1997年度 教育研究特別経費研究


基本単語と音素に着目したマルチメディア多言語教材とオンライン配信システムの開発


名古屋大学 言語文化部




プロジェクトの概要

本プロジェクトでは、言語学習の基礎的事項である基本単語(数千語レベル)と音素(各言語固有の発音)に関する教材を制作し、これを学内LANを通じて配信することにより、学習者の自習の支援をするものである。

日・英・独・仏・西・露・中・韓の各言語について、基本単語を抽出し、8言語にまたがった関連づけを行ったデータベースを作成し、これを学内LANやインターネットから参照できるようにする。基本単語データベースには、語義だけでなく、例文、語法の解説を合わせて収録し、ネイティブスピーカによる発音を聞けるようにする。

音素に関しても、8言語についてネイティブスピーカの発音、唇の形、口の開き具合が分かるようにビデオに収録後、これをデジタル化、サーバーに蓄積し、学内LANやインターネットから参照できるようにする。

基本単語データベースを使用することによって、学習者の時間的負担が大きいといわれる授業の予習を、効率的に進めることができるだけでなく、多数の言語を横断的に閲覧できることにより、第3、第4の外国語への更なる言語学習への動機付けとなるものである。この機能は日本語を母語としない留学生が、日本語や他の外国語を学習するのにも大いに活用が可能である。

音素データベースは、ともすれば軽視されがちな、聞き取りや発音の練習の支援をするものである。

本プロジェクトの特徴は以下の点である:

  1. 学内LANを利用した音声・動画教材の提供
  2. 学生の予習や自主的な外国語学習を支援するシステムの構築
  3. 日本語を母語としない学習者への対応
  4. 多言語学習への対応

本プロジェクトの実施計画・方法

本プロジェクトは、以下の手順で進める。

  1. 言語文化部音声実験室にデジタル教材開発環境を整える。
  2. 各外国語ごとに、言語文化部の録音室を使いデジタル音声教材を作成する。
  3. 各外国語毎に作成した基本単語リストをリンクする作業
  4. 各デジタル音声教材を、音声サーバー用ワークステーションに載せ、学内LAN上で公開する。
  5. 実際の授業及び、課外指導で、試験的に運用し、システムの改善に努める。

プロジェクト担当者



goto(97/07/09)