■シェイクスピア『タイタス・アンドロニカス』Titus Andronicusについて

 

■テキスト

ここでは主に、『タイタス・アンドロニカス』(白水Uブックス6)小田島雄志訳(白水社、1983)を使用。他にも、『シェイクスピア全集8』富原芳彰訳(筑摩書房、1967)所収など。

 

■質問

1 芸術の種類は違っても、多くの場合、芸術作品を構成する要素には、繰返される要素(モチーフ、パターン)と、対照される要素が含まれる。『タイタス・アンドロニカス』に見られる、そのような要素を指摘し、それが作品全体のなかで、どのような機能を果たしているか、また、どのように他の要素と関連しているか、考えてみよう。前者は、表面的には類似していてもバリエーションや相違点も発見されるかもしれない。後者は、やはり表面的には対照的でも、よくよく考えると共通性も見出されるかもしれない。そのような注意をしながら、作品を捉えてみよう。

 

2 Mick Wallis and Simon Shepherd, Studying Plays, 3rd ed. (London: Bloomsbury Academic, 2010)は、演劇テキストと上演テキストを分けて考える。そして前者は、舞台制作者にとっての一連の指示(a set of instructions)であると述べる。脚本の言葉は、話される内容だけでなく、話される調子・対象、文脈、身振り、空間などについても教えるものだという。その点について、具体的に考えてみよう。例えば、劇冒頭は空間的にどのように構成されるのか、演劇的に意味のある身振りは何か、エンブレム的瞬間・舞台絵(stage pictures)は発見できるか、どのように観客の受容は誘導されるか、などなど。

 

3 フェミニスト批評的なアプローチを試みよう。この劇作品のどのような側面に有効だろうか。女性性・男性性(femininity, masculinity)、母性(motherhood)、レイプの表象などの他にも考えてみよう。

 

 

 


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