に「燈籠」(1937)、「女生徒」(1939)、「葉桜と魔笛」(1939)、「皮膚と心」(1939)、「ヴィヨンの妻」(1947)、『斜陽』(1947)といった女語りの小説に目を通していく予定である。受講者によって講義方法は変えることもある。
 第1回:女語りについて
 第2回:「燈籠」-太宰の初めての女語り小説として
 第3回:「燈籠」の独自性について
 第4回:「女生徒」-典拠作品としての「有明淑の日記」について
 第5回:「女生徒」の文学性について
 第6回:「葉桜と魔笛」-老女の語りの小説として
 第7回:「葉桜と魔笛」の中の妹
 第8回:「皮膚と心」-身体と女性
 第9回:「皮膚と心」の独自性について
 第10回:「ヴィヨンの妻」で描かれた家族について
 第11回:「ヴィヨンの妻」の文学性について
 第12回:『斜陽』と典拠作品について
 第13回:『斜陽』の文体について
 第14回:『斜陽』の文学性についてて
 第15回:総括
 ◇教科書:
   バージョンを揃えるために教員が用意する。筑摩書房の『太宰治全集』をテクストとして用いる予定である。
 ◇参考文献:
   参考文献については授業中に取り上げて説明する。
 ◇履修条件:
   なし
 ◇成績評価:
   レポート(70%)と期末試験(30%)


比較文学論b Comparative Literature b
 ◇講義題目:芥川龍之介とアダプテーション Ryunosuke Akutagawa and Literary Adaptation
 ◇担当教員:渡辺美樹 WATANABE, Miki (後期、木3、文総623)
 ◇オフィス・アワー:火(10:30~12:00)
◇目的・ねらい:
 文学作品は文学的伝統の中で作られていく。近代日本文学の伝統の一つに古典のアダプテーションがある。芥川龍之介の初期の作品を精読しながらその典拠作品を取り上げて比較考察していきたい。基本的な文学的理解力を養うことを目的とする。
 All works of literature are connected in some way to literary traditions, which often produces mosaics of literary adaptation and quotation. There have been numerous adaptations of Japanese and Chinese classics in modern Japanese literature. In this course close reading of early works by Ryunosuke Akutagawa is undertaken in part through reference to such borrowing. The aim here is primarily to expand your cultural and cross-cultural knowledge while developing your literary analytical skills.

◇授業内容:
 アダプテーションについて考察した上で、芥川の作品の時代順に「道祖問答」(1917)、「蜘蛛の糸」(1918)、「きりしとほろ上人伝」(1919)、「素戔嗚尊」(1920)、「老いたる素戔嗚尊」(1920)、「神々の微笑」(1922)といった歴史小説に目を通していく予定である。受講者によって講義方法は変えることもある。
 第1回:アダプテーションについて
 第2回:「道祖問答」を読む
 第3回:「道祖問答」と典拠作品について
 第4回:「蜘蛛の糸」を読む
 第5回:「蜘蛛の糸」と典拠作品について
 第6回:「蜘蛛の糸」の文学性について
 第7回:「きりしとほろ上人伝」を読む
 第8回:「きりしとほろ上人伝」と典拠作品について
 第9回:「きりしとほろ上人伝」と切支丹物について
 第10回:「素戔嗚尊」を読む
 第11回:「素戔嗚尊」と神話的世界について
 第12回:「老いたる素戔嗚尊」の連続性
 第13回:「神神の微笑」を読む
 第14回:「神神の微笑」と切支丹物について
 第15回:総括
 期末試験
 ◇教科書:
   バージョンを揃えるために教員が用意する。岩波書店の『芥川龍之介全集』をテクストとして用いる予定である。
 ◇参考文献:
   参考文献については、授業中に取り上げて説明する。
 ◇履修条件:
   なし
 ◇成績評価:
   レポート(70%)と期末試験(30%)


日中比較文化論a Comparative Studies of Japanese and Chinese Cultures (a)
(人文学研究科・日本文化学分野「日本文化学特論a」、「多文化共生基礎演習Va」と同時開講)
 ◇講義題目:古代日本と外来文化 Ancient Japan and Foreign Culture
 ◇担当教員:胡 潔 HU, Jie (前期、木4、北棟107)
 ◇オフィス・アワー:木(16:30~17:30)
◇授業の目的(ねらい):
 古代日本の文字表記、文学表象などの諸事象から、古代日本と外来文化の関係を探求する。今年は主に平安初期の日本と中国との文化交流の諸問題を取り扱うが、単に両国の文化の相違点を洗い出すのみならず、文化要素の流動、衝突、融合の過程を観察する方法を学ぶ。古代日本の文化的特徴を理解するために不可欠な原典読解力と問題発見力、そして問題を解決する応用力を培うのがこの授業の目標である。
 The goals of this course are to explore the relationship between ancient Japan and foreign cultures.This year we will mainly discuss the cultural exchanges between Japan and China during the early Heian period. Besides simply revealing the differences between the cultures, participants will learn how to observe the processes of cultural flow,conflict and fusion. By the end of the course participants are expected to master reading comprehension, the ability to propose questions, and the ability to think theoretically by studying original texts and previous research.

◇授業内容:
 平安時代の私撰集『新撰万葉集』は九世紀後半に成立した詩歌集である。この作品は文学史的に見ても極めて重要な転換点に位置している。万葉仮名で表記された和歌にその歌意を表した七言絶句の漢詩を配する体裁は、九世紀の和歌と漢詩の交渉の姿を象徴的に示している。今学期(a)は『新撰万葉集』上巻の秋歌を輪読する。和歌と漢詩のそれぞれが持つ表現類型と影響関係に注目しつつ、読み進める。受講者による発表を中心に進めるが、講師によるレクチャーと全員による討論を適宜組み合わせる。最初の二回は講師によるレクチャーで、九世紀の文学史的状況と『新撰万葉集』研究史について紹介し、受講者と相談しながら担当を割り振る。受講者は担当部分に関する資料を収集し、註釈書などを参照しながら的確に議論を組み立て発表する。テキストは『新編国歌大観』に収録されている『新撰万葉集』を用いる。
 1 イントロダクション①
 2 イントロダクション②
 3 秋歌 85~90
 4 秋歌 91~96
 5 秋歌 97~102
 6 秋歌 103~108
 7 秋歌 109~114
 8 秋歌 115~120
 9 秋歌 121~126
 10 秋歌 127~132
 11 秋歌 133~138
 12 秋歌 139~144
 13 秋歌 145~150
 14 秋歌 151~156
 15 前期総括
 ◇教科書:
   新編国歌大観『新撰万葉集』 初回のイントロダクションの時に配布する。
 ◇参考文献:
   髙野平『新撰万葉集に関する基礎的研究』(風間書房、一九七〇年)
   『新撰万葉集注釈』(和泉書房、二〇〇五)
   半澤幹一・津田潔著『対釈新撰万葉集』(勉誠出版、二〇一五年)
 ◇履修条件:
   受講希望者は「古代日本と外来文化b」を併せて取るのが望ましい。読むべき資料は予め配布するので、必ず予習してから授業に臨むこと。
 ◇成績評価:
   出席(30%)、授業態度(20%)、レポート(50%)


日中比較文化論b Comparative Studies of Japanese and Chinese Cultures (b)
(人文学研究科・日本文化学分野「日本文化学特論b」と同時開講)
 ◇講義題目:古代日本と外来文化 Ancient Japan and Foreign Culture
 ◇担当教員:胡 潔 HU, Jie (後期、木4、全学棟北棟107)
 ◇オフィス・アワー:木(16:30~17:30)
◇授業の目的(ねらい):
 古代日本の文字表記、文学表象などの諸事象から、古代日本と外来文化の関係を探求する。今年は主に平安初期の日本と中国との文化交流の諸問題を取り扱うが、単に両国の文化の相違点を洗い出すのみならず、文化要素の流動、衝突、融合の過程を観察する方法を学ぶ。古代日本の文化的特徴を理解するために不可欠な原典読解力と問題発見力、そして問題を解決する応用力を培うのがこの授業の目標である。
 The goals of this course are to explore the relationship between ancient Japan and foreign cultures.This year we will mainly discuss the cultural exchanges between Japan and China during the early Heian period. Besides simply revealing the differences between the cultures, participants will learn how to observe the processes of cultural flow,conflict and fusion. By the end of the course participants are expected to master reading comprehension, the ability to propose questions, and the ability to think theoretically by studying original texts and previous research.

◇授業内容:
 平安時代の私撰集『新撰万葉集』は九世紀後半に成立した詩歌集である。この作品は文学史的に見ても極めて重要な転換点に位置している。万葉仮名で表記された和歌にその歌意を表した七言絶句の漢詩を配する体裁は、九世紀の和歌と漢詩の交渉の姿を象徴的に示している。今学期(b)は『新撰万葉集』上巻の冬歌を輪読する。和歌と漢詩のそれぞれの持つ表現類型と影響関係に注目しつつ、読み進める。受講者による発表を中心に進めるが、講師によるレクチャーと全員による討論を適宜組み合わせる。最初の二回は講師によるレクチャーで、九世紀の文学史的状況と『新撰万葉集』研究史について紹介し、受講者と相談しながら担当を割り振る。受講者は担当部分に関する資料を収集し、註釈書などを参照しながら的確に議論を組み立て発表する。テキストは『新編国歌大観』に収録されている『新撰万葉集』を用いる。
 1 イントロダクション(1)
 2 イントロダクション(2)
 3 冬歌 157~158
 4 冬歌 159~162
 5 冬歌 163~166
 6 冬歌 167~170
 7 冬歌 171~174
 8 冬歌 175~178
 9 冬歌 179~182
 10 冬歌 183~186
 11 冬歌 187~190
 12 冬歌 191~194
 13 冬歌 195~198
 14 全員による討論
 15 後期総括
 ◇教科書:
   新編国歌大観『新撰万葉集』 初回の授業に配布する。
 ◇参考文献:
   髙野平『新撰万葉集に関する基礎的研究』(風間書房、一九七〇年)
   『新撰万葉集注釈』(和泉書房、二〇〇五)
   半澤幹一・津田潔著『対釈新撰万葉集』(勉誠出版、二〇一五年)
 ◇履修条件:
   受講希望者は「古代日本と外来文化a」を併せて取るのが望ましい。資料は予め配布するので、必ず予習してから授業に臨むこと。
 ◇成績評価:
   出席(30%)、授業態度(20%)、レポート(50%)で評価する。


日韓比較文化論a Lecture on Comparative Studies of Japanese and Korean Cultures a
(同時開講の人文学研究科・応用日本語学分野「日本事情論」のシラバスを参照のこと)
 ◇担当教員:浮葉正親 UKIBA, Masachika (前期、水2、文総623)


日韓比較文化論b Lecture on Comparative Studies of Japanese and Korean Cultures b
(同時開講の人文学研究科・応用日本語学分野「日本言語文化論」のシラバスを参照のこと)
 ◇担当教員:浮葉正親 UKIBA, Masachika (後期、水2、文総623)




現 代 日 本 語 学 講 座/Japanese Linguistics
現代日本語学概論a Studies in Modern Japanese (a)
(同時開講の人文学研究科・応用日本語学分野「現代日本語学研究a」のシラバスを参照のこと)
 ◇担当教員:籾山洋介 MOMIYAMA, Yousuke (8月に集中講義で行う)


日本語文法論a Syntax and Semantics of Japanese a
(同時開講の人文学研究科・応用日本語学分野「日本語意味論総合演習a」General seminar on Japanese semantics aのシラバスを参照のこと)
 ◇講義題目:日本語文法教育論 Theoretical studies in Japanese grammar education
 ◇担当教員:李 澤熊 LEE, Tack Ung (前期、金・2、文総609)


日本語文法論b Syntax and Semantics of Japanese b
(同時開講の人文学研究科・応用日本語学分野「日本語意味論総合演習b」General seminar on Japanese semantics bのシラバスを参照のこと)
 ◇講義題目:日本語文法教育論 Theoretical studies in Japanese grammar education
 ◇担当教員:李 澤熊 LEE, Tack Ung (後期、金・2、文総609)


日本語語彙論a Japanese Lexicology a
 ◇講義題目:命名論(Naming and categorization)
 ◇担当教員:永澤 済 NAGASAWA, Itsuki (前期、火・3、アジア法交流館(ALEP)3階、日本語演習室3)
 ◇オフィス・アワー:水(9:00~10:00)
◇目的・ねらい:
 言語データや先行研究の多角的な検討を通して言語の分析力を養い、今後の研究に発展させる。
 The aim of this course is to develop the ability to analyze the Japanese language through studying primary and secondary sources on naming and categorization.

◇授業内容:
 「命名」に関するデータや先行研究を取り上げ、考察する。
 人間社会には様々な命名が存在するが、たとえば生物の和名や俗名は、近代自然科学で論理的に付された学名とは異なり、人間古来の素朴なものの捉え方を反映していて興味深い。日本には「オジサン」という和名の魚がいるが、これは2本のひげをもつ風貌を人間の「おじさん」になぞらえた名称で、類似性に基づく比喩、メタファーによる命名である。また、「マルバサツキ」は、幅広で丸みをもった葉の形状からその名が付いたが、これは葉・茎・花等の植物を構成する要素のうち「葉」を焦点化し、その特徴により全体を代表しており、隣接性に基づく比喩、メトニミーによる命名といえる。ほかにも、商品名のような命名の分野もある。命名の多様なあり方について、データや先行研究を多角的に検討し、人間と言語の関係について考察を深める。
 はじめに講師がイントロダクションを行い、その後、発表者と講師がデータや関連資料をもとに問題提起し、全員でのディスカッションにより考察を深めていく。
 ◇教科書:
   なし。
 ◇参考文献:
   授業中に紹介する。
 ◇履修条件:
   特になし。
 ◇成績評価:
   口頭発表とレポートによる。自らの視点で考察・分析する姿勢を重視する。


日本語語彙論b Japanese Lexicology b
 ◇講義題目:近代日本語教科書を読む(Reading Japanese language books of the Early Modern Period)
 ◇担当教員: 永澤 済 NAGASAWA, Itsuki (後期、火・3、アジア法交流館(ALEP)3階、日本語演習室3)
 ◇オフィス・アワー:水(11:00~12:00)
◇目的・ねらい:
 幕末明治期にイギリス人通訳官によって書かれた日本語教科書を読むことを通して、現代日本語および日本語教育への示唆を得たい。
 The aim of this course is to develop the ability to analyze the Japanese language and its education through reading and discussing Japanese language texts published in the Modern period.

◇授業内容:
 次のテキストを演習形式で読む。初回に読解の前提事柄を講師が解説し、各回の担当を決める。第2回以降は、担当者による発表と全員でのディスカッションにより読解と分析を進める。基本のテキストは下記の1冊であるが、履修者の方々の希望と関心次第で、同時期の他の日本語教科書(日本語、英語、中国語等で書かれたもの)も授業中に紹介するので、発表では、それらを比較対象として考察してもよい。
 Aston, W. G. A Short Grammar of the Japanese Spoken Language. Nagasaki: F. Walsh, 1869.
 ◇教科書:
   上記のとおり。必要な資料はマスターコピーを用意する。
 ◇参考文献:
   授業中に紹介する。
 ◇履修条件:
   特になし。
 ◇成績評価:
   口頭発表とレポートによる。一次資料を自らの視点で読み分析する姿勢を重視する。




日 本 語 教 育 方 法 論 講 座/Japanese Language Teaching Methodology
日本語教育方法論概説a Introduction to Japanese Language Education Methodology a
(同時開講の人文学研究科・応用日本語学分野「日本語教育方法論発展演習a」のシラバスを参照のこと)
 ◇担当教員:衣川隆生 KINUGAWA, Takao (前期、月5、アジア法交流館(ALEP)4)


日本語教育方法論概説b Introduction to Japanese Language Education Methodology b
(同時開講の人文学研究科・応用日本語学分野「日本語教育方法論発展演習b」のシラバスを参照のこと)
 ◇担当教員:衣川隆生 KINUGAWA, Takao (後期、月5、アジア法交流館(ALEP)4)


コンピュータ支援日本語教育方法論a Methodology of Computer assisted Japanese language learning a
(同時開講の人文学研究科・応用日本語学分野「日本語教材開発総合演習a」及び「博士論文研究Ⅵa」のシラバスを参照のこと)
 ◇担当教員:石崎俊子 ISHIZAKI, Toshiko (前期木・4、ALEP8)


コンピュータ支援日本語教育方法論b Methodology of Computer assisted Japanese language learning b
(同時開講の人文学研究科・応用日本語学分野「日本語教材開発総合演習b」及び「博士論文研究Ⅵb」のシラバスを参照のこと)
 ◇担当教員:石崎俊子 ISHIZAKI, Toshiko (後期木・4、ALEP8)


日本語教育工学a
(同時開講の人文学研究科・応用日本語学分野「日本語教育工学特論a」のシラバスを参照のこと)
 ◇担当教員:佐藤弘毅 SATO, Kouki (前期・木曜・5限・アジア法交流館日本語演習室7)


日本語教育工学b
(同時開講の人文学研究科・応用日本語学分野「日本語教育工学特論b」のシラバスを参照のこと)
 ◇担当教員:佐藤弘毅 SATO, Kouki (後期・木曜・5限・アジア法交流館日本語演習室7)
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談話分析方法論a Methodology of Discourse Analysis a
(同時開講の人文学研究科・応用日本語学分野「日本語談話分析総合演習a」のシラバスを参照のこと)
 ◇担当教員:俵山雄司 TAWARAYAMA Yuji (前期、月2、文系総合館609)


談話分析方法論b Methodology of Discourse Analysis b
(同時開講の人文学研究科・応用日本語学分野「日本語談話分析総合演習b」のシラバスを参照のこと)
 ◇担当教員:俵山雄司 TAWARAYAMA Yuji (後期、月2、文系総合館609)




注 意 事 項
☆ 履修に当たっては「便覧」等を見て間違いのないようにすること。

日言文教員の担当する「英語高度専門職業人コース」と兼用の授業
 ・ 詳しい内容は「英語高度専門職業人コース」のページを見てください。