アメリカ文学・文化論 Ib (アメリカ言語文化講座) / 国際多元文化特殊講義 Ib (英語高度専門職業人コース)

アメリカ文学史概観(2)


単位
後期月曜6限
教室:文系総合館 609
担当教員:長畑明利
研究室:文系総合館 706
電話/fax: 052-789-4702
email: e43479a@cc.nagoya-u.ac.jp

授業HP: http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/~nagahata/lectures15/amcul15/amcul15b.html


◆連絡事項:

◆目的・ねらい:
 
この授業の目的・ねらいは主として次の3点である。(1) 20世紀なかばから現代にいたるアメリカ文学史についての理解を深める。また、種々の文学史上の重要項目に関連するテクストの実際を知る。(2) その過程で、自分なりの(学術的な)問いを見いだす。また、自分が得た問いをより大きな知的文脈に置いて吟味する。(3) 文学・文化の研究に必要なリサーチの方法について学ぶ。また、1次資料、学術論文の読解に資する高度な英文読解力を涵養し、学術論文執筆に必要となるライティングのスキルを身につける。(特に、作品を正確に読む力をつけることを重視する。)

◆履修条件:
 
基礎的な英語読解力を有すること、学習に対する意欲、積極性を有することを履修の条件とする。前期同時限に開講される「アメリカ文学・文化論 Ia」と連続して受講することが望ましい。関連科目として、「北米文化論 b」、「英語表現技術演習 b」、「英語学術論文演習 b」を挙げておくが、英米文学・文化に関する他の授業も受講するとよい。

◆授業内容:

  • 前後期を通じ、19世紀後半から現代にいたるアメリカ文学の作品のいくつかを年代順に読み、文学史を概観する。 a(前期)、b(後期)ともに、Nina Baym, et al., ed., The Norton Anthology of American Literature, Vol. 2: 1865 to the Present (Shorter Eighth Edition) を用いる。(目次 →http://media.wwnorton.com/cms/contents/NAAL8S_TOC.pdf ) 
  • b(後期)においては、教科書に従い、20世紀半ばから後半の文学作品を扱う。作品は網羅的に扱うのではなく、詩と演劇を中心に取捨選択する。
  • 毎週の授業は、(1) その日に扱う詩人・劇作家、時代背景、作品の性格・評価等についての報告(報告担当者を1〜2名指定する——10〜15分程度)、(2) 任意の作品についての論評、(3) テクストの読解およびディスカッションを中心に進める。ディスカッションのために、報告者(2名の場合は1名)は、指定された詩人・劇作家の作品について論じるposition paper を授業前日の日曜5時までに授業MLに投稿する。 
  • 各回の課題については、別途授業用ウェブページに載せる。上記文学史に収録された作品を取捨選択する予定だが、授業で扱わない作品も各自で読むことが求められる。 
  • 学期中盤に教科書に掲載されている短編小説1篇について口頭発表してもらう。また、学期末には、長編作品1作について論じる口頭発表をしてもらう。トピックは各受講生と教員とで相談して決める。また、期末レポート1点(英文)を課す。

◆授業スケジュール(仮):

Date 項目 (担当者)
14.10.5 Introduction
10.19 Roethke(川端 [紹介+背景])、Bishop(菅井 [紹介+pp])
10.26 Williams(佐々木 [紹介+pp]、大木 [pp])
11.2 Jarrell(謝 [紹介])、Berryman(村瀬 [紹介+pp])
11.9 Miller(川端 [紹介+pp]、岡田 [背景+pp])
11.16 Lowell(菅井 [紹介+pp]、佐々木 [pp])
11.23(3限、4限、補講)

Students' presentations(短編小説): Cheever, "The Swimmer"(菅井)、O'Connor, "Good Country People"(佐々木)、Morrison, "Recitatif"(岡田)、Roth, "Defender of the Faith"(村瀬)、Carver, "Cathedral"(大木)、Walker, "Everyday Use"(謝)、Erdrich, "Fleur"(川端)

11.30 Brooks(大木 [紹介])、Baraka(謝 [紹介+pp])
12.7 Ginsberg(村瀬 [紹介+pp]、川端 [pp])
12.14 Wright(岡田 [紹介]), Ashbery(菅井 [紹介+pp])
12.21 Sexton(佐々木 [紹介])、Plath(大木 [紹介+pp])
1.18 Rich(村瀬 [紹介+pp]、謝 [pp])
1.25 Momaday(川端 [紹介+pp]、岡田 [pp])
2.1(5限・6限連続 [5限は補講、教室は文総609]) Students' presentations(長編作品)

◆発表用作品候補

  • 短編作品(中間発表):Welty、Cheever、O'Connor、Morrison、Roth、Carver、Walker、Silko、Erdrich ほか
  • 長編作品(期末発表):Ellison、Bellow、Kerouac、Baldwin、Morrison、Pynchon、Kingston ほか

 

◆成績評価の方法:基礎的な英語力を有することを単位取得の条件とする。そのうえで、授業点30%、中間発表30%、期末発表+期末レポート40%。欠席3回で単位放棄とみなす。遅刻2回で欠席1回分とする。

◆教科書:

  • Nina Baym, et al., ed., The Norton Anthology of American Literature, Vol. 2: 1865 to the Present (Shorter Eighth Edition) (Norton, 2012) [ISBN: 978-0393918878] 各自購入のこと。 
  • その他のテクストについては、授業HPもしくはMLにて連絡する。 

◆参考書:

  • Emory Elliott, et al., ed. Columbia Literary History of the United States
  • 渡辺利雄『講義アメリカ文学史』(全3巻+補遺)
  • 平石貴樹『アメリカ文学史』
  • 亀井俊介『アメリカ文学史』(全3巻)
  • 志村正雄・八木敏夫『アメリカの文学』
  • 早瀬・吉崎編『21世紀から見るアメリカ文学史』
  • その他、授業HPもしくはMLにて紹介する。

注意事項:

  • 授業関連の連絡は、授業HPもしくはMLにて行う。
  • 本授業は英語高度専門職業人コース開講の「国際多元文化特殊講義 IVb」との合併授業である。
  • 次年度はNina Baym, et al., ed., The Norton Anthology of American Literature, Vol. 1: Beginnings to 1865 (Shorter Eighth Edition) をテクストとして用いる計画である。


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(最終更新日:2016.1.25)