東アジア言語文化講座
大学院生・修了生エッセイ集


謝平(D1)
 “活到老学到老”

  日本に来る前、私は大学を卒業した後、教師をしていました。中国語には“活到老学到老”[死ぬまで勉強し続ける]という諺がありますが、中国では仕事をやめて再び学生として学校に戻ることはあまりありません。日本に来たとき、年を重ねても勉強し続けるたくさんの日本人の姿を見て、とても感動して、私も頑張って大学院に入ろうと決めました。
 修士課程の二年間はあっという間に過ぎました。思えばこの二年間は緊張の連続でしたが楽しかったです。国際言語文化研究科にはその名が示すとおり、世界の国々から来た留学生が大勢います。授業の際、または研究室の中でも国際的なコミュニケーションと異文化体験ができます。そして何より魅力的なのは、ここにはすばらしい先生がいっぱいいらっしゃることです。私たちに厳しいところがある一方、いつも友達のように丁寧でやさしく指導してくださいます。大学院に入って本当によかったといつもそう思います。
 しかし、二年間はあまりにも短すぎると痛感しました。一年目は単位取得のために、正直研究は思うように進みませんでした。そして、二年目は研究の仕方などが徐々に分かってきたと思ったら、多くの課題を残したまま、終わってしまいました。二年前に戻れれば、もっと勉強したいという気持ちでいっぱいです。しかし、後悔先に立たず、時の流れを元に戻すことはできません。この二年間でチャンスをつかみ、目標を立て、時間を大切にしなければならないということが私たち修了生にはよく分かりました。
 もうすぐ桜の時期が終わろうとしています。一緒に勉強してきた同級生とは別れて、皆それぞれ自分の道に進みました。私はここに惹きつけられ、後期課程の試験を受けて、進学することになりました。いよいよ新学期が始まります。“一年之計在于春”[一年の計は春にあり]。精一杯頑張るつもりです。(2007年4月10日)