シェイクスピア『オセロー』Othelloの梗概

 

■主な登場人物

オセロー(ヴェニス公国に仕える将軍、ムーア人)、キャシオー(副官)、イアーゴー(旗手)、デズデモーナ(オセローの妻)、エミリア(侍女)、ブラバンショー(デズデモーナの父親)

 

■各場面のまとめ

0101:イアーゴーは丸め込んだロダリーゴーを伴い、ブラバンショーに、娘がオセローに盗まれたと告げる。

0102:父親はオセローと対峙。「娘が黒い胸に走るなどあり得ない」

0103:父親、公爵の前でオセローが邪悪な方法で娘をだまし取ったと非難。オセローの釈明。デズデモーナの告白。

 

0201:キプロス島。大嵐でトルコの艦隊は散り散りとなる。キャシオー、デズデモーナを称讃。新妻が上陸。彼女とイアーゴーとの掛合い。次いでオセローの上陸。新妻と再会し感極まる。

0202:敵からの攻撃の危機を脱し、また将軍の結婚祝いに沸く町の様子。

0203:イアーゴーの計略。酒に弱いキャシオーを酩酊させ、職務上の失態に追いやる。キプロス島の秩序が脅かされる。将軍は任命権者としてキャシオーを副官から外す。イアーゴーは、再び計略のためにキャシオーの利用を考える。

 

0301(54行):復職を願うキャシオーはエミーリアにデズデモーナへの執り成しを願う。

0302(6行):職務中のオセロー(短い場面)。

0303(480行):1)キャシオー、デズデモーナに執り成しを懇願。エミーリアは取次(とりつぎ)役。2)デズデモーナとオセロー。3)イアーゴー、オセローをたぶらかす。デズデモーナの不倫疑惑を吹き込む。"For she had eyes, and chose me"(189), "she did deceive her father"(206)。4)デズデモーナ、ハンケチを落とす。5)エミーリア、それを夫に渡す。6)オセロー、再び登場。"Othello's occupation's gone"(357)。7)イアーゴーの「夢」。8)「キャシオーがハンケチで髭を拭くのを見た」。9)跪(ひざまず)き復讐の誓い。

0304(200行):1)道化。2)デズデモーナ、キャシオーの復位の件は確実。2)ハンケチの由来と効能が語られる。3)オセロー、突然退室。4)デズデモーナ、イアーゴー、キャシオー。5)キャシオー、ビアンカにハンケチを渡す。

 

0401(276行):1)イアーゴー、毒の言葉をオセローに飲ませる。オセロー卒倒。2)イアーゴー、キャシオーの短いやり取り。計略の準備。3)オセロー、意識が戻る。イアーゴー、計略を話す。4)オセロー、イアーゴーとキャシオーのやり取りを覗き見。あとでビアンカも来る。5)オセローとイアーゴー、先ほどの観察を確認。6)ヴェニス大使の前で妻をたたく。7)使者に対する礼儀と妻に対する虐待が入り混じり、混乱した言葉しか出てこない。

0402(244行):1)エミーリアの「証言」。オセローには効き目なし。2)オセロー、侍女を売春宿の女衒と見立て、妻を部屋に呼び寄せる一方で、侍女にドアを閉めさせる。また地獄のイメージ。3)デズデモーナ、エミーリア、イアーゴーのやりとり。4)イアーゴー、ロダリーゴーにキャシオー殺害をそそのかす。

0403(105行):公務中のオセロー、侍女を下がらせ先に床に就くように妻に指示。デズデモーナは、エミーリアに世話をさせながら、柳の歌が思い出される。侍女と不貞の二重基準についてやりとり。

 

0501(130行):夜。イアーゴー、ロダリーゴーを騙してキャシオーを襲わせる。それが失敗したと見るや、背後からキャシオーを襲う。人が集まってくると、ロダリーゴーを不意打ちする。

0502(371行):デズデモーナの命乞いを無視して、オセロー、妻を殺害。エミリアがキャシオーが襲われたというニュースを知らせるため登場。デズデモーナが息を吹き返し、最後の言葉を述べる。エミーリア、女主人の殺害を知る。エミーリア、オセローを責める。オセローの間違った確信はイアーゴーによるものだと聞かされる。人々、登場。イアーゴーとエミーリアのやりとり。エミーリア、真相を暴露。オセロー、真相を知る。イアーゴーを殺そうとするが、剣を取り上げられる。部屋に閉じこめられる。イアーゴー逃亡。オセローの最後から二つ目のまとまった言葉(Oh Desdemona!)。イアーゴー捕えられ入場。オセロー、彼に傷を負わせる。イアーゴー、沈黙を宣言。証拠の数々。オセローの最後のまとまった言葉(in Allepo once)。

 

 

 


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