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2008年と2016年:大統領選のまとめ

大統領選の週末これを書いています。快晴の行楽日和なのに街を離れて自然の中で遊ぶことができません。来週末講演することになっていてその準備で 忙しいからです。この作文も短くまとめます。

土曜の夕方日本のテレビが大統領選総括をやっていて迂闊にも見てしまいました。巷では、ヒラリーが優勢だったのに予想に反してトランプが勝ってし まったという物語が広まっていたということを初めて知りました。私は英語の独立メディアで、トランプが圧倒的に優勢であり、もしヒラリーが勝つこ とがあれば不正を働いたからだろうという予想を聞いていたので、なるほどトランプが圧勝だったので数字を操作することを憚ったのだと考えていまし た。同じ現象なのにこれだけ解釈が異なるとは興味深いです。どちらが真実に近いかというと後者でしょう。前者を信用する日本のメディア人は、独立 メディアのAlex Jonesなどをインタビューすればいいのにと思うのですが、真実を追求するより、嘘の共鳴箱に留まることを選ぶのでしょう。出世を考えるなら当然そうなります。愚かな連 中は嘘を真実だと信じこむのでしょう。

アメリカ各地でヒラリー支持者が暴動を起こしています。infowars.com はジョージ・ソロスのmoveon.orgなどが資金を出していると言ってますが、日本のメディアは調べないのでしょうか。バスを用意して雇われ人を動員している模様で す。テキサス州では動員の実態が捉えられています。韓国で起こっている現政権に対する平民の一斉蜂起は数から判断するに自発的なものだと考えられ ますが、アメリカのは金持ちが仕組んだ工作の匂いが強いです。

これは分断統治という寡頭政治のエリート達が阿呆の一つ覚えのように使う手法です。イスラム国もその変奏です。資金など銀行を使っていくらでも刷 れます。自分たちが銀行なので朝飯前です。暴動を起こしている「ヒラリー支持者」は傭兵であるにすぎません。トランプが本当に女性を見下している なら、選挙参謀に女性を抜擢するなんてしないでしょう。このところが理解できない人は、Paul Joseph Watsonの次の説明を聞いてみてください。使っている言葉は汚いし攻撃的ですが、真っ当な主張をしています。

The Truth About the Trump Protests



今年の大統領選を追ってみると、2008年を思い出します。あの年はNYに行って、MSNBCのKeith Olbermann や Rachel Maddowを発見した年でした。Rachel Maddow など頭が切れるしゲイであることをカムアウトしているし、「リベラル」である私など、ブッシュに鮮やかな攻撃を加える彼女を拍手喝采したものでした。しかし、翌年、就任後 数週間でオバマが偽物であることが判明したので、その彼を支え続ける彼女などは速攻切りました。友人のアメリカ人(女性民主党支持者)は、同様に 彼女のファンになりましたが、私が見限っても長い間ファンを続けていました。なんというか、政党の支持は地元野球チームを応援するのと近いものが あります。たかがファンであるに過ぎないのに、支持するのを辞めるということが裏切りであるように感じさせられてしまっています。悲しい心理的機 構です。

今年の大統領選ではinfowars.comのAlex Jonesを再認識しました。独立メディアも数多くあって、どうせ茶番なんだから投票なんて行く奴は馬鹿だと主張する無政府主義者から、ジル・スタインを推す律儀な進歩派 (プログレッシブ)までありますから、積極的にトランプを支持し続けたinfowars.comは、敢えて政治のまっただ中に飛び込んで歴史を作 る側に回ることを選んだ異色の存在でした。彼らの話を聞いていると、裏でトランプとつながっていることがわかりますから、既成メディアを聞いてい るだけでは絶対に得られない貴重な情報が得られ、そのお陰でこのとても興味深い時代をリアルタイムで経験できたことに感謝しています。

2008年のRachel Maddowと2016年のAlex Jonesが決定的に異なるのは、後者がトランプを無条件に支持しているのではないという点です。Rachel Maddow は体制と繋がる巨大なプロパガンダテレビ局の操り人形です。金(ゼニ)のためにその地位に甘んじているのか、本心からなのかは定かではありませんが、オバマが ブッシュよりひどいことがわかってもオバマを支え続けることで高給取りを続けているだけです。その反面、Alex Jonesはトランプにかなり困難な要求を突き付けています。ネオコンを追い出せ、銀行屋を追い出せ、グローバルエリートの操り人形になるなら見限るからなと現時点で宣言 しています。そういう意味でちょっと目が離せません。

ヒラリーの敗北宣言を聞いて気がついたことがあります。彼女はトランプに電話を通じて敗北を認めた後一日メディアに姿を現しませんでした。泣き明 かして過ごしたということです。自分の落ち度を認めず、どうしてオバマは自分を助けるためにFBIの捜査を潰してくれなかったのかとオバマを責め たそうです。一日後にメディアに登場したので、玉音盤に逃げた昭和天皇よりはマシですが、それでも情けない敗北宣言でした。この人は性懲りもなく glass ceiling (ガラスの天井)に拘っています。緑の党のジル・スタインが同じ討論会に出たら、ヒラリーなど木っ端微塵になってたでしょうから、彼女に投票しないのは女だからではないの です。平民の多くがとっくの昔にそんな性差別意識から決別していることをこの人は知らないのでしょうか。もうひとつ興味深いのは、様々な人に感謝 の気持ちを述べましたが、夫のビル・クリントンについては一言も述べなかったという事実です。利害関係だけでつながっている仮面夫婦であることが よくわかります。エール大学なんて出ていない高校中退の平民でもそういうところはちゃんと見抜いてしまうとということに気づけないから落選したの でしょう。

ヒラリーが落ちて本当にほっとしました。この大統領選について情報を集めようという気になったのは、彼女がロシアとの軍事対立を煽っていてヘタす ると核戦争にまで発展しかねないからだったので、本当に胸を撫で下ろしています。既成メディアはその状況を全く伝えなかったので、既成メディア離 れはもう決定的です。というかとっくの昔に決別しているのですが、それが更に決定的になったということです。

この選挙の総括としては次のクリップを勧めます。なるほどジェイコブジャヴィッツセンターを使ったのは、「ガラスの天井」を破るという演出だった んですね。一方、トランプは勝利宣言の場にホテルヒルトンを使いました。その意味を私が土曜に見た日本のテレビの「専門家」達が見抜けていたかと いうと無理でしょう。同じジェイコブジャヴィッツセンターに行って取材しても、何にも見えていないのです。日本のニュースメディアなんてこの程度 です。付き合うだけ時間の無駄です。

Keiser Report: Gaddafi-like Death to Clinton's Political Career


(Nov. 2016)



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