言語文化 I

英語(上級)

2単位 
前期木曜1限 
対象学部:情報文化学部(自然)
教室:S14
担当教員:長畑明利
文系総合館706 
email: e43479a@cc.nagoya-u.ac.jp
授業HP:http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/~nagahata/lectures16/nullas16aea-inf.html


連絡事項

目的・ねらい

学会や社会で求められるプレゼンテーションを行えるよう、リーディング・スピーキング・リスニング・ライティングの各能力を高め、また4技能の統合を目指すことを目的とする。研究拠点大学たる名古屋大学の学生に相応しい学術英語を使いこなす能力を、実際の運用を前提とした学習活動を通して養う。自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかというこれまで英語(基礎)・(中級)で養った知識・技能と、英語(コミュニケーション)で培ったコミュニケーション能力に加え、プレゼンテーションに必要な知識や技能を習得し、学術英語を使いこなす能力を更に発展させる。

履修条件・関係する授業科目

学習に対する意欲。向上心。基礎的な文法力。社会的関心。「英語(基礎)」、「英語(中級)」、「英語(コミュニケーション)」の単位を取得していることを前提として授業を行う。

授業内容

(2016.4.14 修正)

英語によるプレゼンテーション(発表)の実践練習を行う。また、種々の英文を読んで、読解力を高める。具体的には次のことを目指す。

The New York Times や The Japan Times の記事を読んで、その内容について自分の意見が言えるようにする。
・インターネットの英語サイトを利用して情報を収集することができるようにする。
・学術的なトピックについて、英語で意見交換ができるようにする。 

毎回の授業は次のような形で行う予定。 (2週で1セットとする。)

<Week 1>
・最初に、e-learning の確認テストを行う(語彙テストの予定)。
・次に、その日のリーディング教材の和訳を行う。
・時間が許せば、ネットを利用して時事問題に触れるなどの活動を行う。

<Week 2>
・最初に、e-learning の確認テストを行う(語彙テストの予定)。
・リーディング教材の内容を再確認する。特に重要な概念について、英語で説明できるか確認する。
・次に、少人数のグループあるいはペアに分かれ、リーディング教材と関連するトピックについて、自分の意見を言う(発表をする)。トピックはリーディング教材に関連するものを自分で選ぶ。
・意見は単なる内容の報告にとどまらず、根拠に基づく、自分なりの考えを展開するものであることが望まれる。教材が示す見解に対する反論(根拠を示す必要あり)、それらに示された事柄の別の文脈における例の紹介などが期待される。
・各自前もって原稿を用意し、それを暗記して話す。あるいは、原稿をちらりちらりと見ながら話す。ただし、原稿を棒読みしてはいけない。
・原稿の内容をエッセイにした英文を授業終了時に提出してもらう(受講者の人数にもよるが、学期中に1度か2度を予定)。
・発表原稿の作り方については、教員からの指導も行うが、課外学習で用いる電子教材の例を参考にしてもらう。
・それぞれの発表の後、グループあるいはペア内で質疑応答を行う。
・最後に、2名程度の学生(あらかじめ指定しておく)が全員の前で発表を行い、教員およびクラスメートからの質問を受ける。この場合は原稿を見てはいけない。質疑は特に重要である。発表者以外は全員質問(あるいはコメント)の負債を抱えていることにし、1回質問(あるいはコメント)すると負債が解消することにする。それ以上の質問・コメントに対してはボーナス点を与える。


授業スケジュール(予定)

Date Discussion topic Designated speakers eFace vocabulary quiz
4.14 Introduction    
4.21 "Don't Send Your Kids to College. At Least Not Yet." (NYT 2016.4.5)   Unit 1
4.28   Ushikawa, Gakiya Unit 2
5.12 "This Is Our Country. Let's Walk It." (NYT 2016.4.23)   Unit 3
5.19   Okada, Kishi, Sekimoto Unit 4
5.26 "These Linguists Want to Help You Speak Fluent Cat" (The Cut 2016.4.27)   Unit 5
6.2   Tsuge, Nunoichi, Hayashi Unit 6
6.9 "Is Your Food ‘Natural’? F.D.A. to Weigh in" (NYT 2016.5.17)   Unit 7
6.16   Gakiya, Okada, Kishi Unit 8
6.23 "Manhattan Project national park to preserve atomic bomb building sites" (Guardian 2015.11.10}   Unit 9
6.30   Sekimoto, Tsuge, Nunoichi Unit 10
7.7 "What Is ‘Brexit’? A Look at the Debate and Its Wider Meaning" (NYT 2016.6.20)   Unit 11
7.14     Unit 12
7.21      
7.28      

成績評価の基準

eラーニング20%、授業点30%(発表原稿、小テスト、発表など)、定期試験50%、積極性(ボーナス)の予定。基礎的な文法力を単位取得の条件とする。 

教科書

プリントなど。

参考書

ジェイムズ・H・M・ウェブ『日本人に共通する英語のミス151』(増補改訂版)(ジャパンタイムズ)。マーク・ピーターセン『日本人の英語』(岩波新書)。ケリー伊藤『英語ロジカル・ライティング講座』(研究社)。その他必要があれば、授業HPにて、また、授業中に教室で紹介する。  

注意事項

・対面授業に加え、課外学習として電子教材を課し、その成績に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。履修取り下げ制度は採用しない。
・遅刻2回で欠席1回分とみなす。また、30分以上の遅刻は欠席扱いとする。
・私語、睡眠禁止。ケータイも禁止を原則とするが、授業内容に関連してネットにアクセスしてもらうこともある。
・小テスト、定期テストでのカンニングは成績不可。期限後の提出物提出は評価 1/2。
・授業HPで最新情報を確認のこと。なお、シラバスとHPとで内容が矛盾する場合は、HPのほうに従うこと。

アドヴァイス

・「検定試験による単位認定」制度を利用して単位を取得することにより、「英語(上級)」を取らない人がいるが、英語による口頭発表の練習を中心とする授業(例えばこの授業)は、経験を積むためにも取った方がよい。
・語学学習で大事なことはまず意欲。英語の力を伸ばすのだという意欲がないと、なかなか成果があがらない。
・語学学習の効果はしばらく経ってから現れるもの。学習への意欲を失うことなく、継続して学習していってほしい。
・発表だけでなく、英語の力を高めるために、ネットでいろいろなスタイルの発表もしくはトークを見てみるとよい。おすすめサイトのひとつは TED。字幕もあるが、日本語ではなく、英語字幕を使うのがよい。ただし、字幕を見る場合も、一度は字幕なしで見ることが必須。おすすめヴィデオ(その1)→ "Evelyn Glennie Shows How to Listen"。(その2)→ "My Wish: Once upon a School"。
・eラーニングは自分のために行うのだということを肝に銘じて取り組むこと。また、そこで学んだ表現を教室での自分の発表で積極的に使ってほしい。

 


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(2016.6.22)