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英語のニュースメディア

原発事故が起こった後しばらく日本語メディアでは、福島原発事故のことを海外のメディアは正しく伝えているが日本のメディアは嘘ばかりでダメだというよう な論調が聞かれました。確かに、半分ほどは当たっています。細かくは調べてませんが、英語の既成メディアは、アーニー・ガンダーセンやクリス・バスビーを 早くから登場させていたし、ヘレン・カルディコットのことはNYTで知りました。ヤブロコフさんの本をネットで探そうとしたのは、彼女がその本について 語っていたのを聞いたからです。私の場合、原発事故についてははじめから日本語の既成メディアはほぼ無視していました。その理由は、3月15日に実家のあ る関西に避難してそこで購読していた毎日新聞に呆れたというのが大きいです。毎日の科学記者は国策動員されて、放射線の強さは距離の二乗に反比例する(ガ ンマ線は電磁波なのでそうなる。星の光と同じ。)から30キロも離れれば大したことがないと福島に講演しに行ったようでした。ネットで調べて、問題なのは 原発からのガンマ線の強さではなく、風によって運ばれる放射能(ガンマ線、α線、β線を出す種々の核種)を体内に取り込まないようにすることであるという ことを知っていたので、ああ新聞しか読まなくてNHKを信じている人は無知がために殺されちゃうんだなと、戦慄を覚えました。

という訳でネットを通じて英語のメディアから情報を取ることが出来た私は初期被曝回避という点では正しい行動を取ることが出来たと言えます。ただ、この一 連の作文に何度も書いているように、私は、英語の既成メディアに何の期待も持っていません。BBCにしろNYTにしろ、原発事故関係の記事を受け取るとき には、こいつら自国で原発事故が起こったら、絶対にこのような報道はしないんだろうなと納得づくで接していました。その後、民間の放射能測定センターでボ ランティアをしていた時期があり、そこで反原発活動家であったらしい年配の人と出会いました。英語が読めて英語の書籍を日本語に翻訳したこともあるような 人です。彼と立ち話して、英語のネットメディアを使いこなしていないということがわかりました。彼は Amy Goodman の Democracy Now を話題にしていましたが、私はそのサイトには情報を取りに行きません。"independent media"と言っても独立メディアでないことを知っているからです。真の意味での独立メディアは英語の世界でも多くありません。私はその幾つかをこの ホームページの「リンク」の記事で紹介しています。

わかっている人には言わずもがなのことなのですが、わかっていない人が未だ多いので、英語のニュースメディアがどのようになっているのか全体像を示しま す。

まず、最初に理解しなければならないのは、英語のニュースメディアの殆どに幾つかのタブーがあるということです。JFKの暗殺、911事件、その他もろも ろの当局によるヤラセテロ事件、ビルダーバーグ会議やCFRのようなG7やG20の上に来る超権力、などなどです。HIV/AIDS、ワクチン、放射能被 害、などなど科学ドグマに真っ当な反論がなされている場合でも、その情報を隠そうとし進んで出そうとはしません。これらもタブーと考えていいでしょう。

ビルダーバーグ会議は欧米の超パワーエリートが一年に一度開く非公開会議です。世界史の進む方向は、G7やG20などで話題になる以前に、このような会議 で世界の権力者が議論します。世界規模で方向性が出てから、各国の政府に降りてきます。欧州統合にしろ、イラク戦争にしろ、排出権取引にしろ、上の上で決 まって から下に降りてきます。世界はそのようになっています。国会議員に投票することが全く意味がないとはいいませんが、大勢には影響ありません。

2008年の民主党の予備選挙中にオバマとクリントンがしばらく居場所不明になったことがあります。独立ネットメディアは彼らがヴァージニア州で開かれた ビルダーバーグ会議に顔見せに行っていたことを正しく報じましたが、既成メディアは伝えませんでした。既成メディアが伝えるようになったのはつい最近で す。私の知っている限りでは、既成メディアでビルダーバーグ会議を取り上げたのはイギリスのガーディアン紙だけです。連邦準備銀行という超権力も既成メ ディアはタブーにしておきたいようです。2008年と2012年の大統領選挙では、共和党の予備選挙でロン・ポールという下院議員が立候補して連邦準備銀 行制度の改革を旗印に一般有権者から多くの支持を得ましたが、既成メディアはちょっと頭がおかしい泡沫議員というような扱いをしました。彼の支持者の声を ネットで拾うと、彼が共和党の予備選挙で様々な理不尽な妨害工作を受けたことがわかります。

911事件のタブーは根が深いです。そのことを思い知らされたのは、JFK暗殺とブッシュ家の関係について大部の著作を物したRuss Bakerが911事件の現場に居合わせてタワーの倒壊を目の当たりにしたのにも関わらず、その真相について明言することを避けているという印象をネット ビデオを見て感じたからです。彼の経歴を見ると、活字記者としてエリート街道を進んできた人だということがわかります。今では個人のネットサイト (www.whowhatwhy.com) を持ち独立メディアの道を進んでいますが、コロンビア大学のジャーナリズム学科と関係を持っていることからわかるように、独立ネットメディアの多くの主宰 者と一線を画しています。彼はJFK暗殺については深く考えずプロのジャーナリストとなりましたが、ブッシュジュニアのようなボンクラがどうして二期も大 統領を務めることになったのかについて調べ始めたら、JFK暗殺と父ブッシュの関係や、ブッシュ家とCIAの秘密工作などの事実に遭遇し、結果的に歴史を 読み替えることになりました。彼がその道に入ったのは、ルーマニアで報道ジャーナリズムを教え始めた頃、学生から、お前の国はどうなんだ、ブッシュが戦争 ばかりしているのに、よく民主主義だと言えるな、一体アメリカにはまともな報道ジャーナリズムなんてあるのか、と逆に問い正されて、目覚めたからだと語っ ています。ルーマニアに派遣というのは、おそらく資金はソロス財団のようなところから出たのでしょう。ウクライナの「民主化」工作の資金の流れと重なる部 分があるかもしれません。ネオコンのヴィクトリア・ヌーランドはウクライナの「民主化工作」に50億ドル使ったと公言しましたが、国務省の予算の他にこの ような財団のカネも関係しているはずです。

Democracy Now の Amy Goodman については、彼女が911事件から逃げまわっていることは、ネットビデオを見れば分かります。Loose Changeの Dylan Avery を番組に登場させることがあっても、息子を911テロで失った Bob McIlvaineやNiels HarritやRichard Gageを登場させないのは局の運営資金を得るために911事件をタブーにしているためだと考えられます。日本を含めて世界中どこでも同じですが、戦争反 対・平和主義を標榜している政治団体やメディア団体が911事件について触れない場合、運営資金を援助している財団が911事件についての議論をタブー視 しているからだと想像できます。タブーを排除し真実のみを希求したいのであれば、どこからもカネを受け取らない覚悟を決めるしかありません。世の中全てカ ネというのは哀しいですが、それが現実です。日本の右翼団体の多くが親米なのはアメリカからの工作資金が入っている可能性があります。

アメリカの連邦政府で政治家としてのキャリアを作りたい場合、JFK暗殺と911事件はタブーにする必要があるようです。シンシア・マッキニーは数少ない 例外です。そのことを理解したのはAl Frankenのネットビデオを見たからです。その中で、彼は、911事件について見解を求められて、明言を避 け、自分は意見を保留するが、あなたが政府の内部犯行であると主張する権利は尊重する、と苦し紛れの回答をしていました。アル・フランケンはミネソタ州の 上院議員になる前は、政治風刺作家として知られており、有名なSNL(Saturday Night Live)の台本を書いたこともあります。_Lies and the Lying Liars Who Tell Them:A Fair and Balanced Look at the Right_という著作もあり、私はあるメディア研究者からその存在を教えられ、一冊もらいました。本を貰ったのに、けなすのはちょっと問題ありかも知れ ませんが、私は彼に、こんなものは、アメリカの二大政党制の枠組みの中で、民主党の議員が共和党の嘘について書いているだけだから意味がないよと、ぶっ ちゃけました。すると、彼は、返答に困ったというような顔をしました。メディア研究をしている大学人の中にも911事件に関するタブーが存在するようで す。911真相究明運動について研究したいとフルブライト奨学金に応募したらたぶん落とされるでしょう。

誰が言ったのか忘れましたが、少数の人間を永遠に騙すことや多くの人間を短期間騙すことは出来るが、すべての人間を永遠に騙し続けることは出来ない、とい う格言をどこかで聞きました。JFKの暗殺や911事件の真相について世界中の人間を永遠に騙し続けることは出来ません。パワエリートの皆さんにおかれま しては頃合いを見て降参するのが賢い道であると思われます。アル・フランケンにしろ、エイミー・グッドマンにしろ、ノウム・チョムスキーにしろ、死後の自 分の評判を気にするなら、生きている間に真実の側に立つことを表明したほうがいいでしょう。

実際、テレビ、新聞などの既成メディアも、徐々に真実の側に歩み寄りつつあるようです。カナダのテレビ局は911真相究明運動家であるRichard Gageさんを取材して番組を作りましたし、デンマークのテレビ局はNiels Harritをインタビューしています。嘘をつき続けてもネット時代には騙し続けることができないので、アリバイ作りのためであったとしても、少しづつ本 当のことを語りだしたのは歓迎するべきでしょう。

(July 2014)



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