言語文化 I

英語(セミナー)

2単位 
後期水曜2限 
対象学部:教育学部 
教室:C20
担当教員:長畑明利
文系総合館706 
email: e43479a@cc.nagoya-u.ac.jp
授業HP:http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/~nagahata/lectures14/nullas14aesm-edu.html
教養教育院 e-learning サイト
TA: 村瀬里奈


連絡事項

目的・ねらい

本授業は、英語という言語、その言語が培ってきた文化、および現代社会における英語文化についての深い教養を身につけることをその目的とする。英語・英語文化にかかわる様々な主題についての文献・資料調査、調査に基づく英語による口頭発表など、少人数授業の利点を生かした学習活動を行い、研究拠点大学である名古屋大学の学生にふさわしい学術英語の運用能力をさらに高めることを目指す。

履修条件・関連する授業科目

学習に対する意欲、向上心、言葉への関心、基礎的な文法力を履修条件とする。「英語(基礎)」、「英語コミュニケーション」、「英語上級」の単位を取得していることを前提として授業を行う。

授業内容

・授業内容は次の通り。1. 英語で書かれた詩の読解を通じて、英語圏の詩について学ぶとともに、やや高度な英語の読解力を養う。2. 著名な詩人たちの作品をヒントにして(教科書が課題がそのようになっている)自作詩(英語)を作る。それを皆の前で発表し、解説する。それによって、英語文化に関する理解をさらに深め、また、英語で議論する力を伸ばす。3. 英語の詩について論じるエッセイを書き、学術的な英文の執筆能力を伸ばす。

毎回の授業は次のように行う。

・毎週一人の詩人について、詩人の紹介(日本語)をする人と、自作詩(英語)を作る人をあらかじめ指定しておく。詩人紹介の担当者は資料調査をしたうえで、授業前日までに紹介文を授業のメーリングリストに送る。(紹介文には事項注をつける。)自作詩担当者も授業前日までに作品を作って、同じメーリングリストに送る。受講者はそれらをプリントアウトして、読んだ上で授業に臨む。
・授業では、最初に、担当者が詩人の紹介を行い、質問に答える。次に、その詩人の詩を和訳して、理解する(担当制にはしないので、全員が準備してくる)。続いて、自作詩を作った人がそれを朗読し、その背景を英語で説明し、フロアからの質問に答える。
・採り上げる詩人としては、今のところ、Walt Whitman、Emily Dickinson、Arthur Rimbaud(英訳)、W. B. Yeats、Wallace Stevens、Guillaume Apollinaire(英訳)、William Carlos Williams、D. H. Lawrence、Ezra Pound、T. S. Eliot、W. H. Auden、Allen Ginsberg、Frank O'Hara、Gary Snyder を予定。あまり難しくないものを選ぶ。
・学期中もしくは学期末に、詩について論じる英文エッセイを出してもらう。
・e-learning については各自で進めてもらうが、学期中に4回小テストを行い、その成績でもって、授業全体の成績の20%をつける。

スケジュール

Date Poet and poem(s) (pages in the textbook) Additional assignments Presenter 1 (on the poet) Presenter 2 ( additional assignment) Presenters 3 (poem) Listen to Me! quiz
10.1 Introduction          
10.8 Walt Whitman, “Song of Myself” 1 & 10 (25-38) Arishima's translation Kato Kimura Tanaka, Furuhashi  
10.15 Emily Dickinson, “I Heard a Fly Buzz”; “Because I Could Not Stop for Death” (39-46) ED's handwriting Furuhashi Kato Kimura, Tanaka  
10.22 Arthur Rimbaud, “After the Flood”; “Dawn” (58-70) Kobayashi's translation Tanaka Furuhashi Kato, Kimura  
10.29 William Butler Yeats, “The Song of Wandering Aengus”; “For Anne Gregory” (71-81) At the Hawk's Well Kimura Tanaka Furuhashi, Kato  
11.5 Wallace Stevens, “Disillusionment of Ten O’Clock”; “Thirteen Ways of Looking at a Blackbird” (107-122) "The Snow Man" Kato Kimura Tanaka, Furuhashi Unit 1
11.12 Guillaume Apollinaire, “The Little Car”; “It’s Raining” GA’s poem to Lou Furuhashi Kato Kimura, Tanaka  
11.19 William Carlos Williams, “Nantucket”; “The Red Wheelbarrow”; “This Is Just to Say” (137-149) Ekphrasis (Pictures from Brueghel) Tanaka Furuhashi Kato, Kimura  
11.26 D. H. Lawrence, “Snake” (150-159) A short story by DHL Kimura Tanaka Furuhashi, Kato  
12.3 Ezra Pound, “The River-Merchant’s Wife: A Letter”; “Separation on the River Kiang” (160-168) Li Bai Kato Kimura Tanaka, Furuhashi
Unit 2
12.10 T. S. Eliot, “The Love Song of J. Alfred Prufrock” (169-180) Cats Furuhashi Kato Kimura, Tanaka  
12.17 Allen Ginsberg, From “Howl”(226-238)         Unit 3
1.14 Frank O’Hara,"A True Account of Talking to the Sun at Fire Island" and “The Day Lady Died” (239-253) Billie Holiday Tanaka Furuhashi Kato, Kimura  
1.21 Gary Snyder, “Four Poems for Robin” (268-275) Miyazawa Kenji Kimura Tanaka Furuhashi, Kato Unit 4
1.28 Final exam          

成績評価の基準

電子教材 20%、授業点(詩作等課題、発表、発言の積極性を含む)40%、英文レポート20%、期末試験20%、積極性(ボーナス)の予定。

教科書

Kenneth Koch and Kate Farrell, Sleeping on the Wing: An Anthology of Modern Poetry with Essays on Reading and Writing (Vintage) [ISBN: 978-0394743646] 。

参考書

参考 URL

注意事項

・対面授業に加え、課外学習として電子教材を課し、その成績に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。履修取り下げ制度は採用しない。
・遅刻2回で欠席1回分とみなす。また、30分以上の遅刻は欠席扱いとする。期限後の課題提出は評価 1/2。私語、睡眠禁止。
・「剽窃」、カンニングは成績不可。
・授業HPに連絡事項を掲載するので、毎週最新の情報を確認すること。なお、シラバスとHPとで内容が矛盾する場合は、HPのほうに従うこと。

アドヴァイス

・語学学習で大事なことはまず意欲。英語の力を伸ばすのだという意欲がないと、なかなか成果があがらない。
・語学学習の効果はしばらく経ってから現れるもの。継続して学習していってほしい。
・英語の力を高めるために、ネットでいろいろなスタイルの発表もしくはトークを見てみるとよい。おすすめサイトのひとつは TED。字幕もあるが、日本語ではなく、英語字幕を使うのがよい。ただし、字幕を見る場合も、一度は字幕なしで見ることが必須。おすすめヴィデオ→ "Evelyn Glennie Shows How to Listen
・eラーニングは自分のために行うのだということを肝に銘じて取り組んでほしい。また、そこで学んだ表現を教室での自分の発表で積極的に使ってほしい。
・学術的英文・論説文以外の種類の英文を、広く、ときにはじっくりと、文法事項や文の構造を確認しながら読むことで、英語という言語とその背景についての理解を深めることが可能となり、ひいてはそれが学術的英文を含む英文一般の読解力と表現力を高めることにもなる。
・詩といっても、ロマンチックなものである必要はない。先入観を捨てて授業に臨むとよい。


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(2014.12.17)