編集後記

 

 念願の中部支部の会誌がとうとうでき上がりました。支部誌は長らく懸案事項になっていましたが、本年度4月の総会で発行が承認され、原稿が募集されました。今回は初めてということもあり、応募論文は3点でした。総会で承認された支部編集委員(田野、藤森、山口、横田、鵜殿)がそれぞれすべての投稿論文を読み、その後編集会議で慎重な審議を行い、採用を決定しました。総会での決定どおり、編集会議では論文は匿名審査されました。支部会員数が少ないといっても、実際に読んでみると匿名性はしっかりと発揮されたことをご報告しておきます。

 応募数は多くはありませんでしたが、一つ一つの論文の質は高く、創刊号にふさわしい内容になっているのではないかと編集委員一同自負しています。応募された方々をはじめ会員各位のご協力に感謝するとともに、来年度もさらに多くの投稿を期待したいと思います。会誌の発行が、私たちアメリカ文学研究者が相互に信頼を深め、励まし、高め合う場を提供することになるよう望みます。

 この創刊号は、出版費用節約のため、「版下わたし」という、完成原稿を作った上で印刷所にわたすという形態をとって発行されました。完成原稿を作る仕事はすべて実務担当編集委員(長澤、長畑、溝口)が行いました。こうした多くの会員の努力と無償の奉仕によって会誌の発行が実現したことを、なにより嬉しく思います。しかし、特定の個人に労力をかけすぎないことが、発行費用の問題とともに、今後の課題になると思います。会誌についてご意見ご感想をお寄せください。

(UE)