多元文化論講座必読文献制度

2009年度入学生向け

 

 以下の文献のなかから四冊選び、選んだ文献に該当する教員にレポートを提出すること。なお一人の教員から選べるのは二冊までとする。これとは別に、指導教員の指導のもとに四冊からなるリストを作成し、それぞれについて指導教員にレポートを提出すること。

 いうまでもないことだが、選択した八冊以外の文献についても、研究の指針として積極的に読み進んでいくことが望ましい。年度あるいはそれ以前に入学した学生の必読文献に関しては、国際多元文化専攻ホームページ上の該当するページを参照のこと。)なお、執筆に際しては、以下に注意すること。 

 (1) 必読文献のレポートは、原則として、対象とする文献の内容の要約とそれについての論評を書くこと。
 (2) 要約は対象とする文献全体の要約であって、一部分のまとめではない。
 (3) 提出されたレポートが教員によって「合格」と判断されない場合、書き換えの後、再提出が命じられる。

 以下のリストから選ぶ四冊に関するレポートの提出期限は2010年3月31日、分量は和文4000字以上、提出先は各教員。

 指導教員に提出する四冊に関するレポートの提出期限は修了する年度の2月初旬(正確な締め切りは追って知らせる)、分量は和文4000字以上(ただし指導教官の指示に従うこと)、提出先は指導教員。全文献(8点)のリストを同時に提出すること。


松本伊瑳子
エレーヌ・シクスー『メデューサの笑い』(松本他編訳, 紀伊国屋書店,
1993年)
ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄 一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎』上巻、草思社、2000年
和辻哲郎『風土 人間学的考察』、岩波文庫、2002年
ポール・クルーグマン『格差はつくられた』(早川書房)2008年+湯浅誠『反貧困』(岩波新書)2008年・・・この2冊をもって、1冊分とカウント

田所光男
クロード・レヴィ・ストロース『悲しき熱帯』(川田順造訳、中央公論社、2001年)
アルベール・メンミ『人種差別』(菊池昌実・白井成雄訳、法政大学出版局、
1996年)
フラン・P・ホスケン『女子割礼』(鳥居千代香訳、明石書店、1993年)
姜尚中『オリエンタリズムの彼方へ』(岩波書店、2004年)



飯野和夫
Ernst Robert Curtius, Essai sur la France (traduit de l'allemand), (Editions de l'Aube, 1932)
 (クゥルツィウス『フランス文化論』大野俊一訳, みすず書房(版元品切)]
Roland Barthes, L'Empire des signes (Flammarion, 1970)
 (ロラン・バルト『記号の国』石川美子訳, みすず書房, 2004)
Michel Foucault, Surveiller et punir (Gallimard, 1975/1993)
 (ミシェル・フーコー『監獄の誕生 監視と処罰』田村俶訳, 新潮社, 1977)

ジャック・ベールシュトルド他篇『十八世紀の恐怖』,飯野和夫・田所光男他訳,法政大学出版局,2003


鈴木繁夫
ジョルジュ・ディディ=ユベルマン『ヴィーナスを開く:裸体、夢、残酷』(宮下志朗, 森元庸介訳, 白水社)
ダニエル・アラス『なにも見ていない:名画をめぐる六つの冒険』(宮下志朗訳, 白水社)
スヴェトラーナ・アルパース『描写の芸術:一七世紀のオランダ絵画』(幸福輝 訳, ありな書房)
ニクラス・ルーマン『情熱としての愛:親密さのコード化』(佐藤勉, 村中知子訳, 木鐸社)
イヴォンヌ・クニビレール, カトリーヌ・フーケ『母親の社会史:中世から現代まで』(中嶋公子訳, 筑摩書房)
ローレンス・ストーン『家族・性・結婚の社会史』(北本正章訳, 勁草書房)



(2009.04.15)