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Brexit

ツイッタはやってませんが、リツイートの意味がよくわかります。世の中に流布している言説の殆どがリツイートです。論文 も大半がリツートです。だったら私もリツイート的な作文でしのぐことにします。仕事と遊びでアップアップです。

Brexitについては書かないわけには行きません。箇条書き的に短く書きます。あとは自分で考えてください。

1. 今回イギリスを見直しました。街角で大議論をしていたり、鉛筆で書くと不正に書き換えられる可能性があるからペンを持参する人がいたり、民主主義の理解と実践の水準が我が 日本とはかなり違うと理解できました。さすがマグナカルタの国だけあります。

2. 日本のメディアは残留派が勝つと予想していたようです。武田邦彦さんのポドキャストを聞きに行ったら、彼は離脱派が勝つと予想していました。前者は日本の体制がそうなって ほしいとプロパガンダを流しているのだから当然そうなります。武田さんに関しては、彼個人がトランプさんのようにそう予想していたのか、あるいは 別の情報源があったのかどうなんでしょうか。社会の支配階層の上に行けば行くほど、正しい情報を握っていることが多いのでちょっと気になります。

3. 日本のプロパガンダメディアは離脱派は時代遅れの保守派で移民に不寛容な年寄りだというようなレッテル貼りをするのでしょうが、そんな嘘はもう通用しません。

4. 残留を支持する人はyoutubeに置いてあるBrexitという一時間ほどのドキュメンタリを見てください。知らない情報がかなりあるはずです。

5. 離脱派の人が「ポピュリズム」に踊らされた馬鹿な奴らだという論調があれば、「ポピュリズム」の意味を考えなおしてみてください。そんな「ポピュリズム」がいかんというな ら、そのような態度は民主主義を否定していることになりますが、それでいいのですか。

6. Paul Craig Robertsはウォール街は残留派支持だと論じています。残留すればシティの影響力が低下しそのことはウォール街に有利に働くからだそうです。欧州自体がワシントンにコ ントロールされているとまで言います。おそらくそうでしょう。彼ほどの経験と経歴の持ち主はそういませんから彼の議論は無視できません。

7. 同じくPaul Craig Robertsによると、英国軍人の中には離脱派の人がいて彼の部隊の殆どが離脱派なのは、ワシントンの戦争に引き込まれてロシアと戦争したくないからだそうです。彼は欧 州が崩壊すればNATOも崩壊しそうすればワシントンが欧州を引き釣り込んでロシアに戦争を仕掛けることができなくから、離脱派に賛成すると論じ ています。同感です。

8. 日本の投資家というか相場師達はほぼ全員残留支持のようです。体制がどうひっくりかえっても相場を生き抜くという気概のある人はほぼゼロで、体制を維持してもらって相場に 荒波が来れば、当局の介入で凌ごうと考えている人が殆どのようです。というか金さえ儲かれば、資本主義がぶっ潰れようが、独裁者が統制経済を敷こ うがどうでもいいのでしょうね。

ギリシアの国民投票の結果は完全に無視されましたが、今回はどうなるのでしょうか。アイルランドのように投票やり直しになるのでしょうか。見も のです。日本も憲法改正の国民投票があるかもしれないので 他人ごとではありません。
(June 2016)


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