************************ 名古屋大学大学院国際言語文化研究科 ヨーロッパ言語文化講座 電子掲示板 過去ログ(2006年4月21日まで) ************************ 【16】 シャトレー婦人展 2006/04/21(Fri) From HM パリの国立図書館で開かれているシャトレー婦人Mme Du chatelet(1706-1749)展を 見てきました。 フランスの啓蒙時代を生きたいわゆる才艶で、ニュートンの『プリンキピア』の翻 訳と注釈を手がけることができたほど数学と物理に通じていた人物でした。 彼女が死んだのはその翻訳の草稿を王のもとに発送した数時間後のことだと言われ ています。出版はその死の10年後のことだったのですが、フランス語で読める『プ リンキピア』は今でも彼女の手になる翻訳だけしかないようです。 40歳の時に出会った若い伯爵詩人との間に女の子をもうけ、愛人のヴォルテールの 嫉妬を掻きたてるなど、恋に生きた女性でもあったようです。 【15】 研究会のお知らせです。 2006/02/02(Thu) From すぎもとさつき 下記の通り研究会を開催いたしますので、お知らせいたします。ご多忙とは存じま すがお誘いあわせの上、ご出席いただきますようご案内申し上げます。 第3回 ヨーロッパ基層文化研究会 「現代ヨーロッパにおける民族をめぐって」 場所:名古屋大学文学部・130会議室 日時:2006年2月18日(土)13:00〜18:00 プログラム @嶋田義仁(名古屋大学大学院 文学研究科) 「フランスにおける国家と民族」 A新海英史(名古屋大学大学院 国際開発研究科) 「移民向け〈市民化講習〉の課題と可能性:アムステルダム市における取り組みか ら」 B渋谷 努(東北大学 文学研究科専門研究員) 「うわさを通した在仏モロッコ移民と出身地とのつながり」 Cフリーディスカッション 「現代ヨーロッパの民族を考える」 ※ 18:30より文学部本館107研究室にて懇親会を行います。ヨーロッパ の味を楽しみながら、情報交換しましょう。(軽食とワイン−会費1500円)ふるっ てご参加ください。 問合せ先 ヨーロッパ基層文化研究会 info.ebcs@hotmail.co.jp 電話:052−789−7694 (月〜金 9:00〜18:00) 【11】 Re:ひとこと (親記事を見る) 2005/12/11(Sun) From K.I. > 名古屋大学以外ではこの第3号が永久欠番?みたいで、私の通う大学 に > も、私の専攻の先生が出ている他の近畿圏の大学の図書館にもないで す。 こんにちは。書き込みありがとうございます。私は『多元文化』の作成 にはたずさわっておりませんのでよくわかりませんが、第3号だけが欠 けているのでしょうか、それともそもそも『多元文化』が置かれていな いということでしょうか。ともあれ、編集委員には連絡しておきまし た。プリントアウトで内容はご覧いただけたようですので、その点では オンライン化の効力が発揮されたものと感じております。 【10】 ひとこと 2005/12/09(Fri) From とみながあきら 大阪にある大学の学部生です。論文の参考として『多元文化』第3号 ポルトガル 語とスペイン語の副詞の強意的表現/堀 由美 をプリントアウトさせていただき ました。名古屋大学以外ではこの第3号が永久欠番?みたいで、私の通う大学に も、私の専攻の先生が出ている他の近畿圏の大学の図書館にもないです。やはり、 某野球選手の背番号と何か関係が……あるわけないですよね。失礼しました。 タイプのところの四字熟語の数には驚きました★鼻下長族って? 男性 学部生 注意散漫 ε=ε=┏( ・_・)┛ 【9】 会場 2005/11/30(Wed) From 赤の時代 以下が住所です。 Imec 9 rue Bleue 75009 Paris 01 53 34 23 23 / fax 00 大学院生 【8】 セミナー 2005/11/30(Wed) From 赤の時代 コロックのお知らせです。 INSTITUT MEMOIRES DE L’EDITION CONTEMPORAINE S?minaire g?n?ral 2005 ? Penser les censures dans l’histoire Les soci?t?s lib?rales contemporaines ? Jeudi 1 d?cembre 2005 S?ance anim?e par Laurent Martin La troisi?me s?ance du s?minaire sur l’histoire des censures n’ accueillera pas d’intervenants ext?rieurs et portera sur les champs d’ application, les ?chelles ou les espaces d’observation selon lesquels elles s’exercent. Approche traditionnellement privil?gi?e par la recherche sur la censure, l’approche par champs (? g?om?trie variable : le cin?ma, la presse, les m?dias, les arts plastiques, la photographie, etc.) et par le cadre national pr?sente des avantages et des inconv? nients, comme nous en t?moignerons au moyen du cas concret de la censure des m?dias. L’absence de synth?se ? vis?e historique et comparatiste dans ce champ comme dans la plupart des champs consid?r?s nous am?nera ? proposer deux approches alternatives: l’une fond?e sur les motifs d’ intervention (censure religieuse, politique, morale, esth?tique), l’ autre sur les objets (objets ponctuels, comme une exposition ou un livre donn?s ; objets-tabous, comme la mort, le sexe, le gouvernement, etc.). L’exemple de la pornographie nous permettra de croiser ces deux approches (motif d’intervention : la morale ; objet-tabou : le sexe). 大学院生 【7】 コロックデリダ 2005/11/30(Wed) From HM 先月の22−23日、パリでデリダをめぐるコロックがありました。こちらのページか らその映像を見ることができます http://diffusion.ens.fr/index.php?res=cycles&idcycle=230 【4】 再スタート 2005/11/17(Thu) From K.I. この掲示板も早くも3周年を迎えました。ちょっとした事情があって、これまでの 発言は「過去ログ」に移すこととし、あらためて発言1からスタートしました。再 スタート直後に、さっそく1、2番の書き込みをしていただきありがとうございま す。この調子で、これまで以上に積極的な書き込みを期待します。ヨーロッパ講座 所属の人に限らず、広く学内、学外からの書き込みを歓迎します。ただし、このと ころ増えている広告などのための発言は固くお断りします。発言番号がとんでいる のは、こうした不適当な発言が削除されたためです。それでは「雑音」にまどわさ れずに、自由な意見表明をよろしく。 【2】 書評 2005/11/14(Mon) From cordon-bleu 『侵入者』ジャン=リュック・ナンシー著、西谷修訳(以文社) ジャン=リュック・ナンシーは、哲学者としては歴史上初めて心臓移植のレシピエ ントとなり、その得意な経験を ”L’INTRUS”という本の中で語っている。この本 には、心臓移植という体験を、単に治療者や患者の視点で説明するのではなく、哲 学者としての彼がどのようにそれを感じ、考えているかが書かれている。ナンシー が心臓移植を語るとき、それは、科学の発展に反対する倫理的視点や、過去の伝統 的価値観や哲学的基準でもって、心臓移植について述べるという風にはならない。 彼が述べているように、なによりも心臓移植の当事者にとって問題になるのは、今 までの基準で「もの」が語れないということだからである。では、心臓移植や脳死 といった私たちがいまだに経験したことのないもの、つまり語られたことのないも のについて、哲学はこれから何を語るのだろうか。 まず、ナンシーは心臓移植という経験を、よそ者を受け入れるという比喩を使って 表現している。ウィルスや治療薬の副作用、生活の支障といった不断の侵入を受け 入れるということは、それはあたかも住民たちから歓迎されない、また道徳的、法 的にも認められない侵入者を受け入れるという試練のようであるからだ。 しかし、問題は、この侵入者が「わたし」の内部から来るという点にある。「わたし」 であったところの心臓は「わたし」を見放し、よそ者となって脱落していく。機能を 果たさなくなった「わたし」の心臓は「わたし」から切り離され、「わたし」は「侵入者」 を受け入れなければならない。ナンシーはこの心境を次のように述べている。精神 は、内部に出現するよそ者(=除去される心臓、そして移植されるであろうその場 所)という、何ものでもない対象に遭遇するのだと。 移植手術を行ったとき、彼は50歳であった。2世紀も前であれば十分に生きたとい われる歳である。彼は問う。なぜ50歳までの生というプログラムは理不尽なのであ ろうか。移植手術は彼個人の意志決定によるものではない。延命のための満場一 致、周囲の人間のコンセンサスが必要である。医師たちはチームとなって患者に移 植を提案し、家族、そしてドナーなども含めてこれに参加する。彼は自分の生がも はや「わたし」一人のものではないことに気づく。また生物学的見地から、移植に可 能な条件がそろっているか具体的なデータをもとに医師とともに自らの死について 見極める必要もある。このような状況にあって、ナンシーは自分がデカルト以来の 近代の人間が取り組んできた延命と不死の願望、つまり技術によって死を延期しよ う自然を制御しようという全般的プログラム、C’est toujours ?a de prisという ゲームの中に生きていることを知る。生を持続させまた同時に死に至らしめる「わ たし」の身体は?このように語り、考えている「わたし」とは?少なくとも、わたし の内部には、生と死が結びついている複雑多岐なよそ者がいる。救うべき「固有の わたし」は身体性と同じではないのか。 手術後、移植の経過はまず十全な回復としてあらわれる。彼の聞く心臓の鼓動は第 一の「わたし」となる。この期に至っては、まだ周囲の人々に知られる前に行われ る移植に必要なネットワーク作りの段階において強調されたドナーとレシピエント の連帯意識、他者からの贈与や他者との共犯性といった象徴的意味付けはもはや意 味をなさない。なぜならすぐにも拒絶反応が連帯や贈与といった象徴的意味の一掃 を完遂するからである。全ては転倒され、古い「わたし」は新しい心臓にとって外 来性であり、よそ者として攻撃される。そして、患者保護のための免疫力の意図的 な低減という医学的状態に「わたし」は置かれることになる。自らがよそ者にな り、自らがよそ者と化すのであるが、侵入者はほかにもいる。外部からの細菌、ウ ィルスなどの侵入によって感染が引き起こされるだけではなく、自分の胎内に古く から潜むウィルスもそれに加担するからである。 こうして身体は複数の侵入者という一般的法則により支配されることになる。大量 の異様さが絶え間なく貫通する開口部をもった実存である、異様な「わたし」は、 ついには様々な自己の相反する形式的な指標となってしまう。つぎに、免疫抑制剤 の副作用が悪性リンパ腫(ガン)を誘発し、さらに、このガン治療のための化学療 法、放射線治療などの二次的な副作用が襲うことになる。主体は朦朧とした意識の なかで漂い、あとにはただ宙ずりになったままの意識という疲労だけが残る。 「私は苦しんでいる」と同時に「私は悦んでいる」という矛盾について、つまり宙ず りにされるわたしの心境を、ナンシーは「二つの私」という言い方で表現してい る。免疫に関して行われる治療の側から見れば、なにより移植した他者の心臓こそ が「わたし」であり、化学療法による回復こそ悦びを象徴する。他方、この治療によ って免疫力を弱められ、蝕まれる、移植以前からある本来の身体である「わたし」 は、苦しみ、つまり副作用にあえぐ。このどちらもが、わたしの内部で苦痛の増減 をはじめとした感覚、印象、五感と結びつき渾然一体となって、やがてその両者こ そが「わたし」なのだという自覚を持つに至るのである。病人、老人の経験する困 難な生活も、このか細い糸に過ぎない「わたし」にとっては気づかざるを得ない化 学的、制度的、象徴的結合の網目の一側面、一部でしかありえない。 心臓移植の経験にはある主体の真理が隠されているとナンシーは考える。年齢もア イデンティティもなくなり一層深い内密さとしてしか「わたし」というものが見出 せないということは、侵入者によって過剰に露出され外面性が際立った主体、ある いはいつまでも変質を止めない同一者としての「わたし」を再認識するということ をも意味する。「神の死」以後、自然を改変、創造し、起源と終末を持ちうるものと なった人間が、ついには自らの身の内にその矢を向けるのである。 このナンシーのテキストが語るのは、有限な存在である「わたし」の前に突如現れ た「侵入者」の不可視な実態と、無限な侵入者が実はその有限な「わたし」の内部に あったという衝撃についてである。有限なものの無限な思考というナンシー一流の 哲学がここでは彼自身の「生きた経験」として力強く語られているのである。 大学院生 └|∵|┘ 【1】 コロックのお知らせ 2005/11/13(Sun) From 思いっきりブルー(深みが増した) ストラスブール大学文学部の19世紀研究のエキップの2006−2007年度のプログラ ムを紹介いたします。今年のテーマは「文学と政治」です。 1ER d?cembre 2005 : Corinne Grenouillet et El?onore Reverzy (UMB), Pr?sentation. ?. Reverzy, ? Fiction et politique au XIXe si?cle (de Lucien Leuwen ? Son Excellence Eug?ne Rougon) ? …/… 15 d?cembre 2005 : Florence Lotterie (UMB), ? "Il n'y aura pas un mot de politique". Mme de Sta?l et le d?tour romanesque ? 26 janvier 2006 : Pierre-Louis Rey (Universit? de Paris III-Sorbonne nouvelle), ? Un paradoxe stendhalien : le "coup de pistolet au milieu d'un concert" ? 16 f?vrier 2006 : Jean-Pierre Perchellet (UMB), ? Litt?rature, politique : la neutralit? de Barante ? ? 16 mars 2006 : Corinne Grenouillet (UMB), ? Le peuple de Cendrars, entre banlieue rouge et ?vangile, ou le refus de la politique ? 13 avril 2006 : Reynald Lahanque (Universit? de Nancy II), ? Roman ? th?se et hypoth?se romanesque ?. http://umb.u-strasbg.fr/ceriel/ 大学院生 └|∵|┘ 【93】 凱旋門賞 2005/10/04(Tue) From HM 今週の日曜日、ヨーロッパ競馬のシーズンを締めくくる凱旋門賞がパリのロンシャ ン競馬場でおこなわれました。 勝ったのはアイルランドからやってきたハリケーンラン。この馬のお父さんは、99 年度のレースで日本から参戦したエルコンドルパサーを競り落としたモンジュー。 というわけで、親子2代の制覇となりました。 昨年の覇者で、フランス期待のバゴは3着どまり。 今年は日本からの参戦がなかったのがちょっと残念でした。とはいえこの凱旋門賞 の前におこなわれた2歳馬限定のレースでは、日本人調教助手によって育成された アイルランド産の馬が勝利を収めていました。このように、国外の厩舎で調教師と なるための勉強をしていらっしゃるかたも少なくないようです。 【89】 エピソード3 2005/08/19(Fri) From HM 『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』を見てきました。 たまたま、フランスの雑誌Le monde diplomatique五月号に掲載されたスラヴォ イ・ジジェクの評論を見つけました(あちらでは5月18日封切だったようです)。 そこで、部分訳を試みてみました。 (出典) http://www.monde-diplomatique.fr/2005/05/ZIZEK/12370? var_recherche=episode+III (タイトル) 世界マネーの復讐 (見出し文) キリスト教と競合することで、「ニューエージNew Age」仏教はいくらか熱狂の的 となっている。金融資本主義の飛翔と、技術の進歩に結びついたストレスとを受け 入れやすいものにするひとつの試みとして。監督ジョージ・ルーカスでさえこの影 響を免れていない。5月18日にフランスで封切られた『シスの復讐』、この『スタ ーウォーズ』最後の物語はそれを証言している。 (本文) (まずジジェクは、雑誌に掲載されたジョージ・ルーカス自身の話を引用します。 ルーカス曰く、「アナキンがダースベーダへと変わるのは彼の執心のためです。彼 は母親と別れることがどうしてもできない。恋人と別れることができない。大切な ものを捨て去ることができない。この執心が彼を飢えた者にするのです。」「どう して共和国は帝国へと変わってしまったのか?(同じ質問になるが、どうしてアナ キンはダースベーダーになってしまったのか?)。どうして民主主義は専制政治へ と変わってしまったのか?それは帝国が共和国を征服したからではなく、帝国がす なわち共和国だからなのです。」) 『スターウォーズ』にみられる数々の政治的暗示は多様であり矛盾している。それ らはこのシリーズに「神秘的な」力を授けている。悪の帝国に対する自由の世界。 パット・ブキャナン氏あるいはジャン・マリ・ルパン氏の命題を思い起こさせる国 家−国民についての議論。「貴族」階級の人たち(王女、ジュダイのエリート構成 員たち)が悪の帝国に対して「民主的」共和国を守るという矛盾。そして、「わた したちは悪人」と[アナキンの恋人に]つぶやかせたあの重大な意識の覚醒。 映画が語っているように、悪の帝国は他所にあるわけではない。その出現はわたし たち、わたしたち「善人」が帝国を転覆させるであろうやり方に依存している。次 の問いは現在の「テロとの戦い」に関わっている。「どのようにその戦争はわたし たちを変えようとしているのか?」 政治的神話とはある決定された政治的意味合いを与えられたおとぎ話などではな く、矛盾した多様な意味合いが注ぎこまれる空箱なのである。(中略) 『スターウォーズ』のイデオロギー的世界は「ニューエージ」の異教徒的世界に呼 応している。というわけで、その悪の中心人物がキリストに呼応するのは道理であ る。異教徒の視界のうちでは、キリストの到来こそ究極のスキャンダルなのだ。 「ディアボロス」(分けること、裂くこと)が「サンボロス」(集めること、統一 すること)の逆である限り、キリストはまさに、「平和ではなく剣を」もたらし今 ある統一を混乱に落としめるものであるという意味で悪魔的な〔ディアボリック〕 人物なのだ。使途ルカによるとキリストは次のように宣言したという。「もし誰か わたしについて来るものがあれば、だがもしその人が自分の父、母、家族、子供、 兄弟、姉妹、さらには自分自身の命をも憎まないとしたら、その人はわたしの弟子 ではありえない。」 キリスト教徒の愛、仏教徒の同情 キリスト教徒の立場が異教徒の知恵の立場と異なることは頭に留めておかねばなら ない。キリスト教はそのはじめから、異教徒の知恵が悪の根源と告発していたもの を最も高尚な行為であるとみなしていた。その身振りとは「分けること」、分割す ること、あるいは全体の均衡を崩す要因に関係することである。 そこから、仏教徒、あるいは道教徒の同情をキリスト教徒の愛に対置させねばなら ないだろう。仏教徒の立場は結局のところ無関心の立場であり−それはあらゆる情 念が浄化された状態だ−他方でキリスト教徒の愛とは情念、そしてその情念は諸存 在の関係の秩序にひとつの階層を導入することを目論むのだ。愛は暴力であるが、 それは、「もし彼がわたしを殴らないとしたら、それは彼がわたしを愛していない ということだ」というバルカン半島に伝わることわざの言う意味においてだけでは ない。愛の暴力はひとつの存在をその文脈から引き離すのである。 (中略) 『シスの復讐』に立ち戻ってみると、その映画は「ニューエージ」のお題目に忠実 である。たんにイデオロギー的混乱によってばかりか、そのソフトな語り口によっ て。アナキンがダースベーダーへと変貌する物語全体の要たる場面はそれにふさわ しい悲劇的壮大さには至っていない。アナキンの傲慢、つまり介入しようとする抑 えがたい欲望、善をなし、愛するもの(アミダラ)のために果てまで行き、「その 結果」暗黒面に落ちこもうとするその欲望に焦点をあわせるのではなく、優柔不断 な戦士アナキン、力の誘惑に負けて悪の手に滑り落ち、悪しき皇帝の剣に倒れるア ナキンが描かれているだけなのだ。別のことばで言えば、共和国―帝国とアナキン −ダースベーダーとの並行関係をジョージ・ルーカスは「本当に」作品化するフォ ースを持たなかったということである。悪にたいするアナキン自身の強迫が彼を怪 物へと変えるというわけだ。 ではこの映画からはどんな並行関係を引き出すことができるか?そう、技術と「ヨ ーロッパ的」資本主義がこの地球において勝利を収めている今、「イデオロギー的 超構造」たるユダヤ−キリスト教の遺産が「ニューエージ」の「アジア的」思考の 強襲によって脅かされているように映るのだ。 今や道教は、世界的資本主義の支配的イデオロギーとなりつつある。今後は一種の 「西洋的仏教」が、資本主義力学からくるストレスへの良薬として提示されること になろう。それは私たちに心の平静、平穏を手に入れ保つことを許し、実際に完璧 なイデオロギー的補完物として機能することになろう。 もはや人々は、技術の進歩のリズムとそのリズムからくる社会的動揺に適応するこ とができない。あまりに早く物事が進む。道教あるいは仏教に救いを求めることで ひとつの出口が与えられるわけだ。変化のリズムに適応しようとするかわりに、も っといいのは諦めること、「なすがままにする」ことであり、私たちの存在の最も 深いところにある核には実際に関係ないこの加速度的進展にたいして心の中で距離 を保つことなのだ。 (中略) 仏教徒の視界には、世界中に溢れるマネーの豊かさは客観的現実から離れた幻想に 映るだろう。その現実とは人間の苦しみ、私たちのほとんどには見えない取引ルー ムや会議室でおこなわれる売買をとおして生み出される苦しみである。現実が実の ないものであることを示すよい証拠として、巨大な富が数時間のうちに無になりう るということ以上のものがありうるだろうか?だがどうして、思念の果てにたどり 着いた「市場は客観的現実から切り離されている」という結論を嘆くことがあろう か。仏教的存在論の基本的原理とは「客観的現実」など存在しないと教えることな のに。 こうして、『シスの復讐』を解く鍵が与えられる。記憶されるべき重大な教え、そ れは、私たちの心と体を資本主義ゲームに売り渡すべきではないということだ。私 たちはそのゲームを楽しめる・・・心の中で距離を保つことによって。なぜなら資 本主義が差し向ける事実とは、私たちが奴隷であるのは客観的現実そのもの(存在 しないもの)のせいなのではなく、私たちの欲望、物にたいする飢え、物に対する 執心のせいであるということなのだから。その結果、私たちにできることはいえば 自身の欲望を捨て心の平静を採用することだけとなる。 そのような仏教−道教が自由主義グローバリゼーションのイデオロギー的補完物と して機能しうることは驚くべきことでない。それは心の距離を保ちつつもそこに参 加することを私たちに許す・・・。資本主義者だが解脱した、つまり禅の・・・。 【87】 人権擁護法案をごぞんじでしょうか? 2005/06/23(Thu) From 失礼します 場違いな話と思わないでください あなた方の文化創造活動に重大な 危機が迫ってます 現在、成立が懸念されている 人権擁護法案(政府案) 人権侵害救済法案(民主党案) の実態は 名前とはまったく逆な「人権擁護委員」という名の いわば『秘密警察』を作り 国民の監視・摘発・指導(日勤教育!)までを行うという 民主主義とはかけ離れた国にしてしまう 法律なのです こんな法律が秘密裏のうちに 出来ようとしています また この一大事に メディアはほとんど機能していません どうか真相を知りたい方は インターネットで 『人権擁護法案』を検索してみてください 人権擁護法案(人権侵害救済法案)の漫画 http://f17.aaa.livedoor.jp/~mikami/comic/01.html 読売新聞の社説 http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20050606ig90.htm 人権擁護法案(人権侵害救済法案)反対のブログ http://blog.livedoor.jp/no_gestapo/archives/17160321.html 【86】 オセールの名伯楽 2005/06/14(Tue) From HM ジーコジャパンがワールドカップ本大会一番乗りをはたしましたね。ドイツでも ぜひ上をめざしてほしいものです。 突然ローカルな話題になりますが、6月4日におこなわれたフランスカップ(日本 の天皇杯に相当)の決勝では、ワインのおいしいブルゴーニュ地方を本拠地とする オセールが勝利を収めました。そしてその次の日の日曜、このチームを1961年から およそ半世紀にわたって率いてきたギー・ルーが監督引退を表明することになりま す。この間リーグ戦では一度優勝し、そしてフランスカップをこれで4度オセール にもたらすことになったこの田舎紳士は、時としてフランスサッカー会の生きた伝 説としての畏怖を選手やマスコミに覚えさせる一方で、その風貌から「おでぶさ ん」呼ばれ親しまれた人物でもありました。 今後もオセールに貢献するような仕事をしたいとのことですが、ワールドカップ 予選で苦戦の続くフランス代表をもし彼が率いたらと想像するのは私だけでしょう か。 【84】 ディケンズ・フェロウシップ日本支部春季大会 2005/06/03(Fri) From 松岡光治 6月11日(土)の2時から文系総合館カンファレンスルームで、ディケンズ・フ ェロウシップ日本支部春季大会があり、3つの講演があります。名大の環境学研究 科の片木篤教授も、「〈橋〉から見たロンドンの近代化」というタイトルで、スラ イド100枚を見せながら講演されます。学問領域を横断する講演ですので、関心 のある方は御出席下さい。 http://wwwsoc.nii.ac.jp/dickens/spring.html http://www.env.nagoya-u.ac.jp/profile/107.html 男性 教官 厚顔無恥 m(_ _)m 【83】 ブッカー・リーダー 2005/05/25(Wed) From 松岡光治 今年、D1に社会人入学された矢次綾さんの共著が出ました。『ブッカー・リーダ ー:現代英国・英連邦小説を読む』(開文社)で図書館に注文しておきました。矢 次さんの担当は、1980年のサルマン・ラシュディ『真夜中の子供たち』(早川書 房)と1989年のA・S・バイアット『抱擁』(新潮社)です。 http://www.kaibunsha.co.jp/book/sub1-11.htm 男性 教官 多情多恨 \(^O^)/ 【80】 フランスの核政策 2005/04/26(Tue) From 群青 ARTEのディベート番組はときどき見ているのですが、今回は「フランスの嘘」とい うタイトルで、チェルノブイリの原発事故にまつわるフランス政府の対応を取り上 げていました。 当時の公共機関の発表(大臣、研究所、派遣調査官など)では皆揃って「まったく 危険無し」と断定して、ヨーロッパで唯一勧告を出さなかったとが説明していまし た。 当時、ヨーロッパ全土を覆った「黒い雲」は農作物を汚染し、各国で廃棄処分とな りました。そのような中フランスは国家ぐるみで隠ぺいを図り、詳細は一般市民に は知らされず今日に至っています。 フランスの国政の中でも核政策に関する部分はタブーであり、あらゆる政治家が口 を閉ざしたままだ、と番組の中でジャーナリスト、専門家は意見の一致を見せてい ました。 フランスは現在アメリカ・イギリスにつづく世界3位の武器輸出国ですが、これま たフランス国民があまり知らない(知りたくない)現実です。 現代日本の政治・経済についての優れた分析によってベストセラーとなった「人間を 幸福にしない日本というシステム」のなかでカレル・ヴァン・ウォルフレンが述べ ているように我々は「false reality」の中で生きているのでしょう。 大学院生 馬鹿正直 【79】 週末の一コマ 2005/04/11(Mon) From HM もう半年以上も前のことになりますが、昨秋パリのロンシャン競馬場で催された 凱旋門賞には日本からタップダンス・シチー号が参戦していましたね。結果はかん ばしくありませんでしたが、前前日到着にもかかわらずいつものように果敢にハナ を奪いにいくなど、つめかけたサポーターも十分満足できる内容だったのではない でしょうか。場内には「ニホンノミナサン、ヨウコソイラッシャイマシタ」とい う、いい意味でファンのあそこをジワーとさせるアナウンスも流れていました。 日本ではほぼ一年中開催されている競馬ですが、フランスでは3月頃から秋口ま でがシーズンとなっているようです。パリだけでなく他の都市にも競馬場があり、 リヨンの人たちも路面電車で30分ほど揺られれば気軽に競馬を楽しむことができま す。年配の紳士淑女から家族連れまで、週末の憩いの場といった感じでしょうか。 おもしろいのは繋駕(けいが)レース(馬車スタイルのレース)で、乗り手さんた ちは存外おじいちゃんでした。 【77】 フーコーの投機体験 2005/03/19(Sat) From 松岡光治 多元講座の鈴木繁夫先生が、素晴らしい学術書を3月15日に渓水社から上梓され ました。御同慶の至りです。 『フーコーの投機体験――「これはパイプではない」探求』 渓水社,6,000円,4-87440-864-8 まだ渓水社の紹介サイトが出来ていませんが、 http://www.keisui.co.jp/korehon.html に「近々に発刊予定の本」というのがあります。 寝食を忘れるほど学問に精進される鈴木先生は大学教授の鑑でありまして、遊惰の 徒である私などは、爪の垢を煎じて飲みたいくらいですが、残念ながら鈴木先生は 深爪のようなので、それもままなりません。 450ページの大著です。目次を以下にあげて、簡単な紹介をさせていただきます。 序章 迷走感覚と宙づり 一章 増殖する「不確かさ」 1 皮肉な学習空間 2 習得と自習 二章 「不確かさ」の宙づり 1 閉塞する論理学 2 解体するカリグラム空間 3 闖入の空白 4 崩れゆく〈共通の場〉 三章 「不確かさ」への触知 1 分離撤廃するクレー 2 依存離脱するカンディンスキー 3 分離破綻するマグリット 四章 マグリット戦略の表象・再現前化 1 言葉と物の力動的戯れ 2 戯れから空へ 五章 類似の確定肯定と似非の全面肯定 1 類似生成のメカニズム 2 似非への覚醒 3 似非の罠 六章 再・表象・再現前化と持続的跳躍 1 マグリットの皮膜 2 皮肉の似非作成法 終章 投機体験への序説 注 文献案内 図版一覧 参考文献 索引 来週から一年、在外研究されますが、帰国後また我々に知的刺激を与えてくださる と確信いたしております。 男性 教官 浅学非才 \(^O^)/ 【76】 フーコー72 2005/03/15(Tue) From HM ミシェル・フーコー(1926−1984)の死から20年が経ち、フランスではフーコー を再考するコロックが開かれたり、この機を狙った研究書類が書店に並んだりして います。 とある図書館の一角では、フーコーのある一日を記録した写真展が開かれていま した。1972年1月17日、「監獄情報グループ」の一員としてフーコーは法務省の前 でひとつの声明文を読み上げることになります。その周りには、サルトル、モーリ ヤック、ジル・ドゥルーズ、アンドレ・グリュックスマンなど、そして多数の警 官。この声明でフーコーは、受刑者に成り代わって発言するのではなく、自分の声 を受刑者に貸し与えることを目論みました。警官隊がこのデモの参加者たちを排除 しようとすると、フーコーは目を剥いて怒りを露にしたということです。『監獄の 誕生』が出版されるのはこれから3年後のことになります。 【75】 リュミエール博物館 2005/02/24(Thu) From HM 1895年、パリのとあるカフェ。リュミエール兄弟は開発したばかりの映写機 cinematographeを携えてやってきました。兄オーギュストは33歳、弟ルイは31歳。 そして33人の観客を前に映画を上映することとなります。 1870年、幼い兄弟はプロシアの追撃を逃れるため両親に連れられブザンソンから リヨンに移り住んだそうです。その地で父は写真屋さんを営み、兄弟は物理、化学 などを勉強することになります。 1894年秋、父は兄弟に「今や時代は動画images animesだな」と諭します。エジ ソンもまたこの技術に取り組んでいた時。こうして、先の映写機が生み出されるこ ととなりました。 こうした経緯もあり、リヨンにはこの兄弟の足跡をたどることのできる博物館が 開設されています。映写機もちゃんと展示されていました。 http://www.institut-lumiere.org/ 【74】 インターネット事情 2005/02/18(Fri) From 群青 gunjo フランスでは昨年からようやくADSLが普及し始め、現在ではfrance telecom, Aol, Free, Noos, Tiscali, Cegetel, などのプロバイダーが最速で8Mのプランを始めた ようです 各都市に事務所を構えるWanadoo(France telecom)は事務的な手続きに不慣れな外 国人にはありがたい存在ですが、価格・パフォーマンスでは例えばネット愛好者に 支持されているFreeと比べ大きく水をあけられているようです。 ところで、私のお気に入りのサイトは「http://corail.sudoc.abes.fr/」の検索で す。論文、出版物が所蔵図書館も含めて調べられます。 また電子化された書物eBooks(eTextes)では、 1.Athenaの「http://un2sg4.unige.ch/athena/html/authors.html」 2.Gutenberg「http://www.promo.net/pg/index.html」 などがお勧めです。 皆さんの研究に役立てば幸いです。 PS.Merci beaucoup pour la petite intervention par K.I. 女性 赤ん坊 純真無垢 (^o^)// 【73】 同義語辞典(フランス語) 2005/02/18(Fri) From HM すでにリンクを張られている方がいらっしゃるかもしれませんが、インターネッ ト上で公開されている同義語辞典(フランス語)を紹介いたします。 まずまず使えるかと思います。 http://elsap1.unicaen.fr/cgi-bin/cherches.cgi 【72】 mieux vaut s'entendre 2005/02/16(Wed) From K.I. Monsieur Gunjo et Monsieur C.J-L., c'est triste de vous voir vous fachcher l'un avec l'autre. Vous devrez plutot vous entendre ! Car M. Gunjo s'interesse a la civilisation francaise, M. C. a la civilisation japonaise, et tous les deux a la philosophie! Je crois que M. Gunjo se soucie un peu trop du style leger du dernier message de M. C.. Et M. C. aurait du s'abstenir de plaisenter avant de faire plus de connaissance avec M. Gunjo ? Je vous prie tous les deux de vous rappeler qu'il est assez difficile de se communiquer avec une seule langue ecrite. Je souhaite que vous vous entendiez bien et que vous restiez sur notre BBS !! ^-^; 【70】 掲示板の趣旨 (親記事を見る) 2005/02/16(Wed) From 群青 C.J-Lさん、残念ながらあなたはこのサイトの趣旨を未だに理解し ていないようですね。 外国語が不得手な一日本人が苦労して書いた文章を、公式の場で中 傷・揶揄するようなあなたの態度に、はっきりと不快感を覚えま す。 まず先に、インターネット上での「礼儀」を勉強されてはいかがで しょうか。 男性 学生 29歳 【69】 Re:お詫び (親記事を見る) 2005/02/15(Tue) From C. J-L > > Cela m'aurait pourtant bien interessee d'apprendre qui a > > Strasbourg s'occupe et de philosophie et de japonais, > > dommage que vous n'ayez pas pris la peine de repondre a > > mon mail. > > > Votre message m'a laisse perplexe car je n'ai rien recu > dans ma boite(donc je suis egalement decu). Par ailleurs, > ce site, gere par l'Universite de Nagoya, a quand meme un > caractere bien officiel, si bien que je prefere communiquer > ailleurs pour des sujets personels. > > J'aimerais donc que, si vous avez des questions a me poser > ou quelques demandes, vous ecriviez de nouveau votre > messages. Autrement, tout le monde a le droit de laisser > des petits mots sur ce BBS (panneau d'affichage). Il me > semble que la discussion sur la philosophie, la litterature > ou la politique attirent l'attention de beaucoup de > personnes. Dans ce sens, j'attends toujours votre > intervention!! > > > (je m'excuse par avance de mon francais assez maladroit) > > Haha, si ni le japonais ni le francais ne vous sont familiers dans quelle langue serait-il approprie de communiquer? En ce qui concerne l'e.mail je l'avais envoye depuis une hotmail donc il est possible que votre messagerie l'ait bloque? Je vous en renverrai un autre depuis mon adresse personnelle a l'occasion, pourl'instant je souhaite simplement savoir qui et surtout ou est-il possible de conjuguer JAPON et PHILOSOPHIE a STRASBOURG, Mes remerciements anticipes pour ce renseignement qui inte ressera certainement d'autres personnes que moi ^-^; 【68】 Re:お詫び (親記事を見る) 2005/02/13(Sun) From 群青 > Cela m'aurait pourtant bien interessee d'apprendre qui a > Strasbourg s'occupe et de philosophie et de japonais, > dommage que vous n'ayez pas pris la peine de repondre a > mon mail. Votre message m'a laisse perplexe car je n'ai rien recu dans ma boite(donc je suis egalement decu). Par ailleurs, ce site, gere par l'Universite de Nagoya, a quand meme un caractere bien officiel, si bien que je prefere communiquer ailleurs pour des sujets personels. J'aimerais donc que, si vous avez des questions a me poser ou quelques demandes, vous ecriviez de nouveau votre messages. Autrement, tout le monde a le droit de laisser des petits mots sur ce BBS (panneau d'affichage). Il me semble que la discussion sur la philosophie, la litterature ou la politique attirent l'attention de beaucoup de personnes. Dans ce sens, j'attends toujours votre intervention!! (je m'excuse par avance de mon francais assez maladroit) 男性 学生 29歳 (-_-#) 【67】 Re:お詫び (親記事を見る) 2005/02/10(Thu) From C. J-L > 日本語の文法ミスが多数ありました。失礼しました。 Cela m'aurait pourtant bien interessee d'apprendre qui a Strasbourg s'occupe et de philosophie et de japonais, dommage que vous n'ayez pas pris la peine de repondre a mon mail. 【66】 Chateau ambulant 2005/01/31(Mon) From 群青 『ハウルの動く城』では、アルザス地方の風景が使われているようですね。雰囲気 がとてもよく出ていると感心しました。 アニメのフランス語吹き替えでいつも感じるのは、声の調子や話し方を非常に若く 設定している点です。例えば宮崎アニメでは、物語の設定では主人公が10代後半 である場合が多いですが、フランスの声優はほぼ「幼児」(?)といった風です。 これでは「人物」の魅力が半減してしまいます!(男性・女性、若者・老人というお 決まりの分類が通用しないのですから) 物語や主人公よりも、細部や副人物の描写に優れた映画という印象でした。 【65】 Le chateau ambulant 2005/01/31(Mon) From HM フランスでも『ハウルの動く城』が公開されています。こちらではLe chateau ambulantというタイトルで。chateauはお城。amblantは知らなかったので、辞書で 調べると、1、移動する、巡回する(cirque ambulant巡回サーカス、vente ambulante列車の車内販売)2、歩き回る、生きている(dictionnaire ambulant生 き字引、cadavre ambulant血の気のない人、生きた死人)3、(郵便車両の)郵便 局員、といった意味がありました。まずまず考えられている翻訳ではないでしょう か。 一回目は間違えてフランス語吹き替えで見てしまったので、次はオリジナルヴァ ージョンでみるようにします。 【64】 お詫び 2005/01/09(Sun) From 群青 日本語の文法ミスが多数ありました。失礼しました。 中性 高等遊民 【63】 新着映画 2005/01/09(Sun) From 群青 皆様、新年明けましておめでとうございます。今年もフランスから有益な情報を提 供できれば幸いです。 1月4日封切りの映画、La Chute(Oliver Hirschbiegel監督、Bruno Ganz主演、原 題Der Untergang)の報告をさせていただきます。内容ですが、第二次世界大戦終結 前、ベルリン陥落直前のヒトラーを描いたものです。主に側近たちとの会話、人間 関係に焦点を絞って作られています。 当日は、封切りということもあって、RTテレビとDNA(アルザス新聞)によるデバも 用意されており、上映後の説明では、この映画はドイツですでに爆発的な成功を収 め、また同時に激しい論争を引き起こしているとのことでした。 そのコメントの中からひとつ選んでみます。 ドイツでのこの映画の受容は大きく二つに分かれているようです(メディアや歴史 家、批評家の判断も含めて)。まず、戦争体験者の世代の側からは、この映画が歴 史的な説明や背景を一切省略してしまい、そのためナチスドイツの問題点を一切浮 き彫りにしていないという批判が大多数を占めるようです。また若い世代からは、 この映画は戦時下の民衆の苦難をこれまた一切省略しており、逆にヒトラーの人間 味を強調するという結果に終わったという不満があるようです。 私の感想を述べます。まずこの映画の特徴ですが、 1.史的事実を忠実に再現した、しかしながら、フィクションであること 2.秘書の女性(映画の最初と最後でインタビューに答える)の視点から描いた主 観によるものであること 3.ヒトラーの言説・日常行動を忠実に再現していること 4.ヒトラー生涯最後の足跡を追ったものであること まずなによりも驚くのは俳優の演技力です。フィルムに残された本物のヒトラーと 比較してどちらが本物か区別がつけられないほどです。それはつまり、観客が彼の 圧倒的なスピーチの才能が見事に再現されていることを意味します。 それはつまり、観客はヒトラーの魅力と権力に魅惑された人物の視点(フィルタ ー)を通して「眺める」のではなく、「体験する」という風に言い換えることがで きるのではないでしょうか。そして、見るものは彼の雄弁に少しづつ飲み込まれて いくのです。 その点において、この映画を歴史的な結末をすでに知っているものの立場から(ナ チスドイツのイデオロギーの結末、つまり破壊と殺戮)見てしまっては、製作側の 意図を一切台無しにしてしまうと思います。 まさにヒトラーを身近に感じるそのような境遇にあって、外部からの視点や情報を 遮断された状態で、批判力を持ちえるのか、これが問題になっているのではないで しょうか。 「ヒトラーが人間的な存在として描かれている」という映画解釈が多いという事実 は、私には、むしろそのように読み取ってしまう側(当時の多数のドイツ国民、そ して映画の観客たち)の危険、つまり独裁者を前にした人々のある種のナイーブさ を露呈しているといえるのではないでしょうか。 映画の中ではヒトラーの飼い犬が登場しますが、登場人物たちは比喩的な意味で飼 い犬なのです。また人間ヒトラーの相貌を読み取る人々もまたそれに準じた存在な のです。 他方、史実を十分に表現していないという批判ですが、これは扱うに値しません。 というのも、この映画の企図は、ナチスの最後の瞬間(我々はすでにそれを知って いる、と勘違いしているのですが)を描くこと、ヒトラーの素顔(怪物として神話 化されてしまった存在から離れて、はたして素朴な現実はどのようなものであった か)を描くことの二点に集約されると思われるからです。つまり、この映画は寄木 細工のようにばらばらになったヒトラーの行動や言説を拾い集めて、その本来の姿 を浮き彫りにすることを目指しているからです。これは歴史学における文学ジャン ル(フィクション)の優位性に他なりません。 映画の内容からは若干離れますが、RTのディレクター(ドイツ人)のコメントで す。近年、ドイツでは世界大戦を扱ったフィルム、ドキュメンタリーが多く放映さ れていますが、そのなかで、新たに「被害者としてのドイツ国民」という意識が生 まれているそうです。しかし戦争を始めたのはドイツ国民だったことを忘れてはな らない、ということを彼は述べていました。 この映画の題名であるLa Chuteについてですが、映画の内容に反して、ことの始ま りを暗示しているように見えます。ナチスの台頭とヨーロッパ席巻の過程はこの映 画では直接のテーマではありませんが、この題名から考えるに、監督は歴史的側面 を十分に意識していたのだと思います。 では、「自己破壊・破滅」の起源とはどこにあるのでしょうか?私は、それはひと びとの心の奥底に眠るひそかな欲望だと考えました。ユダヤに対する軽蔑と排除の 願望こそは、まさにヨーロッパの歴史の中で、つまりは聖書以来存在し、また事実 繰り返し虐殺は行われてきたのでした。しかし他方、そのような軽蔑を作り出すユ ダヤの民族と思想の特徴も忘れてはならないでしょう。 DNAの編集者はこの映画はヒトラーの狂気を描いたものであり、ナチスによるユダヤ 抹殺こそは人類史上例を見ない出来事だと言っていましたが、この意見には若干疑 問を覚えます。 果たしてこの映画を見て、ヒトラーは狂人であるなどと簡単に断言できません。 Bruno Ganzは、まさに、ヒューマニスト・ヒトラーでもなく、また狂人・ヒトラー でもない、複雑な彫像を浮かび上がらることに成功したのです。 フランスの責任ということでは、ナチスに加担した多数のフランス人の存在があげ られるでしょう。彼らは「自ら望んで」行ったのでした。 この映画は思った以上に深い問題を提起していると思います。日本のメディア・批 評家の取り上げ方がどのようなものになるのか、注意深く見ていきたいと思いま す。また皆さんの感想もお聞かせください。 中性 高等遊民 【62】 キリスト教、仏教、イスラム教の哲学的総合原理 2005/01/08(Sat) From 中富清和 2005年3月30日(水)国際宗教学宗教史会議(ユネスコ支援)において「キリスト 教、仏教、イスラム教の哲学的総合原理」のテーマで発表(英語)します。テーマの通 り、世界の三大宗教を私の哲学『無と愛の哲学』(北樹出版)で総合するものです。会場 は高輪プリンスホテルで、事務局は東京大学人文社会系宗教学研究室です。この大会は、 世界哲学会議とともに約100年近く続いており、歴史と権威あるものです。詳細は http://www.l.u-tokyo.ac.jp/iahr2005/ を開いてください。 男性 公務員 【61】 Allan Kardec回顧展 2005/01/08(Sat) From 松浦 フランスはリヨンの市立図書館で、当地生まれの交霊術研究家アラン・カルデ (カーディック?)(1804−1869)の回顧展が開かれていました。霊媒者を介し て、もしくはひとつのテーブルを取り囲むことで死者とコミュニケーションをはか るこの術は、1840年代アメリカに出現し、50年代にはヨーロッパのブルジョワサロ ンを熱狂させていたそうです。カルデはその著書Le livre des espritsのなかで、 この術にspiritismeという名を与え、そこに哲学的意味合いを見て取ることになり ました。こうしてカルデによって装いも新たに生まれ変わったこの思想、というよ り実践は、19世紀後半のフランス社会を語る上で見逃せないひとつの潮流を形成 し、とりわけ当地リヨンでは、主に労働者が伝播の役割を果したそうです。ちなみ に、今日ではブラジルに多くの支持者がいるとのことです。 【60】 Le parlement des philosophes 2004/12/14(Tue) From C. J-L Bonjour, C'est en me connectant par hasard sur votre forum que j'ai appris l'existence du "Parlement des philosophes" ainsi que des "Conversations a Strasbourg" Pourtant j'habite Metz, ville voisine de Strasbourg (150km) et ou il existe un departement de philosophie dont je croise regulierement tant les etudiants que les enseignants!!!!! Et aussi departement pour lequel j'ai servi d'interprete de conferenciers japonais... J'ai beaucoup regrette d'apprendre que j'avais manque les seances de de cembre 2004 auxquelles ont apparemment participe ceux que je considere comme ce que vous autres, japonais, appellez 「 恩師 」 Mais grace a ce forum, j'ai pris contact avec http://www.conversations-strasbourg.com/ pour pouvoir etre tenue au courant de la suite des evenements. ですから、感謝いたします。 【59】 デリダ死去 2004/10/22(Fri) From 青群 デリダの死去はこちらフランスおいてその日のトップニュース扱いでした。私は ラジオのニュース番組をよく聴取しているのですが、伝え方としてはつい先日のフ ランソワ・サガンの時と同じ感じだったでしょうか。 およそ半年ほど前、デリダとレジス・ドゥブレの対談がテレビで放映されていま した。どうやら2人は先生とその教え子の関係にあったようなのですが、ドゥブレ がキューバ革命で一躍有名になったとき、デリダのほうは相変わらず一介の哲学教 師たる自身をひるがえってやや妬ましく感じたそうです。 いまから思えば少しやつれていたようでしたが、それでも身振り手振りを交えて イラク戦争のことなどを語っていたと記憶しています。 これからしばらくは雑誌で特集が組まれるなどして、デリダのことを再考する機 運が高まるのではないでしょうか。 【57】 フランス語講座 その1 2004/10/01(Fri) From 群青 今日はフランス語で手紙を書くときの注意です。 手紙の最後で 「En vous remerciant par avance, je vous prie d'agreer,Monsieur, l'expression de mes sentiments les plus distingues」と書く場合、皆さん「ピ リオド」で文章を終えていませんか??これは間違いで、ただしくは「カンマ」で す(そして下にサインをする) 注意点は、末尾の挨拶の場合のみ「カンマ」だという点です。 私が使っている「フランス語講座5手紙と商業文」(大修館)では全てが「ピリオ ド」になっていますが、現在のフランスでも間違える人が多いそうです。 これからも少しずつですが便利な情報を投稿したいと思います。 D2 【56】 名古屋はええよやっとかめ 2004/09/21(Tue) From 宮地佑紀生 ヨーロッパ講座を受験する場合でも名古屋の知識は必要です。 以下のサイトを一度は見る(聞く)べし! http://www.geocities.jp/momo_harumi/yatokame2004/ 中性 高等遊民 傍若無人 \(^O^)/ 【55】 コロックの詳細です 2004/06/06(Sun) From 群青 デリダの公演会です。 期日が迫っておりますが、スケジュールは以下の通りです。 Conference Du ≪ souverain bien ≫ L’Europe en mal de souverainete mardi 8 juin, 20 heures, Aubette a Strasbourg, dont il dit qu’elle est la ≪ ville du Parlement en general, du Parlement meme ≫, Jacques Derrida repose la question du concept de ≪ souverainete ≫ a l’aune du projet europeen. Journee d’etude Autour de Jacques Derrida mercredi 9 juin, 11 h - 18 h 30, univ. Marc-Bloch Des etudiants (Perrine Marthelot, Nicolas Heitz, Benjamin Mamie, Stanislas Jullien) exposent leur lecture de Jacques Derrida, en sa presence. (Amphi II, ≪ Le Patio ≫, rue Descartes). Avec J.-L. Nancy et Ph. Lacoue-Labarthe. 【54】 コロックのお知らせ 2004/06/05(Sat) From 群青 6月9日(水)ジャック・デリダの公演が予定されています。 時間:11:00−18:30 場所:マルク・ブロック大学 Pathio Amphie 2 また、ストラスブール市が企画する以下の催しもあります。 2004: Parlement des philosophes a Strasbourg La Ville de Strasbourg et le departement de philosophie de l'Universite Marc-Bloch proposent la premiere edition du Parlement des philosophes, qui entend faire une large place a la jeune philosophie europeenne, notamment aux jeunes chercheurs et enseignants issus des nouveaux pays adherents a l'Union. Ville riche d'une longue tradition philosophique, incarnee au long de l'histoire par des noms aussi prestigieux que ceux d'Emmanuel Levinas, de Maurice Blanchot, de Paul Ricoeur ou de Georges Canguillem, et plus re cemment de Jean-Luc Nancy et de Philippe Lacoue-Labarthe, Strasbourg souhaite favoriser l'emergence de la jeune philosophie europeenne, en direction notamment des pays qui rejoignent en 2004 l'Union. Le Parlement des philosophes est dirige par Gerard Bensussan et Jacob Rogozinski, professeurs de philosophie a l'Universite Marc-Bloch. Cette premiere edition, du 11 au 13 mars 2004, consacree au theme de ≪ l'exclusion democratique ≫ s'ouvrira avec Bronislaw Geremek, Genevieve Fraisse et Jean-Luc Nancy. La deuxieme edition prevue les 7, 8 et 9 juin 2004 sera consacree a Jacques Derrida, exceptionnellement present a cette occasion a Strasbourg. Quant a la troisieme edition, les 3, 4 et 5 decembre 2004, elle reunira a Strasbourg les specialistes mondiaux de Martin Heidegger (sont deja annonce s Jurgen Habermas, Peter Sloterdik, etc.). 【53】 相対性理論と量子論の総合 2004/05/05(Wed) From 中富清和 2004年5月23日(日)日本哲学会で「相対性理論と量子論の総合について」の 発表をします(南山大学、午後1時より)。これは私の独自の立場『無と愛の哲学』 (北樹出版)から、現代物理学の最大課題の解明をはかったものです。興味のある方は ご連絡ください。(住所、〒289−1206 千葉県山武郡山武町日向台50−18) 中富 清和 男性 公務員 純真無垢 (◎_◎) 【52】 「沙羅双樹」 −映画の解説(ただし危険) 2004/04/16(Fri) From 群青 というわけで、ストラスブールでこの映画を見ました。客層は日本映画ファンと思われる 比較的年配の方が多かったです。なにしろ「カンヌ出品」ですから。 肝心な内容のほうですが、本当に失望しました。ほとんど怒りに近かったです。上 映の途中で、「抗議」と思われますが、席を立つ人もいました。この映画は「高崎映 画祭最優秀新人女優賞」をとったそうですが、誰がどのような基準で評価しているの か全く疑ってしまいます。 日本では作品に対する批評が確立していないか(仏文研究者の数から察するに、そ うだとは思いませんが)、あるいは社会的に機能していないのだろうかと、今考えて いるところです。 とはいえ、フランスでのパンフレットや各種解説が、この作品の性質を性格に見抜 いているとは言いがたい。きっと他国の映画であるということで慎重なのでしょ う。 それで私の解釈ですが、この作品の特徴は一言であらわすと「人物たちの生き様やそ の生活、会話が醸し出す圧倒的な窒息感と、そこからの出口なし」ということです。 これは私自身が、映像、音声、言説のすべての次元において強烈に感じたもので す。つまり、この映画が喚起するのは、セクトや閉鎖的な共同体の言説にしばしば 見られる、ある種の「思考停止」です。したがって、この作品にコメントすると以下 のようになるでしょう。 1.この言説の与える閉塞的状況や絶望感を、その内部から、つまり人物の視点や 生き様からはみ出すことなく描き出すという手法により、視聴者は人物たちと同様 の体験をするのである。つまり、映画を見ているものは、そこで監獄の経験をする のである。この体験が、登場人物、観客によって共有されるというところに、監督 の主眼がある。そしてこの圧倒的な経験(嘔吐を覚えるような)こそ、作品で描かれ ているライフ・スタイルを批判し得る源なのである。だから、この映画を好意的に受 容すると言う社会現象は、映画の扱っている主題が現代日本の問題にまで達するこ とを示すのであって、この広範な影響力こそ、この作品のただならぬ批判力なので ある。 2.単に映画の製作側も人物たちと同等のイデオロギーに毒されているのであり、 それを海外に紹介する者たちも同じである。やがて世界中の厳しい批判の眼によっ て、日本の病理が世界中に知れ渡るのである。つまり、これは集団的自殺の狂言、 あるいは日本発のエピデミーである。 以上 D2 ( ̄^ ̄) 【51】 本の紹介 2004/03/02(Tue) From 群青 下の書き込みですが、へんな日本語になってしまいました... ところで、最近の自分の研究からの紹介ですが、面白いなと感じた本あげますと、 1.La monnaie vivante 邦訳『生きた貨幣』兼子正勝・訳(青土社) 2.Eloge de l'objet - Pour une philosophie de la marchandise (Francois Dagognet著) Vrin出版 これらは現代社会と「物」について、1は特に欲望や芸術の問題から、2は工業製 品の発展や流通から、述べています。 また、こんなのもありました。 3.Grammaire d'objets en tous genres (Vincent Descombes著) Minuit出版 これは分析哲学の観点から、「物について語るとはどういうことか」を論じたもの です。 1は邦訳も出ていますし、フランス語で60ページ程度なので比較的簡単に読めると思わ れました。 【50】 お助けツール(研究用) 2004/02/29(Sun) From 群青 ストラスブールでは先日ポール・リクールの講演会がありました。90歳を超えているそうです が、いまだに現役として活動していることに驚きました。近くジャック・デリダの公演も 予定されているようです。 フランス語関連のツールですが、私は文献収集にはAbesを使っています。これは大変便利で 論文も出版物も同時に検索されます。また図書館の所在も一覧で出ますので、相互 貸し出しの依頼を図書館に申し込む際にも便利です。http://www.sudoc.abes.fr/ まずはここから、自分の研究テーマからキーワードを考えて、それを入力してみましょう。 これだけでかなり優れたbibliographieができると思います。 次のステップとして、図書の購入に関してですが、私はアラパージュを愛用しています。イン ターネットによる書籍の販売では定評があります。http://www.alapage.com/ ただし、古い本や出版部数の少ない本は見つからないことがあります。その場合は 古本のサイトに行く必要があります。 http://www.abebooks.fr/ これはフランスに限らずアメリカ・ヨーロッパなど海外も含めて検索がかかるので、かなりの部分 カバーできると思います。 こうしてある程度資料が集まってきたら、それらの本のbiblioからあらたに展開が あるでしょう。(とまれ、最終的には専門家のアドバイスが必要です) 【49】 Hyper-Concordance 2004/01/27(Tue) From M. M. PRです。電子テキストとC++プログラムを合体させ、ウェッブ上のKWICコンコーダ ンスのサービスを始めました。右上の「ホーム」をクリックしてみてください。論 文を書く場合、傍証を固めたり、統計的処理をするのに、役に立ちます。英語だけ でなく、アルファベットを使う言語で、電子テキストがあれば、このようなことが ウェッブでもできるとことを知っていただきたく、カキコをさせていただきまし た。かしこ。 男性 教官 浅学非才 C= C= \(;・_・)/ 【48】 フランス生活情報 2004/01/12(Mon) From K.O フランス留学や旅行、あるいは在仏日系の情報などもカキコしたいと思っています (質問もどうぞ!)。 【47】 bonne annee 2004/01/12(Mon) From K.O 明けましておめでとうございます。今年もどんどん書き込みをしたいと思ってま す。ところで、皆さんはSUDOC(systeme universitaire de documentation)をご 存知でしょうか。本や論文の検索に大変便利です。 【46】 本年もよろしく 2004/01/06(Tue) From K.I. 新年おめでとうございます。本年もヨーロッパ講座ホームページをよろしくお願いいたし ます。 また、昨年末には、リールとストラスブールから相次いで興味深い報告をしてもらいあり がとうございました。今後もお便りを大いに期待しています。 さて、この掲示板、書き込みはやや停滞ぎみですが、アクセスは多いとは言えないとして も確実にあります。ということは、訪れていただいても「なんだ書き込みがないじゃない か」と思っている人がいるということでしょう。そんな人はぜひご自分で書き込みをなさ って下さい。大学の内外を問わず、ヨーロッパ、さらには欧米の文化に関心のある人の肩 肘張らない書き込みを歓迎します。 【44】 ストラスブールより 2003/11/28(Fri) From K.O ストラスブールではクリスマスに向けた準備が始まりました。イリュミネーション やツリーでファサードを飾ったり、フランス国内でも知られた「マルシェ」(アル ザス地方の特産品やクリスマスにちなんだ飾りなどを売る市場ですが)に人が集ま ったりと、町全体が活気を帯びてきたところです。 近々、市内の日本館で国際会議があるそうで、大阪大学の柏木先生が講演されるよ うです。隣町のコルマールにある成城高校の閉鎖が正式に決定されましたが、日本 館を通じて日仏交流が別の形で継承されていくようです。 PSフランソワ・ダゴニエの名を知ったばかりなのですが、どなたか読まれた方いらっしゃる でしょうか? 中性 大学院生 意志薄弱 ( ̄^ ̄) 【43】 リールより 2003/11/26(Wed) From hironobu こんにちは、私はこの秋からフランス北部のリールという町に留学しているものです。 今回はこの町について、そしてフランスで今話題の大学改革について書いてみたいと思い ます。 ここリールは都会の様相を備えている町ではないでしょうか。ロンドンとフランスとを 結ぶユーロスターが通っていることもあり駅前には(国際線と国内線の2つの駅がありま す)近代的なビルが立ち並んでいるかと思えば、中心街はやはりヨーロッパ風の都市の観 をなしています。名古屋が小ぶりになった感じでしょうか。でも、このにぎわいもつい 4,5年前からのことで、繊維産業の衰退でかなりひどい時期もあったそうです。ただ、南 東のヴァランシエンヌという町にトヨタが工場を構えたことで失業問題も少し解消された そうで、そのせいか日本人も結構住んでいるようです。 日本でもそうですが、今フランスでも話題、というか問題となっていることのひとつに 大学改革があげられるでしょうか。僕もその中身については詳しく知りませんが、どうや らカリキュラムをフランス国内で統一するだけでなく、ヨーロッパの諸国のものに合わせ ることにポイントがあるようです。ちなみに、定かではありませんが、今後フランスに留 学しようとする多くの日本人学生に関わってくることとして、来年度からいわゆるDEAが 廃止されるようです(そのかわりどのようなシステムが採用されるのかはよくわかりませ ん)。そこでやはりというべきか、今フランスではこの改革に反対するストライキがあち こちの大学で行われていて、昨日も普通に授業をしていたら、大学の管理人らしき人が来 て、「今からストライキに入るから出て行ってください」とのことで、先生もなかば呆れ 顔で授業を切り上げればならず、その結果、リール大学も閉鎖されてしまいました。小学 生の頃の自分だったら、学校がなくなってうれしいなあ、という感じだったでしょうが、 授業はまた今日から再開されたようです。 【42】 Re:彫刻・染色作品の展示 (親記事を見る) 2003/10/11(Sat) From K.I. 先にご紹介した後藤由佳さんの作品展示ですが、次のように情報を 追加します。 開催日:2003年10月7日(火)〜11月中旬 営業時間:10:30〜21:00 休業日:毎週月曜日 作品数:彫刻7点、染色2点 また、営業時間の前後であれば、店内の作品も見られるそうです。 後藤さんは2001年、2002年の二度にわたりマリ共和国の国立芸術学 院に留学をし、マリの民族美術を学びつつ、作品を制作されまし た。また、現在の研究の主題は「マリ共和国における芸術教育」と のことです。 【41】 英語劇『クリスマス・キャロル』 2003/10/11(Sat) From 松岡光治 シェイクスピアと並ぶイギリスの国民作家ディケンズの代表作『クリスマス・キャ ロル』の英語劇が、インターナショナル・シアターカンパニー・ロンドン (ITCL) 第21回日本公演として、11月18日に名古屋国際高等学校であります。関心のあ る方は一緒にチケットを買いますので、御連絡を! http://www.oneworld.co.jp/theatre/j_theatre_about_christmas_carol2003.html 男性 教官 石部金吉 \(^O^)/ 【40】 彫刻・染色作品の展示 2003/10/06(Mon) From K.I. ヨーロッパ講座とは直接関係はありませんが、フランス語を公用語としているアフリカの マリ共和国の芸術の影響の下に日本人が制作した彫刻と染色の作品の展示のお知らせで す。作者は後藤由佳さんといい、マリで実際に作品の制作に当たられて帰国なさり、現在 は名古屋大学大学院文学研究科文化人類学専攻でマリにおける芸術制作過程の研究をなさ っています。今回は、マリで制作された彫刻・染色作品の一部を、美容院のショーウイン ドーを借りるかたちで展示します。場所は次のとおりです。 名古屋市東区東桜1-13-3 NHK名古屋放送センタービル8F 美容室ラ・モード・イワイ インターナショナル TEL 052 952 7520 多くの作品は店の外側から鑑賞できますが、一部は店内に展示されているそうです。 期間は10月4日からおよそ一カ月の予定だそうです。栄には多くの人が足を運ばれると思 います。ぜひ会場まで足を伸ばしてみて下さい。 【39】 投稿28について 2003/08/21(Thu) From 管理人 とある先生に指摘されて管理人がとんできました。この掲示板にはページ上の Brooks コーヒーを注文するときしか訪れていませんでしたので、責任を感じていま す。さて、投稿28については、御指摘どおり不適切ですので、削除しました。削除 すると、何か書いてあったのかと、更に気になる人がいるでしょうから、申し訳あ りませんが、投稿28もしばらくして削除させてもらいます。投稿28の院生さん、気 を悪くせずに、またどしどしカキコしてください。 男性 教官 馬鹿正直 ┓(´_`)┏ 【38】 投稿28について 2003/08/21(Thu) From 院生さんより 管理人さんへ 投稿28は大学の掲示板にはあきらかに不適切な文面かと思われるのですが、いかがでし ょうか。 男性 D1 【37】 Re:最近読んだ本から (親記事を見る) 2003/08/21(Thu) From K.I. > PS一昨日帰国したのですが、こちらのあまりの涼しさに驚いてい ます。 ストラスブールからお帰りなさい。それでストラスブールも暑かっ たのでしょうか? 体感は? 例年の名古屋の夏と比べると? 【36】 最近読んだ本から 2003/08/21(Thu) From 群青 『勝つための論文の書きかた』(文春新書)鹿島茂著 は非常に明解な上、ユーモアもあり、薦めます。 「論文の書きかた」など、「大学院で研究をする者=院生」 としてはとうに知っていようはずの知識との批判もありましょうが... 『ヘーゲル』(現代企画室)ジャン=リュック・ナンシー著 は最近翻訳されたばかりですが、「分有」に偏ったナンシーのイメージ を良い意味で裏切っており、好著です。訳者の解説も興味深く思われました。 PS一昨日帰国したのですが、こちらのあまりの涼しさに驚いています。 中性 D1 (_ _)Zzz 【35】 ヨーロッパからのお便りによせて 2003/08/12(Tue) From K.I. こんにちは。日本の新聞などでもヨーロッパの暑さはよく報道されています。特に 8月初めからの(3回目の?)熱波は現在さかんに報道されています。「クーラー どころか扇風機さえあまり持たない市民を直撃」、「逃げ場がなく、街全体がサウ ナ状態」といった調子です。この夏研究のためにヨーロッパに渡られた方々には、 見込み違いにならなければいいがと案じています。ただ、ヨーロッパの夏の湿度は 通例日本よりはかなり低いわけですが、今年の暑さの実感はどのようなものなので しょう? 今年の夏は日本でもやや変調をきたしており、名古屋でも梅雨が長引き、その後台 風が来たりで、これまでのところ、例年の日本有数の暑さとは少し趣を異にしてい ます。 今年の気候の変調が何に由来するのかはわかりませんが、連想はやはり一般的な環 境の悪化に向かってしまい、あまり有効な手を打てていないように見える現状には やはり焦燥感を覚えてしまいます。 【34】 ストラスブール便り 2003/07/31(Thu) From 群青 こんにちは。私も先月からフランスに来ています。革命記念日のパリは盛大なパレードと ともにお祭り騒ぎですが、ストラスブールではプティット・フランスという運河沿いの旧 市街地での花火見物を除いて、これといった出し物はありませんでした。とはいえ、アパ ートでは、隣人たちが朝から大統領の演説をラジオで聞いていたのには、さすがに驚かさ れました。ルペンとの決選投票の際のデモ行進など、いまだにこの国の革命の伝統衰えず といったところでしょうか。 【33】 パリ便り2 2003/07/30(Wed) From T.O. 皆様、こんにちは。今年度研修のためパリに滞在しており、<27>で一度この掲示板 に顔を出させていただいた者です。日本より一足早くバカンスを迎えているパリか ら、再びこちらの様子をお伝えしたいと思います。 フランスでは、今月中旬以降各地で天災が相次ぎました。まず、南西部の大西洋岸 のランド県とその周囲一帯が暴風雨に襲われ、家屋の倒壊や停電などの深刻な被害 がありました。その一方で、地中海岸のヴァール県やコルシカ島などでは、折から の猛暑で空気が乾燥していたため、数か所で同時多発的に森林の火災が発生して拡 大し、一般住民だけでなくキャンプ場の行楽客などにも被害が及んでおり、10日以 上経った現在でもまだ鎮火していません。また、南部の多くの県では、日照り続き で穀物の収穫量の減少が見込まれるため、酪農家は冬の飼料の備蓄を今から始めな ければならず、飼料不足で牛がやせてしまっているそうです。何だかフランス全土 が異常気象に包まれているような気がしてしまいます。 日本でも、九州では集中豪雨による土石流や崖崩れが起き、宮城の方でも大地震に よる災害があったようですね。何だか地球上の至る所で自然が猛威を振るっている ようで、こういうとき人間の無力さを感じずにはいられません。被害に合われた方 には本当にお気の毒ですが、これからの夏本番の時期に、これ以上事故や事件がな いことを祈るばかりです。 なお、今月の5日から27日までは、恒例のトゥール・ド・フランスが行われ、アメ リカのランス・アームストロングという選手が見事5連覇を果たしました。今年は 特に1903年にこのレースが始まってからちょうど100年目にあたる記念の年なの で、例年以上の盛り上がりを見せていたようです。開催期間中、こちらのテレビ (france 2)では、日本の日曜の午後にマラソンの中継を放送するような感じで、毎 日実況中継番組を流していました。本当に、傾斜角15〜20度くらいはあるのではな いかという急な山道が延々と続くコースを、自転車でぐいぐい登って行く映像は、 見ていて迫力がありました。 それでは、皆様にとって、この夏休みが楽しく実り多いものでありますように。 男性 教官 【32】 『デリダ、異境から』 2003/06/16(Mon) From 松浦宏信 こんばんわ 先日は『デリダ、異境から』の上映会+講演会に多数ご来場いただきまことにありがと うございました。 さて、来る7月1日(11:15、20:40)2日(11:15、20:45)に名古屋シネマテーク http://www.spice.or.jp/~cineaste/のほうでもこの映画が上映されるようです(2日は 20時から鵜飼哲先生のトークもあります)。もしご興味のおありのかたは、飯野先生なら びに松浦のところに割引スタンプつきのパンフレットがこざいますのでぜひご一報くださ い(私のメールボックスにも数部ありますのでご自由にどうぞ)。 よろしくおねがいします。 【31】 追体験型学会 2003/06/15(Sun) From 管理人 英国のヴィクトリア朝の有名な小説家にディケンズという人がいます。お札の顔に 数年前までなっていたのですが、漱石と違って早々と消えてしまいました。6月7 日に弘前で春季大会がありました。青森は文字通り「青い森」(針葉樹のせいだそ うです)が多く、とにかく人が少ない。弘前駅前は10人くらいしかいませんでし た。遠隔地で学会の出席者も例年の半分でしたが、最近はヴィデオ・オン・デマン ドでヴァーチャル・カンファレンスをウェッブ上に構築しているので、沖縄にいよ うがフランスにいようが、どこでも追体験できます。パソコンでの映像処理はまだ まだ時間がかかるので、ヴォランティア活動も大変ですが、喜んでもらうためには 気合いが入ります。関心のある方はどうぞ。 http://wwwsoc.nii.ac.jp/dickens/spring/03/vod/ 男性 教官 唯々諾々 (`_´メ) 【30】 Re:パリ便り (親記事を見る) 2003/06/09(Mon) From K.I. <29> では「テレビ局のHPは各自自分で探して下さい」と書きま したが、「リンク集」のページに英独仏のテレビ局(一局ずつです が)のHPへのリンクを新たに張っておきました。 また、<29> で書き忘れましたが、中央図書館の2Fの外国新聞の コーナーには、著名な外国新聞のふつうの紙面が航空便で届き、閲 覧できることは言うまでもありません。 【29】 Re:パリ便り (親記事を見る) 2003/06/06(Fri) From K.I. T.O. さん、とても興味深いパリ便りありがとうございます。 同じくフランスに滞在中の A さん、H さん、イギリスの K さんもぜ ひ、ヨーロッパ滞在中ならではの話題を提供してくださるようお願いし ます。 とはいえ、ヨーロッパには行きたくても今は日本で研究中という人の方 が多数派ですが、T.O. さんからの便りに関心しているとしたら、それ だけヨーロッパの情報から離れているということですよね。そこで、本 ホームページの「リンク集」から、ヨーロッパ各国の新聞社のHPに簡 単に移れるようにしてみました。ほかには、テレビ局のHPも利用でき ますね。こちらではニュースを動画で見ることもできるでしょう。 た だし、こちらは各自自分でHPを探して下さい。 アメリカからの英語情報はあふれていますが、同じ英語でもイギリスか らの情報や、独仏その他の情報はなかなか入ってきませんから、注意が 必要です。 私は朝の7時台にはなるべく NHK BS 放送の「おはよう世界のトップニ ュース」を流すようにしています。ここでかろうじて、ちょっとだけフ ランスのテレビ・ニュースにふれることができます。イギリスの BBC やドイツのニュースも(時間が違ったりしますが)流れています。BBC は、なにより CS放送のスカイ・パーフェクTV に専門チャンネルを持っ ていますね。 自宅で自由に BS や CS を聞くという環境にない学生さんには、ご存じ とは思いますが、名大図書館の3F海外衛星放送室(世界の窓)もお勧 めです。なぜかイギリスのテレビは流れていませんが、ドイツ、フラン スなどのテレビを見ることができます。ただし、他の国々の放送とテレ ビモニターを共有しているので、他の人とテレビの取り合いになるか も。なかなか自由に見られないようでしたら、利用者の立場から図書館 にテレビの増設を要望してもらえれば、私としてもありがたいです。 どんな放送を視聴できるかは、とりあえず次のHPを見て下さい。 http://www.nul.nagoya- u.ac.jp/guide_c/guide/sisetu/kaigai.html まだ行ったことのない人は足を運んでみましょう。 【27】 パリ便り 2003/05/26(Mon) From T.O. はじめまして。私はヨーロッパ講座外の人間なのですが、3月から研修でパリに滞 在しています。この掲示板の存在を知り、最近のこちらの様子を少しご紹介させて いただきたいと思いました。 このところフランスでは、政府の年金改革案に対する公務員の抗議行動が続いてい ます。先週はゼネストのため、パリ市内は地下鉄もRERもバスもまる2日半の間 8割方が止まってしまい、そのためほとんど身動きがとれず、本当に大変でした。 また、教員のデモもあちこちで行われており、下手に遭遇すると広い道路がなかな か渡れないことがあります。また、トゥールーズなどの地方都市では、教員が高校 で試験妨害を行うなど、事態はさらにエスカレートしているようです。 こうしたことは、確かにあまり穏やかな話ではありません。ですが、こちらの一般 の人たちは、ストで移動の足を奪われても、デモで道を塞がれても、こうした抗議 行動自体を批判するということはほとんどないようで、フランスの個人主義を今更 ながら強く感じます。まあ、お国柄の表れとして、とりあえずじっと見守るしかな いのかなと思っています。 男性 教官 【26】 デリダ映画上映会+講演会(再掲) 2003/05/02(Fri) From K.I. 来たる5月14日、国際言語文化研究科の主催で以下のような 「映画上映会+講演会」を開催します。 多くの方のご来場をお待ちします。 なお、以下でやや詳しい案内をご覧いただけます。 http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/tagen/europe/Derrida.htm 飯野和夫 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 映画上映会+講演会 ジャック・デリダ ロード・ムーヴィ『デリダ、異境から』 監督/サファ・ファティ 出演/ジャック・デリダ、ジャン=リュック・ナンシー 1999年/68分/カラー/フランス語(日本語・英語字幕) 同時開催 講演会 田所光男(名古屋大学 国際言語文化研究科) 「北アフリカからのユダヤ人−思想家、歌手、そしてお笑い芸人−」 布施 哲(名古屋大学 国際言語文化研究科) 「デリダ−政治的なるものへの抵抗」 * * * 日時/5月14日(水)16:30 会場/名古屋大学 文系総合館7Fカンファレンスホール (入場無料/上映後に懇談の席を用意しております) * * * 主催−名古屋大学大学院国際言語文化研究科 協賛−日本フランス語フランス文学会中部支部 協力−国際交流基金 アテネ・フランセ文化センター 【25】 学会の季節 2003/04/26(Sat) From K.I. <23>の書き込みで日本哲学会大会のプログラムを掲げてくれましたが、各種学会の 大会が開かれる季節になりました。「ヨーロッパ講座」のホームページの「リンク 集」のページの冒頭には「国内関係学会ホームページ」へのリンクを掲げていま す。ここから各学会のホームページへ移ることによって大会の情報を見ることがで きます。なお、最近「日本英文学会」にも、これまでなかったのが不思議だった ホームページができました。 全国大会はもちろん名古屋地区で開かれるわけではありませんので、実際には参加 できないかもしれません。でも、学生の人は、大会プログラムを見るだけでも、自 分の将来の研究発表をイメージすることなどもでき、いろいろ参考になると思います。 なお、今年は名古屋地区では、5月10日(土)、11日(日)に愛知県立大学で「日本 西洋史学会」の第53回全国大会が開かれます(「新着情報」のページにリンクあ り)。近接分野の学会ですし、興味深い発表もたくさんあるようですので、全国学 会の雰囲気を味わうことも含めて、ぜひ行ってみましょう。 男性 【24】 映画 2003/04/25(Fri) From 群青 こうしてみてみると、発表のタイトルには デリダの「デ」の字もありませんな というわけで、みなさん映画を見に行きましょう〜 【23】 お知らせ 2003/04/25(Fri) From 群青 5月17、18に東京で日本哲学学会が開催されます。 場所は東洋大学(文京区)です。 http://www.toyo.ac.jp/campus/hakusan.html 5月17日(土)<第1日目> 開場 10:00 10:00−12:00 研究発表 *研究発表第1会場(1204) ・ベルクソン哲学における自我の把握と直観 中根弘之 ・「無限に開かれた」地平と類型―「以下同様」という形式の無限を巡って 紀平知樹 ・ハイデッガーの「芸術作品の起源」における「詩作」概念 中村光一 *研究発表第2会場(1205) ・機械論における人間――ホッブズの身体観と情念 望月由紀 ・ジョン・ロックの所有権論 ――「人格に対する所有権」という概念をめぐって 今村健一郎 ・美的判断に関する二つの「常識」について――ヒュームの“Of the Standard of Taste”をめぐる考察 山口まり子 *研究発表第3会場(1206) ・プラトン『国家』第五巻における、能力としての「知識」 木酉子 ・ソクラテスとシアミスは何を知っているのか――プラトン『パイドン』74b2-3について 松井貴英 ・徳と認識 ―― トマス・アクィナスにおける親和性の認識 周藤多紀 *研究発表第4会場(1B15) ・『規則論』における想像と心身合一の問題――認識と問題解析における想像の役割 曽我千亜紀 ・感覚は無から生じるか ―― デカルトにおける「質料的虚偽」概念の一検討 山本祐歌 ・宇宙の合目的性―― デカルトにおける統制的概念 沢崎壮宏 12:00 委員会(2号館3階 第1会議室) 13:00−13:50 第55回総会(5号館地下2階 井上円了ホール) 14:00−17:00 シンポジウム(5号館地下2階 井上円了ホール) 「技術と倫理の根本問題は何か」 提題者 加藤 尚武 / 小林 傳司 / 札野 順 司会者 加茂 直樹 / 尾関 周二 18:00−20:00懇親会 (甫水会館3階 東洋大学東門前) (会費 6,000円) 5月18日(日)<第2日目> 10:00 開場 10:00−12:00 研究発表・ワークショップ *研究発表第1会場(1204) ・個別性と普遍性―― ショーペンハウアーの身体論 酒井 剛 ・ショーペンハウアーにおける聖性の現代的意義について 多田光弘 *研究発表第2会場(1206) ・数学的リサーチ・プログラムの方法論について 塚本高也 ・確率の解釈における主観説の数学的基礎 高須 大・横尾 剛 ・エピソード記憶と事実記憶との違いに関して 福田敦史 *研究発表第3会場(1206) ・アレントの判断論 亀喜 信 ・公共圏における和解―― ハーバーマスの「公共圏」論の欠損に対する一試論 箭内 任 ・デカルトの道徳論における意志 石田真衣子 *ワークショップ(1101) 「哲学教育を考える」 提題者 村上勝三/山口信夫/高山 守 司会者 宗像 恵 12:00 委員会(2号館3階、第1会議室) 13:00−14:20 研究発表 *研究発表第1会場(1204) ・存在と非必然性 ―― ライプニッツにおける未来非必然命題を手がかりに 町田 一 ・ライプニッツにおける「実在」概念 田子山和歌子 *研究発表第2会場(1206) ・西田幾多郎の絶対矛盾的自己同一の克服について 中富清和 ・日本語の四層と哲学的優位――日本語で哲学する教育 平田俊博 *研究発表第3会場(1206) ・カントの道徳性の原理における人格と目的の関係 松本大理 ・ヘーゲルの『論理学』と『エンチュクロペディー』おける始元論 小林裕明 *研究発表第4会場(1B15) ・心の機能と内的特性―― ウィリアム・ジェイムズの「経験」概念を手引きとして 冲永宜司 ・道徳的実在論と規則遵守問題 水本正晴 14:30−16:30 共同討議 *共同討議T 「知識と懐疑」(1101) 提題者 金山 弥平 / 伊藤 邦武 司会者 戸田山 和久 *共同討議U 「ナショナリズムと戦争」(1102) 提題者 吉田 傑俊 / 高橋 哲哉 司会者 種村 完司 16:30 終了 【22】 デリダ映画上映会+講演会 2003/04/24(Thu) From K.I. 来たる5月14日、国際言語文化研究科の主催で以下のような 「映画上映会+講演会」を開催します。 多くの方のご来場をお待ちします。 なお、以下でやや詳しい案内をご覧いただけます。 http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/tagen/europe/Derrida.htm 飯野和夫 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 映画上映会+講演会 ジャック・デリダ ロード・ムーヴィ『デリダ、異境から』 監督/サファ・ファティ 出演/ジャック・デリダ、ジャン=リュック・ナンシー 1999年/68分/カラー/フランス語(日本語・英語字幕) 同時開催 講演会 田所光男(名古屋大学 国際言語文化研究科) 「北アフリカからのユダヤ人−思想家、歌手、そしてお笑い芸人−」 布施 哲(名古屋大学 国際言語文化研究科) 「デリダ−政治的なるものへの抵抗」 * * * 日時/5月14日(水)16:30 会場/名古屋大学 文系総合館7Fカンファレンスホール (入場無料/上映後に懇談の席を用意しております) * * * 主催−名古屋大学大学院国際言語文化研究科 協賛−日本フランス語フランス文学会中部支部 協力−国際交流基金 アテネ・フランセ文化センター 【21】 Japan Penpal Club 2003/03/12(Wed) From 管理人 修士論文を外国語で書くとき、年末に大慌てしても、ネイティヴ・チェックは思う ように見つかりません。今のうちからネイティヴ・チェックしてくれそうな同年代 のペンパルをゲットしておきましょう。いくら親しくなっても全部をチェックして もらうのは虫がいいので、1章につき一人は必要です。直前になってもやってくれ ないので、少なくとも1年前くらいから懇意なペンパルになっておくべきです。手 前味噌ですが、お勧めは「日本ペンパルクラブ」、英語が中心ですが、ドイツやフ ランス人にカキコも時々あります。独仏人もアクセスしますので、ドイツ人やフラ ンス人が希望と書いてくれても、名大の学生であれば特別に許してあげます。 http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/~matsuoka/cgi-bin/penpal/bbs-penpal.cgi 男性 教官 無芸大食 (`_´メ) 【20】 Re:フランスより (親記事を見る) 2003/03/11(Tue) From K.I. 青山さん、フランスでのおもしろいお話をご報告いただきありがと うございます。 現在、講座関係の留学者はイギリスに一人、フランスに一人でしょ うか。4月からはフランスに一人、6月ころには同じくフランスに 一人新たに留学の予定です。さらに増える可能性もあります。加え て、3月後半には関係者2名がフランスに滞在と、渡航ラッシュで すね。そこで、渡航中のみなさん、ぜひ今後ともヨーロッパ各地の ホットな話題を提供してくださるようお願いします。 男性 【19】 映画情報 2003/03/10(Mon) From 群青 千種のシネマテックで、エリック・ロメールの映画が上映されます。 『獅子座』 『クレールの膝』 『O公爵夫人』 3月22(土)から28(金)まで 『グレースと公爵』 3月29(土)から4月11(金)まで 特に『グレースと公爵』はロメールにとって初めて歴史映画だということもあって、僕は 注目しています。出来事の乏しい日常を扱う、というロメールの固定したイメージが払拭 されるでしょう。手法的にも、背景となるフランス革命という歴史絵巻をCGで再生する ということで、興味深いものがあります。 L'Anglaise et Le Duc『グレースと公爵』(集英社文庫)も出版されました。くわしく は『ユリイカ』2002年11月号に特集があります。ロメールのインタヴューや、無名時代の 小説『エリザベト』なども紹介されています。 男性 M2 【18】 フランスより 2003/02/27(Thu) From 青山 こんにちは、現在フランス(ストラスブール)に留学中です。「何か書き込みを」 ということでしたが、授業の復習に追われ生活に何も変化がないので、大変遅くな ってしまいました。 先日22日(土)22時ごろ、意外にもフランスで地震がありましたので報告したいと思 います。震源は、ストラスブールのあるアルザス地方隣のヴォージュ(Vosges)県 St-Dieという街の辺り、マグニチュード5.4だそうです。被害者はゼロでしたが 建物にひびが入ったところもありました。9階にすんでる私は震度3近い揺れを5 秒ほど感じました。 フランスには地震がないと思っていたので、すぐにテロが頭をよぎりました。そう 勘違いしたフランス人も多かったようです。ル・モンド紙によると、去年9月末に もブルターニュ地方でマグニチュード5.4、1996年にスペイン国境近くでマグニチ ュード5が記録されたそうです。それ以前は1992年に一回。ある専門家のコメント で「ヴォージュ地方では1682年に一度、1984年にはマグニチュード4.6の地震が記 録されており、、、」と記事にありました。フランスは地震がとても少ない国らし いです。この記事を読んで私はむしろ安心しました。 女性 大学院生 【17】 講演会のお知らせ 2003/02/16(Sun) From 群青 日時が迫っておりますが、ご案内いたします。 ――――――――――――――――――――――――――― 第141回現代史研究会(シンポジウム) テーマ:「グローバリズムと帝国」 ーアントニオ・ネグリの「帝国」を主題としてー 参考文献:アントニオ.ネグリ、マイケル・ハート著『帝国』(以文社) 日 時: 2003年2月22日(土)13:00〜18:00 場 所: 明治大学・駿河台校舎 11号館43番教室 JR御茶ノ水駅下車・徒歩3分 会場費: 500円 論 者: 宇波 彰(明学大)・的場昭弘(神奈川大)・星野 智(中央大)・ 酒井隆史(大阪女子大)・仲正昌樹(金沢大) 司 会: 高橋順一(早稲田大) 主 催: 現代史研究会・アソシエ21 連絡先: 現代史研究会 連絡先 042-384-9007 【16】 Re:気になる点 (親記事を見る) 2003/02/05(Wed) From K.I. > 管理人さんへ > 投稿の下の右端にIPアドレスが表示されるようです。 > 特に問題はないのでしょうか?ちょっと心配ですが... この件はさっそく「管理人さん」が対応してくれました。後から初 めてこの掲示板を訪れた人には何のことかわからないのではないか と思い報告しておきます。 さて、群青さん、書き込みありがとう。今後、他の人も含めて、読 んだ本の紹介や批評を互いにしていくというのはとてもいいアイデ アだと思います。皆さん、ほんとに気軽にこの掲示板を利用して下 さい。 【15】 気になる点 2003/02/02(Sun) From 群青 管理人さんへ 投稿の下の右端にIPアドレスが表示されるようです。 特に問題はないのでしょうか?ちょっと心配ですが... 男性 M2 └|∵|┘ 【14】 はじめまして 2003/02/02(Sun) From 群青 はじめて投稿させていただきます。 最近読んだ本を紹介しますが、 ミケル・ボルク=ヤコブセン 『ラカンの思想』(法政大学出版) 解説によれば、本書は哲学史的(ギリシャから現代)観点から、コジェーヴからの影響や、 コギトの構造を持つ「主体」概念に焦点を当てています。哲学も精神分析も苦手な私でも そこそこ読めるので、要するに「学生向け」ということでしょう^O^ 男性 M2 └|∵|┘ 【13】 G・フィリップ映画祭割引券 2003/01/31(Fri) From K.I. このホームページの「新着情報」のページにも出ている「ジェラール・フィリップ 映画祭」(名演小劇場、2003年2月15日〜3月21日)ですが、私のもとに「特別割引 券」というものがあります。ご希望の方は私の研究室にお立ち寄り下さい。一般 1700円、高大生1400円が1300円になるというものです。「一般」の人には少しはい いかもしれませんが、学生の人にはあまり魅力はないでしょうかね。大学院生も 「高大生」の内なのでしょう? 男性 教官 軽佻浮薄 【12】 イギリスより 2003/01/24(Fri) From A.K こんにちは。本講座を修了し、現在はイギリスの大学に留学中です。こちらでは英 語教育のMAコースに在籍しております。イギリスで生活して改めて日本の良さを実 感しました。もちろん、イギリス生活も新鮮でまた違った良さがありますが。これ から修士論文作成に向けてこちらでアドバイスを求める事もあると思いますが、よ ろしくお願いします。私もイギリスの留学生活情報など提供できたら幸いです。 女性 大学院生 質素倹約 (^o^)// 【11】 大学院入試 2003/01/08(Wed) From 管理人さん 新春の候、毎日厳しい寒さに見舞われていますが、いかがお過ごしでしょうか。 平成15年1月14日(火)〜20日(月)、当部局では博士前期課程(二次募集) と博士後期課程の願書受付期間です。今回は、新たに日本語教育方法論講座、ジェ ンダー論講座、メディアプロフェッショナル論講座、高度専門職業人コースが新設 されますが、ヨーロッパ講座に入っても、これらの講座の授業はとれますので、大 学4年生のみならず、一般社会人でヨーロッパの文化を深く研究したい方は、ぜひ 当講座を受験してください。待ってます。受験希望者で、質問のある方はぜひ私ま でどうぞ。 男性 教官 浅学非才 \(^O^)/ 【6】 このホームページをよろしく 2002/12/31(Tue) From K.I. 11月中頃から作り始めていたヨーロッパ講座のホームページがようやく形をなして きました。ホームページの構築をしてくださった「管理人」さんに感謝します。さ て、この掲示板は講座の関係者(学生、教員)が出入りするカフェのような気持ち で利用していただきたいと思います。学外の方、他講座の方からの書き込みも歓迎 します。それから、ヨーロッパ関係の研究会、イベントなどの情報をぜひお寄せく ださい。そうした情報は新着情報のページでも取り上げさせていただくかもしれま せん。では、よいお年を。 男性 教官 【5】 どうだい!二番のり 2002/11/15(Fri) From 民人 ヨーロッパ講座で学んでいるものですが、 最近寒くってまいってます。 北の国からはるばる名古屋にやって来て、 夏は暑さで半殺しにあい、冬は冬でぶるぶるしてるんです。 北国生まれだから寒さには強いでしょう?なんてよく聞かれるけど、 やっぱりその土地に行けば冬は寒いもんです。 なーんて考えながらキーボードたたいてたら、妙に腹がへって きたので、もう寝ます。 男性 学生 22歳 O型 【3】 開始 2002/11/13(Wed) From 管理人 管理人です。こちらの掲示板は、学外だから何でもありです。とは いえ、誹謗や中傷でフレーミングにならないように!気軽に書き込 んでください。