「20世紀ポピュラー音楽の言葉」研究会

第2回講演会のお知らせ


「アルジェリア社会におけるポピュラー音楽の現在−ライを中心に−」

講師:粕谷祐己氏(金沢大学)

日時:12月17日(金)午後3時〜5時

場所:名古屋大学文系総合館6階623号室


<講演要旨>
 最近世界的注目を集めるに至ったアルジェリアの音楽ジャンル「ライ」rai は、人種的多様性に富んだオラン地方を揺籃の地としイスラム音楽ヒエラルキーの最下層から生まれてきたために、あらゆる音楽潮流を取り入れる柔軟性をもち、当然西欧の音楽とそのテクノロジーも利用し、「発展」することができた。1940年代、女性歌手たちがナマな形で性衝動の礼讃、イスラム禁忌の侵犯を歌い全国的に注目を集め、今日に至るライの精神的土台を決定づけた。イスラム原理主義台頭期にますます政治的に注目される存在となったライは、欧州に生活する厖大な数のマグレブ(北アフリカ・アラブ圏)系移民たちの心情を扱い、音的に移民二世世代の関心を集めるような形になって更に大きな飛躍を遂げ、地中海の両岸で社会的に重要な音楽ジャンルとなっていった。
 この注目すべきジャンルの多様な側面、世界史的意義を、実際の音を聞きながら概観したい。


金沢大学の粕谷祐己氏をお招きして、上記の講演会を開催いたします。ご関心がおありの方はぜひご出席下さい。

会場の位置につきましては、名古屋大学ホームページの建物配置図をご参照下さい。URL は http://www.nagoya-u.ac.jp/sogo/higasiyama.html です。(文系総合館は図中62番の建物です。)


「20世紀ポピュラー音楽の言葉」研究会(田所・藤井・布施・長畑)

(2004.12.1)