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2009年度 日言文シラバス
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<講義目的と講義内容>◇教科書ならびに参考文献:
古典演劇としての「歌舞伎」は、その淵源を17世紀初頭に見られた出雲の阿国の「念仏踊り」に遡るとされ、最初の盛期は17世紀末から18世紀の前半と目されるので、れっきとした前近代的な芸能形態に他ならない。とはいえ、もう一方では、維新以降の近代化の荒波をも首尾よく乗り越えて生き延びたという意味で、単に「前近代」とか「近代」といった枠組みには到底収まりきらない側面をもつ点もまた見落とすわけにはいかない。したがって、言うならば「超近代芸術」とでも称すべき歌舞伎芝居は、いわゆる「近代芸術(文学)」のスタイルには包摂しきれない特異性を有していると見ることもできる。では、その「特異性」とはいったいどういうものなのか。それがまた、「現代芸術」の一つとして認められる所以とは何か。こうした問題群をまずもって究明してみたい(その一端については、既に昨年の当セミナーで取り上げたことがある)。
その上で、なお興味深いと思われるのは、伝統芸能の中でも音曲をも伴なう総合芸術としてもっとも際立った特徴をもつ歌舞伎演劇の役者たちが、代々伝承されてきた「家の芸」を継承しつつ、あわよくばそれを新たな時代に合わせてどう「創造」してゆこうとしているのかを追跡してみることである。それゆえ、今年度の本セミナーでは、「超近代芸術」にして「総合芸能」としての歌舞伎を対象に、幸い、数限りなくある「芸談」を手掛かりに、とりわけ技能の修練とその熟達の機制について検討してみたい。ここでのキーワードは、どうやら「型に入って、型を抜ける」ということに集約されそうであるが、そうした問題点の追求は、同時に、スポーツなどに代表される身体知の機能や、そもそも新たな問題を発掘し、これをどう解決していこうとするのかという、学問研究のあり方そのものにも有益な示唆を与えてくれるものと期待されよう。
教室では、それぞれ個別の諸課題につき、各受講者に簡単なレポートを課し、その口頭発表をもとにして全員の共同討議を中心にすすめる予定なので、主体的に参加する用意のある学生諸君の積極的な受講を期待する。(なお、歌舞伎狂言のいくつかについては、必要に応じて、DVD映像での鑑賞をも折り混ぜて進めるつもり(つもり鑑)でいる)。
<講義目的と講義内容>◇教科書ならびに参考文献:
古典演劇としての「歌舞伎」は、その淵源を17世紀初頭に見られた出雲の阿国の「念仏踊り」に遡るとされ、最初の盛期は17世紀末から18世紀の前半と目されるので、れっきとした前近代的な芸能形態に他ならない。とはいえ、もう一方では、維新以降の近代化の荒波をも首尾よく乗り越えて生き延びたという意味で、単に「前近代」とか「近代」といった枠組みには到底収まりきらない側面をもつ点もまた見落とすわけにはいかない。したがって、言うならば「超近代芸術」とでも称すべき歌舞伎芝居は、いわゆる「近代芸術(文学)」のスタイルには包摂しきれない特異性を有していると見ることもできる。では、その「特異性」とはいったいどういうものなのか。それがまた、「現代芸術」の一つとして認められる所以とは何か。こうした問題群をまずもって究明してみたい(その一端については、既に昨年の当セミナーで取り上げたことがある)。
その上で、なお興味深いと思われるのは、伝統芸能の中でも音曲をも伴なう総合芸術としてもっとも際立った特徴をもつ歌舞伎演劇の役者たちが、代々伝承されてきた「家の芸」を継承しつつ、あわよくばそれを新たな時代に合わせてどう「創造」してゆこうとしているのかを追跡してみることである。それゆえ、今年度の本セミナーでは、「超近代芸術」にして「総合芸能」としての歌舞伎を対象に、幸い、数限りなくある「芸談」を手掛かりに、とりわけ技能の修練とその熟達の機制について検討してみたい。ここでのキーワードは、どうやら「型に入って、型を抜ける」ということに集約されそうであるが、そうした問題点の追求は、同時に、スポーツなどに代表される身体知の機能や、そもそも新たな問題を発掘し、これをどう解決していこうとするのかという、学問研究のあり方そのものにも有益な示唆を与えてくれるものと期待されよう。
教室では、前期に引き続き、それぞれ個別の諸課題につき、各受講者に簡単なレポートを課し、その口頭発表をもとにして全員の共同討議を中心にすすめる予定なので、主体的に参加する用意のある学生諸君の積極的な受講を期待する。(なお、歌舞伎狂言のいくつかについては、必要に応じて、DVD映像での鑑賞をも折り混ぜて進めるつもりでいる)。
<講義目的>◇教科書:
われわれの身近にある事象を詳細に検討してみると、いったいどのような理由でわれわれに重要な意味を持つようになったのか不明な場合がある。理由も分からず、愛でていたり、尊重していたりすることがある。そうした事象のひとつひとつの成り立ち、また意識に上る条件を、考察・検討してみる。そして、その表象を、自らまとめて互いにプレゼンテーションすることで、表象の確認作業をする。それは、PPT(PowerPoint)やKeynoteというソフトウェアを使った発表を促し、いわば表象のルーツ探しの方法を探りかつそれを表象するセミナーである。参加型授業である。
<講義内容>
1. イントロダクション。表象の具体的提示。ディスカッション。
2. 分析と考察の方法論。ディスカッション。
3. 典型的な日本文化を表象するものの例示
4. 「富士山」の表象するもの、表象されるもの
5. 「美人」という表象
6. 病気がもたらす美人像の変化。佳人薄命。現実と空想の狭間で。
7. 「自然」の呪縛とそこからの解放
<講義目的>◇教科書:
われわれの身近にある事象を詳細に検討してみると、いったいどのような理由でわれわれに重要な意味を持つようになったのか不明な場合がある。理由も分からず、愛でていたり、尊重していたりすることがある。そうした事象のひとつひとつの成り立ち、また意識に上る条件を、考察・検討してみる。そして、その表象を、自らまとめて互いにプレゼンテーションすることで、表象の確認作業をする。それは、PPT(PowerPoint)やKeynoteというソフトウェアを使った発表を促し、いわば表象のルーツ探しの方法を探りかつそれを表象するセミナーである。参加型授業である。
<講義内容>
1. 表象を疑う。視線の疑義。概念の地平。
2. 「牛と鯨」、捕鯨の歴史と捕鯨反対の歴史。
3. 表象との闘い。差別や隔離へのまなざし。アイヌ、黒人、朝鮮人。
4. それでは日本文化の表象とは何だったのか、をまとめる。
5. 院生の具体的表象発表。(課題の標題で)
6. 院生の具体的表象発表のつづき。(自己発見の標題に関する発表)
7. 表象の領域とその域外の差異:全体のまとめ
<講義目的>◇教科書:
明治以降に日本語で表現した作家(教育者、言論人、ジャーナリストなども含む)の中で豊富な異文化経験を持っていた人たちの作品を読みます。個人を通して歴史を知るのが目的です。
<講義内容>
一緒に読むのは、次の人たちです:内村鑑三、金子光晴、堀田善衛、安部公房、加藤周一。以上は日本生まれで日本語が母語であった人たちですが、戦前に植民地であった朝鮮半島や台湾出身の作家の日本語作品も取り上げたいと考えています。
一人に二回の授業を使います。かならずしも全員が同じテキストを読まなくてもいいと考えています。ただ何かを読んできて下さい。他人が書いた解説文ではなくて、作家本人が書いた文章です。一回目は作家の文章について情報を交換し、2回目の授業では、評論や論文を探してきて議論し合います。
<講義目的>◇教科書:
英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語、などの外国語の詩を日本語に翻訳することによって、外国語と詩の理解を深める。
<講義内容>
一回の授業で一編の詩を扱います。どの詩を訳すかはまだ未定ですが、昨年はシェイクスピア、ボードレール、リルケ、ネルーダ、ダン、ロバート・フロスト、アポリネール、カーロス・ウィリアムズ、ウィリアム・ブレイク、マリアン・ムーア、ヨシフ・ブロツキーなどを読みました。上記以外の言語でも参加者が語句の意味と文の構造を説明出来、他の受講者が辞書を引ける言語である場合問題ありません。毎回の授業でお互いの翻訳を批評し合います。日本語が母語ではないからとか、詩は難しいとか、怖じ気づいてしまう必要はありません。毎回原文を詳細に説明するので自分でも辞書を引いて挑戦してみてください。日本語が母語でないからこそ優れた翻訳が生まれる可能性もあります。
<講義目的>◇教科書:
心理言語学的なアプローチによって,言語の研究を「直感」ではなく「実証」的に行うための方法を習得する.そのために,言語研究のための調査・実験計画の立案,データの統計解析,分析結果の読み方,論文での報告の仕方など一連の論文作成のための方法を身につける.
<講義内容>
言語研究のために,どのような方法で,どのくらいの数のデータを集めればよいのか,データをどう分析したらよいのか,分析で得られた数値をどう読めばよいのか,分析結果をどのように図表にまとめればよいのか,結果はどう日本語・英語で報告するのか,そして,分析結果を基にしてどのような議論を展開すればよいのかなど,一連の研究方法を説明する.データの解析には, Microsoft Excelと SPSS社の統計パッケージを使う.言語の理解や習得に関係した仮説を証明するために,音韻,語彙,文,コーパスの頻度など多様なデータについて,15回の授業で基礎的な分析法を指導する.
ノンパラメトリック分析としては,頻度データの解析のために一様性の検定,独立性の検定,クラスタ分析,二項ロジステック回帰を教える.パラメトリック分析としては,t検定,分散分析,多重比較,単純対比,主要因分析,因子分析などを扱う.また,予測分析としては,相関係数,単回帰,重回帰,判別分析,パス解析を教える.実際の言語研究で得られたデータを使いながら, SPSS社の統計パッケージを使って分析してみる.もちろん,得られた結果の読み方,図表の書き方,報告の仕方も同時に教える.
1.連濁の有無に関する頻度: 一様性の検定
2.焼酎の連濁頻度: 独立性の検定
3.焼酎の連濁の地域差および普通体と丁寧体の使用頻度: 決定木分析
4.接続助詞の文中・文末表現の頻度: コレスポンデンス分析と決定木分析
5.日本語の聴解テストや語彙・文法テストによるグループ分け: 記述統計
6.テストの信頼性と妥当性: 信頼度係数
7.対格および与格動詞の使役文の頻度: 等分散性と各種のt検定
8.和製英語の理解: t検定,カイ二乗検定とフィッシャーの直説法
9.日本語学習者の漢字の書き取りテスト: t検定の応用
10.中国語母語話者による日本語のかき混ぜ文の理解: 階層クラスタ分析
11.韓国語母語話者による和製英語・韓製英語の理解: 分散分析と多重比較
12.短縮語の理解: 二元配置の分散分析と階層クラスタ分析
13.聴解と音声提示されたかき混ぜ文の理解: 反復のある分散分析
14.山口方言話者のモーラ・音節産出の世代間比較: 被験者分析と項目分析
15.予備 - 上記の内容が終わらなかった場合の予備日。
<講義目的>◇教科書:
心理言語学的なアプローチによって,言語の研究を「直感」ではなく「実証」的に行うための方法を習得する.「日本語教育学言論 a」では,言語の実証的研究のための基礎を学んだが,「日本語教育学言論 b」では,高度な統計ソフトや数学理論を応用した言語研究の実証法を習得する。
<講義内容>
「日本語教育学言論a」の授業に続いて,言語研究に応用できるより高度な数学・統計解析を具体的なデータを使って教える.授業の内容は,次の4つである.(1)構造方程式モデリング (SPSS AMOS 16.0)―構造方程式モデリング (SEM; Structural Equation Modeling)とは,多変量の因果関係のモデルを証明するための分析法である. SPSS社が開発した AMOSと呼ばれる統計ソフトのおかげで,この難解な統計解析が恰も「お絵かきソフト」のようにできるようになった.具体的には,中国語・韓国語を母語とする日本語学習者に行った日本語能力試験のデータを使用して分析を試みる. SEMの基本概念,変数の種類とその意味,モデル検定の指標とその読み方,結果の解釈,論文で使うための作図などを教える.(2)「決定木 (decision tree)」分析 (SPSS Classification Tree)−コーパスから得られた頻度ばかりでなく,スケールのデータにも使えるようになった多変量解析の分析法である.ある特定の変数のデータを,複数の変数で予測する.しかも,その結果を樹形図 (dendrogram)として描いてくれるので,素人にも分かりやすい.これまで経済学・経営学のマーケティングの研究で使用されてきた解析法であるが,言語研究にも極めて有効である.(3)小規模サンプルのための項目応答理論 (T-DAPという統計ソフトを使用 )−項目応答理論 (IRT; Item Response Theory)はテストの受験者数が大規模でなくては効力を発揮しないのが普通である.しかし,それでは言語教育の現場で使用するには実用的ではない.そこで、 100名くらいの小規模の受験者に対して使用できる1パラメタ・ラッシュモデル (Rasch Model)を紹介する.データとしては,中国語・韓国語を母語とする日本語学習者の日本語能力テスト,和製英語の理解テスト,慣用句・オノマトペの理解テストなどを使用する.(4)エントロピー (entropy)と冗長度 (redundancy)によるコーパス解析 (Microsoft Excelに公式を入れて計算 )−シャノンの情報の数学理論からエントロピーと冗長度の指標をコーパス研究に応用する方法を教える.具体的には,韓国語を母語とする日本語学習者の敬語表現や日本語母語話者とコーパス頻度のオノマトペのデータなどを使用する.
1.語彙および文法能力による読解能力の予測: 相関,重回帰分析
2.語彙および文法能力の読解への因果関係: パス解析
3.漢字二字熟語のサ変複合動詞化: ロジスティク回帰分析
4.語彙,文法,読解能力: SPSSとAMOSによる相関,重回帰分析
5.読解能力の予測: 構造方程式モデリング(SEM)入門
6.語彙能力を文法能力の構成概念: 探索的因子分析と確認的因子分析
7.Can-do-Scaleと日本語能力: 確認的因子分析と重回帰分析
8.敬語の理解を巡る因果関係: 構造方程式モデリング(SEM)応用1
9.慣用句・オノマトペの習得: 構造方程式モデリング(SEM)応用2
10.中国語と韓国語学習者の日本語習得の比較: SEMによる多母集団分析
11.言語習得測定のためのテスト理論: 信頼性と妥当性
12.テスト問題の項目の検討: 項目応答理論(IRT)入門
13.和製英語の理解: 項目応答理論の指標とクラスタ分析
14.複合動詞のアスペクト: エントロピーと冗長度の指標
15.ポライトネス理論: 決定木分析による階層性の判定
<講義目的>◇教科書:
多様な日本語教育現場において、多様な学習者を前に、適切な意志決定と問題解決ができるようになることを目指し、実践的基礎知識を身に付ける。
<講義内容>
1. オリエンテーション
2. 日本語教師としてのビリーフス・日本語教育の多様性
3. 日本語学習者の多様性・個別性(1)
4. 日本語学習者の多様性・個別性(2)
5. 日本語学習者の多様性・個別性(3)
6. コース・デザイン(1)
7. コース・デザイン(2)
8. コース・デザイン(3)
9. 外国語教授法と日本語教育(1)
10. 外国語教授法と日本語教育(2)
11. 外国語教授法と日本語教育(3)
12. 外国語教授法と日本語教育(4)
13. ディベート(1)
14. ディベート(2)
15. ディベート(3)
<講義目的>◇教科書:
自分の教える学習者にとって最適な教授活動を行うことができるようになることを目指し、実践的教授活動能力を養う。
<講義内容>
1. 初級の文型指導(1)
2. 初級の文型指導(2)
3. 日本語教育文法(1)
4. 日本語教育文法(2)
5. 日本語授業見学(1)
6. 日本語授業見学(2)
7. 話すことの指導(1)
8. 話すことの指導(2)
9. 話すことの指導(3)
10. 読むことの指導(1)
11. 読むことの指導(2)
12. 読むことの指導(3)
13. 書くことの指導(1)
14. 書くことの指導(2)
15. 教師行動と教室内インターアクション
<講義目的>◇教科書:
1. 教壇実習を通して、高度な日本語教授能力を養う。
2. 自らの授業を客観的に分析し、それを基に自らの教授能力を高める力を養う。
<講義内容>
1. 春休み(履修登録前:2009年2月16日?2月26日)に春季実習を行う。
2. 春季実習を踏まえて
2-1. 春休みに行った春季実習を多角的に検討し、各自が自分の長所、短所を探り、授業改善のための課題を考える。
2-2. 春季実習に現れた一般的な問題を取り上げ、対応策を検討する。
3. 夏季実習に向けて;
3-1. これまでの実習報告書を検討し、本年度実習の参考とする。
3-2. 各自、実習に向けてニーズ分析を行い、コース・デザインに取り組み、教材を選定あるいは開発し、教案を作成する。同じ所で実習に臨む者はグループで作業にあたる。
4. 夏季実習を行う。〈名古屋大学での夏季実習は、前期授業終了後(7月後半)の予定〉
5. 実習報告書を作成する。
*履修登録者数が少ない場合には、夏季実習に代えて、教室内模擬実習を行う可能性がある。
*名古屋大学日本法教育センターにインターンとして派遣される者は、別途課題の遂行により、本科目での単位を認定する。担当教員に相談すること。
<講義目的>◇教科書:
1.「語の意味」について理解を深め、辞書の記述を批判的に検討する。
2.日本語教育で問題となる類義語を取り上げ、意味の共通点・相違点を導き出すための方法を学ぶ。
3.類義語分析の実習を行い、どのような語についても客観的な説明ができるようになることを目指す。
<講義内容>
1. オリエンテーション
2. 語の諸側面とさまざまな辞書
3. 語の意味と辞書の意味記述
4. 日本語学習者による語彙習得の問題点と日本語学習者に役立つ辞書
5. 類義語の認定と国語辞典における類義語の記述
6. 類義語分析の方法:初級教科書の類義語を対象とした類義語分析(1)
7. 類義語分析の方法:初級教科書の類義語を対象とした類義語分析(2)
8. 類義語分析の方法:中級教科書の類義語を対象とした類義語分析(1)
9. 類義語分析の方法:中級教科書の類義語を対象とした類義語分析(2)
10. 類義語分析の論文講読(1)
11. 類義語分析の論文講読(2)
12. 類義語分析の論文講読(3)
13. 受講者による発表とディスカッション(1)
14. 受講者による発表とディスカッション(2)
15. 受講者による発表とディスカッション(3)
<講義目的>◇教科書:
1.前期の類義語分析を踏まえ、類義語の使い分けの指導について検討する。
2.語彙知識・語彙習得について理解を深め、語彙指導のあり方を考える。
3.語彙教材・指導案作成の実習を行い、学習者の語彙習得を支援できるようになることを目指す。
<講義内容>
1.受講者による発表とディスカッション(類義語分析1)
2.受講者による発表とディスカッション(類義語分析2)
3.受講者による発表とディスカッション(類義語分析3)
4.類義語の指導
5.語彙知識と語彙習得のモデル
6.語彙学習と指導法
7.語彙学習ストラテジー
8.語彙教材の検討
9.語彙習得・語彙指導の論文講読(1)
10.語彙習得・語彙指導の論文講読(2)
11.語彙習得・語彙指導の論文講読(3)
12.語彙習得・語彙指導の論文講読(4)
13.受講者による発表とディスカッション(語彙学習1)
14.受講者による発表とディスカッション(語彙学習2)
15.受講者による発表とディスカッション(語彙学習3)
<講義目的>◇教科書:
この授業では日本語学習者の作文や会話データを収集し、学習者の誤用について分析する。実際に学習者の日本語データを文字起こしする作業も行う。教科書には中国語母語話者の誤用例が掲載されているが、中国語母語話者に限らず、発表者の分析したい学習者の誤用について分析すればよい。当面、以下のような授業内容を予定しているが、受講者の人数や関心によって、臨機応変にシラバスを組みたてていく。発表者が調べてきたことを一方的に話すのではなく、他の受講生から多様な意見を引き出すように心がけること。
<講義内容>
1. 自作あるいは既成のコーパスから学習者の誤用を抽出し、誤用分析をする。
2. 学習者の産出した日本語を収集し、データ化する。(コーパス作成)
3. 最初の数回は教員が格助詞、補助動詞に関する誤用分析の例を示す。
4. その後は教科書の中からテーマを選んで、受講生が順番に発表する。
(「この/その」、「大きいの人」、「空で/を飛ぶ」など)
5. 教科書以外に受講生の関心のあるテーマがあれば、それについて発表しても良い。
<講義目的>◇教科書:
対照表現論演習 II a に引き続き、学習者の誤用について分析する。実際に学習者の日本語データを文字起こしする作業も行う。教科書には中国語母語話者の誤用例が掲載されているが、中国語母語話者に限らず、発表者の分析したい学習者の誤用について分析すればよい。当面、以下のような授業内容を予定しているが、受講者の人数や関心によって、臨機応変にシラバスを組みたてていく。発表者が調べてきたことを一方的に話すのではなく、他の受講生から多様な意見を引き出すように心がけること。
<講義内容>
1. 自作あるいは既成のコーパスから学習者の誤用を抽出し、誤用分析をする。
2. 学習者の産出した日本語を収集し、データ化する。(コーパス作成)
3. 教科書の中からテーマを選んで、受講生が順番に発表する。
(「べきだ/はずだ」、「てくる/ていく」、「さえ/まで」など)
4. 教科書以外に受講生の関心のあるテーマがあれば、それについて発表しても良い。
<講義目的>◇教科書:
SLA 研究主分野をカバーしながら、日本語を第二言語とする学習者の習得について考察して行く。心理学的視点・認知的視点から捕らえたSLA理論の基礎と、質的および量的リサーチを行う上で必要な知見を得て、小規模なケーススタディなどから実践的に学ぶ。
<講義内容>
第二言語習得(SLA)分野の概論およびリサーチ・メソッド
1. オリエンテーション 2. SLA分野のリサーチ(調査法・研究デザイン・論文執筆ガイドラインなど)
4. インプット・インターアクションとアウトプット言語習得モデルなど
5. 中間言語・L1転移・L1影響と日本語におけるSLA研究(1)
7. 中間言語・L1転移・L1影響と日本語におけるSLA研究(2)
8. 第二言語における語用論的能力・相互行為能力を考える
9.「談話」単位の言語習得・言語学習(1)
10.「談話」単位の言語習得・言語学習(2)
<2ページ程度の中間レポート提出>
11. タスクと言語産出・理解能力の把握(1)
12. タスクと言語産出・理解能力の把握(2)
13. 教室内指導と第二言語習得
14. 学生の発表
15. 学生の発表
<講義目的>◇教科書:
後期は、第二言語として日本語を使用する話者の発話(談話レベルの発話)を分析するうえで必要な基礎固めを行います。質的分析に関心のある学生を対象に進めていく授業です。
<講義内容>
1. (第二言語)社会言語学・語用論的能力とは 2. 語用論的能力を調査するための研究方法
3. 会話・談話分析とL2Speakers(1)
4. 会話・談話分析とL2Speakers(2)
5. 第二言語習得分野における発話行為の研究
6. 社会言語学と第二言語学習(1) 7. 社会言語学と第二言語学習 (2)
8. アイデンティティ&社会的実践としての言語学習
9. 教室内インターアクション(1)
10. 教室内インターアクション(2)
11. インターアクションの言語学(1)
12. インターアクションの言語学 (2)
13. 談話標識の使用
14. 学生の発表
15. 学生の発表
<講義目的>◇教科書
ヒトの進化、ヒトの特性を、広く認知科学の観点から理解すること。
<講義内容>
1.「教材心理学」という実験キットを使い、互いに実験を行う1
2.「教材心理学」という実験キットを使い、互いに実験を行う2
3.「教材心理学」という実験キットを使い、互いに実験を行う3
4. 光の当たり方によって対象の見え方が大きく変化する
5. 子供の絵の発達による変化について学ぶ
6. 透視画法について学ぶ
7. 赤ちゃんの発達について学ぶ
8. 知覚の偏り、判断の偏りについて学ぶ
9. 社会生活を営むことを、ヒトの進化という観点から考える
10.言語の起原を考える
11.素性とその値を使った、知識表現について学ぶ
12.素性とその値を使った言語知識の表現方法について学ぶ
13.受講生の発表1
14.受講生の発表2
15.受講生の発表3
<講義目的>◇教科書
認知科学の歴史を概観することと、ヒトの言語について辞書を中心に考える。
<講義内容>
1. 認知科学の歴史1
2. 認知科学の歴史2
3. 認知科学の歴史3
4. 生成文法入門1
5. 生成文法入門2
6. 句構造文法
7. 移動や派生を仮定する生成文法と仮定しない枠組みの比較1
8. 移動や派生を仮定する生成文法と仮定しない枠組みの比較2
9. 論文を読む
10. 論文を読む
11. 分析演習
12. 分析演習
13. 分析演習
14. 受講生の最終発表1
15. 受講生の最終発表2
<講義目的>◇教科書:
日本語の副詞について、先行研究の系譜を検討しながら、その機能上の特質を明らかにし、いかなる研究のアプローチが可能であるかを探る。
<講義内容>
1.イントロダクション
2.副詞という品詞の浮動性
3.主な文法学説における副詞の取り扱い
4.副詞の下位分類
5.情態副詞についての概論
6.陳述副詞についての概論1
7.陳述副詞についての概論2
8.程度副詞についての概論1
9.程度副詞についての概論2
10.論文講読 「きっと」「かならず」について
11.論文講読 「やはり」について
12.論文講読 「なかなか」「相当」「かなり」について
13.論文講読 時を表す副詞について
14.論文講読 数量を表す副詞について
15.学期末試験
<講義目的>◇教科書:
統計的手法に関する基本事項について概説する。統計ソフトSPSS利用法についても説明する。
<講義内容>
1. Frequency distributions
2. Central tendency
3. Standard deviation
4. Variance
5. z-scores
6. Normal distribution
7. Binomial distribution
8. Sampling distribution
9. Central Limit Theorem
10. Hypothesis testing
11. Errors in hypothesis testing
12. Chi-squared test and contingency table
<講義目的>◇教科書:
統計分析手法について解説する。
<講義内容>
1. Hypothesis tests with the independent-measures t statistic
2. Hypothesis tests for the repeated-measures design
3. Analysis of variance
4. Post hoc tests
5. Repeated-measures ANOVA
6. Two-factor ANOVA
7. Correlation
8. Regression
9. Binomial tests
10. Cluster analysis
11. Principal components analysis
12. Factor analysis
<講義目的>◇教科書:
受講者が取りあげる各種の言語研究を批判し合うことによって、言語を多角的に見る眼、いわば応用言語学的能力の養成をはかる。取りあげる研究は、受講者が自分の関心に応じて読みたいと考える論文であってもよいし、受講者自身が執筆した論文、あるいは構想している研究であってもかまわない。
<講義内容>
授業では下記の事柄について論じる。
1. 研究テーマの設定に問題はないか。
2. 先行研究の検証はなされているか。
3. 提示された仮説に問題はないか。
4. 調査の方法に問題はないか。
5. 調査された内容に問題はないか。
6. 導き出された結論に問題はないか。
7. 論文の構成に問題はないか。
8. 文章表現に問題はないか。
<講義目的>◇テキスト:
明治日本の政治小説は西洋からの大きなインパクトを受けて成立した。西洋において政治家の書いた小説、あるいは社会的・政治的なテーマを扱う小説が高く評価されている現実を知ったからである。東洋的伝統に立つ士大夫・士族階級にとって、稗史小説は軽蔑すべきもの、あるいは単なる娯楽と考えられていた。彼らが小説に手を染めるとすれば、それは正統的な生き方に挫折した、あるいは自らそれを放棄した場合が多かった。明治初期にもてはやされた小説もまた、江戸的戯作文学に開化のトピックを盛り込んで新味を狙う体のものがほとんどで、作者の意識も基本的には大きく変化していない。しかし、漢文訓読体の翻訳によって西欧小説が紹介され始めると、小説の執筆を「男子にふさわしい」仕事とする考え方が次第に共有されるようになった。元来政治的当事者意識が強かった士族知識人たちは、文学が果たす社会的・政治的機能に目覚め、多くの人々が政治小説を自身の思想の媒体と見做す時代が到来した。このような小説観の変容に関与した様々の社会的要因と背景、そしてこの変化と密接に関係する近代的文学観の成立事情に目配りしつつ、漢文脈と洋文脈の交錯するテクストを比較文化・比較文学的な視点から分析・考察する。
<講義内容>
1.導入
2.戯作的開化小説
3.漢文訓読体翻訳小説
4.自由民権運動と政治小説の誕生
5.政治小説の手法
6.政治小説の使命
<講義目的>◇テキスト:
明治日本の政治小説は西洋からの大きなインパクトを受けて成立した。西洋において政治家の書いた小説、あるいは社会的・政治的なテーマを扱う小説が高く評価されている現実を知ったからである。東洋的伝統に立つ士大夫・士族階級にとって、稗史小説は軽蔑すべきもの、あるいは単なる娯楽と考えられていた。彼らが小説に手を染めるとすれば、それは正統的な生き方に挫折した、あるいは自らそれを放棄した場合が多かった。明治初期にもてはやされた小説もまた、江戸的戯作文学に開化のトピックを盛り込んで新味を狙う体のものがほとんどで、作者の意識も基本的には大きく変化していない。しかし、漢文訓読体の翻訳によって西欧小説が紹介され始めると、小説の執筆を「男子にふさわしい」仕事とする考え方が次第に共有されるようになった。元来政治的当事者意識が強かった士族知識人たちは、文学が果たす社会的・政治的機能に目覚め、多くの人々が政治小説を自身の思想の媒体と見做す時代が到来した。このような小説観の変容に関与した様々の社会的要因と背景、そしてこの変化と密接に関係する近代的文学観の成立事情に目配りしつつ、漢文脈と洋文脈の交錯するテクストを比較文化・比較文学的な視点から分析・考察する。
<講義内容>
1.導入
2.才子佳人小説と政治小説
3.西欧の政治小説とその影響
4.政治小説のなかの漢文脈と洋文脈(政治的理念)
5.政治小説のなかの漢文脈と洋文脈(文体)
6.政治小説から近代小説へ(逍遙/二葉亭/透谷)
<講義目的>◇教科書ならびに参考文献:
「能」に対する知識を深め、日本文化の理解へと結び付け、将来日本文化の一端を紹介出来る能力を養成。
「能」の理解とドイツの劇作家ベルトルト・ブレヒトによる「能」の受容過程の考察
<講義内容>
1. オリエンテーション
2. 能・狂言の歴史と作者(1)
3. 能・狂言の歴史と作者(2)
4. 能・狂言の種類
5. 能芸論の紹介
6. 能を紹介したビデオの鑑賞(1)
7. 能を紹介したビデオの鑑賞(2)
8. 教育劇と能の演出上の類似点と相違点(1)
9. 教育劇と能の演出上の類似点と相違点(2)
10. 謡曲『鉢の木』、『景清』の解釈
11. 謡曲『竹の雪』、『谷行』の解釈
12. 謡曲『谷行』のビデオの鑑賞
13. ブレヒトの『イエスマン・ノーマン』の解釈と『谷行』との比較(1)
14. ブレヒトの『イエスマン・ノーマン』の解釈と『谷行』との比較(2)
15. 学生の発表
<講義目的>◇教科書ならびに参考文献:
「能」に対する知識を深め、日本文化の理解へと結び付け、将来日本文化の一端を紹介出来る能力を養成
<講義内容>
1. アーサー・ウェイリーの翻訳の問題点
2. 『イエスマン・ノーマン』の教育的メインテーマ
3. 日本の封建社会におけるイデオロギー(倫理及び宗教)
4. 資本主義社会のイデオロギー
5. 1930年代のドイツ社会における保守主義の台頭
6. ドキュメンタリー映画の鑑賞(1)
7. ドキュメンタリー映画の鑑賞(2)
8. ブレヒトのその他の教育劇
9. 叙事的演劇『屠殺場の聖ヨハンナ』
10. 世阿弥の美学(花の理論)(1)
11. 世阿弥の美学(花の理論)(2)
12. 演出上の技法(「序破急」、「陰陽道」等
13. 教育劇と能の主題の相違点
14. 学生の発表 1
15. 学生の発表 2
<講義目的>◇教科書:
文学作品は文学的な伝統の中から作られていく。その素材の一つに桜花という日本的な文化史がある。今回は桜の文化史を通して文学とは何かを考えていきたい。
<講義内容>
日本文学、特に現代小説の中で桜の花が占める位置について考察していく予定である。取り扱う作品は、芥川龍之介『運』、石川淳『修羅』、川端康成『山の音』、三島由紀夫『近代能楽集』、宮部 みゆき『天狗風』の予定である。桜が生えている空間、例えば、森林、川岸、庭園等の空間形象と樹木との関係を考えていきたい。ただし受講者の人数等によって講義内容や講義方法を変える可能性もある。
以下のような流れで授業を行う予定である。
1. オリエンテーション
2. 山田孝雄『櫻史』
3. 芥川龍之介『運』
4. 石川淳『修羅』
5. 川端康成『山の音』
6. 『熊野』(『新編日本古典文学全集58 謡曲集1』所収)
7. 三島由紀夫『近代能楽集』
8. 宮部みゆき『天狗風』
<講義目的>◇教科書:
文学作品は孤立して存在するものではなく、文学的な伝統の中から作られていく。その素材の一つに神隠しという日本的な文化史がある。今回は神隠しを通して文学とは何かを考えていきたい。
<講義内容>
この授業では、「神隠し」をモチーフにした日本の文学作品を取り上げ、文学におけるこのテーマでの意味を考える。最初に神隠しとは何かについて民俗学の視点から考え、その上で次のような文学作品に目を通していく。泉鏡花『竜潭譚』『高野聖』、宮沢賢治『風の又三郎』『狼森と笊森、盗森』、大江健三郎『M/Tと森の不思議』、藤沢周平『神隠し』、京極夏彦「小豆洗い」『巷説百物語』、「山男」『後巷説百物語』、小野不由美『魔性の子』等である。ただし受講者の人数等によって講義内容や講義方法を変える可能性もある。
以下のような流れで授業を行う予定である。
1. オリエンテーション
2. 神隠しの民俗学的考察
3. 柳田国男『遠野物語』
4. 泉鏡花『龍潭譚』
5. 泉鏡花『高野聖』
6. 宮沢賢治『風の又三郎』
7. 宮沢賢治『狼森と笊森、盗森』
8. 大江健三郎『M/Tと森の不思議』
9. 藤沢周平『神隠し』
10. 京極夏彦「小豆洗い」『巷説百物語』、「山男」『後巷説百物語』
11. 小野不由美『魔性の子』
<講義目的>◇教科書:
古代日本の文字表記、政治制度、文芸表象などの諸事象から、古代日本と外来文化の関係を探求します。主に古代日本と古代中国の文化的交渉の諸問題を取り扱いますが、単に両国の文化の相違点を洗い出すのみならず、文化の流動、衝突、融合の過程を観察する方法を学びます。Aでは、律令国家の形成過程における漢詩文の役割について考えます。講義、参加者の発表を適宜に組み合わせて進める予定です。
<講義内容>
1. 導入
2. 書紀に見る「博士」達
3. 遣唐使、渤海使と漢詩文
4. 養老令の学令の指定漢籍
5.『懐風藻』、勅撰漢詩集の作者達と文章観
6. 紀伝道の隆盛と菅原・大江両家の家学
7. 平安時代の物語に見る文章道儒者達
8. 纏め
<講義目的>◇教科書:
古代日本の文字表記、政治制度、文芸表象などの諸事象から、古代日本と外来文化の関係を探求します。主に古代日本と古代中国の文化的交渉の諸問題を取り扱いますが、単に両国の文化の相違点を洗い出すのみならず、文化の流動、衝突、融合の過程を観察する方法を学びます。Bでは、日本の上代、中古の文学における「和」と「漢」の問題について考えます。講義、参加者の発表を適宜に組み合わせて進める予定です。
<講義内容>
1. 導入
2. 万葉集に見る処女塚伝説歌と『玉台新詠』
3. 新撰万葉集の和歌と閨怨詩
4. 古今和歌集の仮名序に見る「艶詩」批判
5. 竹取物語の求婚譚と漢籍の神仙譚
6. 伊勢物語の六十九段と『鶯鶯伝』
7. 源氏物語の「桐壺」巻と『長恨歌』
8. 纏め
<講義目的>◇教科書:
植民地時代から現在までの在日朝鮮人(朝鮮半島にルーツを持つ人々の総称)作家の作品を読みながら、日本と朝鮮半島のはざまで独自の文化を築いてきた彼らの存在について理解を深める。今学期は、金史良と張赫宙に代表される、植民地下の朝鮮人の日本語文学を取り上げる。宗主国の言語(国語=日本語)の強制に対してどのような対応したのか、金史良と張赫宙はこれまで前者が<抵抗>、後者が<親日>という対照的な枠組みでとらえられることが多かったが、果たしてそのような二分法で彼らの作品を十分に読み解くことができるのか。作品を読み進めながら、植民地的な状況とは何か、また戦後の在日朝鮮人文学の前史となる植民地期の日本語文学について理解を深めるのがこの授業のねらいである。
<講義内容>
1.オリエンテーション
2.「植民地文学」から「在日文学」へ
3.金史良と張赫宙―日本語か朝鮮語か
4.安宇植の金史良論
5.金史良の日本語文学と内鮮一体
6.金史良「光の中に」を読む(1)
7.金史良「光の中に」を読む(2)
8.金史良「光の中に」を読む(3)
9.金史良「草深し」を読む(1)
10.金史良「草深し」を読む(2)
11.田中英光「酔いどれ船」と金史良「天馬」
12.張赫宙の日本語文学
13.張赫宙「岩本志願兵」を読む(1)
14.張赫宙「岩本志願兵」を読む(2)
15.まとめ
<講義目的>◇教科書:
植民地時代から現在までの在日朝鮮人(朝鮮半島にルーツを持つ人々の総称)作家の作品を読みながら、日本と朝鮮半島のはざまで独自の文化を築いてきた彼らの存在について理解を深める。今学期は、戦後の大阪で在日朝鮮人の詩のサークルを立ち上げ、機関誌『ヂンダレ』『カリオン』を発行し、現在も旺盛な詩作を続ける金時鐘と、そのサークルの同人でやがて小説家として旺盛な活動を続ける梁石日を取り上げる。朝鮮総連参加の組織活動のなかで金時鐘はなぜ日本語での創作活動にこだわったのか、また梁石日の創作活動の原点となった詩とはどのようなものであり、その後の小説とどのようにつながっているのか、戦後の在日朝鮮人文学の原点である大阪「猪飼野」に注目しながら、在日朝鮮人社会の生成とその変化についても理解を深めるのがこの授業のねらいである。なお、授業期間中に大阪へのフィールド・トリップ(日帰り)も計画しているので、積極的に参加してほしい。
<講義内容>
1.オリエンテーション
2.大阪「猪飼野」と「猪飼野」の作家たち
3.NHK「心の時代 詩を生きる心・金時鐘」を見る
4.金時鐘『「在日」のはざまで』を読む(1)
5.金時鐘『「在日」のはざまで』を読む(2)
6.金時鐘『わが生と詩』を読む
7.済州島「四・三事件」と金時鐘
8.戦後サークル詩運動と金時鐘
9.復刻版『ヂンダレ・カリオン』を読む(1)
10.復刻版『ヂンダレ・カリオン』を読む(2)
11.梁石日と金時鐘の出会い
12.NHK「知るを楽しむ 梁石日“血”の咆哮」を見る(1)
13.NHK「知るを楽しむ 梁石日“血”の咆哮」を見る(2)
14.梁石日『夢魔の彼方へ』を読む
15.まとめ
<講義内容>◇教科書:
室町物語(お伽草子)に『精進魚類物語』という『平家物語』等の合戦物を擬人化した野菜と魚介類の合戦物語がある。この合戦物の影響から『墨染桜』(草木太平記)、『化物大江山』、『食類合戦和睦香之物』、『魚類青物合戦状』などが江戸時代に創作される。本講義では、このような植物の擬人化がどのような思想や文化背景を基に成立したかを概論的に探ることで、文化研究のために必要な方法論を学ぶことを目的とする。また、授業では、パロディ作品成立の背景にある江戸時代の古典受容との関連から、絵入り『伊勢物語』が『仁勢物語』、『野郎似勢物語』、『真実伊勢物語』へと大きく変化するなどの話題も取り上げ、「雅から俗」の文化背景を考察したいと考えている。具体的には、『墨染桜』、『化物大江山』、『食類合戦和睦香之物』を取り上げ、丁寧に読み、注釈を付けることから始め、
1.植物の擬人化の系譜
2.江戸における食文化の発展
3.江戸における博物学の発展
3.「雅」の受容と変容
4.本草学との関連性
などに区分し、異類合戦物から江戸文化の特徴を総合的に分析する。
<講義内容>◇教科書:
江戸時代において、「お役三病」と呼ばれ人々に恐れられた疱瘡、麻疹、水疱瘡を本講義では取り上げ、これ等の疫病対策として、どのような信仰が隆盛したかを資料中心に検証する。具体的には内藤記念くすり博物館所蔵の錦絵から、「鐘馗」、「若駒」、「源為朝」、「盥」、「釜」そして「ミミズク」などの病気退散のための呪物がどのような背景の基に成立したかを考察することで、江戸文化の一端を垣間見ることとしたい。また、雑司ヶ谷の鬼子母神堂は江戸時代に安産、子育ての神として篤い信仰を受けたが、この神は子供を守ると言うことで、子供を病気から守る神でもあった。そこで、江戸時代における鬼子母神信仰、特に「雑司ヶ谷鬼子母神略縁起」、『雑宝蔵経』「鬼子母失子縁」、『根本説一切有部毘奈耶雑事』巻三十一を詳細に読むことから始め、宋、明、清代の鬼子母神を描く「掲鉢図」の日本への受容そして、その信仰の発展を分析したいと考えている。具体的には、
1. 錦絵の中の病気退散の祈り
2. 病気退散の呪物の系譜
3. 鬼子母神信仰の受容と発展
4. 鬼子母神信仰における呪物としてのミミズク
5. 「盥」、「釜」等の呪物と鬼子母神信仰における鉢の関連性を考察することで、江戸時代の人々の病気への恐れとその信仰としての対策の実態を明らかにする。また、この実態を明らかにした上で、江戸文化における本草学と画の関連性にも言及したい。
<講義目的>◇教科書:
認知言語学の基本的な考え方を学び、研究方法を身につけることを目指す。
<講義内容>
1. 認知言語学の基礎
(1)認知言語学の基本的な考え方:他の言語理論との違い
(2)言語の基盤としての認知能力:「捉え方(construal)」
(3)言語の基盤としての経験:経験基盤主義の考え方
2. 認知言語学における意味の考え方
(1)意味と概念領域/ベースとプロファイル
(2)多義性
(3)辞書的意味と百科事典的意味
(4)主体化(subjectification)
(5)文法化(grammaticalization)
<授業形式>
1.講義
2. 文献講読(日本語および英語で書かれたもの)
<講義目的>◇教科書:
1.前期に学んだ認知言語学の基本的な考え方、分析方法を踏まえて、各自、現代日本語の何らかの言語表現を分析する。
2.認知言語学の重要な概念・理論である「イメージ・スキーマ」「アフォーダンス」「メンタルスペース」について学ぶ。
<講義内容>
1. 受講者の発表とディスカッション
認知言語学の考え方に基づく、受講者による現代日本語の分析の発表とそれに基づくディスカッション(「現代日本語学概論a」を受講し、レポートを提出した者は、その内容を発表すればよい)
2. イメージ・スキーマ
3. アフォーダンス
4. メンタルスペース
<授業形式>
1.受講者の発表・ディスカッション
2. 講義
3. 文献講読(日本語および英語で書かれたもの)
<講義目的>◇教科書:
様々な言語を母語とする日本語学習者の音声上の特徴が分節音レベルで分析できるようになるための知識と運用力の養成をめざす。その上で、音声教育についてカリキュラムデザインの可能性について考察していく。前期は、単音レベルから音声学的に考察することで、いろいろな言語を母語とする日本語学習者の音声上の問題点を分析し、国際音声字母による表記練習を行う。後半は単音レベルの音声分析の演習をおこない、いろいろな言語を母語とする日本語学習者の音声特徴を記述する。
<講義内容>
1-2.総論
3.音声教育の必要性
4-10. 分節的特徴 1)破裂音 2)破擦音 3)摩擦音 4)接近音
5)鼻音 6)ふるえ音 7)弾音 8)その他の調音
11. 音声表記について
12-15.表記演習
<講義目的>◇教科書:
様々な言語を母語とする日本語学習者の音声上の特徴が韻律レベルで分析できるようになるための知識と運用力の養成をめざす。その上で、音声教育についてカリキュラムデザインの可能性について考察していく。後期は、特に、「高さ、長さ、大きさ」のコントロールが日本語学習者の音声にどのような影響を与えているのかを、実例をもとに分析し、音声教育の可能性について議論する。
<講義内容>
1-2,総論
3. 音節
4-5. リズム
6-7. アクセント
8-9. イントネーション
10-11. プロミネンス,ポーズ,その他
12-15. 韻律教育について
<講義目的>◇教科書: なし
現代日本語の文法にかかわるトピックをいくつか取りあげ、具体例をあげながら分析・考察する。また、日本語教科書、文法解説書などで、文法項目がどのように扱われ、記述されているかを整理・検討し、日本語教育への効果的な応用、特に実用的な文法指導の方法についても論じる。
<講義内容>
1.助詞(助詞相当句)
「場所を・場所に・場所から」
「人と・人と一緒に・人と・人に」
「ごろ・ぐらい・ほど」等
2.テンス・アスペクト表現
「ておく・てみる・てしまう」
「ていく・てくる」
「てから・あと・まえ・とき」等
<講義目的>◇教科書:
前期に引き続き、現代日本語の文法にかかわるトピックをいくつか取りあげ、具体例をあげながら分析・考察する。また、日本語教科書、文法解説書などで、文法項目がどのように扱われ、記述されているかを整理・検討し、日本語教育への効果的な応用、特に実用的な文法指導の方法についても論じる。
<講義内容>
1.受身・使役表現
2.可能表現
3.話し手の気持ちを表す表現 「断定、推量、義務、注意、許可、禁止」等
<講義目的>◇教科書:
教育評価に関する基本的な知識を身につけ,日本語教育の現場で役立つ評価技術を獲得する。
<講義内容>
1.日本語教育における評価の目的とテストの種類・形式
2.achievement test と proficiency test について
3.評価の基準とシラバス
4.テストの開発・改訂
5.テスト結果の記述(平均・標準偏差・偏差値etc.)
6.SP表を作る
7.相関係数の意味とその利用
8.項目分析
9.テストの信頼性と妥当性
10.テストの波及効果
11.テストとカリキュラム
12.ディスカッション
13.世界の言語評価1
14.世界の言語評価2
15.ディスカッション
<講義目的>◇教科書:
日本語教育におけるパフォーマンステストの作成・分析に関する基本的な知識を身につけ,日本語教育の現場で役立つ評価技術を獲得する。
<講義内容>
1.話す能力の評価の理論と評価1
2.話す能力の評価の理論と評価2
3.話す能力の評価の理論と評価3
4.書く能力の評価の理論と評価1
5.書く能力の評価の理論と評価2
6.書く能力の評価の理論と評価3
7.テスト・デザインの作成1
8.テスト・デザインの作成2
9.テストの作成
10.テストの実施1
11.テストの実施2
12.テスト結果の分析1
13.テスト結果の分析2
14.テスト結果の分析発表
15.ディスカッション
<講義目的>◇教科書:
CALL教材を基にした教案作りから始まり、日本語教育のための教材の動画の撮影と編集を行う。
<講義内容>
1.授業の説明 2.WWW教材を基にした教案作り1
3.WWW教材を基にした教案作り2
4.動画の内容についてディスカッション
5.教材の構想を練る
6.動画のスクリプトの作成1
7.動画のスクリプトの作成2
8.動画のスクリプトの作成3
9.動画の絵コンテの作成
10.撮影
11.撮影
12.編集1
13.編集2
14.編集3
15.動画教材の発表・評価
<講義目的>◇教科書:
WWWとパワーポイントによるマルチメディア教材を作成する。 <講義内容>
1.WWWによる教材作成1
2.WWWによる教材作成2
3.WWWによる教材作成3
4.WWWによる教材作成4
5.WWWによる教材作成5
6.WWWによる教材作成6
7.WWWによる教材作成 発表と評価
8.マルチメディア教材作成(音声)1
9.マルチメディア教材作成(音声)2
10.パワーポイントによる教材作成1
11.パワーポイントによる教材作成2
12.パワーポイントによる教材作成3
13.パワーポイントによる教材作成4
14.パワーポイントによる教材作成5
15.パワーポイントによる教材作成 発表と評価
<講義目的>◇教科書:
言語教育の到達目標となる構成概念を第二言語の習得過程に基づいた認知的アプローチと社会構成主義に基づいた社会文化的アプローチの観点から整理し理解する。
<講義内容>
1.オリエンテーション
2.能力観1 コミュニケーション能力1
3.能力観1 コミュニケーション能力2
4.能力観2 インターラクション能力1
5.能力観2 インターラクション能力2
6.能力観3 社会文化能力1
7.能力観3 社会文化能力2
8.中間試験とフィードバック
9.学習ストラテジー・スキル・信念1
10.学習ストラテジー・スキル・信念2
11.学習ストラテジー・スキル・信念3
12.メタ認知能力と学習者オートノミー1
13.メタ認知能力と学習者オートノミー2
14.メタ認知能力と学習者オートノミー3
15.期末試験とフィードバック
<講義目的>◇教科書:
第二言語教育方法論を検討する際の基礎となる学習観を第二言語の習得過程に基づいた認知的アプローチと社会構成主義に基づいた社会文化的アプローチの観点から整理し理解する。
<講義内容>
1.オリエンテーション
2.インプット・アウトプット・インタラクション仮説について1
3.インプット・アウトプット・インタラクション仮説について2
4.会話・文章産出のプロセスモデルについて1
5.会話・文章産出のプロセスモデルについて2
6.インプット・アウトプット・インタラクションを重視した教室活動の検討1
7.インプット・アウトプット・インタラクションを重視した教室活動の検討2
8.中間試験とフィードバック
9.社会構成主義に基づく学習観1
10.社会構成主義に基づく学習観2
11.社会構成主義に基づく学習観3
12.学習環境デザインの検討1
13.学習環境デザインの検討2
14.学習環境デザインの検討3
15.期末試験とフィードバック
<講義目的>◇成績評価:
日本の文化、特に芸術や文学などについて、比較文化の観点も交えて考える。
本講義では、昨年度と同様に「物の怪」がどのような思想や文化を背景に成立したかを概論的に探ることで、文化研究のために必要な方法論を学ぶことを目的とする。ただ今年度は中国の六朝、唐時代に書かれた『捜神記』、『捜神後記』、『異苑』、『述異記』、『漢武胡事』、『広異記』、『伝奇』、『河東記』など古代に書かれた怪異物を取り上げ、その「怪異・物の怪」が来訪神としての祖霊、神や仏の示現、天災や疫病などの災害、豊穣などの瑞兆、社会に対する復讐など、何を象徴しているのかを探る。また、これらの「怪異・物の怪」が、日本にどのような影響を与えたかも取り上げ、比較を試みたいと考えている。
<講義内容>
1.オリエンテーション
2.「日本文化:表象の領域」(福田)
3.「日本文化:表象の領域」(福田)
日本の自他のイメージはどのようになっているのか。日本的なるものとは何か。そもそも日本的なるものは存在するのか。日本の事象の代表的表象例を見ながら、イメージの分析を行う。
4.「桜の文化史」(渡辺)
桜の花が日本文化の中でどのような位置を占めてきたのかを主に文学作品をもとにして概観する。
5.「日本古代文学に見る女性像ー比較文学の視点から」(胡)
6.「日本古代文学に見る女性像ー比較文学の視点から」(胡)
二回に分けて、一回目は『万葉集』に見る一連の処女塚伝歌と中国の『玉台新詠』にある「為焦仲卿妻(孔雀南東飛)」の影響関係について、二回目は『源氏物語』の「桐壺」に見られる白居易の「長恨歌」の引用についてお話しする予定である。
7.「明治期の男女交際論」(前野)
明治十年代になると、洋学を修めた啓蒙思想家たちが西欧の男女交際や自由結婚を紹介し、推奨するようになる。福沢諭吉、植木枝盛などの言説と、「交際」という言葉が明治初期にもっていた幅広い意味との関連、そしてこの新しい思想が与えたインパクトについて概観する。
8.「ドイツ近代演劇と日本古典演劇『能』」(大庭)
近代ドイツ演劇史の中で新しい演劇の方向を示したドイツの劇作家ベルトルト・ブレヒト (1898年―1956年)が日本の古典演劇、特に「能」の何に興味を持ち、いかに彼の作品に取り込んだのか、その受容の過程を紹介する。
9.「ドイツ近代演劇と日本古典演劇『歌舞伎』」(大庭)
ドイツの詩人・劇作家マックス・ダウテンダイが「歌舞伎」の何に興味を持ち、いかにドイツの演劇並びに演出方法、特に舞台装置に取り入れようとしたのかを、その効果を中心に紹介する。
10.「 伝統芸能としての歌舞伎と『近代化』への対応 」(柴田)
そもそも「歌舞伎」は、その発祥が、17世紀初頭、出雲の阿国による「念仏踊り」に遡るとされますから、れっきとした近世の、つまりは近代以前の芸能形態に他なりません。ところが、歌舞伎は、明治以降の近代化の波をも首尾よく掻い潜って生き延びたというだけでなく、今日でもなお、生きた芸能ジャンルとして機能している点が忘れられてはなりません。その意味において、いわば「超近代芸術」とでも呼ぶべき歌舞伎狂言の特質を追求するとともに、明治初年の「演劇改良運動」との相関関係をも考え合わせてみることにより、近代化の圧力と、その矢面に立たされた「伝統文化」と称するものの対応力の一端を考察してみたいと思います。
11.「『伝統芸』の継承と『身体知』の修練」(柴田)
伝統芸能の中でも、音曲をも伴なう総合芸術としてもっとも際立った特徴をもつ歌舞伎演劇の役者たちが、代々伝承されてきた「家の芸」を継承しつつ、あわよくば新たな時代に合わせてどう「創造」してゆこうとしているのかを、数限りなくある芸談を手掛かりに、追跡してみたい。ここでの「キーワード」は、どうやら「型に入り、型を抜ける」ということの意義に集約されそうであるが、そうした問題点の追求は、同時に、スポーツなどに代表される身体知の機能や、そもそも新たな問題を発掘し、これをどう解決していこうとするのかという、学問研究のあり方そのものにも有益な示唆を与えてくれるものと期待されよう。
12.「明治期の政治小説と恋愛」(前野)
明治十年代に盛んになった日本の政治小説は、イギリスの小説家リットンの翻訳『花柳春話』から大きな影響を受けたと言われる。この通説の真偽について探るとともに、初期政治小説で扱われた恋愛の寓意性とその西欧的要素について、それまでの日本の人情本的・才子佳人小説的恋愛と比較しながら考察する。
13.「『六の宮の姫君』を読むー様々な翻案からみる姫君像」(渡辺)
芥川龍之介の翻案「六の宮の姫君」が受容された結果、様々な作品が生まれた。六の宮の姫君はどのような女性と解釈されてきたのかを考える。
14.「アニメではないアニメーション」(涌井)
15.「アニメではないアニメーション」(涌井)
日本のアニメとアニメーションについて、その歴史を概観する。一回目は、日本のマンガ・アニメ業界を概観し、その中で短篇アニメーションが占める位置について考える。二回目は、手塚治虫、川本喜八郎、山村浩二の作品を鑑賞する。
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