|
|
2017年度 日言文シラバス
|
|
◇目的・ねらい:◇教科書:
文芸作品、映画、漫画、アニメなどに描かれた戦争の表象を分析することによって、戦争という社会現象の本質について考える。
Aim of the course:
The main aim of this course is to give students opportunities to think deeply about the phenomenon of war through analyses of representations of war in such cultural products as literary texts, films, manga and animation.
◇授業内容:
前半は戦争について論じた理論書・論文・歴史書を読み、戦争がなぜ起こるのか、その実態はどうであるか、戦争をなくすことはできないのかについて考える。『ひとはなぜ戦争をするのか』(アインシュタイン、フロイト)、『現代世界の戦争と平和』(栗原優)、『ダレス兄弟:国務長官とCIA長官の秘密の戦争』(スティーブン・キンザー)、『日本はなぜ、「戦争ができる国」になったのか』(矢部宏治)などの活字情報の他、インターネット上のビデオ情報も扱う。後半では、戦争を主題にした作品を分析・鑑賞する。『野火』(大岡昇平)、『はだしのゲン』(中沢啓治)、『戦争論』(小林よしのり)、「コレクションー戦争と文学シリーズ」(集英社)、宮崎駿の作品、などを考えているが、学生が自由に選んでよい。インターネットの普及によって過去にはタブーとされていた情報が内部告発者の登場によって白日の下に晒されている。このような事態は20年前にはなかった。事実を正しく理解し、情報を批判的に分析できる力を養うことが今日ほど求められている時はない。世界史は大きな岐路に立っており、騙されない若い世代がより良い世界を作っていくことが期待される。授業は、対話を基調とする。質問にタブーはない。発言するものを攻撃的に遮るのは反則であるが、質問はいつでも歓迎される。質問されたものは誠実に応える義務を負う。議論は勝ち負けを決める手段ではなく、情報を交換する場である。
◇目的・ねらい:◇教科書:
外国語(主に英語)で書かれた詩を日本語に訳する作業を通じて詩を解釈・鑑賞するだけでなく、外国語に翻訳されて異なる文化の文脈に置かれると意味がどのように変容するかあるいはしないかについて考える。
Aim of the course:
Through weekly assignment of translating into Japanese of poetry in foreign languages (mainly English; this also includes a number of poems translated into a foreign language from Japanese), students are encouraged to consider issues of cultural representation in cross-cultural contexts.
◇授業内容:
一回の授業で一編の詩を扱います。誰のどの詩を訳すかはまだ未定ですが、過去に扱った詩人を挙げると、柿本人麻呂、萩原朔太郎、立原道造、谷川俊太郎、北原白秋、高村光太郎、シェイクスピア、デレク・ウォルコット、フランシスコ・デ・ケベード、パブロ・ネルーダ、方文山、北島、徐志摩、海子、ライナー・マリア・リルケ、ロバート・フロスト、ローラ・クロンク、シェイマス・ヒーニー、ワーズワース、マリアン・ムーア、ヨシフ・ブロツキー、トマス・ハーディ、ビリー・コリンズ、マーガレット・アットウッド、キャロライン・フォーシェ、マヤ・アンジェロウ、テッド・ヒューズ、W.H.オーデン、チャールズ・シミック、ディラン・トマスなどがあります。毎年、作品を入れ替えています。上記以外の言語でも参加者が語句の意味と文の構造を説明出来、他の受講者が辞書を引ける言語である場合問題ありません。毎回の授業でお互いの翻訳を批評し合います。日本語が母語ではないからとか、詩は難しいとか、怖じ気づいてしまう必要はありません。毎回原文を詳細に説明するので自分でも辞書を引いて挑戦してみてください。日本語が母語でないからこそ優れた翻訳が生まれる可能性もあります。詩を翻訳するためには両言語の深い知識が必要です。論文を書くための語学力以上のものが求められます。したがって、詩を翻訳する練習を積むことが論文を書く力を養うことにつながります。さらに、詩を翻訳する作業は文字を移し替えるだけではない創造的な行為です。ゼロから詩を作り出すわけではありませんが、原作者の意識に入り込んで、別の言語で新たに創造し直すので自由度がかなりあります。学問研究では使わない脳の部分が活性化されるかも知れません。
◇授業の到達目標及びテーマ:◇テキスト:
この授業では,言語の研究を「直感」ではなく「実証」的に行うための研究方法を習得することを目的とする。第1および第2言語としての日本語の教育および習得の研究を行うことを想定して,15回の授業で心理言語学的な研究法を紹介する。科学的な言語研究を実施するために,調査・実験計画の立案,収集したデータの整理と統計解析,分析結果の読み方と報告の仕方,実証的・統計的な結果の基づいた報告の書き方,など一連の学術論文作成のための方法を教える。なお,講義の焦点は日本語の教育および習得であるが,第1および第2言語話者の言語理論,習得,認知処理も含む。
The objective of this course aims at students obtaining research skills to approach language studies not as ‘intuitive’ research, but instead as ‘empirical’ research. The 15 classes will introduce psycholinguistic research methodologies on studies about Japanese language education and acquisition by both first (L1) and second (L2) language speakers. In order to take a scientific approach towards language studies, this course teaches a series of practical methods to construct an academic research article: For example, how to construct a research or experimental plan, how to input and analyze collected data, how to read and report statistic output, and how to write an article based on empirical/statistical results. Although the course focuses on Japanese as a second language (JSL) education and acquisition research, topics in the course also include theoretical and experimental studies on language theory, acquisition and cognitive processing by L1 and L2 speakers.
◇授業の概要および授業計画
第1および第2言語としての日本語の教育および習得研究に関連して,授業では以下のような内容の方法を教える。
(1) 研究テーマ(問題意識)に,どういう理論的背景があるかを探る方法
(2) 研究テーマにどのような点が欠けており,問題点は何かをみいだす方法
(3) 具体的に実証されうる研究対象であるかどうかを考える方法
(4) どのように被験者(日本語学習者,母語話者など)を対象とするかを決める方法
(5) 被験者のサンプルの大きさを決める方法
(6) どのようにしてデータ収集(質問紙,テスト,実験)をするかを決める方法
(7) データに対する実証的・統計的な分析を決める方法
(8) データや分析結果を図表化する方法
(9) 分析結果を論文で報告する方法
(10) 分析結果からどのような結論が導かれるか考察する方法
(11) 学術論文を書く方法
これら一連の研究方法を授業で紹介する。受講者は,これらの方法を習得して,自分の研究に応用できる能力を養う。
データの解析には,Microsoft ExcelとIBM-SPSS社の統計パッケージを使用する。日本語や英語の言語習得・理解に関係した仮説を証明するために,音韻,語彙,文,コーパスの共起頻度,語用,談話など多様なデータについて,15回の授業で基礎的な研究法を指導する。まず,ノンパラメトリック分析から,表現・使用頻度,「はい」「いいえ」という二者択一の回答,コーパスなどの頻度データの解析のためにカイ二乗分布を使った一様性の検定と独立性の検定,クラスタ分析,因子分析,コレスポンデンス分析,決定木分析(decision tree analysis)の中の分類木分析(classification tree analysis)を使った言語研究を紹介する。
◇授業の到達目標及びテーマ:◇テキスト:
この授業では,言語の研究を「直感」ではなく「実証」的に行うための研究方法を習得することを目的とする。「日本語教育学原論 a」では,言語の実証的研究のための基礎を学んだが,「日本語教育学原論 b」では,構造方程式モデリング,決定木分析(分類木および回帰木分析),小規模サンプルのための項目応答理論(Rasch model),データ処理および情報理論,線形混合効果モデリング,反応時間実験法(E-primeによるプログラミング)など,より高度な言語研究の方法を紹介する。
Following the course of Topics in Teaching Japanese as a Foreign Language I (a), course (b) also aims at students obtaining research skills to approach language studies not as ‘intuitive’ research, but instead as ‘empirical’ research. Based on the methodologies learned in course (a), course (b) introduces advanced methodologies for language studies including structural equation modeling (SEM), decision tress (both classification tree and regression tree) analysis, item response theory for a small sample (Rasch model), data processing and information theory (e.g., entropy), and reaction time experiments (programming by E-prime).
◇授業の概要および授業計画
「日本語教育学原論a」の授業に続いて,言語研究,特に日本語の教育と習得研究に応用できる高度な数学・統計解析法を使った研究手法を紹介する。実際の言語研究で得られたデータを IBM-SPSS社の統計パッケージなどを使って分析する。具体的には,以下の6つを授業で扱う。また,分析結果の読み方,図表の描き方,報告の仕方,学術論文の書き方も教える。
(1) 構造方程式モデリング(SEM; structural equation modeling)は,多変量の因果関係モデルを検証する解析法である。IBM-SPSS社が開発した AMOSと呼ばれる統計ソフトのおかげで,この難解な統計解析が「お絵かきソフト」のようにできるようになった。具体的には,中国語および韓国語を母語とする日本語学習者に行った日本語能力試験のデータを使用して分析を紹介する。SEMの基本概念,変数の種類とその意味,モデル検定の指標と読み方,結果の解釈,因果関係モデルの作図,さらに報告の仕方,結論の導き方を教える。
(2) 決定木分析(回帰木分析と分類木分析の両方)は,ある特定の従属変数を,複数の独立変数で予測する手法である。従属変数を予測する強さで,独立変数の影響力の結果を階層化して樹形図(dendrogram)として描いてくれる。非常に高度な統計解析である。コーパスから得られた正規分布を仮定しない頻度ばかりでなくスケールのデータにも使える多変量解析である。これまで経済学・経営学のマーケティングの研究で使用されてきた解析法であるが,言語研究にも極めて有効である。
(3) 項目応答理論(IRT: item response theory)は,偶然の正答や問題の難易による能力の判定の難しさを,できる限り排除して、テスト受験者の能力を正確に測ろうとする理論である。この理論は,テストの受験者数が多くなくては効力を発揮しない。しかし,それでは日本語教育など言語教育の現場で使用するには実用的ではない。そこで,100名くらいの小規模の受験者に対して使用できる1パラメタ・ラッシュモデル(Rasch Model)を紹介する。データとしては,中国語および韓国語を母語とする日本語学習者の日本語能力テスト,和製英語の理解テスト,慣用句・オノマトペの理解テストなどのデータをT-DAPという統計ソフトで分析する。大友賢二・中村洋一・秋山實(2002)によって開発された項目応答理論用の テストデータの分析プログラム(Test Data Analysis Program; T-DAP ver.2.0)を用いる。
【参照】
中村洋一(2002)大友賢二監修『テストで言語能力は測れるか ―言語テストデータ分析 入門―』,桐原書店.
(4) エントロピー(entropy)と冗長度 (redundancy)という情報量の尺度(Shannon 1948)は,成句的共起パターンの多様性と偏重性などを検討するために使える指標である(詳細は,有本, 1982; 堀, 1979; 海保, 1989; 玉岡, 2011を参照)。出現頻度からこれらの指標に変換することで,頻度における分布の偏りの影響を最小にし,種々の多変量解析に適用することが可能になる。具体的には,韓国語を母語とする日本語学習者の敬語表現や日本語母語話者とコーパス頻度のオノマトペのデータなどを使用する。
【参照】
有本卓(1982)『確率・情報・エントロピー』森北出版.
堀淳一(1979)『エントロピーとは何か』講談社ブルーバックス.
海保博之(1989)「第1講:情報をはかる―エントロピー・伝達情報量・冗長度」海保博之(編)『心理・教育データの解析法10講―応用編』14–26, 福村出版.
玉岡賀津雄 (2010)「コーパス分析の研究例3: 語彙的・統語的複合動詞の特徴についての計量的解析」中本敬子・李在鎬・黒田航 (編) 『新しい認知言語学研究法入門』(pp. 184-199), ひつじ書房.
(5) 線形混合効果モデリング(LME, linear mixed effects modeling)は,個人差や刺激語・句・文などの差をランダム変数とすることで,これらの影響を考慮しつつ測定したい研究対象の固定効果を検討する解析法である。実験研究では,刺激文と被験者をランダム効果として,正順・かき混ぜ語順および能動・受動態の2つを固定効果として,語順と態の文処理への影響を考察することができる。この解析法を,lme4(Bates, Maechler, Bolker, & Walker, 2014)のパッケージを使用し,R(R Development Core Team, 2015)で分析する。
【参照】
Baayen, R. H., Davidson, D. J., & Bates, D. M. (2008). Mixed-effects modeling with crossed random effects for subjects and items. Journal of Memory and Language, 59(4), 390-412.
Bates, D., Maechler, M., Bolker, B., & Walker, S. (2014). lme4: Linear mixed-effects models using Eigen and S4 (version 1.1-7) [R package]. The URL of the package is: http://CRAN. R-project. org/package= lme4.
Kuznetsova, A., Brockhoff, P. B., & Christensen, R. H. B. (2014). lmerTest: Tests for random and fixed effects for linear mixed effect models (lmer objects of lme4 package) (version 2.0-6) [R Cran package]. Retrieved from http://CRAN.R-project.org/package=lmerTest.
(6) E-Primeは、コンピュータによる反応時間実験のためのプログラム作成および実行のためのソフトである。データの収集、編集、分析を行うことができるアプリケーションである。反応実験を実施するためのE-primeの使い方を授業で紹介する。また,眼球運動実験とデータ分析,さらに脳波(EEG, electroencephalogram)を使った事象関連電位(ERP, event-related potentials)の測定とデータ解析に関する研究事例も簡単に紹介する。E-primeについては,https://pstnet.com/eprime.cfmを参照。
◇目的・ねらい:◇教科書:
この授業では、さまざまな日本語教育のあり方を学び、「日本語教育とは何をすることか」について改めて問い直します。
This course reviews various types of Japanese language teaching methods and rethinks what teaching Japanese as a foreign / second language should be like and what its'- role is.
◇授業内容:
授業は、以下の内容を取り上げ、主に講義とディスカッションによって進めます。関連文献の講読が課題となります。
(1)日本語教育におけるパラダイム・シフト
(2)言語学習としての日本語教育
(3)コミュニケーションのための日本語教育
(4)活動型の日本語教育
(5)専門日本語教育
(6)地域日本語教育
(7)外国につながる子どものための日本語教育
◇目的・ねらい:◇教科書:
この授業では、さまざまな日本語教育実践研究に学び、「日本語教育とは何をすることか」について改めて問い直します。
This course deals with research on Japanese language pedagogy and rethinks what teaching Japanese as a foreign / second language should be like and what its'- role is.
◇授業内容:
質的研究のための入門書を教科書として、日本語教育の実践研究論文を読むことにより、「日本語教育実践者として、実践研究からどのような教育的示唆が得られ、それをどのように実践に生かすことができるか、どのような関心・問題意識の下にどのような実践研究を行うことができるか。」を学びます。
授業は、文献報告(分担発表)、ディスカッションによって進め、レジュメを作成して発表したり、ディスカッションしたりするアカデミック・スキルを身に付けます。
教科書の構成は以下の通りです。
第1章:日本語教育における質的研究の可能性と挑戦
第2章:質的研究の認識論
第3章:「実践研究」から考える質的研究の意義
第4章:実践者による「実践研究」に内在する当事者性の問題
第5章:「声」を聴くということ
第6章:なぜわたしは学習者のライフストーリーを聴き続けるのか
第7章:語りから得られる方法から人間のライフに関わる研究へ
第8章:複数の当事者の視点から考える日本語学習支援実践の意味
第9章:子どもたちの学びを捉える方法をめぐって
第10章:比喩に込められた認識や信念、その変容を探求する
第11章:日本語を母語とする現職日本語教師Aの「いい日本語教師観」
第12章:日本語の教室をいかに描くか
第13章:教室という現場を読み解く質的研究方法-観察法
第14章:言語学習としての対話の分析
第15章:学習者のやりとりを記述する方法
第16章:教師が自身の実践を分析する意味
◇目的・ねらい:◇教科書:
この授業の目的は、日本語教育の実践力と実践研究を行う力を身につけることです。
The aim of this course is to help students acquire practical skills to teach Japanese language and to do practical research.
◇授業内容:
授業は大きく3部構成になっています。第1部は実習前の活動で、実習準備と実践研究デザインです。実習先のカリキュラムの把握、教材分析、教案作成や教材作成をした上で、模擬授業を行い、実習に臨みます。また、実習先で行うリサーチのデザインをします。第2部は実習です。実習先で授業見学、授業実践、リサーチを行います。また、名古屋大学で開講されている日本語授業を見学します。第3部は実習後の活動です。実習授業の振り返りを行い、リサーチの発表をします。最終的に、実習報告書を作成し、リサーチをレポートにまとめてもらいます。
◇目的・ねらい:◇教科書:
この授業では日本語の類義語分析を行う力を養います。
The aim of this course is to help students acquire the necessary knowledge and skills to analyze Japanese synonyms.
◇授業内容:
授業は大きく3部構成になっています。第1部は講義中心で、語の諸側面について理解を深めます。語種、語構成、語と語の意味関係といった内容を取り上げます。第2部は講義と演習で、類義語分析の手法を学びます。講義は、作業原則と具体的な分析例を提示して、説明します。演習は、分析対象語を決めて、クラスで分析の一連のプロセスを経験します。第3部は学生の発表とディスカッションです。発表は、類義関係にある複数の語の意味を記述した辞書や論文を取り上げ、その記述をまとめるとともに、問題点を指摘してもらいます。その後、発表を踏まえたディスカッションをします。さらに、発表とディスカッションをもとに、各自分析を進め、学期末レポートとしてまとめてもらいます。
◇目的・ねらい:◇教科書:
この授業では、日本語の多義語分析を行う力を養います。
The aim of this course is to help students acquire the necessary knowledge and skills to analyze Japanese polysemic words.
◇授業内容:
授業は大きく3部構成になっています。第1部は講義中心で、多義語について理解を深めます。カテゴリー、比喩、使用依拠モデルといった内容を取り上げます。第2部は講義と演習で、多義語分析の手法を学びます。講義は、作業原則と具体的な分析例を提示して、説明します。演習は、分析対象語を決めて、クラスで分析の一連のプロセスを経験します。第3部は学生の発表とディスカッションです。発表は、多義語の意味を記述した辞書や論文を取り上げ、その記述をまとめるとともに、問題点を指摘してもらいます。その後、発表を踏まえたディスカッションをします。さらに、発表とディスカッションをもとに、各自分析を進め、学期末レポートとしてまとめてもらいます。
◇目的・ねらい:◇教科書:
この授業の目的は日本語の文法と表現を分析するのに必要な知識と能力を身に付けることにある。
The aim of this course is to help students acquire the necessary skills and knowledge needed to analyze Japanese grammar and expressions.
◇授業内容:
日本語表現を材料にして国語(日本語)教育に有効な教授法について議論し、国語(日本語)教育への応用力を養う。「格助詞」「動詞」「ヴォイス」「テンス・アスペクト」などを取り上げ、問題の発見、先行研究の検討、新たな分析の視点の着想、仮説の導入、調査および分析、検証といった一連の分析の流れを身につける。また、受講生それぞれが興味を持つ文法事項について発表し、他の受講生や教員と議論をする。この議論を通して、教員は適宜助言や指摘をしながら日本語文法を分析するための方法や技術について講義する。
・ガイダンス、日本語の構文的特徴
・日本語の類義格助詞について
・日本語の格助詞のイメージについて
・「言える-言えない」と「使う-使わない」について
・外国語としての日本語文法研究について
・日本語の格助詞1(ガとカラ)
・日本語の格助詞2(ガ~シタイとヲ~シタイ)
・日本語の格助詞3(ハとヲとφ)
・日本語の格助詞4(ニとデ)
・日本語の動詞1(VNガスルとVNスルとVNヲスル)
・日本語の動詞2(スルとナル)
・日本語のヴォイス1(可能動詞とスルコトガデキル)
・日本語のヴォイス2(ニとカラとニヨッテ)
・日本語のテンス・アスペクト
・まとめ
◇目的・ねらい:◇教科書:
この授業の目的は日本語の文法と表現を分析するのに必要な知識と能力を身に付けることにある。
The aim of this course is to help students acquire the necessary skills and knowledge needed to analyze Japanese grammar and expressions.
◇授業内容:
日本語表現を材料にして国語(日本語)教育に有効な教授法について議論し、国語(日本語)教育への応用力を養う。「複合動詞」「ヴォイス」「肯定・否定」「モダリティ」「とりたて」などを取り上げ、問題の発見、先行研究の検討、新たな分析の視点の着想、仮説の導入、調査および分析、検証といった一連の分析の流れを身につける。また、受講生それぞれが興味を持つ文法事項について発表し、他の受講生や教員と議論をする。この議論を通して、教員は適宜助言や指摘をしながら日本語文法を分析するための方法や技術について講義する。
・ガイダンス、日本語の構文的特徴
・日本語の類義複合動詞について
・日本語の複合動詞のV1+V2結合規則について
・日本語の自動詞・他動詞・受身の選択
・対照研究・誤用分析・習得研究の相互補完 ・日本語の肯定・否定1(「マダ~シナイ」と「マダ~シテイナイ」)
・日本語の肯定・否定2(「ノデハナイ」と「ワケデハナイ」)
・日本語のモダリティ1(卜思ウ、ハズダ、ニ違イナイ、ダロウ、副詞~φ)
・日本語のモダリティ2(ニチガイナイとハズダとダロウ)
・日本語のモダリティ3(~シテクダサイと~シテモライタイと~シテホシイ)
・日本語のモダリティ4(モノダとコトダとノダ)
・日本語のとりたて1(ハとガ)
・日本語のとりたて2(シカとダケとバカリ)
・日本語のとりたて3(数量詞+助詞「バカリ、ホド、クライ、モ、サエ、ト、ハ」)
・まとめ
◇目的・ねらい:◇教科書:
「会話分析」の方法論を学び、日本語会話の構造に関する基礎知識を習得するとともに、実際の日本語会話の音声・ビデオデータを収集・観察・分析する能力を身につける。日常会話や教室場面を含め、さまざまな社会的相互行為における日本語の使用を科学的に分析する技能を身につけ、専門性の高い日本語教育に必要な知識の習得を目指す。
This course introduces students to the field of Conversation Analysis. The goals of the course are twofold: (1) it helps students obtain a basic understanding of key concepts in Conversation Analysis, as well as its theoretical and methodological underpinnings; and (2) it provides opportunities for students to engage in hands-on data analysis exercises, which are designed to help students acquire skills necessary to analyze naturally-occurring social interaction.
◇授業内容:
「会話分析」の理論的背景・方法論を概説した後、実際の場面での会話データの収集・転記方法を指導する。その上で、テキストに沿いながら「行為の構成と理解」、「連鎖組織」、「順番交替組織」、「修復組織」などを取り上げ、日本語会話の構造を分析するための基本的な概念を講義する。さらに、授業で取り上げる各現象について、実践トレーニングとしてデータ分析課題を課し、音声・ビデオデータを観察・分析するための方法や技術について指導する。(半期2単位の授業だが、前期・後期の連続受講が望ましい。)
◇目的・ねらい:◇教科書:
「会話分析」の方法論を学び、日本語会話の構造に関する基礎知識を習得するとともに、実際の日本語会話の音声・ビデオデータを収集・観察・分析する能力を身につける。日常会話や教室場面を含め、さまざまな社会的相互行為における日本語の使用を科学的に分析する技能を身につけ、専門性の高い日本語教育に必要な知識の習得を目指す。
This course introduces students to the field of Conversation Analysis. The goals of the course are twofold: (1) it helps students obtain a basic understanding of key concepts in Conversation Analysis, as well as its theoretical and methodological underpinnings; and (2) it provides opportunities for students to engage in hands-on data analysis exercises, which are designed to help students acquire skills necessary to analyze naturally-occurring social interaction.
◇授業内容:
「会話分析」の理論的背景・方法論を概説(復習)した後、実際の場面での会話データの収集・転記方法を指導する。その上で、テキストに沿いながら「発話順番の構築の方法」、「物語りの構造」、「会話の全域的構造」などを取り上げ、日本語会話の構造を分析するための基本的な概念を講義する。授業で取り上げる各現象について、音声・ビデオデータを観察・分析する能力を習得させるために、実践トレーニングとして「データセッション」を設ける。データセッションでは、担当の受講生がターゲットとなる現象を音声・ビデオデータの中に探し出し、その分析を発表して他の受講生や教員と議論する。この議論を通して、教員は日本語会話を分析するための方法や技術について指導する。(半期2単位の授業だが、前期・後期の連続受講が望ましい。)
◇授業内容:◇授業の進度等に関して
<講義目的・ねらい>
本講義では言語類型論という分野の入門として、受講生のみなさんが以下の(1)~(3)を達成できることを目指します。
(1)言語類型論という学問の分析手法・説明に関する基礎的知識を身につける。
(2)世界の言語においてどのような形態・統語現象が普遍的であり、どのような現象が稀であるかを正しく理解する。
(3)日本語の文法的特徴のうちどのような特徴が世界の言語によく見られるものであり、どのような特徴が日本語に特異的であるかを正確に理解する。
The objectives of this lecture class are the following:
(I) to familiarize the students with the analytical method and explanatory tools employed in Linguistic Typology;
(II) to facilitate the students’ understanding of universal and non-universal (and even rare) manifestations of morpho-syntactic phenomena in the languages of the world;
(III) to help the students understand which grammatical properties of the Japanese language are cross-linguistically common or unique.
<授業内容>
(1)言語類型論という分野の全体像・方法論・主要な研究成果を示します。
(2)言語類型論という分野の歴史的展開と現状の課題を示します。
(3)言語類型論の観点から世界の言語の構造的特徴の普遍性とバリエーション及び希少性について概観し、日本語が世界の言語の中でどのような点で顕在的な特徴を有しているかを示します。
(4)言語類型論と認知言語学、機能言語学といった関連分野との接点について簡単に触れ、後期の「応用言語学概論b」の導入とします。
◇授業内容:◇授業の進度等に関して
<講義目的・ねらい>
本講義では認知類型論という研究分野の入門として、受講生のみなさんが以下の(1)~(3)を達成できることを目指します。
(1)言語類型論と認知言語学、機能言語学の融合的研究分野である「認知類型論」学問の分析手法・説明に関する基礎的知識を身につける。
(2)認知言語学と言語類型論、認知類型論の相互関係に関する理解を深める。
(3)認知類型論の観点から見たときに日本語が世界の言語の中でどのような特徴を持っているかを正しく理解し、自身の研究に活かして頂く。
The objectives of this lecture class are the following:
(I) to familiarize the students with the analytical method and explanatory tools employed in Cognitive Typology;
(II) to facilitate the students’ understanding of the relationship between Cognitive Linguistics, Linguistic Typology, and Cognitive Typology;
(III) to help the students understand what are the prominent characteristics of the Japanese language relative to the languages of the world, and to apply the insight gained to her/his research topics.
<授業内容>
(1)認知類型論という分野の全体像・方法論的な特徴を示します。
(2)認知言語学と言語類型論という二つの学問分野から認知類型論へという学問が生まれるに至った歴史的背景および認知類型論の主要な研究成果、今後の展望を示します。
(3)認知類型論の観点から見た日本語の特徴を概観します。
◇目的・ねらい:◇教科書:
日本語の副詞について、先行研究の系譜を踏まえてその機能上の特質を明らかにし、いかなる問題が存在するか、またそれに対していかなる分析のアプローチが可能であるかを探る。
The aim of this course is to clarify the functional characteristics of Japanese adverbs on the basis of the genealogy of the precedent studies, and also to investigate what kind of problems exist and what type of approaches of analysis are possible about this part of speech.
◇授業内容:
授業は一貫して最近の論文を素材とする演習形式で行い、受講者には毎週論文の内容に関連して担当教員が用意する設問に対する解答の提出、発表、およびそれらを踏まえた活発な議論が求められる。これらの作業を通じて、様々な論文を批判的に読みこなす応用力、および先行研究における問題点の発見を出発点として、新しい研究テーマの設定や考察に結び付けていく実践力が養われることとなろう。
今期は情態副詞と陳述副詞を中心に扱う予定である。主なトピックは次の通りだが、細部において受講者の希望に沿った形での変更もあり得る。
1.副詞という品詞の浮動性
2.主な文法学説における副詞の取り扱い
3.副詞の下位分類
4.連用修飾ということ
5.副詞の呼応に関わる諸問題
6. アスペクトの規定に関わる副詞
7. モダリティの規定に関わる副詞
8. 他言語との対照研究
◇目的・ねらい:◇教科書:
日本語の連体修飾節構造について、先行研究の系譜を踏まえていかなる問題が存在するかを明らかにし、その分析を通して垣間見える日本語の特質について考察する。
The aim of this course is to clarify what kind of problems exist about Japanese adnominal clause structures on the basis of the genealogy of the precedent studies, and to consider the characteristics of Japanese which can be read from the analysis of this category of expressions.
◇授業内容:
授業は一貫して最近の論文を素材とする演習形式で行い、受講者には毎週論文の内容に関連して担当教員が用意する設問に対する解答の提出、発表、およびそれらを踏まえた活発な議論が求められる。これらの作業を通じて、様々な論文を批判的に読みこなす応用力、および先行研究における問題点の発見を出発点として、新しい研究テーマの設定や考察に結び付けていく実践力が養われることとなろう。
今期は日本語の連体修飾節構造について、下記のようなテーマを中心に議論する。
1.連体修飾語と連体修飾節
2.外の関係と内の関係
3.限定的修飾と非限定的修飾
4.連体修飾節の時制解釈
5.連体修飾節の意味論的、表現論的な特質
6. 被修飾名詞の類型化
7. 連体修飾節と連用修飾節との接点
8. 他言語との対照研究
◇目的・ねらい:◇教科書:
英語を中心に発展してきた「統語と意味のインタフェイス」に関する複数の理論を概観し比較考察することで、言語研究における批判的検討の方法を学ぶ。
In this course, we will look critically at different theoretical approaches to the syntax-semantics interface.
◇授業内容:
統語と意味のインタフェイスに関する代表的な理論として、語彙概念意味論、構文文法、フレーム意味論、生成語彙論などに関する基礎的な論文を精読する。各回、受講生による要点確認と問題提起から始め、応用問題を論じ合うことで発展的な議論へと繋げる。
第1回:格文法(Fillmore 1968)
第2回:意味役割理論(Levin & Rappaport Hovav 2005)
第3回:語彙概念意味論(影山 1996)
第4回:役割指示文法(Van Valin 2005)
第5回:語彙鋳型理論(Rappaport Hovav & Levin 1998)
第6回:構文文法1:使役移動構文(Goldberg 1995)
第7回:構文文法2:WXDY構文(Kay & Fillmore 1999)
第8回:認知文法(Langacker 1990)
第9回:構文形態論(Booij 2010)
第10回:フレーム意味論(Fillmore & Atkins 1994)
第11回:フレーム・構文文法(Nemoto 1998)
第12回:語彙・構文アプローチ(Iwata 2004)
第13回:フレーム意味論 vs. 語彙意味論(Baker & Ruppenhofer 2002)
第14回:フレームネット(Osswald & Van Valin 2014)
第15回:生成語彙論(影山 2005)、課題探索
◇目的・ねらい:◇教科書:
統語と意味のインタフェイス研究における主要テーマの1つである「移動表現の類型論」に関する諸研究を学ぶ。英語を起点として進むこのテーマは、言語学・心理学においてコーパス統計や実験といった多様な手法が導入されており、言語研究における効果的な方法論を学ぶのによい題材となる。
In this course, we will look at a broad range of linguistic and psycholinguistic studies on the typology of motion expressions. Research methods to be discussed include corpus-based statistics and behavioral experiments as well as traditional linguistic tests.
◇授業内容:
移動表現の類型論に関する代表的な論文を精読する。各回、受講生による要点確認と問題提起から始め、英語・日本語以外の言語も含めた応用問題を論じ合うことで発展的な議論へと繋げる。なお、授業は日英バイリンガルで行う予定。
第1回:移動表現の類型論の課題
第2回:語彙化の類型論(Talmy 1985)
第3回:事象統合の類型論(Talmy 1991)
第4回:経路と様態の語彙化(Wienold 1995)
第5回:語彙化・事象統合の類型論再考(Matsumoto 2003)
第6回:類型の一貫性1:使役・虚構移動(松本 2017)
第7回:類型の一貫性2:変化(Ono 2004)
第8回:言語相対性1:注意、記憶(Slobin 2004)
第9回:言語相対性2:身振り(Kita & Özyürek 2003)
第10回:言語相対性3:カテゴリー化(Malt et al. 2014)
第11回:類型論の解体1:様態(Akita 2017)
第12回:類型論の解体2:構文タイプ(Croft et al. 2010)
第13回:類型論の解体3:直示性(Matsumoto et al. 2013)
第14回:類型論の解体4:様態・結果の相補性(Beavers et al. 2010)
第15回:課題探索
◇目的・ねらい Aim of the course:◇教科書:
文の構造の中核的な存在である動詞に焦点を当て,他動性の動詞構文及び受身構文について,実例観察によって分析する訓練をとおして,言語の形(形式)と意味(内容)との関係を理解し,言語を分析する能力を身に着け,高度な日本語教育への応用を目指す。
In this course the participants classify the examples from the corpus data of Contemporary Japanese and consider what is the language form relating to the meaning of the given sentence in order to develop the skills to analyze the natural language and to apply to Japanese teaching.
◇授業内容:
文法書等の中で簡素化された典型的な例文に比べ,実際のデータに現れる文の1つ1つは,文構造や文脈構造の要請によってさまざまな形で現れるため,分類は決して容易ではない。特に実際のデータにおける例文がどのような文脈構造に,どのような文のポジションに,どのような構造で,どのような要素を伴って現れたかということと,その例文がどのような意味・機能を持っているかということは多くの関連性がある。しかし,実例の何に着目するか,そこにどのような意味・機能を見出すか,ということは,1例1例の用例と地道に向き合い,格闘することなしには,気づくことが難しい。
また,論文を執筆する際に,用例は単なる飾りではない。自分の観察や議論を展開する上での重要な傍証である。よって,用例を挙げる際には,何を述べるためにその用例を挙げるのかということを常に意識し,同時に,何が典型なのか,何が周辺なのか,何が中間的なのか,それはなぜ中間的なのか,といったことを辛抱強く考察し,説明に破たんのない記述を試みなければならない。
以上のような実例の分類と記述を通して,言語を分析する確かな目を養うことを目標とする。実例の1例1例と深く向き合うことで,文を構成する様々な形式の何に注目すればいいのか,また,文の最終的な意味はどのように決定されるのか,ということを次第に理解し,日本語だけでなくあらゆる言語を分析する感性や勘を磨くことができると考える。このような言語の形式(構造)と意味との関係を探る訓練を通して,言語のさまざまな表現に対する理解と分析能力を養い,高度な日本語教育への応用を目指す。
授業計画
日本語の他動性の構文タイプと受身構文タイプを中心に,どのような構文タイプがあるかを講義する。そのタイプ分けにのっとって,コーパスから収集した用例をどのように分類すべきか考察し,話し合う。分類した用例の記述を期末のレポートとして課す。以下のようなテーマを予定している。ただし,参加者の関心や理解度によって講義内容は変動する可能性がある。
第1回:ガイダンス
(用例分析の方法(シテアル構文を例に),何のために分類するのか,記述研究とは何か)
第2回:日本語の他動性構文タイプ(動作動詞)
第3回:日本語の他動性構文タイプ(所有変化動詞) 第4回:日本語の他動性構文タイプ(心理動詞の中の認識動詞)
第5回:日本語の他動性構文タイプ(心理動詞の中の態度動詞)
第6回:日本語の他動性構文のネットワーク
第7回:「見える」が要素となる構文タイプとネットワーク
第8回:日本語の受身構文タイプ(概論,分類)
第9回:日本語の受身構文タイプ(有情主語有情行為者の受身)
第10回:日本語の受身構文タイプ(有情主語非情行為者の受身)
第11回:日本語の受身構文タイプ(非情主語の受身)
第12回:日本語の受身構文タイプ(非情主語非情行為者の受身)
第13回: 日本語の使役構文
第14回: 日本語の可能構文と自発構文
第15回:まとめ
◇目的・ねらい:◇教科書:
日本語の複文を題材とし,コーパスから抽出した実例の1例1例を精査することをとおして,言語の形と意味の関係を丁寧に考察する訓練をつみ,高い言語分析能力を養うことで,高度な日本語教育への応用を目指す。
This course deals with the complex sentences in Contemporary Japanese using the examples from corpus data. It enhances the development of student’s skills in analyzing the natural language text.
◇授業内容:
日本語の複文については,近年,記述研究の立場から優れた研究成果が多数発表されている。本講義ではその中でも特に,記述的な研究として高く評価されている前田直子(2009)『日本語の複文―条件文と原因・理由文の記述的研究』を購読し,日本語の条件文と原因・理由を中心とした複文に関する理解を深めるとともに,当該構文の実例観察を通して,言語の形式と意味の関係をさぐっていく。
授業では,重要な先行研究を精読し,その分類の基準に沿ってコーパスから抽出した実際の用例を分類する。実際の用例の1例1例と深く向き合い,何が典型なのか,何が周辺なのか,何が中間的なのか,それはなぜ中間的なのか,といったことを,分類作業を通して考えることで,言語を分析する確かな目が養われるだろう。実例といわば格闘し,対象に沈潜することで,文を構成する様々な形式の何に注目すればいいのか,また,文の最終的な意味はどのように決定されるのか,ということを次第に理解し,日本語だけでなくあらゆる言語を見る感性や勘を磨くことができると考える。このような言語の形式(構造)と意味との関係を探る訓練を通して,日本語のさまざまな表現に対する理解と分析能力を養い,高度な日本語教育への応用を目指す。
授業計画
以下を予定しているが,参加者の関心や理解度によって,随時変更の可能性がある。
第1回:ガイダンス(用例分析の仕方,記述研究とは何か)
第2回:複文の分類,接続辞の範囲と分類
第3回:「論理文」の体系性,条件文1(条件文の意味と範囲)
第4回:条件文2(仮定的条件文)
第5回: 条件文3(非仮定条件文)
第6回: コーパスからの実例分類(バ,ナラ)
第7回: コーパスからの実例分類(ト,タラ)
第8回:原因・理由文(カラとノデ)
第9回:事態系の原因・理由文(タメニ,ダケニ,バカリニ,セイデ・オカゲデ,モノデ・モノダカラ)
第10回:判断系の原因・理由文(ノダカラ,カラニハ,カラコソ)
第11回: コーパスからの実例分類(カラ,ノデ等)
第12回: コーパスからの実例分類(タメニ,ダケニ等)
第13回: 逆条件・逆原因(ノニとテモ)
第14回:コーパスからの実例分類(逆条件,逆原因)
第15回:まとめ
◇概要:◇教科書:
言語習得研究や外国語教育研究で必要となる統計的手法の基礎を習得する。各種の統計的手法がどの様な原理に基づいて成立しているかについて、概念的、数学的に理解する。統計処理には、表計算ソフト「Excel」、統計解析ソフト「R」、「Rstudio」を使用する。言語習得研究・外国語教育研究で実際に問題になりそうな擬似データを統計的に分析し、結果を解釈するなどの演習を通して、実践的な統計分析技術を身に付ける。
◇概要 in English:
The purpose of this course is to help students acquire the basic knowledge and skills of statistics to be able to apply them to studies of applied linguistics, including studies of second language acquisition and foreign language education. It also helps students understand various statistical techniques, both mathematically and conceptually. Students also learn how to use computer software such as Excel, R and Rstudio for statistical analysis. Using simulation data drawing from recent studies in this field, students practice analyzing data statistically, and interpret and report the results. Through this course, students acquire practical statistical skills in applied linguistics.
◇目的・ねらい:
授業目的は、主に以下の4つ
1. 統計処理の手続きに関する知識やスキルの習得
2. 統計理論や方法の数学的理解
3. 統計理論や方法の概念的理解
4. 外国語教育研究、第二言語習得研究に統計学を応用するための知識やスキルの習得
◇講義内容:
1. 記述統計
2. 相関
3. 信頼区間
4. t検定
5. カイ二乗検定
6. 分散分析
7. ノンパラメトリック検定
8. 効果量
9. 検定力分析
10. エクセルやRの操作、実習
◇概要:◇教科書:
言語習得研究や外国語教育研究で必要となる統計的手法の基礎を習得する。各種の統計的手法がどの様な原理に基づいて成立しているかについて、概念的、数学的に理解する。統計処理には、統計解析ソフト「Rstudio」を使用する。言語習得研究・外国語教育研究で実際に問題になりそうな擬似データを統計的に分析し、結果を解釈するなどの演習を通して、実践的な統計分析技術を身に付ける。
◇概要 in English:
The purpose of this course is to help students acquire the basic knowledge and skills of statistics to be able to apply them to studies of applied linguistics, including studies of second language acquisition and foreign language education. It also helps students understand various statistical techniques, both mathematically and conceptually. Students also learn how to use computer software such as Rstudio for statistical analysis. Using simulation data drawing from recent studies in this field, students practice analyzing data statistically, and interpret and report the results. Through this course, students acquire practical statistical skills in applied linguistics.
◇目的・ねらい:
授業目的は、主に以下の4つ
1. 統計処理の手続きに関する知識やスキルの習得
2. 統計理論や方法の数学的理解
3. 統計理論や方法の概念的理解
4. 外国語教育研究、第二言語習得研究に統計学を応用するための知識やスキルの習得
◇講義内容:
1. テストの信頼性と妥当性
2. 回帰分析
3. 主成分分析
4. 因子分析
5. 共分散構造分析
6. 判別分析
7. クラスター分析
8. コレスポンデンス分析
9. 一般化線形モデル
10. Rstudioの操作、実習
◇目的・ねらい:◇教科書:
文学作品は文学的伝統の中で作られていく。近代日本文学の伝統の一つに古典のアダプテーションがある。芥川龍之介の初期の作品を精読しながらその典拠作品を取り上げて比較考察していきたい。基本的な文学的理解力を養うことを目的とする。
All works of literature are connected in some way to literary traditions, which often produces mosaics of literary adaptation and quotation. There have been numerous adaptations of Japanese and Chinese classics in modern Japanese literature. In this course close reading of early works by Ryunosuke Akutagawa is undertaken in part through reference to such borrowing. The aim here is primarily to expand your cultural and cross-cultural knowledge while developing your literary analytical skills.
◇授業内容:
アダプテーションについて考察した上で、芥川の作品の時代順に「袈裟と盛遠」(1918)、「素戔嗚尊」(1919)、「龍」(1919)、「きりしとほろ上人伝」(1919)、「藪の中」(1921)、「六の宮の姫君」(1922)といった翻案小説に目を通していく予定である。受講者によって講義方法は変えることもある。
第1回:アダプテーションについて
第2回:「袈裟と盛遠」-先行する作品と歴史について
第3回:「袈裟と盛遠」の独自性について
第4回:「素戔嗚尊」-先行する作品と神話について
第5回:「素戔嗚尊」の独自性について
第6回:「龍」-典拠作品の『宇治拾遺物語』について
第7回:「龍」-「鼻」との繋がりについて
第8回:「きりしとほろ上人伝」-典拠作品の『聖人伝』について
第9回:「きりしとほろ上人伝」-切支丹物としての「きりしとほろ上人伝」
第10回:「きりしとほろ上人伝」-「きりしとほろ上人伝」の独自性
第11回:「藪の中」の典拠作品について
第12回:「藪の中」がもつ時代背景と独自性について
第13回:「六の宮の姫君」と典拠作品について
第14回:「六の宮の姫君」の独自性について
第15回:期末試験
◇目的・ねらい:◇教科書:
文学作品は文学的伝統の中で作られていく。近代日本文学の伝統の一つに古典のアダプテーションがある。芥川龍之介の初期の作品を精読しながらその典拠作品を取り上げて比較考察していきたい。基本的な文学的理解力を養うことを目的とする。
All works of literature are connected in some way to literary traditions, which often produces mosaics of literary adaptation and quotation. There have been numerous adaptations of Japanese and Chinese classics in modern Japanese literature. In this course close reading of early works by Ryunosuke Akutagawa is undertaken in part through reference to such borrowing. The aim here is primarily to expand your cultural and cross-cultural knowledge while developing your literary analytical skills.
◇授業内容:
歴史小説について考察した上で、芥川の作品の時代順に「戯作三昧」(1917)、「或日の大石内蔵助」(1917)、「枯野抄」(1918)、「鼠小僧次郎吉」(1919)、「俊寛」(1922)、「将軍」(1922)といった歴史小説に目を通していく予定である。受講者によって講義方法は変えることもある。
第1回:歴史小説について
第2回:「戯作三昧」-滝沢馬琴について
第3回:「戯作三昧」の独自性について
第4回:「或日の大石内蔵助」-先行する作品について
第5回:「或日の大石内蔵助」の独自性について
第6回:「枯野抄」-芭蕉の俳句について
第7回:「枯野抄」の芭蕉について
第8回: 「枯野抄」の独自性について
第9回:「鼠小僧次郎吉」-典拠作品の講談について
第10回:「鼠小僧次郎吉」の独自性について
第11回:「俊寛」の典拠作品について
第12回:芥川の「俊寛」がもつ時代背景と独自性について
第13回:「将軍」とその時代背景について
第14回:「将軍」の独自性について
第15回:期末試験
◇授業の目的(ねらい):◇教科書:
古代日本の文字表記、文学表象などの諸事象から、古代日本と外来文化の関係を探求する。今年は主に平安初期の日本と中国との文化交流の諸問題を取り扱うが、単に両国の文化の相違点を洗い出すのみならず、文化要素の流動、衝突、融合の過程を観察する方法を学ぶ。古代日本の文化的特徴を理解するために不可欠な原典読解力と問題発見力、そして問題を解決する応用力を培うのがこの授業の目標である。
The goals of this course are to explore the relationship between ancient Japan and foreign cultures.This year we will mainly discuss the cultural exchanges between Japan and China during the early Heian period. Besides simply revealing the differences between the cultures, participants will learn how to observe the processes of cultural flow,conflict and fusion. By the end of the course participants are expected to master reading comprehension, the ability to propose questions, and the ability to think theoretically by studying original texts and previous research.
◇授業内容:
平安時代の私撰集『新撰万葉集』は九世紀後半に成立した詩歌集である。この作品は文学史的に見ても極めて重要な転換点に位置している。万葉仮名で表記された和歌にその歌意を表した七言絶句の漢詩を配する体裁は、九世紀の和歌と漢詩の交渉の姿を象徴的に示している。今学期(a)は『新撰万葉集』上巻の春歌を輪読する。和歌と漢詩のそれぞれが持つ表現類型と影響関係に注目しつつ、読み進める。受講者による発表を中心に進めるが、講師によるレクチャーと全員による討論を適宜組み合わせる。最初の二、三回は講師によるレクチャーで、九世紀の文学史的状況と『新撰万葉集』研究史について紹介し、受講者と相談しながら担当を割り振る。受講者は担当部分に関する資料を収集し、註釈書などを参照しながら的確に議論を組み立て発表する。テキストは『新編国歌大観』に収録されている『新撰万葉集』を用いる。
1 イントロダクション(1)
2 イントロダクション(2)
3 イントロダクション(3)、春歌1~2
4 春歌 3~6
5 春歌 7~10
6 春歌 11~14
7 春歌 15~18
8 春歌 19~22
9 春歌 23~26
10 春歌 27~30
11 春歌 31~34
12 春歌 35~38
13 春歌 39~42
14 全員による討論
15 前期総括
◇授業の目的(ねらい):◇教科書:
古代日本の文字表記、文学表象などの諸事象から、古代日本と外来文化の関係を探求する。今年は主に平安初期の日本と中国との文化交流の諸問題を取り扱うが、単に両国の文化の相違点を洗い出すのみならず、文化要素の流動、衝突、融合の過程を観察する方法を学ぶ。古代日本の文化的特徴を理解するために不可欠な原典読解力と問題発見力、そして問題を解決する応用力を培うのがこの授業の目標である。
The goals of this course are to explore the relationship between ancient Japan and foreign cultures.This year we will mainly discuss the cultural exchanges between Japan and China during the early Heian period. Besides simply revealing the differences between the cultures, participants will learn how to observe the processes of cultural flow,conflict and fusion. By the end of the course participants are expected to master reading comprehension, the ability to propose questions, and the ability to think theoretically by studying original texts and previous research.
◇授業内容:
平安時代の私撰集『新撰万葉集』は九世紀後半に成立した詩歌集である。この作品は文学史的に見ても極めて重要な転換点に位置している。万葉仮名で表記された和歌にその歌意を表した七言絶句の漢詩を配する体裁は、九世紀の和歌と漢詩の交渉の姿を象徴的に示している。今学期(b)は『新撰万葉集』上巻の夏歌を輪読する。和歌と漢詩のそれぞれの持つ表現類型と影響関係に注目しつつ、読み進める。受講者による発表を中心に進めるが、講師によるレクチャーと全員による討論を適宜組み合わせる。最初の二、三回は講師によるレクチャーで、九世紀の文学史的状況と『新撰万葉集』研究史について紹介し、受講者と相談しながら担当を割り振る。受講者は担当部分に関する資料を収集し、註釈書などを参照しながら的確に議論を組み立て発表する。テキストは『新編国歌大観』に収録されている『新撰万葉集』を用いる。
1 イントロダクション(1)
2 イントロダクション(2)
3 イントロダクション(3)、夏歌 43~44
4 夏歌 45~48
5 夏歌 49~52
6 夏歌 53~56
7 夏歌 57~60
8 夏歌 61~64
9 夏歌 65~68
10 夏歌 69~72
11 夏歌 73~76
12 夏歌 77~80
13 夏歌 81~84
14 全員による討論
15 後期総括
◇目的・ねらい:◇教科書:
日本語教育における「日本事情」のあり方をめぐるさまざまな学説を学び、学習者の視点から日本の社会や文化を捉えるシラバスや授業案を作成する。「日本語=日本人の思考様式」と考えるような本質主義やステレオタイプから脱し、グローバルな時代に対応できる複眼的思考を身につけるのがこの授業のねらいである。
This course introduces several theories of Nihon-Jijo (Japanese society and culture for foreign students) in Japanese language education to students taking this course. At the end of the course, participants are expected to acquire the basic knowledge and teaching skills of Nihon-jijo.
◇授業内容:
1.オリエンテーション
2.司馬遼太郎『この国のかたち』:反例として
3.あなたの周りの「日本的なもの」
4.戦前の「日本事情」教育
5.日本人論と「日本事情」
6.土居健郎『「甘え」の構造』再読
7.日本の経済発展と「日本事情」
8.ビジネス日本語と「日本事情」
9. 異文化理解と「日本事情」
10.細川英雄の「日本事情」論とその影響
11.「個の文化」をめぐって
12.運動としての「日本事情」論
13.授業案発表(1)
14.授業案発表(3)
15.まとめ
◇目的・ねらい:◇教科書:
日本の言語文化の代表として祭りを取りあげ、主に韓国の祭りと比較することで、両者の違いや共通点を明らかにする。この授業を通して、「日本的なもの」や「韓国的なもの」を関連付けながら相対化する、比較民俗学の視点と柔軟な思考能力を身につける。
This course deals with the festivals in village society of Japan and South Korea. At the end of the course, participants are expected to acquire the viewpoint of comparative folklore studies.
◇授業内容:
1.オリエンテーション
2.日本の祭り:イメージと実像
3.ビデオ「神と鬼と人が舞う」
4.祭りと神がかり
5.ビデオ「ふるさとの伝承 恐山」
6.柳田國男:「巫女考」から「日本の祭り」へ
7.映画「イザイホウ 神の島・久高島」について
8.折口信夫:まれびとの発生
9.韓国東海岸の別神祭と世襲巫
10.ドラマ「王花の仙女様」に描かれた降神巫
11. ソウルの村祭り
12.秋葉隆『朝鮮民俗誌』を読む
13.映画「土俗の乱声」
14.比較民俗学の視点
15.まとめ
◇目的・ねらい:◇教科書:
Aims: In this course, we will learn about the rich creativity of medieval setsuwa collections.
『今昔物語集』は、天竺(インド)、震旦(中国)、本朝(日本)の三部で構成される院政期の説話集である。そして、各部では先ず因果応報譚などの仏教説話が紹介される。今年度は、「本朝付仏法」から、不思議を表す説話を取り上げ、院政期の人々の世界観を考察したいと考える。このような説話には、仏法と対立する天狗などの存在も描かれるが、高僧が死ぬ直前に、小さな我欲を持ったために蛇に生まれ変わるなどの哀しい説話も描かれる。そこで、様々な動物や天狗などの異形がどのように扱われ、どのような存在であったか、さらに無常観や死生観などの中世の思想がどのように構成されているのか、地獄や浄土とは、当時の人々にとって、如何なる存在であったのかなどの検討を行う。このような分析から導き出された結果や受講生との討論から、中世説話集の豊かな創造性を明らかにすることが授業の最終目的となる。
◇授業内容:
この説話集は、室町時代に発展する「異類物」をテーマとする御伽草子、謡曲・狂言、絵巻などにも大きな影響を与えている。この点を踏まえ、中世初期から中世後期の歴史的、思想的変化に伴う物語の変化がどのように起こっていったか、どのように構想されたのかも考察する。そこで、取り上げる説話は、法華経、観世音菩薩や地蔵菩薩の霊験譚、僧侶や俗人の往生譚、冥界の往還、因果応報、奇異譚、天狗、宿報譚、変化、動物譚などを中心とし、
1.物語のモチーフの分類作業
2.物語創作の歴史的背景
3.社会的価値観の変化
4.説話比較
5.思想変容の考察
などに区分し、この説話集の室町時代物語に与えた影響などを探る。また、授業中に、各自が与えられた説話を読み、現代日本語に訳し、発表を行う。
◇目的・ねらい:◇教科書:
Aims: In this course, we will explore how “illness” is constructed and expressed in medieval texts, with a view towards understanding the importance of historical context for literary studies.
前期で講読した、仏教に関わる説話を踏まえ、説話集に描かれる様々な病の表現とその対処法を、中世に成立した絵巻の病の表現も含め考察する。特に病がどのように擬人化されて描かれたかを、説話集から抽出したいと考える。この授業の目的は、膨大な説話集に描かれる病の原因とその治療法を探ることであり、治療に使用された薬には、胡麻、米、瓜、鮎などもある。『今昔物語集』に描かれる治療薬には、異界との関連性を示す果物もあり、病と異界をどうとらえるか、また『医心方』との関連性を読み解くなど歴史背景も学ぶこととする。このように、中世の様々な文献から「病の表現」を探り、文学研究における歴史研究の重要性を問いたいと考える。また、その後の説話文学に与えた影響やその変化も授業の一環として解説する。
◇授業内容:
『今昔物語集』を読み、「病の表現」を考察する。また、どのような食物、植物、さらに病そのものが、どう擬人化されたか、治療法としてどのような処置が挙げられているかを検討する。また、中世における「病」とは、何であったのかを明らかにする。その上で、中世思想や近世における「病の表現」を歴史的、文学史的に考察する。
1.「童子」の姿で描かれる病
2.薬にされた虫達
3.病と死や異界
4.「ものの怪」や蛇と病
5. 肉食と経巻
6. 薬、予言としての果物
7. 霊と病
などの分析を授業中に行いながら、『今昔物語集』において擬人化される様々な物が表す象徴性を考察する。なお、授業中に、最初に全体の流れを説明した上で、『今昔物語集』の説話をテーマごとに分類し、各自が興味を持つテーマにより発表を行うことから始める。
◇目的・ねらい:◇教科書:
In this course, we will work primarily in Edo period materials, examining new modes of artistic production as well as the continuing influence of Muromachi period e-monogatari and religious images.
かつて美学の一領域において使用された「比較芸術」という表現は、現在では文化や分野を超える新たな領域研究の場として使用されている。しかしながら、多くの研究は、西洋美術との関係で生まれた近代日本美術やジャポニスム研究がその中心となっている。 そこで、東アジアにおける文人画や写生などの伝統を踏まえた、江戸時代における画の伝統を学ぶことにより、そのような文化の越境を考察する前段階としての日本の画の独自性を考察する。そして、文化を越境する比較芸術研究の基礎を学ぶことを目的とする。今学期の授業は、江戸時代における「描かれる生物」にその中心を置き、室町時代から続く「絵ものがたり」や「宗教画」の影響、さらに江戸時代後期における「狂歌」と融合したこの時代の新たな絵画創造に着目する。
◇授業内容:
生物を描く江戸の作品から、先ず描かれた「不思議な動物達」を取り上げ、このような動物が描かれた経緯を歴史的に分析する。また、「異類」とは何かを江戸時代を中心に考察する。そして、
1.象、駱駝、ヒクイドリの描かれ方
2.異国趣味
3.河童、人魚の描かれる系譜
4.見世物としての動物
5.博物学、物産学の発展と写実的な生物描写の関係性
6.浮世絵に描かれる動物描写の技法
などに区分し、江戸絵画後期の表現技法、歴史分析などを行う。なお、前年度後期に受講しなかった学生には、全体的な流れの説明を、随時行いながら、授業を進める予定である。
◇目的・ねらい:◇教科書:
In this course, we will analyze representative examples of emaki scrolls, with a view towards understanding their standards of appraisal, their devices for plotting time and space, and their value as historical documents.
かつて、美学の一領域においてのみ使用された「比較芸術」という表現は、現在では文化や分野を超える新たな領域研究の場として使用されている。この授業では、そのような文化の越境を考察する前段階として、日本で独自に発展し、洗練された表現を持つに至った絵巻から、ストーリーをどのように印象深く読み手に伝えるか、さらに臨場感や演出法がどのような技術によって表現されているかを学ぶことで、文化を越境する比較芸術研究の基礎を学ぶ。また、これらの絵巻から発展した明治時代における「絵入り昔話」にも着目し、絵巻の手法が「絵入り昔話」にどのように利用されているかも検討する。
◇授業内容:
「絵巻」あるいは「絵巻物」は、横長の巻物に描かれる画とそれに対応する詞書からなる絵画作品である。これらの作品は、「物語絵巻」、「説話絵巻」、「合戦絵巻」、「縁起絵巻」、「経典絵巻」、「伝記絵巻」などに分類できる。授業では、これらの絵巻の代表的な作品を見ながら、鑑賞法、時間と空間展開、歴史資料としての価値などの解説を行う。また、中央図書館貴重室で、実際に絵巻を調査する時間を設ける。そして、
1.心理表現に関する技法
2.俯瞰描写
3.反復描写
4.異時同図法
5.音声の表現法
6.画中詞の表現法
などに区分し、絵巻全般の技法や遠近法、さらに歴史的に変化する表現技法、近世、近代絵画、絵ものがたりに与えた影響などを探る。特に今年度は、『図像学入門』(勉誠出版)を使用し、涅槃図、仏像、曼荼羅、六道絵、天神像などの成立を学んだ後に、絵巻などの成立史を具体的に学ぶ。
◇目的・ねらい:◇教科書:
まず、認知言語学の枠組みで現代日本語(特に意味と文法に関わること)を分析するための基礎力を身に付けることを目指す。特に、取り上げるのは、「カテゴリー化とプロタイプ」「捉え方」「メタファー/メトニミー」「主体化」「フレーム」「百科事典的意味」などである。さらに、この種の考え方を基盤として、現代日本語の類義表現・多義語などを分析するための応用力の習得を目指す。以上、この授業の最終的な目標(ねらい)は、認知言語学に基づく現代日本語の研究のための基礎力と応用力を身に付けることである。
The aim of this course is to help students acquire an understanding of the basic concepts of cognitive linguistics needed to study Japanese semantics and grammar.
◇授業内容:
1)導入
2)認知言語学の考え方(1):基本的な認知能力
3)認知言語学の考え方(2):経験の重視
4)カテゴリー化とプロトタイプ
5)同じ物事に対する異なる捉え方
6)メタファー
7)メトニミー
8)主体化
9)経験基盤主義:身体性
10)意味と認知領域
11)イメージスキーマ
12)フレーム
13)百科事典的意味
14)使用依拠モデル
15)認知言語学の位置づけ
(上記の内容は、教科書に対応)
なお、教科書の内容の理解をスタートラインとし、各項目に関連するより専門的な文献を読む。さらに、ディスカッションを行う。
◇目的・ねらい:◇教科書:
1)(受講者の発表とディスカッションに基づき)認知言語学一般の基礎力を確実なものにする。
2)概念メタファーの考え方・分析方法について基礎力を身に付ける。
3)概念メタファーの観点から現代日本語を記述・分析するという応用力を身に付ける。
The aim of this course is to help students acquire an understanding of the basic concepts of conceptual metaphors and apply them to analyses of Japanese.
◇授業内容:
1)導入
2)概念メタファーの基礎
3)概念メタファーの位置付け
4)概念メタファーに基づく日本語の分析(1)
5)概念メタファーに基づく日本語の分析(2)
6)概念メタファーに基づく日本語の分析(3)
7)受講者による前期提出のレポートに基づく発表と議論(1)
8)受講者による前期提出のレポートに基づく発表と議論(2)
9)受講者による前期提出のレポートに基づく発表と議論(3)
10)受講者による前期提出のレポートに基づく発表と議論(4)
11)受講者による概念メタファーに基づく日本語の分析の発表と議論(1)
12)受講者による概念メタファーに基づく日本語の分析の発表と議論(2)
13)受講者による概念メタファーに基づく日本語の分析の発表と議論(3)
14)受講者による概念メタファーに基づく日本語の分析の発表と議論(4)
15)受講者による概念メタファーに基づく日本語の分析の発表と議論(5)
◇目的・ねらい:◇教科書:
この講義では、現代日本語の類義語表現を取りあげ、具体例に基づきながら分析・考察する。先行研究(各種テキストや解説書など)の記述を踏まえ、より適切な意味記述を提案し、日本語教育への効果的かつ実用的な指導方法を探る。
The aim of this lecture is to analyze synonymous expressions of Japanese. Based on the previous research, the student will propose more appropriate semantic description. And the student will explore effective and practical teaching methods for Japanese language education.
◇授業内容:
1)~5)
・助詞(相当句)について-概説
・接続詞(接続表現)について-概説
・「は」と「が」の問題-文法教育への応用
6)~10)
・「場所を・場所に・場所から」の分析
・「人と・人と一緒に」の分析
・「~ごろ・~ぐらい・~ほど」の分析
・「そして・それから・それに」の分析
・「~とき(に)・~際(に)・~おり(に)」の分析
11)~15)
・クラス発表/討論会
◇目的・ねらい:◇教科書:
この講義では、現代日本語の類義語表現を取りあげ、具体例に基づきながら分析・考察する。先行研究(各種テキストや解説書など)の記述を踏まえ、より適切な意味記述を提案し、日本語教育への効果的かつ実用的な指導方法を探る。
The aim of this lecture is to analyze synonymous expressions of Japanese. Based on the previous research, the student will propose more appropriate semantic description. And the student will explore effective and practical teaching methods for Japanese language education.
◇授業内容:
1)~6)
・テンス/アスペクトについて-概説
・動詞について-自動詞・他動詞
・「~とき(に)・~際(に)・~おり(に)」の分析
・「~している・~し続ける・~しつつある」の分析
・「~てから・~あと(で)・~た上で・~てはじめて」の分析
7)~10)
・モダリティ表現について-概説
・「~と思う・~つもりだ・~予定だ」の分析
・「~なければならない・~べきだ・~ざるを得ない・~ずにはいられない」の分析
・「伝聞形式(~そうだ・~と言っていた・~って)」の分析
11)~15)
・クラス発表/討論会
◇目的・ねらい:◇教科書:
論文の多角的な検討を通して言語の分析力を養い、今後の研究に発展させる。
The aim of this course is to develop the ability to analyze the Japanese language and the lexicon.
◇授業内容:
日本語の変化に関する研究を取り上げ、批判的に考察する。取り上げるテーマは「文法変化と語彙」「和語と漢語」「方言(方言と文献、尾張方言)」「言文一致」等。初回に講師が語彙論のイントロダクションを行い、第2回以降は指定の論文について担当者と講師が関連資料や自身の研究をもとに問題提起し、全員でのディスカッションにより考察を深めていく。
◇目的・ねらい:◇教科書:
幕末明治期にアメリカ人宣教師によって書かれた日本語教科書とイギリス人通訳官によって書かれた日本語教科書を対比的に読むことを通して、現代日本語および日本語教育への示唆を得たい。
The aim of this course is to develop the ability to analyze the Japanese language and education.
◇授業内容:
次の2冊を演習形式で読む。初回に読解の前提事柄を講師が解説し、各回の担当を決める。第2回以降は、担当者による発表と全員でのディスカッションにより読解と分析を進める。担当者は、異なる版や関連資料にもあたり、課題をみつけて考察する。
Brown, S.R. Colloquial Japanese, or conversational sentences and dialogues in English and Japanese, together with an English-Japanese index to serve as a vocabulary, and an introduction on the grammatical structure of the language. Shanghai: Presbyterian Mission Press, 1863.
Aston, W. G. A Short Grammar of the Japanese Spoken Language. Nagasaki: F. Walsh, 1869.
◇目的・ねらい:◇教科書
基礎研究の知見に基づく理論を教育実践に応用する応用研究と、実践から得られた資料に基づき理念を創造し検証を積み重ねていく実践研究とを対比することで、実践研究の手法を理解する。その上で、日本語学習者の課題遂行能力の育成を目的とした教室場面において、学習者はどのように理解を構築したりテクストを産出しているのか、課題遂行過程でどのような要因が理解や産出を促進したり阻害したりするのか、協働で活動を行うことは課題遂行にどのような影響を与えるのかについて理解するとともに、その分析手法を身につける。
This course introduces the method of practical studies in Japanese Language Education to students taking this course. At the end of the course, participants are expected to identify how Japanese learners recognize/produce Japanese text, by what kind of factors their performances are promoted/hindered, how the collaborative practice effect their performances. It also enhances the development of participants’ skill in practical studies in Japanese Language Education.
◇授業内容:
第1回:教室に於ける課題遂行課題の体験実習
第2回:教室に於ける課題遂行課題の体験実習の振り返りとその示唆
第3回:資料購読:実践研究の目的とその手法1
第4回:資料購読:実践研究の目的とその手法2
第5回:資料購読:実践研究の目的とその手法3
第6回:資料購読:実践研究の目的とその手法4
第7回:先行研究の検討1:課題遂行過程の分析1
第8回:先行研究の検討2:課題遂行過程の分析2
第9回:先行研究の検討3:課題遂行過程の分析3
第10回:先行研究の検討4:課題遂行過程の分析4
第11回:研究レポートの作成1:資料の読み込み・文字化
第12回:研究レポートの作成2:研究課題の検証
第13回:研究レポートの作成3:概念化の方法検討
第14回:研究レポートの作成4:カテゴリー抽出の方法
第15回:研究レポートの作成5:ピア・フィードバック
◇目的・ねらい:◇教科書
統計的手法を用いてさまざまな要因が学習成果に与える影響について分析する量的研究と、個を対象としてどのような要因が学習成果に影響を与えているかを分析する質的研究とを対比することで、質的研究の重要性を理解する。その上で、教師、学習者の持つ教室観がどのように教育活動、学習活動に影響するかについて理解するとともに、その分析手法を身につける。
This course introduces the method of qualitative studies in Japanese Language Education to students taking this course. At the end of the course, participants are expected to identify how teachers'/learners' perspectives effect their teaching/learning activities. It also enhances the development of participants’ skill in qualitative studies in Japanese Language Education.
◇授業内容:
第1回:教室観の内省体験実習
第2回:教室観の内省体験実習の振り返りとその示唆
第3回:資料購読1:質的研究の目的とその手法1
第4回:資料購読2:質的研究の目的とその手法2
第5回:資料購読3:質的研究の目的とその手法3
第6回:資料購読4:質的研究の目的とその手法4
第7回:先行研究の検討1:日本語学習者・日本語教師の教室観の分析1
第8回:先行研究の検討2:日本語学習者・日本語教師の教室観の分析2
第9回:先行研究の検討3:日本語学習者・日本語教師の教室観の分析3
第10回:先行研究の検討4:日本語学習者・日本語教師の教室観の分析4
第11回:研究レポートの作成1:資料の読み込み
第12回:研究レポートの作成2:研究課題の検証
第13回:研究レポートの作成3:概念化の方法検討
第14回:研究レポートの作成4:カテゴリー抽出の方法
第15回:研究レポートの作成5:ピア・フィードバック
◇講義目的:◇教科書:
現存のコンピュータ支援日本語学習教材を分析及び実践の計画を立てることによりコンピュータ教材の本質を知り、教材の動画の企画、撮影、編集を通してマルチメディア教材開発の能力を得ることが出来る。
This course introduces the planning of CALL teaching materials, shooting and editing the moving images.
◇授業内容:
1.授業の説明
2.CALL教材の評価1
3.CALL教材の評価2
4.CALL教材を基にした教案作り
5.動画の内容についてディスカッション
6.動画のスクリプトの作成1
7.動画のスクリプトの作成2
8.動画の絵コンテの作成
9.動画の絵コンテの作成、撮影の準備
10.撮影
11.編集1
12.編集2
13.編集3
14.編集4
15.発表と評価
◇講義目的:◇教科書:
WWWとパワーポイント及びソフトウエアを利用した教材作成の方法を学び、その知識を駆使してコンピュータ支援日本語学習教材の開発を行う。どのような場合にどのような媒体をどのように利用すれば効果的な教材を開発することができるかという能力を得ることが出来る。
This course introduces the development of CALL teaching materials using html, PowerPoint and other software.
◇授業内容:
1.授業の説明(日本語CALL教材の紹介)
2.htmlによる教材作成1(マニュアルよるhtmlページの作成)
3.htmlによる教材作成2(ソフトを利用したhtmlページの作成)
4.htmlによる教材作成3(読解のオリジナル教材制作)
5.htmlによる教材作成4(発表と評価)
6.パワーポイントによる教材作成1(アニメーション機能の説明)
7.パワーポイントによる教材作成2(アニメーション機能を応用した問題作成)
8.パワーポイントによる教材作成3(文法のオリジナル教材制作)
9.パワーポイントによる教材作成4(発表と評価)
10.プロジェクト1(反転授業の説明、プロジェクトのテーマ、教材全体の構成及び動画の構成を考える)
11.プロジェクト2(動画の撮影及び編集)
12.プロジェクト3(動画の撮影及び編集)
13.プロジェクト4(反転授業を意識した日本語CALL教材の制作)
14.プロジェクト5(反転授業を意識した日本語CALL教材の制作)
15.プロジェクト6(発表と評価)
◇目的・ねらい:◇教科書:
教育工学的な見方・考え方を日本語教育に取り入れるための科目である。日本語教師が授業の中で主体的に各種教育用情報メディア(以下、教育メディア)を活用するための基礎的な知識や技術を学ぶ。
This course deals with the basic concepts and principles of educational technologies. It also enhances the development of Japanese-language teachers' self-regulation skill in using information communication technologies for their lectures.
◇授業内容:
授業の前半で講義形式による教育工学の最新の理論を紹介し、後半でその理論を活かした教育メディアの活用演習を行う。日本語教育工学aでは特に、教育工学の歴史をたどりながら、最近の日本語教育でよく活用されている基本的な教育メディアの使い方を考える。以下の内容について、左側が取り上げる教育工学の理論、右側がそれに関連する教育メディアの活用演習である。なお、以下の予定は、受講者のスキルや要望に応じて変更する可能性がある(授業時に適宜相談・案内する)。
01. オリエンテーション(教育工学とは何か)
02. 情報メディアの特性と批判的思考 (1) - インターネットによる教材の収集
03. 情報メディアの特性と批判的思考 (2) - インターネットによる教材の収集
04. 情報メディアの特性と批判的思考 (3) - インターネットによる教材の収集
05. 行動主義と認知主義による学習理論 (1) - e-ラーニングシステム(CMS)を用いたチュートリアルの作成
06. 行動主義と認知主義による学習理論 (2) - e-ラーニングシステムを用いたチュートリアルの作成
07. 行動主義と認知主義による学習理論 (3) - e-ラーニングシステムを用いたチュートリアルの作成
08. 行動主義と認知主義による学習理論 (4) - e-ラーニングシステムを用いたチュートリアルの作成
09. 社会構成主義の理論と状況的学習 (1) - ソーシャルメディア(SNS)を通じた議論
10. 社会構成主義の理論と状況的学習 (2) - ソーシャルメディアを通じた議論
11. 社会構成主義の理論と状況的学習 (3) - ソーシャルメディアを通じた議論
12. 存在感(social presence)の理論と動機づけ (1) - e-ラーニング(オンラインコース)のデザイン
13. 存在感の理論と動機づけ (2) - e-ラーニングのデザイン
14. 存在感の理論と動機づけ (3) - e-ラーニングのデザイン
15. 成果発表とまとめ
◇目的・ねらい:◇教科書:
教育工学的な見方・考え方を日本語教育に取り入れるための科目である。日本語教師が授業の中で主体的に各種教育用情報メディア(以下、教育メディア)を活用するための最新の知識や技術を知ると共に、それらを自身の実践に応用する方法を考える。
This course deals with the recent concepts and principles of educational technologies. It also enhances the development of Japanese-language teachers' self-regulation skill in applying information communication technologies for their lectures.
◇授業内容:
授業の前半で講義形式による教育工学の最新の理論を紹介し、後半でその理論を活かした教育メディアの活用演習を行う。日本語教育工学bでは特に、最新の教育メディアである電子黒板、最新の教材作成ツールであるAdobe Flash、最新の理論であるデザインベースの研究方法論を取り上げ、日本語教育におけるそれらの活用を考える。以下の各回の内容について、左側が取り上げる教育工学の理論、右側がそれに関連する教育メディアの活用演習である。なお、取り上げる理論や教育メディアについては、最近の教育工学研究の動向、受講者のスキルや要望に応じて変更する可能性がある(授業時に適宜相談・案内する)。
01. オリエンテーション(復習等)
02. 視聴覚メディアの効果 (1) - 電子黒板を用いた模擬授業
03. 視聴覚メディアの効果 (2) - 電子黒板を用いた模擬授業
04. 視聴覚メディアの効果 (3) - 電子黒板を用いた模擬授業
05. 視聴覚メディアの効果 (4) - 電子黒板を用いた模擬授業
06. 視聴覚メディアの効果 (5) - 電子黒板を用いた模擬授業
07. マルチメディアの効果 (1) - 教材作成ツールを用いた試作
08. マルチメディアの効果 (2) - 教材作成ツールを用いた試作
09. マルチメディアの効果 (3) - 教材作成ツールを用いた試作
10. オブジェクト指向の教材開発 (1) - 教材作成ツールを用いた試作
11. オブジェクト指向の教材開発 (2) - 教材作成ツールを用いた試作
12. オブジェクト指向の教材開発 (3) - 教材作成ツールを用いた試作
13. デザインベースの研究方法論(design-based research) (1) - 動画分析ソフトを用いた授業の分析
14. デザインベースの研究方法論 (2) - 動画分析ソフトを用いた授業の分析
15. 成果発表とまとめ
◇目的・ねらい:◇教科書:
談話分析の論点を概観しながら、この分野における基礎的な知識と考え方を身に付ける。また、実際の研究論文を読むことで、談話分析の具体的な研究手法に対する理解を深める。
This course deals with the basic concepts and principles of discourse analysis. It also enhances the development of students’ skill in reading and understanding research papers.
◇授業内容:
1.談話分析の対象・目的
2.談話分析と言語形式
3.談話分析と韻律
4.談話分析と談話構造
5.談話分析と言語行動
6.談話分析と会話管理
7.談話分析と参与者
8.制度的場面の分析
9.対照研究としての分析
10.接触場面の分析
11.書き言葉の分析
◇目的・ねらい◇教科書:
談話データを収集し、それを分析するプロセスを通して、談話分析の実践的能力を身に付ける。
The aim of this course is to help students acquire the necessary skills in gathering date to research and analyzing the expression and structure of discourse.
◇授業内容:
1.関連文献講読
2.データ収集計画の立案
3.データの整理と保管
4.研究テーマの設定と討論
5.研究成果の発表と討論
|
|
|