takashi's pictureTakashi Wakui's Home           takashi's picture涌井隆の家

What's new

Profile                 

Classes 授業

Recent Publications

Animation
アニメーション

Bicycling 自転車

Stargazing 星見

Links リンク

Essays 文章 作文




















911事件の復習

最近、授業以外で911事件を話題にする機会が多々あるのですが、えっこの人が知らないの?、とか、ビデオ渡したのに見なかったの?、見ても理解 できなかったの?とか、驚くことしばしばです。私の授業では学生にRichard Gageの講演を聞かせ、わからないところは何でも質問しろという風に、事実をまず与えることからはじめています。私の同僚のあるアメリカ人はこのような直接的なアプロー チは取らず、学生自らが徐々に気づくように仕向けていくというようなアプローチを取っているようです。詳しい内容は知りませんが、私はそれでは生 ぬるいと思います。文科省が教科書を検定して911事件はアルカイダの仕業であるという嘘を本当のこととして広めているので、私としては教科書は 嘘だから信じるなと教えるしかありません。検定委員になって嘘の教科書を作れば特別手当が出るのに、本当のことを教えると手当が出ないというのは 理不尽だと思いますが、世の中そんなもんだと諦めています。

911事件の真実を伝えると様々な反応が返ってきて興味深いです。

大多数は黙り込みます。黙りこむ理由は幾つかあると推測できます。まず、私が証拠として挙げる情報源が英語なので自分の力でその真偽を判断できな い、ことが考えられます。英語使用者が黙り込む場合、今まで自分が信じてきた世界観が大きく脅かされるので、判断に時間がかかるのかもしれませ ん。頭の回転が早く知識豊富で政治についての会話を好むあるアメリカ人の同僚は、私がNiels Harrit の論文をタブレットで見せようとしたら、自分で探して読むからと会話を中断してしまいました。頭がいい人ですが、私が提供する情報に初めて触れたのだと想像します。大学人 というのは知的自惚れが強い人が多く、自分の知らない情報をあたかも自明のことであるように与えられると、自分の無知に耐えられなくなって黙りこ む場合が多いのかもしれません。

黙りこむのではなく議論をふっかけてくる人もいます。よくある反論は次のふたつです。

その一。でもどうしてアメリカ政府は自国民を3000人も殺すのだ。何の利点もないではないか。
その二。もしお前の説が本当なら、お前はもっと有名になっているはずだし、情報はもっと広く広まっているはずだ。

議論をふっかけてくるだけ正直だし、希望が持てます。黙り込まれるとどう対応したらいいのかわかりません。

その一については、根本的に世界を誤解している、としか言えません。政府は別に国民を守るために存在しているのではありません。ケインズ経済が主 流になり社会保障が整備されたおかげで何か政府が国民の味方であるような錯覚を持っている人が多くなりましたが、歴史的に見て政府は権力を持つ金 持ちが動かしています。実務につく政治家や官僚は、雑用をやっているに過ぎません。それから、歴史を見ると政府が自国民を騙したり、殺したりした 例は枚挙に暇がありません。それからそのような権力者は完璧にグローバル化されています。世界のどこにでも住居を移すことが出来ます。ビジネスは 世 界規模でやってるので国境など邪魔者でしかありません。政府は利用するだけです。

その二については、福島事故後のメディアを見てください、というしかありません。メディアは体制に都合のいいことしか流しません。朝日新聞など福 島以前はちょっとした事故でちょろっと放射能が漏れただけで大騒ぎしたのに福島以降はUNSCEARが福島が安全だと言っているから安全なんだと 記事を書いたようです。有名だからとか、権威ある機関だからとか外面で中身を判断するのは20代の若者ならいざ知らず年取った教養人がやることで はありません。真実を主張して迫害された科学者は枚挙に暇がありません。真実だからメディアは率先して伝えるはずだなどと思い込むのはうぶすぎま す。

私の場合「陰謀論者」呼ばわりされたのは、英語母語話者からだけです。日本語母語話者の圧倒的多数は黙りこみましたが、英語母語話者の数人からは 陰謀論者呼ばわりされました。最初のうちは議論に慣れなくて結構心理的なストレスを感じました。こちらも感情的になって馬鹿者呼ばわりする衝動が 涌いてきましたが、質問で返すのがいいと考えるようになりました。

例えば、

それなら、ドイチェバンクの屋上で見つかった人骨の破片がどのように生成されたのかを説明してよ、とか、ペンタゴンにぶつかったはずの旅客機の破 片が見つからなかったってどういうことか説明してよ、とか、どうしてブラックボックスを回収して音声を解析しようとしなかったの?とか幾らでも質 問が出てきます。それらに合理的な回答が出来なければ、万事休すです。アルカイダなどの戯言は戯言と無視できるし、そんな公式説を垂れ流している 東京大学の国際政治学の教授は御用学者をやっているアホに過ぎないという結論が簡単に導き出せます。アメリカ人なら、世界の自由を守るアメリカと か世界の警察などというプロパガンダを無邪気に信じてきた私がうぶだったのねということになります。

私のように、世の中の大半の人が信じていることを否定し続けていると、衝突があるし、喧嘩別れのような経験もあります。口を聞かなく なった古い友人もいます。福島原発事故でもそうですが、物事の本質的な理解はその人の学歴や教養や知識量とは全く関係ないという事実に気づかされ ます。その反面、911事件の公式説が嘘だよと伝えたことによって親しくなったアメリカ人もいるし、友人関係の在庫整理が出来てよかったと思って います。私 は個人的には無神論者ですが、有神論者を無神論者に改宗したいとは思いません。親しい友人の何人かがキリスト教徒であっても、そのことと私の宗教 観は全く関係がありません。しかし、911事件の理解など、世界の嘘をめぐる問題についてはちょっと違います。私が長時間かけて説明しても理解で きないような頭の持ち主とは友人関係を続けるのは難しいので去ってもらって結構という態度を取ります。そのかわり、理解し合える新しい友人が出来 るので、プラスマイナス帳尻が合います。

黙りこむ人の中にはいろんな理由でカムアウトできない、したくない人もいるのだと想像します。カムアウトするのは最初はちょっと精神的な馬力がい りますが、後は大したことはありません。ただ、真実を追求することが任務であるはずの大学で私のような活動をしている人が圧倒的少数派であるとい うのは情けないので正直に言って大学には大きな違和感を感じます。今はネットがあるので同士を求めてネットに入り込むしか精神の安定はありませ ん。最近面白いものを見つけました。Joy Campというコメディグループで世界の嘘を笑い飛ばしています。狂った世界で生きていくためには笑いに救いを求めるしかありません。次のクリップはハリウッドを徹底的に 笑い飛ばしています。

Oscars 2014 Best Most American Film 86th Annual Academy Awards

https://www.youtube.com/watch?v=Ipnxu6Pnh4s
http://www.thejoycamp.com/


(April 2015)


copyrights Takashi Wakui