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lubuntuのすすめ

私は以前リナックスのすすめという文章を書いたことがあります。その中でubuntuを紹介した記憶があります。今回はその軽量版である lubuntuを紹介したいと思います。

周りを見ると皆さんかなり頻繁にパソコンを買い替えています。今年の4月ごろ win xp のサポートが切れたのでそ れを機に新しいパソコンに買い替えた人が沢山出たのだと推測します。たいていの人はパソコン全部を廃棄して新しいパソコンを買うようです。

私の場合、パソコンを使い始めた80年代のころからハードとソフトを分けて考えて来ました。OSは自分でインストールするものであるという考えで やってきました。プログラムを書かない普通のエンドユーザですが、ずっとそのようにやってきました。Linuxを使っていると言うと、何かパソコ ンに詳しい専門家であると誤解する人がいますが、私は全くの普通のパソコンユーザです。たまたまパソコンを使い始めた頃、アメリカでは台湾からの 移民の人が作った街のパソコン屋さんからPC互換機を買うのが普通だったのでその習性が続いているだけです。名大で余っていたマックをもらったこ ともありますが、長続きせず、メインマシンとしてはPC互換機にいろんなOSをインストールして使ってきました。OS/2を使っていたこともあり ますが、2008年にXPのマシンが不調にならなければLinuxは使わず、ずっとウィンドウズを使ってきただろうと思います。Linuxを使う ようになったのは全く偶然です(それより前同僚に vinelinux というのを勧められてインストールしたこともありますが、その時点では後のubuntu 8.04などと比べるとまだ出来が良くなく使うのを止めました。)

2008年にたまたまubuntuをインストールしたのはLinuxの中で一番使用者が多いディストリビューションだからでした。今でもメインマ シンはubuntuです。パソコンは箱は変えずに中身を変えていきます。メーカー製のOSつきのパソコンを買った経験はありません。箱を替えると きは古い箱についているファンの音がうるさいなどの不満が出る場合です。テーブルとか机の下に置くとデスクトップマシンはそれほど場所をとりませ ん。ubuntu は数年前 unity という新しいユーザインターフェイスを取り入れそれを嫌ったユーザが別のディストリビューションに鞍替えした ようですが、私は惰性で使い続けています。というかlubuntuは昔の ubuntu に近い感じがするので、一旦離れても ubuntu に戻ってきた人も多いでしょう。

ラップトップやサブノートは10年前のceleronが載ったものと5年前の atom n270が載ったものを使っています。両方共ubuntuで使ってきました。ただ今年になって最新の ubuntu 14.04をインストールすると明らかに動きが遅いので、メモリリソースを食わない軽量版であるlubuntuに変更したら驚くほど速いマシンに変貌しました。

2世代以上古い cpu には lubuntu を勧めます。1世代前の cpu でも thunderbird はきびきび動きますが、2世代前になると鈍くなります。そうなると lubuntu と sylpheedの 出番です。速い動きが蘇ります。

私は授業でビデオを見せたりブラウザでネットにつなげたりするので atom 搭載のネットブックを持ち歩いています。lubuntuをインストールするとブラウザで youtube に行ってビデオを見ても問題ありません。本体についてくるモニタの解像度は低いですが、教室のプロジェクタでは一段上の解像度で映写してくれるので十分使えます。

ネットブックは最近タブレットに押されて製造されなくなり、使っている人を見かけないようになりました。ハードオフで1万円くらいで叩き売りされ ています。私は天体の写真を撮ったりするのに便利なのでバックアップも含め数台持っています。lubuntu のインストールは容易で、無線LANも問題なく使えます。

xp のサポートが切れても新しいラップトップを買う必要は全くありません。lubuntuをインストールすれば10年前のマシンが最新のマシンのようにきびきび動くようになり ます。もちろん動画の編集などは出来ませんが普通の用途では全く不自由を感じません。

外国語を学習している学生にも薦めています。ubuntu/ lubuntu は多言語環境をサポートしています。ウィンドウズでは日本語版をインストールすると環境も自動的に日本語になりますが、ubuntu ではスウェーデン語、ベ トナム語、中国語、英語、などなど、様々な言語をサポートしています。ゲーリック語とかアルメニア語とかもサポートしているとはずです。フォント が入っているのでその言語を表示してくれるというのではなくて、その環境のデスクトップを持てるということです。私の場合デスクトップ環境は英語 にしています。環境は英語でも日本語を使うのは全く問題がありません。中国語を学習している学生は自分のパソコンの環境を中国語にしてしまえば中 国語の勉強になるでしょう。

ウィンドウズを使うとインストールするたびに認証作業がありますが、linux ではありません。何回でも好きなだけインストールできます。 ubuntu は再インストールとシステムの再構築が容易です。そのことだけでもウィンドウズより楽です。

OSを自分でインストールすることのもうひとつの利点は、大抵のトラブルに自分で対処出来る知識が身につくということがあります。インストール上 のトラブルはネットで質問したりすると解決するし、解決不能のトラブルはハードの寿命なので取り替えて終わりです。データファイルとか設定ファイ ルはバックアップがあるのでシステムを元に戻すことは容易です。という訳で、多くの人はパソコンでトラブルがあると買った店に本体を持って行くよ うですが、私は経験がありません。

(Nov. 2014)


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