電子メール活用法

松 岡 光 治


9 英語版ホームページの開設

受信型の学習(リーディング/リスニング)から発信型の学習(ライティング/スピーキング)への方向転換の必要性は、戦後50年ずっと英語教育の場で叫ばれてきたことですが、インターネットの世界へ突入した現在こそ、簡単にできるようになった情報の発信(とりわけ海外に向けての発信)を本格的に始めるチャンスです。これは大学レベルであればマニュアルを用意してやれば、自分でなんとかやり遂げることができます。高校・中学であっても、英語の先生方の熱心なデモンストレーションがあれば、これは受験英語とは別の面で学生たちの英語学習の強いモーティベーションになるはずです。私のクラスでは、講読のクラスも含めて、全員に英語のホームページを開設させ、そこに自己紹介だけでなく、様々な英語の課題を公表させています。やろうと思えば、文字だけでなく、音声ファイルや画像ファイルを置くこともできます。電子メールを利用した英語教育とは別に、私が英語の先生方にぜひとも実践していただきたいのは、学生にホームページを作成させ、海外の人に英語で情報を公開することの意義を教えることです。そして、ホームページを見た人から届いた電子メールを読むことができれば、それが実際の対面型のコニュニケーションでなくても、異文化の人と交流することができたことを実感できるはずです。一人でインターネットを利用して英語を学習しようという人もまた、そうした先生の指導を受けたと思いながら、英語版ホームページを作成してみてください。本当に簡単なのです、ホームページの作成は!

ウェッブ上には無料でホームページを開設させてくれるサイトが幾つもあります。自分のホームページにアクセスした時に、そのサイトの広告を見なければならないのが邪魔ですが、無料で利用するためには仕方ありません。そうしたサイトは日本にもありますが、ここではアメリカの大手プロバイダー、Yahoo! GeoCities を利用することにします。本当は英語学習のために英語のマニュアルを読む方が望ましいのですが、日本語のマニュアルで図解いたします。名大のサテライト・ラボを利用する私の学生のために準備したマニュアルを使いますが、登録の仕方は誰であっても同じです。

  1. 自分の電子メール・アドレスをどこにも持っていない人は、Yahoo! GeoCities でホームページを作る前に、「Youpy を利用した無料電子メール・アカウントの開設」を読んで、自分のアカウントを開設してください。というのは、ホームページ開設のために必要なユ−ザ名は自分で登録できますが、パスワードは Yahoo! GeoCities から指定されて、登録した電子メール・アドレスへ送られてくるからです。自分の電子メール・アドレスを持っていなければ、Yahoo! GeoCities でホームページを作成することはできません。
  2. このページを見ながら、同時に Yahoo! GeoCities のホームページへアクセスするには、もう一つWWWブラウザ(Netscape/Internet Explorer) を開く必要があります。ブラウザの「ファイル」メニューから「新規作成」を選び、「Navigator ウィンドウ」へ行けば、もう一つウィンドウが開くので、新しいウィンドウに http://geocities.yahoo.com/ を打ち込んでください。これから、Yahoo! GeoCities を利用して英語版ホームページの開設をします。以下、交互にウィンドウを(あるいは教科書を)見ながら、作業を行なってください。
  3. Yahoo! GeoCities のホームページの一番上のロゴマークの下に、BUILD A PAGE というのがあります。ここをクリック!
  4. "I'm a New User" の下にある "Sign me up!" をクリック!
  5. "Sign up!" のページに来ました。次の例に従って、各項目を記入してください。

    *************************


    日本の郵便番号は "5-digit Zip Code" ではありませんので、上の図のように "this form" をクリックして、現われたページの "your Country" の項目から、また記入を始めます。すべて書き込んだら、最後の "Submit this form" をクリック。

    *************************

  6. "Pick a Neighborhood for Your Home Page" のページに来ました。ここからは、自分がホームページを置く場所(URL)の選択になります。どれでも構いませんが、ここでは例として "Family" の中の "Heartland (hometown values)" をクリックしてみます。
  7. "About Your Home Page" のページに来ました。1. はあなたのホームページのキーワード(関心事)となるものを3つ英語で入れてしてください。例えば、soccer, comics, psychology など。あとで消しますので、何でもいいから入れておくように。2. も適当なものを選んでください。3. と 4. は "No" をチェックしてください。そして、最後に "Submit" のボタンを押してください。
  8. Do you want the theme of your page and e-mail address to automatically appear on your page? は一応 "Yes" にしておきます最後に "Move Me In!" をクリック。
  9. 次のような "Congratulations !" が表示されたら成功です。ここまでは一気にやらないと、また最初からのやり直しになります。ここまで成功すると、あとはいつ Yahoo! GeoCities にアクセスしても、自分のホームディレクトリにログインでき、好きなようにホームページを修正できます。ただし、ホームページの開設に成功しても、三週間以内にログインしてページを修正しなければ、Yahoo! GeoCities のアカウントが消滅 (expire) しますので、気をつけてください。消滅した場合は、また最初からのやり直しです。"Your Yahoo! ID and Home Page Information" の3項目は重要ですので、手帳に控えておくこと!パスワードは、第2項目の電子メール・アドレスに送られているので、今すぐメールを読みに行き、割り当てられたパスワードを書き留めてください。

    *************************

    *************************

  10. Sorry が出たら記入ミス(ユーザ・ネームの重複など)です。該当箇所を書き直して、"Submit" を押してください。
    
    
  11. "Congratulations !" のページの一番下にある "Build your page now!" をクリック!
  12. "http://geocities.yahoo.com/home/" のページに来ました。
  13. 中央の "EDIT PAGES" をクリック!後日、ホームページの修正のために Yahoo! GeoCities にアクセスして、"EDIT PAGES" をクリックした場合は、"I'm already registered with Yahoo!" の所に、自分の "Yahoo! ID" と "Password" を入れて "Sign in" を押せば、ここと同じ画面になります。
  14. 次に現われるのが、"Build & Edit: Yahoo! GeoCities File Manager" (http://geocities.yahoo.com/members/file_manager.html) のページ。"Enter the File Manager" のボタンを押してください。
  15. "File Mangaer" のページに来ました。ホームページの修正はすべてここで行ないます。少し下にスクロールすると Name(太字)の下に "index.html" というのがあります。これがあなたのホームページのファイル名です。横にある青文字の "View" をクリックすれば、自分のホームページが現われます。
  16. Yahoo! GeoCities のサービスが無料だということは、このようにアクセスした時に広告を見なければならないということを意味します。広告のウィンドウは左上端のボックスをクリックして消してください。あなたのホームページをブックマークに入れ、画面上のアドレス (URL) をメモしておきましょう。

  17. 次は自分のホームページを大幅に修正する作業です。
  18. 画面左上のメニューの「戻る」を押して、Yahoo! GeoCities の File Manager のページに戻ります。
  19. "index.html" の左側のボックスをチェックして、下の "Edit" のボタンを押してください。
  20. Filename: index.html の下に現われた小さ目のウィンドウの中味が、あなたのホームページをウェッブ上で表示させている基本ファイル (index.html) です。
  21. 次の <HTML> から </HTML> までの文章をコピーします。コピーの仕方は、電子メールをコピーした時と同じ要領です。<HTML> の前にポインタを合わせ、マウスを押したまま(「戻る」という表示が出ないように手早く!)、</HTML> の後ろまで(見えない時は少し下までスクロール!)ドラッグして、マウスを離す。黒くセレクトされましたか?された状態のまま、コピー(「編集」メニューから「コピー」を選ぶか、Ctrl キー+ C キーを押す)してください。そのあとは、次の 22 へ。

    **************

    <HTML>

    <HEAD>
    <TITLE>Taro Yamada</TITLE>
    </HEAD>

    <BODY BGCOLOR="#FFFFFF">

    <CENTER><H1>Taro Yamada</H1></CENTER>

    <CENTER><H2>Welcome to Taro Yamada's Home Page!</H2></CENTER>

    @@@(You should write your self-introductory message here!)@@@

    <A HREF="./sub/links.html">Go to my links page.</A> </UL>

    <H2>Contact Details</H2>
    <UL>
    <LI>Snail-mail: 12-6-3, Maeyama, Showa, Nagoya 464-1056, Japan
    <LI>Voice-mail: 052-789-****
    <LI>E-mail: <A HREF="mailto:****@mbox.media.nagoya-u.ac.jp">****@mbox.media.nagoya-u.ac.jp</A> </UL>

    </BODY>

    </HTML>

    **************

  22. 先ほどの "Filename: index.html" の画面に戻ります。小さ目のウィンドウの中にポインタを置いて(中であればどこでもよい)、一度マウスをクリックしてから、画面上の「編集」メニューから「すべてを選択」を選ぶ(Ctrl キー+A キーでも可)。
  23. ウィンドウの中がすべて黒く選択されましたか?されたら、コピーしていたものをペーストします。つまり、「編集」メニューから「ペイスト」を選ぶ(Ctrl キー+ V キーでも可)。
  24. ペイストしたファイルを必要に応じて書き換えてください。

  25. 確認のために、下の "Preview" のボタンを押してみる。実際には [-------- Page Ends Here --------] より上の部分が表示されます。レイアウトなどが崩れていなければ、このペ−ジ下の "Save" ボタンを押してください。
  26. Yahoo! GeoCities File Manage に戻りました。ページ下の "View" をクリックすれば、修正されたあなたのホームページを見ることができます。

  27. 以上が Yahoo! GeoCities でホームページを開設するためにマニュアルです。

  28. すでに、登録した時の電子メール・アドレス(Yahoo! GeoCities のメールアドレスではありません)に、Welcome to Yahoo! GeoCities というサブジェクトのメールが送られてきているはずです。そこにはホームページアドレス (URL)、ユ−ザ名(member name)、パスワード、Yahoo! GeoCities での電子メールアドレスが書いてありますので、忘れないように必ずプリントアウトするか、フロッピーデスクに保存しておきましょう。次回 Yahoo! GeoCities にログインするためのパウワードは、この時はじめて知ることができます。

  29. さあ、最後にホームページに英語の自己紹介文を入れる作業に移ります。その前に、ワープロ・ソフトなどで、英語の自己紹介文を書いておいてください。WWW ブラウザ(Netscape 4 以上) の右下に4つのアイコンがありますが、一番右の(手紙とペンの)アイコンをクリックすれば、簡易版ワープロが立ち上がります。ここで文章を書いて、コピー&ペイストすることもできます。
  30. 再び、Yahoo! GeoCities のホームページにアクセスして、画面中央にある EDIT PAGES をクリックしてください。(WWW ブラウザを終了していない人は、直接 "File Manager" のページに行くかもしれません。)
  31. "Build & Edit: Yahoo! GeoCities File Manager" (http://geocities.yahoo.com/members/file_manager.html) のページに来ました。このページをブックマークに入れておいてください。"Enter the File Manager" を押します。
  32. 電子メールは "My Mail" を、ホームページは "My Website" を押します。ここではホームページの修正をしますので、"My Website" を押してください。あとで電子メールもやってみてください。
  33. Change の欄の "File Manager"(青色)をクリックする。
  34. 前と同じように、ページ中央の View(青色)の左にある "index.html" のボックスをチェックして、"Edit" のボタンを押す。
  35. ページ中央のウィンドウの中で、@@@(You should write your self-introductory message here!)@@@ の部分に英語の自己紹介文を書き入れてください。ワープロで書いた英文をコピー&ペイストで入れても可。
  36. また "Preview" を押して、表示を確認。問題なければ、ペ−ジ下の "Save" を押す。
  37. "View" を押せば、再びウェッブ上の正式なあなたのホームページに行きます。

  38. これがホームページの作り方の基礎です。あとは、他のページにリンクを張ったり、画像や音声のファイルを置いたりして、ホームページを充実させてください。ホームページの基本構造は、GeoCities のサーバを一つの大きなカバンとして考えるならば、GeoCities にアカウントを作ることによって、その大きなカバン中にあなた専用の小さなカバンを入れることになります。現在、その専用のカバンには、まだ "index.html" という一枚のファイルしか入っていません。どんどん、他のファイルを作って、そのカバンを一杯にしてください。
  39. 試しに、新しいファイルを作って、ホームページにリンクさせてみましょう。その前に、ホームページの HTML ファイル(21 参照)の

    @@@(You should write your self-introductory message here!)@@@

    の部分を削除して、

    <H2><A HREF="introduction.html">What I am.</A></H2>

    をコピー&ペイストで入れ替えてから、"Save" のボタンを押してください。これで、ホームページには自己紹介文だけの新しいファイル (introduction.html) へのリンクができました。

  40. 簡単なマニュアルや私の「簡略版ホームページの作り方」(/~matsuoka/beginner.html) を参照していただければ幸いです。要は GeoCities の原文マニュアルをしっかり読むことです。そのことで知らないうちに英語の読解力も高まっていくはずです。では、がんばってください。御苦労様でした。

下位のディレクトリ(Subdirectory)の作り方

  1. File Manager のページへ行き、"Creat New Subdirectory" のボタンをクリック。
  2. "New Subdirectory Name:" にディレクトリ名(例えば "sub")を記入。
  3. "Creat Subdirectory" をクリック。
  4. File Manager のページに戻りました。"Name" の下に新しいサブ・ディレクトリ名のボタンができているはずです。このサブ・ディレクトリは、ホームページのファイル (index.html) を入れたホーム・ディレクトリという大きな鞄の中に、新たに作って入れた小さな鞄のようなものです。小さな鞄はサブ・ディレクトリとして幾つでも作ることがでします。
  5. 新しいサブ・ディレクトリ ("sub") に中心となるページを作成します。そのページのファイル名も普通は "index.html" となりますが、ホームページの "index.html" と混同しないように、ここでは別のファイル名(例えば "links.html")を付けましょう。
  6. "Name" の下にある新しいサブ・ディレクトリ名のボタン ("sub") をクリック。
  7. "Create New HTML File" をクリック。
  8. "Filename"("links.html")を記入。
  9. 以下の <HTML> から </HTML> までの文章をコピーし、空白のウィンドウ内にペイストします。

    **************

    <HTML>

    <HEAD>
    <TITLE>Taro Yamada: Links</TITLE>
    </HEAD>

    <BODY BGCOLOR="#FFFFFF">

    <CENTER><H1>Taro Yamada: Links</H1></CENTER>

    <OL>
    <LI><A HREF="URL">URL</A>
    <LI><A HREF="URL">URL</A>
    <LI><A HREF="URL">URL</A>
    </OL>

    <A HREF="../">Back to my homepage.</A>

    </BODY>

    </HTML>

    **************

  10. <LI><A HREF="URL">URL</A> の前の URL には好きなウェッブ・サイトのアドレスを、後ろの URL にはそのページのタイトルを入れてください。リンク先は幾つでも増やすことができます。
  11. 最後にウィンドウ下の "Save" を押します。
  12. サブ・ディレクトリの File Manager のページに来ました。"Up One Level"(ホーム・ディレクトリ)の下にある "links.html" 右横の青文字 "View" をクリックして確認してください。修正したい時は、"links.html" 左横のボックスをチェックして、"Edit" のボタンを押します。あとは、ホームページを修正した時と同じやり方です。
  13. ホームページ上の "Go to my links page." をクリックすれば、このリンクのページに来るはずです。

FTP(File Transfer Protcol)の利用法

  1. ホームページの作成も慣れてくると、画像(イメージ)ファイルなどを入れたくなります。その場合、FTP(File Transfer Protcol)を使って、簡単に自分のディレクトリへ文字、画像、音声ファイルを送ることができます。サブ・ディレクトリの作成やページの修正も FTP を使った方が早くで便利です。FTP については ここ を御覧ください。FTP のソフト(ウィンドウズは "WS_FTP"、マッキントッシュは "Fetch" が有名)がパソコンにインストールされていない時は、このページの真ん中にある "TP Clients" からダウンロードしてください。
  2. FTP のソフトを立ち上げたあとは、このページの "Connecting to GeoCities FTP" に書いてあるようにします。次の画像は Fetch の例です。

  3. ホーム・ディレクトリに来ました。そこに自分のホームページのファイル名 "index.html" が見えるはずです。ここへパソコン上で作成した HTML ファイルや画像ファイルを送り込みます。送る時のファーマットは "binary" か "raw data" を選んでください。
  4. 詳しくは、「簡略版ホームページの作り方」を参照してください。

    画像ファイルの送り方

    1. introduction.html のファイルの <A HREF="index.html">Back to my homepage.</A> の前に画像ファイルを置いて、次のように表示させてみましょう。

      Back to my homepage.

    2. まず、introduction.html のファイルの中に書いてある <A HREF="index.html">Back to my homepage.</A> の部分を <IMG SRC="home.gif"> <A HREF="index.html">Back to my homepage.</A> に直して(コピー&ペイスト!)、保存します。
    3. 次に気に入ったイメージを保存します。(版権があるので、使う場合は所有者に電子メールで許可を得る必要があります)上の家のイメージは自由に使って構いません。保存の仕方は、ポインターをイメージに合わせ、マウスをクリックしたままにしておくと、ウィンドウが出ますので、「画像を別名で保存」を選びます。別名は home.gif にしてください。画像ファイルの拡張子は ".gif" か ".jpg" が多いです。保存先はデスクトップか、自分のフロッピー・ディスクにします。あとは、FTP を使って自分のディレクトリに送り込むだけです。
    
    
    

    電子メール活用法

    次の章:おわりに

    
    
    
    Top Image Top of Page Home Image Mitsuharu Matsuoka's Home Page Construction Image