チェーホフ『桜の園』The Cherry Orchardの梗概

 

■主な登場人物

 

 

■各場面のまとめ

第一幕:子供部屋、五月

[ロパーヒン、ドゥニーシャ、エピホードフ]

・パリから5年ぶりで女領主が領地に戻ってくる。彼女とその一行を迎えようとする人々。使用人たちは成り上がり者の服装や振舞を示す。

[ラネーフスカヤ、アーニャなど到着]

・ラネーフスカヤ、子供部屋に懐かしさを覚える(母にとって意味をもつ子供部屋)。

・ワーリャは腰に鍵束。

・アーニャ、パリでの生活を語る。居心地の悪さ。

・アーニャ、ワーリャに彼女の結婚について尋ねる。

・ラネーフスカヤの気前よさについて。金銭感覚なし。領地が売りに出されるという一家の危機。

・アーニャ、弟グリーシャの溺死とその事故が母親に与えた影響について語る。

・ラネーフスカヤ、多くの人々に慕われる。

・ロパーヒンの提案。

・ロパーヒンとワーリャの結婚の噂。

 

第二幕:

[使用人たち]

「ラネーフスカヤ、ガーエフ、ロパーヒン」

・領地が競売にかけられること(8/22)

・パリの愛人から来た電報。

・ワーリャとの結婚話。

[トリフィーモフ、アーニャ、ワーリャ]

・トリフィーモフとアーニャだけが残る。桜の園について別の歴史を語る。他人の労働によって生活する農奴主。

 

第三幕:音楽とダンス、グロテスク。

・ガーエフがまだ戻らず。土地は売れたか、競市は開かれたか。

・シャルロッタの手品。

・ラネーフスカヤと桜の園は一体。

・トロフィーモフ、階段から落ちる。

・ピーシク、繰返し借金の頼み。

・ワーリャ、ロパーヒンに間違って一撃。

・ガーエフとロパーヒン、戻る。桜の園が売却される。買い手はロパーヒン。興奮した笑い。

・桜の園の運命については予期された結末。だれもそれを守ることはできない。だれも自分の意志で未来を切り拓くことができない。

・アーニャ、母を慰める。

 

第四幕:一幕と同じセット。10月。荷物が部屋の隅にまとめられている。人々はこの屋敷、この土地から離れる。

・ヤーシャの意味不明な笑い。

・桜の木に斧を当てる音が聞こえる。

・ラネーフスカヤ、「神経が落ち着いた」

・(大きな関心)桜の園がこれまでの所有者の手を離れることになったことがこの劇の結末。悲劇?非難の声も聞こえない。

・(小さな関心)ロパーヒンとワーリャとの結婚

・悲劇的な言葉を表明することすらできない人々。

 

 

 


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