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冬山遭難とサンディフックの銃乱射事件

正月に実家に帰って普段の何十倍もテレビを見ました。ひとつ気になったのが北アルプスの冬山登山で遭難者が出たというニュースです。ニュース速報を見ただ けなので中身は詳しく知りません。日本では毎度のことです。別に珍しくも何もありません。毎年正月に冬山遭難の事故のニュースを聞いている気がします。死 者が多く出る場合、一昔前なら、解説者が出てきて、登山者の技術が未熟であっただの、天気予報を調べて登山は延期すべきであっただのと解説するのを聞いた のは一度や二度のことではありません。そのような登山者に否定的な論調が聞かれると、反論も出てきます。日本には冒険者が生きにくい文化風土があるという かつて本多勝一が展開した議論です。昔、堀江謙一などを論じた彼のエッセーで読みました。私はどちらの議論も一理あると思います。日本の様々な領域で劣化 が激しさを増しているのは確かで、冬山の怖さを知らずに無謀に挑戦してしまうアホがいることも否定できない事実だからです。

しかし、今回はちょっと別のことを考えました。ひょっとしたら遭難する登山者は日本の労働者に往々にしてあるように、過労で疲れており、加えて長い休暇を 取ることが出来ない状況に置かれているのではないか、という疑問です。強行軍になってしまうのは、その休暇の間に登らないと別の時期に休暇を取ることがで きないからです。この仮説が正しければ、登山の技術論や本多勝一流の冒険論とは別の次元の話になります。日本の労働環境が生み出した災害と言えるからで す。しかし、テレビに出てくる解説員は決して、そのような可能性を探ろうとはしません。意図的に避けているのか、あるいは、思いつかないのかはわかりませ ん。私がそのような仮説に気づいたのは餅を食べては昼寝をするという怠惰な日々を頭をカラッポにして過ごしていたからです。

どちらにしろ、テレビで、日本の労働慣行の批判をするのはタブーなのかも知れません。日本のテレビは、この国の支配者が大衆をコントロールしやすいよう に、意図的に白痴政策を取っているのではないか、と陰謀を勘ぐってしまうほどの愚劣な番組で埋められています。しかし、愚劣は愚劣なりに、動画の編集など にはプロのこだわりが見られ、下請けの制作会社の社員の皆さんは締め切りに追われて過酷な労働を強いられているのだと想像します。そのような業界が、日本 社会全体の労働慣行を批判することは、自分で自分を批判するすることなので、無意識にタブー視している可能性が考えられます。したがって、冬山遭難と日本 の労働環境との関連を探りたい場合、社会学者なりが時間をかけて調査しないと真実は見えてこないだろうと、考えられます。

こんなことを考えていたら、去年の年末にアメリカのコネチカット州、サンディフック (Sandy Hook) で起こった小学校での銃乱射事件を思い出しました。去年の暮は、アメリカ人に会うたびにそのニュースが話題になったし、古いアメリカ人の友達のクリスマス カードもそのニュースに触れていました。アメリカでは銃の乱射事件は頻繁に起こっています。コロンバインやバージニア・テックの事件が有名ですが、今回の 小学校の事件は、コネチカット州の高所得者が住む地域の小学校で起こったので、メディアが大きく取り上げました。未見ですが、オバマは、演説で涙を流し、銃規制を約束 したそうです。

このニュースを聞く日本人は、アメリカは銃社会なので恐ろしいな、とか、アメリカも日本並の銃規制をしろ、などと考えるのかも知れません。しかし、そのよ うな反応は誤解に基づいています。多くのアメリカ人も気づいていませんが、銃乱射事件を起こすアメリカ人は、精神科医に躁鬱病治療薬などの精神治療薬を処 方されており、飲み始めた頃か、あるいは、飲むのを中断したための急性禁断症状で精神が錯乱状態に陥っている場合が圧倒的に多いのです。この事実は、事件 を詳細に調査する専門家には明らかですが、ニュース番組では、巧妙に避けられます。なぜなら、既成メディアのスポンサーである製薬会社にとって都合の悪い 情報だからです。アメリカは、近年、精神病治療薬の消費を増大させています。一昔二昔前なら、病気だと見做されなかった軽い気分の落ち込みなども病名を与 えられて精神治療薬を処方される傾向がどんどん強まっています。特に年少者が隔離される「学校」という施設でその傾向が強まっているので、危険を察知して いる親は、子供を自宅で教育しようとしています。HIV/AIDSというでっち上げに見られるように、製薬会社にとっての最大の顧客は、治癒することなく 死ぬまで薬を飲み続けてくれる患者です。精神治療薬を処方される患者は製薬会社にとっては格好のカモなのです。

サンディフックの乱射事件はそれだけではありません。globalresearch.caを読みに行ったら、その乱射事件には不審な点が多くあるという記 事に出くわしました。インターネットメディアでは、様々な憶測が流れています。確証はありませんが、銃規制を推し進めたいアメリカ政府が洗脳した精神錯乱 者に引き起こさせた事故である可能性も無碍に否定は出来ません。数十年前なら、狂った陰謀論者の妄想だと片付けれたでしょうが、911事件やオクラホマ連 邦政府ビル爆破事件など政府の自作自演が濃厚な事件は他にも沢山ありますから、似たような可能性は否定できません。私は個人的には、すべての大規模なテロ 事件は当局の自作自演の可能性を疑うべきだと考えています。最近、アルジェリアで邦人がテロに会い、安倍総理は、「テロとの闘い」を遅ればせながら口にし ていますが、既成メディアの報じている解釈はハナから疑ってかかる必要があります。

日本の冬山遭難事故にしろ、アメリカの銃乱射事故にしろ、ニュース速報で聞く表面的な説明は、間違っている可能性が高いので相手にしないことが重要です。 本当のことを知りたければ、自分で手間をかけて調べるしかありません。手間をかけて調べる時間がなければ、大メディアや政府発表のニュースは全部嘘だと疑 い無視するのが吉です。

(Jan. 2013)



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