2008年度 日言文シラバス
  

☆ 下記の内容は変更することがあります。掲示等に注意してください。

日 本 言 語 文 化 学 講 座
言語文化学原論a
 ◇講義題目:超近代芸術」としての歌舞伎をめぐって―役者と役柄の二重性と観客席への開かれたかたちを手がかりに―(1)
 ◇担当教員: 柴田庄一 (前期、月・4、総623)
 ◇オフィス・アワー: 火(13:00〜14:00) またはメールで相談
 ◇授業内容:
<講義目的と講義内容>
 本セミナーでは、二年間にわたり、「超近代芸術」にして「総合芸術」としての歌舞伎を取り上げ、なるべく多角的な視点からのアプローチを試みることで、併せて「近代芸術(文学)」の有する狭隘性やその問題点についても検討してみたい。
 今年度(前後期通じて)は、とりわけその基礎作業として、1)江戸の「荒事」/上方の「和事」―歌舞伎演劇の地域的特性、2)「花道」をもつ劇場空間と観客(席)との関係、3)役者と役柄の二重性、4)動中の静/静中の動―「見得」と「飛び六方」のドラマトゥルギー、5)「技芸」の手ほどきとその達成―黄金時代に並び称せられた「團菊」の芸談、6)「名題の襲名披露」―伝統文化の継承と発展、7)上方和事の再興―平成の坂田藤十郎襲名の舞台裏、8)音曲と舞踊の身体所作、9)「型」に入り、「型」を抜ける、とはどういうことか―「女形」芸の精進と体得、10)「道無限」とはどういう意味か、といった具体的なトピックスを手がかりに、可能なかぎり多様な観点からのアプローチを加えながら、順次、考察を進めてゆく予定である。
 教室では、それぞれ個別の課題につき、各受講者に簡単なレポートを課し、その口頭発表をもとに全員の共同討議を中心にすすめる予定なので、主体的に参加する用意のある学生諸君の積極的な受講を期待する。(なお、演目のいくつかについては、必要に応じて、DVD映像での鑑賞をも折り混ぜるつもりでいる)。
 ◇教科書ならびに参考文献:
   ここでは安価で、比較的入手しやすい冊子を挙げるにとどめる。
   1.赤江 瀑『赤江瀑の「平成」歌舞伎入門』(学研新書)
   2.田口章子『江戸人と歌舞伎』(青春出版社)
   3.赤坂治績『江戸の歌舞伎スキャンダル』(朝日新書)
   4.渡辺 保『歌舞伎 過剰なる記号の森』(ちくま学芸文庫)
   5.郡司正勝『かぶき発生史論集』(岩波現代文庫)
   6.諏訪春雄『歌舞伎の源流』(吉川弘文館)
   7.山川静夫『名手名言』(中央法規)
   8.長谷部 治『菊五郎の色気』(文春新書)
   9.市川猿之助『スーパー歌舞伎』(集英社新書)
   10.その他、各種の芸談が興味深いので、なるべく広範に、また積極的に探索することが求められる。
 ◇履修条件:
   参加するに当たっては、必ずしも特段の予備知識は必要としないが、できれば、上記の入門書の二、三冊ていどは、予め一読しておくことが望ましい。
 ◇成績評価:
   年一回の課題論文を中心に、普段のレポートおよび共同討議への貢献度等を考慮して、総合評価する(したがって、年間を通しての受講が望ましい)。


言語文化学原論b
 ◇講義題目: 「超近代芸術」としての歌舞伎をめぐって―役者と役柄の二重性と観客席への開かれたかたちを手がかりに―(2)
 ◇担当教員: 柴田庄一 (後期、月・4、総623)
 ◇オフィス・アワー: 火(13:00〜14:00) またはメールで相談
 ◇授業内容:
 そもそも「歌舞伎」の発祥は、17世紀初頭の出雲の阿国の「念仏踊り」に遡るとされ、また、最初の盛期は17世紀末から18世紀の前半と目されるので、れっきとした前近代に成立した芸術形態である。とはいえ、もう一方で、維新以降の近代日本の荒波をも乗り越えて生き延びたという意味では、単に「前近代」とか「近代」といった枠組みには決して収まりきらない側面をもつ点もまた見落とすわけにはいかない。したがって、言うならば「超近代芸術」とでも称すべき歌舞伎は、いわゆる「近代芸術(文学)」のスタイルには包摂しきれない特異性を有していると見ることもできる。では、その「特異性」とはどういうものなのか。それがまた、「現代芸術」の一つとして認められる所以とはいったい何か。こうした問題群の追究は、同時に、そもそも「近代芸術」とされるものの特徴について、さらには、「近代化」それ自体が内包する問題性についても、新たな何事かを逆照射してくれるものと期待されよう。
<講義目的>
 本セミナーでは、二年間にわたり、「超近代芸術」にして「総合芸術」としての歌舞伎を取り上げ、なるべく多角的な視点からのアプローチを試みることで、併せて「近代芸術(文学)」の有する狭隘性やその問題点についても検討してみたい。後期は、前期の内容を引き継いで、さらなる展開を目指す。
<講義内容>
 今年度(前後期通じて)は、とりわけその基礎作業として、1)江戸の「荒事」/上方の「和事」―歌舞伎演劇の地域的特性、2)「花道」をもつ劇場空間と観客(席)との関係、3)役者と役柄の二重性、4)動中の静/静中の動―「見得」と「飛び六方」のドラマトゥルギー、5)「技芸」の手ほどきとその達成―黄金時代に並び称せられた「團菊」の芸談、6)「名題の襲名披露」―伝統文化の継承と発展、7)上方和事の再興―平成の坂田藤十郎襲名の舞台裏、8)音曲と舞踊の身体所作、9)「型」に入り、「型」を抜ける、とはどういうことか―「女形」芸の精進と体得、10)「道無限」とはどういう意味か、といった具体的なトピックスを手がかりに、可能なかぎり多様な観点からのアプローチを加えながら、順次、考察を進めてゆく予定である。
 教室では、それぞれ個別の課題につき、各受講者に簡単なレポートを課し、その口頭発表をもとに全員の共同討議を中心にすすめる予定なので、主体的に参加する用意のある学生諸君の積極的な受講を期待する。(なお、演目のいくつかについては、必要に応じて、DVD映像での鑑賞をも折り混ぜるつもりでいる)。
 ◇教科書ならびに参考文献:
   ここでは安価で、比較的入手しやすい冊子を挙げるにとどめる。
   1.赤江 瀑『赤江瀑の「平成」歌舞伎入門』(学研新書)
   2.田口章子『江戸人と歌舞伎』(青春出版社)
   3.赤坂治績『江戸の歌舞伎スキャンダル』(朝日新書)
   4.渡辺 保『歌舞伎 過剰なる記号の森』(ちくま学芸文庫)
   5.郡司正勝『かぶき発生史論集』(岩波現代文庫)
   6.諏訪春雄『歌舞伎の源流』(吉川弘文館)
   7.山川静夫『名手名言』(中央法規)
   8.長谷部 治『菊五郎の色気』(文春新書)
   9.市川猿之助『スーパー歌舞伎』(集英社新書)
   10.その他、各種の芸談が興味深いので、なるべく広範に、また積極的に探索することが求められる。
 ◇履修条件:
   参加するに当たっては、必ずしも特段の予備知識は必要としないが、できれば、上記の入門書の二、三冊ていどは、予め一読しておくことが望ましい。
 ◇成績評価:
   年一回の課題論文を中心に、普段のレポートおよび共同討議への貢献度等を考慮して、総合評価する(したがって、年間を通しての受講が望ましい)。


言語文化学方法論a
 ◇講義題目: 明治初期記録『米欧回覧実記』に見る日本人の西洋体験
 ◇担当教員: 福田眞人 (前期、月・3、総619)
 ◇オフィス・アワー: 月(14::40−15:40)またはメールで相談
 ◇授業内容:
<講義目的>
 文化事象を、歴史的背景と記録の詳細な読解から分析・考察する方法、方法論を身に付ける訓練をする。
 明治維新がなるや日本新政府が腐心したことは、近代化、西欧化であった。殖産興業、富国強兵策はすべてその線上にあった。しかし、西洋列強との早期に交わした友好通商条約が、不平等条約であることに気付いた日本は、一大交渉団を組んで米欧を回覧し、外交交渉をしつつ、諸文化を閲し、有用な技術を正確に本国に伝えようとした。
 これが参議岩倉具視を団長とする、日本政府の要人を殆ど尽くした回覧団であり、その正式記録が久米邦武による『米欧回覧実記』である。この実記の成立過程を検証しつつ、日本人の見た「外国」記述の妙を探る。
<講義内容>
   1. 明治維新の経過
   2. 明治維新の目指すところ
   3. 外国との交渉の歴史
   4. 不平等条約と米欧回覧団の成立
   5. 都市の記述(明治の日本との比較)
   6. 外交団の見たカリフォールニア
   7. 汽車での移動:機関車の歴史
   8. 製鉄の歴史
   9. 寺子屋と学校:教育史
  10. 病人と病気と医学、盲学校
  11.都市の機能:水道、下水道、道路、ごみ
  12. 第1章の読解(学生発表)テーマの自由設定による
  13. 第2章の読解(学生発表)テーマの自由設定による
  14. 第3章の読解(学生発表)テーマの自由設定による
  15. まとめ
 ◇教科書:
   久米邦武『米欧回覧実記』第1巻(岩波文庫)
 ◇参考文献:
   特になし
 ◇履修条件:
   特になし
 ◇成績評価:
   口頭発表・レジュメ(40%)、授業中の議論参加度合いおよびパーフォーマンス(20%)、最終レポート(論文)(40%)


言語文化学方法論b
 ◇講義題目: 明治初期記録『米欧回覧実記』に見る日本人の西洋体験
 ◇担当教員: 福田眞人 (後期、月・3、総619)
 ◇オフィス・アワー: 月(14:45−15:45)またはメールで相談 
 ◇授業内容:
<講義目的>
 文化事象を、歴史的背景と記録の詳細な読解から分析・考察する方法、方法論を身に付ける訓練をする。
明治維新がなるや日本新政府が腐心したことは、近代化、西欧化であった。殖産興業、富国強兵策はすべてその線上にあった。
 しかし、西洋列強との早期に交わした友好通商条約が、不平等条約であることに気付いた日本は、一大交渉団を組んで米欧を回覧し、外交交渉をしつつ、諸文化を閲し、有用な技術を正確に本国に伝えようとした。
これが参議岩倉具視を団長とする、日本政府の要人を殆ど尽くした回覧団であり、その正式記録が久米邦武による『米欧回覧実記』である。この実記の成立過程を検証しつつ、日本人の見た「外国」記述の妙を探る。
<講義内容>
   1. 米欧回覧団の結成とその時代的背景、さらに『回覧実記』成立の過程
   2. 英国とはそもそもなにか
   3. 英国滞在の全体像
   4. リバプール紀行
   5. 英国貿易
   6. 製鉄の系譜
   7. ロンドン紀行
   8. 社会構造と貧困、孤児対策
   9. ピトロクリの経験:使節団と漱石
  10. 学生の発表(自由設定のテーマ1)
  11. 学生の発表(自由設定のテーマ2)
  12. 学生の発表(自由設定のテーマ3)
  13. 学生の発表(自由設定のテーマ4)
  14. まとめ 1
  15. まとめ 2
 ◇教科書:
   久米邦武『米欧回覧実記』第2巻(岩波文庫)
 ◇参考文献:
   特になし
 ◇履修条件:
   特になし
 ◇成績評価:
   特になし


言語文化交流論a
 ◇講義題目: 複数文化を生きた日本語作家
 ◇担当教員: 涌井 隆 (前期、金・3、総623)
 ◇相談時間: 火曜日4時間目 またはメールで相談
 ◇授業内容:
<講義目的>
 明治以降に日本語で表現した作家(教育者、言論人、ジャーナリストなども含む)の中で豊富な異文化経験を持っていた人たちの作品を読みます。個人を通して歴史を学ぶのが目的です。
<講義内容>
 一緒に読むのは、次の人たちです。新渡戸稲造『武士道』、鈴木大拙『禅と日本文化』、堀田善衛『インドで考えたこと』、アレックス・カー『美しき日本の残像』、村上春樹『やがて哀しき外国語』、李良枝 『由煕』など。
 一人に二回の授業を使います。作品の名前を一応挙げましたが、かならずしも全員が同じテキストを読まなくてもいいと考えています。ただ何かを読んできて下さい。他人が書いた解説文ではなくて、作家本人が書いた文章です。一回目は作家の文章について話し合い、2回目の授業では、評論や論文を探してきて話し合います。
 ◇教科書:
   なし
 ◇参考文献:
   なし
 ◇履修条件:
   特になし
 ◇成績評価:
   授業参加の度合い、期末のレポート、口頭発表を総合的に判断して成績をつけます。レポートは出来が悪いと書き直してもらいます。私が指摘した点を直して改善が見られれば評価は上がります。そのため、レポートを出した後長い旅行に出たりすると、書き直す機会を失い悪い成績がつく可能性があります。


言語文化学原論b
 ◇講義題目: 外国詩の日本語への翻訳
 ◇担当教員: 涌井 隆 (後期、金・3、総623)
 ◇相談時間: 火曜日5時間目  またはメールで相談
 ◇授業内容:
<講義目的>
 英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語、などの外国語の詩を日本語に翻訳することによって、外国語と詩の理解を深め、日本語の上達を目指す。
<講義内容>
 一回の授業で一編の詩を扱います。詩人と詩はまだ未定ですが、シェイクスピア、ロセッティ、ボードレール、リルケ、ホイットマン、ディッキンソン、ネルーダ、トランストロンメルなどを考えています(リストは開講の時期まで流動的です)。
 上記以外の言語でも参加者が語句の意味と文の構造を説明出来、他の受講者が辞書を引くことが出来る言語である場合問題ありません。毎回の授業でお互いの翻訳を批評し合います。日本語が母語ではないとか、詩は難しいとか、怖じ気づいてしまう必要はありません。
 日本語が母語でないからこそ優れた翻訳が生まれる可能性もあります。中国語が母語の人が受講する場合、優れた中国詩人を紹介してもらえると嬉しいです。
 ◇教科書:
   なし
 ◇参考文献:
   なし
 ◇履修条件:
   特になし
 ◇成績評価:
   授業参加の度合い、翻訳の出来具合、日本語の能力を総合的に判断して評価を出します。




日 本 語 教 育 学 講 座
日本語教育学原論a
 ◇講義題目:対照言語学と言語教育
 ◇担当教員: 小坂光一 (前期、火・3、A会議室)
 ◇オフィス・アワー: 月・金(15:00〜16:00)
 ◇授業内容:
<講義目的>
 言語教育への応用を目的とした言語研究の方法を学ぶこと
<講義内容>
 動詞句や名詞句による表現をめぐる諸問題を言語学的、言語教育学的に考察する。具体的には
  1) 日本語の時称、アスペクト/動作様態、モダリティ
  2) 「否定」、「条件」などにまつわる諸問題
  3) Thema-Rhema 構造(主題化)をめぐる諸問題
  4) 事象の成立・存在、状態の発生・存在と命題の存在
などの中から、日本語に関するいくつかの具体的な問題点を選び出し、それを欧米言語(英語、ドイツ語、フランス語、オランダ語、ロシア語など)やアジアの言語(朝鮮・韓国語、中国語、アイヌ語など)と比較して考察を加えながら日本語の誤用分析を行い、言語干渉にまつわる問題を理論的に整理する方法をさぐる。参加者が必ずしも多くの言語を知っている必要はないが(しかし、最低日本語とその他の1ヶ国語ができることが必要)、参加者の母語や学習した言語が多様であればそれだけ対照の範囲が広がり、面白いものとなろう。ときどき、口頭によるレポートをしていただく。どちらかと言えば理論的な内容を取り扱うので、少々頭を使う。既成の概念に基づく考察ではなく、言語学における新しい発想の展開を歓迎するとともに、それを高く評価する。言語教育への応用を念頭においた考察を期待する。次のような項目を扱う予定。
  1)時称、アスペクト、モダリティを扱う際の術語の概念の解説。時称の選択に関する理論的考察
  2)動作・現象・状態の成立・存在とアスペクト的要素の関連
  3)成立・存在表現と条件文の関連。受講者側の口頭レポート
  4)述語否定・命題否定と条件文の関連。場所表現にまつわる問題点。 誤用分析とその応用
 ◇教科書:
   なし
 ◇履修条件:
   1)演習・実習形式の授業なので、毎回出席できることが授業参加及び単位取得の条件となる。
   2)前期課程の学生で、後期に開講される「日本語教育学原論b」を受講する人は、前期開講の「日本語教育学原論a」も受講すること(ただし、「日本語教育学原論a」のみの受講も可)
   3)後期課程の学生で、「日本語教育学原論b」の受講を希望する人は4月の段階で届け出てください)
 ◇成績評価:
   1)授業での口頭発表、授業への貢献度(それぞれの学生に適した課題を課する。当該学生は授業において口頭発表すること)
   2)動詞句の性質にまつわる問題点と解決策について論じた筆記レポート(これに関しては別途口頭で指示する)
 ◇注意事項:
   1)演習・実習形式の授業なので、毎回出席できることが授業参加及び単位取得の条件となる。
   2)参考文献は必要に応じて授業中に指示する。教材としては主にプリントを使用する。


日本語教育学原論b
 ◇講義題目:言語教授法
 ◇担当教員: 小坂光一 (後期、火・3、スタジオ)
 ◇オフィス・アワー: 月(14:00〜15:00)、月・金(15:30〜16:30)(またはメールで相談)
 ◇授業内容:
<講義目的>
 非母語でのコミュニケーションの涵養を目的とした言語教授法を体験すること
<講義内容>
 TPR(全身反応教授法)や CLL(コミュニティ言語学習法)といった、一風変わった教授法の実習(実験)を行なう。参加者にとって未知の言語(トルコ語の予定)を到達言語として選んで体験学習をし、 半年でどれくらい覚えられるかの実験をする。ただし、この場合の「どれくらい覚えられるか」というのは、「予習や復習をして、さんざん苦労してどれだけ覚えられるか」ということではなく、「何も苦労しないで、放っておいてどれくらい学習効果をあげられるか」という意味である。
日本語教育学原論bはどちらかと言えば行動的な授業であり、少々体力を使う。頭を使うかどうかはその人次第。効果的教授法のための新しい発想の展開を期待するとともに、それを高く評価する。
  授業予定
1.言語教授法の概説(参加者の口頭発表)(第1週目)
2.TPRの実習(第2週目〜10週目)
3.CLLの実習(第11週目〜14週目)
4.TPR と CLL に関する受講者の口頭レポート(第15週目、授業最終日)
5.期末試験(第16週目)
 ◇教科書:
   なし
 ◇履修条件:
   1)前期課程の学生の場合は、前期開講の「日本語教育学原論a」を受講していること(「日本語教育学原論 a」を受講せずに「日本語教育学原論 b」のみを受講することはできません)
   2)演習・実習形式の授業なので、毎回出席できること
   3)後期課程の学生で、「日本語教育学原論 b」の受講を希望する人はあらかじめ4月の段階で届け出てください)
 ◇成績評価方法・基準など:
   1)実習前の口頭発表(第1週目)
   2)実習での貢献度
   3)実習後の口頭発表
   4)期末試験(第16週目)
 ◇注意事項:
   1)演習・実習形式の授業なので、毎回出席できることが授業参加及び単位取得の条件となる。
   2)参考文献は必要に応じて授業中に指示する。教材としては主にプリントを使用する。
   3)主として国際言語文化研究科棟4階のスタジオを使用する(必要に応じてA会議室も使用する)。
   4)実習形式の授業なので、TAとともに実習の準備と実習の後片づけをすること
   5)http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/~kosakak/graduate.htmlにも内容説明及び実習風景の写真あり。


日本語教授法概論a
 ◇講義題目: 日本語教育の基礎
 ◇担当教員: 鷲見幸美 (前期、火・2限、総609)
 ◇オフィス・アワー: 火(13:00〜16:00)
 ◇授業内容:
<講義目的>
 多様な日本語教育現場において、多様な学習者を前に、適切な意志決定と問題解決ができるようになることを目指し、実践的基礎知識を身に付ける。
<講義内容>
   1. 日本語教師としてのビリーフ
   2. 日本語学習者の多様性・個別性(1)
   3. 日本語学習者の多様性・個別性(2)
   4. 日本語学習者の多様性・個別性(3)
5. 日本語学習のニーズと目標
   6. 日本語学習のシラバス
   7. 日本語学習のカリキュラム
   8. 外国語教授法と日本語教育(1)
   9. 外国語教授法と日本語教育(2)
  10. 外国語教授法と日本語教育(3)
  11. 外国語教授法と日本語教育(4)
  12. ディベート1
  13. ディベート2
  14. ディベート3
  15. 日本語学習と教師の役割
 ◇教科書:
   なし
   ◇参考文献:
   小柳かおる(2004)『日本語教師のための新しい言語習得概論』スリーエーネトワーク.
   ジャック・C・リチャーズ&シオドア・S・ロジャース(2007)『アプローチ&メソッド世界の言語教授・指導法』東京書籍.
   日本語教育学会(編)(1991)『日本語教育機関におけるコース・デザイン』凡人社.
 ◇成績評価:
   平常点(20%)、口頭発表・レジュメ(20%)、ディベート(20%)、課題レポート(40%)


日本語教授法概論b
 ◇講義題目: 日本語指導の実際
 ◇担当教員: 鷲見幸美 (後期、火・2限、総609)
 ◇オフィス・アワー: 火(13:00〜116:00)
 ◇授業内容:
<講義目的>
 自分の教える学習者にとって最適な教授活動を行うことができるようになることを目指し、実践的教授活動能力を養う。
 <講義内容>
   1. ニーズ分析(1)
   2. ニーズ分析(2)
   3. 初級の指導
   4. 中・上級の指導
   5. 授業見学
   6. 話すことの指導(1)
   7. 話すことの指導(2)
   8. 読むことの指導(1)
   9. 読むことの指導(2)
  10. 書くことの指導(1)
  11. 書くことの指導(2)
  12. 教材分析(1)
  13. 教材分析(2)
  14. 教師行動・教室内インターアクション
  15. 日本語教育実習に向けて
 ◇教科書:
   なし
 ◇参考文献:
   川口義一・横溝紳一郎(2005)『成長する教師のための日本語教育ガイドブック(上)』ひつじ書房.
川口義一・横溝紳一郎(2005)『成長する教師のための日本語教育ガイドブック(下)』ひつじ書房.
日本語教育学会編(1995)『タスク日本語教育』凡人社. 
 ◇履修条件:
   日本語教育についての基礎知識が十分でない人は、「日本語教授法概論a」を履修していることが望ましい。来年度の日本語教育実習参加は「日本語教授法概論b」の単位を修得していることが必須条件となる。実習参加を希望している人は、必ず履修すること。
 ◇成績評価:
   平常点(20%)、授業への貢献(20%)、授業内課題(30%)、課題レポート(30%)。


日本語教授法及び実習
 ◇講義題目: 日本語教育実習
 ◇担当教員: 鷲見幸美 (通年、火・5 総623)
 ◇オフィス・アワー:火(13:00〜116:00)
 ◇授業内容:
<講義目的>
 1. 教育実習を通して、高度な日本語教授能力を養う。
 2. 自らの授業を客観的に分析し、それを基に自らの教授能力を高める力を養う。
<講義内容>
 1. 履修登録前(2008年2月12日〜2月25日)に春季実習を行う。
 2.  春季実習を踏まえて
 2-1. 春休みに行った春季実習を多角的に検討し、各自が自分の長所、短所を探り、授業改善のための課題を考える。
 2-2. 春季実習に現れた一般的な問題を取り上げ、対応策を検討する。
 3.  夏季実習にむけて
 3-1. これまでの実習報告書を検討し、本年度実習の参考とする。
 3-2. 各自、実習に向けてニーズ分析を行い、コース・デザインに取り組み、教材を選定あるいは開発し、教案を作成する。同じ所で実習に臨む者はグループで作業にあたる。
 4. 夏季実習を行う。
 5. 実習報告書を作成する。
 *履修登録者数が少ない場合には、夏季実習に代えて、教室内模擬実習を行う可能性がある。
 ◇教科書:
   なし
 ◇参考文献:
   名古屋大学大学院国際言語文化研究科日本言語文化専攻(1998-2007)『日本語教育実習報告』(本専攻HP公開)
   名古屋大学日本語教育研究グループ編(2002)『A Course in Modern Japanese :revised edition』Volume One & Two, 名古屋大学出版会.
   横溝紳一郎(2000)『日本語教師のためのアクション・リサーチ』凡人社.
 ◇履修条件:
   2007年度に「日本語教授法概論」の単位を修得し、春休みに行われた春季実習に参加していること。休学等によりその条件に当てはまらない場合には、担当教員に相談すること
 ◇成績評価:
   実習への取り組み(40%)、授業への貢献(20%)、授業内課題(20%)、最終レポート(20%)


対照表現論演習 I a
 ◇講義題目: 類義語の分析
 ◇担当教員: 鷲見幸美 (前期、水・3、総609)
 ◇オフィス・アワー: 火(13:00〜16:00)
 ◇授業内容:
<講義目的>
  語の意味、及び、その分析方法について理解と考察を深め、類義語の意味を分析する力を養う。
<講義内容>
   1.さまざまな辞書における語の記述
   2.語と語の意味関係と意味の類似性(1)
   3.語と語の意味関係と意味の類似性(2)
   4.語の意味
   5.語の意味の言語間対応
   6.語の意味と文型・コロケーション
   7.類義語分析の方法
   8.類義語分析の実際(1)
   9.類義語分析の実際(2)
  10.類義語分析の実際(3)
  11.類義語分析の実際(4)
  12.類義語分析の実際(5)
  13.学生による発表
  14.学生による発表
  15.学生による発表
 ◇教科書:
   なし
 ◇参考文献:
   国広哲弥(1982)『意味論の方法』大修館書店.
   国広哲弥(1997)『理想の国語辞典』大修館書店.
   森田良行(1996)『意味分析の方法ー理論と実践』ひつじ書房.
 ◇成績評価:
   平常点(20%)、口頭発表・レジュメ(40%)、課題レポート(40%)


対照表現論演習 I b
 ◇講義題目: 語彙指導の方法
 ◇担当教員: 鷲見幸美 (後期、水・3限、総609)
 ◇オフィス・アワー:火(13:00〜116:00)
 ◇授業内容:
<講義目的>
  語彙知識・語彙習得について理解と考察を深め、語彙指導のあり方、及び、具体的指導法を考える。
 <講義内容>
   1.日本語教育における語彙指導・語彙学習の現状
   2.語彙学習教材と語彙学習ストラテジー
   3.効果的な語彙の導入(第1章)
   4.語彙の定着を図る指導(第3章)
   5.語彙を増やす指導(第4章)
   6.さまざまな語彙指導(第5章)
   7.語彙はいかに蓄えられているか(第8章)
   8.語彙習得のモデル(第9章)
   9.語彙と文法はいかに関連しているか(第10章)
  10.バイリンガルレキシコン(第11章)
  11.日本語学習者による語彙習得
  12.認知言語学と語彙指導 
  13.学生による発表
  14.学生による発表
  15.学生による発表
 ◇教科書:
   なし
 ◇参考文献:
   門田修平(編著)(2003)『英語のメンタルレキシコン』松柏社 
   望月正道・相沢一美・投野由紀夫(2003)『英語語彙の指導メニュアル』大修館書店
 ◇履修条件:
   特になし
 ◇成績評価:
   平常点(20%)、口頭発表・レジュメ(40%)、課題レポート(40%)。


対照表現論演習 II a
 ◇講義題目: 日常会話の法則を探る
 ◇担当教員: 杉村 泰 (前期、金・4、国言棟1階演習室)
 ◇オフィス・アワー: 火(8:30〜10:30)またはメールで相談
 ◇授業内容:
<講義目的>
 この授業では日常会話の中に潜む会話の法則を探る。雑談、ビジネス会話、ディベート、テレビドラマ、ニュースなど受講生の関心に応じてデータを収集し、そこに見られる会話の特徴を分析する。
<講義内容>
 (前半)担当教員主導の授業
  1. 会話の文法
  2. テレビドラマ・漫画・コマーシャルの会話と日常会話
  3. 会話コーパス・作文コーパスの利用
  4. 文法教育と会話教育
  5. 教科書第1話:「言葉の生活習慣病」にご用心
 (後半)受講生による発表
  6. 教科書第2話「ため口は許されるのか」から
  7. 様々な日本語データを収集し、日本語教育に役立つ教材を開発する
 ◇教科書:
   梶原しげる『そんな言い方ないだろう』(新潮新書)
 ◇参考文献:
   池上嘉彦『〈英文法〉を考える』(ちくま学芸文庫)
   清水義範『日本語必笑講座』(講談社文庫)
   清水義範『日本語の乱れ』(集英社文庫)
   土屋賢二『われ笑う、ゆえにわれあり』(文春文庫)
   米原万里『不実な美女か 貞淑な醜女か』(新潮文庫)
 ◇履修条件:
   この授業は演習形式で行う。授業中の積極的な発言や作業を期待する。対照表現論演習 II b と合わせて履修することを原則とする。
 ◇成績評価:
   授業での発表(25%)、討論参加(25%)、コーパス作成(25%)、レポート(25%)


対照表現論演習 II b
 ◇講義題目: 日常会話の法則を探る
 ◇担当教員: 杉村 泰 (後期、金・4、国言棟1階演習室)
 ◇オフィス・アワー: 火(8:30〜10:30)またはメールで相談
 ◇授業内容:
<講義目的>
 前半は対照表現論演習 II a で得た知識を前提として、引き続き受講生による発表を行う。後半は日本語会話教材を作成して授業で公開する。
 <講義内容>
 (前半)受講生による発表
  1. 教科書の内容を基に発表する
  2. 教科書が終わったら自分で採取した会話資料を使う
 (後半)教材の作成と発表
  3. 会話教材を作成し、実用に供するものに仕上げる(グループ作業)
  4. 作成した会話教材は、著作権に反しない範囲でWebで公開する。
    (参照) http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/nichigen/menu5.html
 ◇教科書:
   対照表現論演習 II a と同じ
 ◇参考文献:
   対照表現論演習 II a と同じ
 ◇履修条件:
   対照表現論演習 II a を履修していることを前提とする。
 ◇成績評価:
   授業での発表(25%)、討論参加(25%)、コーパス作成(25%)、教材作成(25%)


第2言語習得研究概論a
 ◇講義題目: 外国語としての日本語の学習・習得について理解・研究する
 ◇担当教員: 池田佳子 (前期、水・2、国言棟2階B演習室)
 ◇オフィス・アワー:
    火(15:00〜16:00)、木(13:00〜14:00)またはメールで相談
 ◇授業内容:
<講義目的>
 SLA 研究主分野をカバーしながら、日本語を第二言語とする学習者の習得について考察して行く。心理学的視点・認知的視点から捕らえたSLA理論の基礎と、質的および量的リサーチを行う上で必要な知見を得て、リポートなどを通じてその演習を行う。
<講義内容>
 第二言語習得(SLA)分野の概論およびリサーチ・メソッド
   1. オリエンテーション 2. SLA研究のあゆみ
   3. SLA分野のリサーチ(調査法・研究デザイン・論文執筆ガイドラインなど)
   4. インプット・インターアクションとアウトプット言語習得モデルなど
   5. 認知的視点(注意 attention・制御control・認識awareness・情報処理 )とSLA
   6. 中間言語・L1転移・L1影響と日本語におけるSLA研究(1)
   7. 中間言語・L1転移・L1影響と日本語におけるSLA研究(2)
   8.「談話」単位の言語習得・言語学習(1)
   9.「談話」単位の言語習得・言語学習(2) <2ページ程度の中間レポート提出>
  10. タスクと言語産出・理解能力の測定(1)
  11. タスクと言語産出・理解能力の測定(2)
  12. 教室内指導と第二言語習得(FonF・明示的 vs.暗示的指導の効果など)
  13. 第一言語習得と第二言語習得(およびバイリンガリズム)
  14. 学生の(中間)発表
  15. 学生の(中間)発表
 ◇教科書:
   講読論文(授業で随時配布します)
 ◇参考文献:
   『文献からみる第二言語習得研究』JACET SLA研究会 開拓社
   『第二言語習得の現在』 小池生夫他(編) 大修館書店 (講読論文にも含まれる)
 ◇履修条件:
   日本語および英語の文献を読み、小規模な論文を書く必要があります。これらを行うやる気が条件です。もちろんサポートはできるだけします。。
 ◇成績評価:
   講読論文の口頭発表・レジュメ(20%)、授業中の議論への参加態度およびパフォーマンス(20%)、最終リサーチ・ペーパーの口頭発表・レジュメ(20%)、最終リサーチ・ペーパー(論文)(40%)
 ◇その他:
   学生の興味や関心によっては課題を随時調整・変更することもあります。


第2言語習得研究概論b
 ◇講義題目: 第二言語(日本語)における語用論能力の発達・学習プロセス
 ◇担当教員: 池田佳子 (後期、水・2、国言棟2階B演習室)
 ◇オフィス・アワー:
  水(13:30〜14:30)、金(15:00〜16:00)またはメールで相談 
 ◇授業内容:
<講義目的>
 社会的視点から見た第二言語習得・学習の研究を中心に読み進め、実際に接触場面の談話資料を扱い、談話分析・会話分析を行うことでこの分野の研究について理解する。
 <講義内容>
   1.オリエンテーション 学期中の課題の説明
   2.(第二言語)語用論能力とは
   3.語用論的能力を調査するための研究方法(メソッド比較)
   4.会話・談話分析と第二言語習得
   5.談話収集・分析の演習
   6.第二言語習得分野における発話行為の研究
   7.社会言語学と第二言語学習 (1)ジェンダー
   8.社会言語学と第二言語学習 (2)ポライトネス・話体
   9.社会言語学と第二言語学習 (3)アイデンティティ<2ページ程度の中間レポート提出>
  10.教室内学習と第二言語学習
  11.教室外学習(留学など)と第二言語学習
  12.第二言語話者の談話標識の使用
  13.期末リポートに関する相談
  14.レポート発表(1)
  15.レポート発表(2)
 ◇教科書:
   講読論文(授業で随時配布します)
 ◇参考文献:
   第1週目に説明を行う
 ◇履修条件:
    第二言語習得に関する知識があったほうが進行具合についてきやすい。
 ◇成績評価:
   授業ディスカッション貢献度 (30%) 発表とレジュメ (20%) レポート(中間 20% 最終 30%)


辞書論演習a
 ◇講義題目: ヒトの特性:認知、知覚、言語
 ◇担当教員: 外池俊幸 (前期、月・2、国言棟2階演習室B)
 ◇オフィス・アワー:月 (13:00〜14:00)  またはメールで相談
 ◇授業内容:
<講義目的>
 ヒトの進化、ヒトの特性を、広く認知科学の観点から理解すること。
<講義内容>
   1.「教材心理学」という実験キットを使い、互いに実験を行う 1
   2.「教材心理学」という実験キットを使い、互いに実験を行う 2
   3.「教材心理学」という実験キットを使い、互いに実験を行う 3
   4.光の当たり方によって対象の見え方が大きく変化することを学ぶ
   5.子供の絵の発達による変化について学ぶ
   6.透視画法について学ぶ
   7.赤ちゃんの発達について学ぶ
   8.知覚の偏り、判断の偏りについて学ぶ
   9.社会生活を営むことを、ヒトの進化という観点から考える
  10.言語の起原を考える
  11.素性とその値を使った、知識表現について学ぶ
  12.素性とその値を使った言語知識の表現方法について学ぶ
  13.受講生の発表1
  14.受講生の発表2
  15.受講生の発表3
 ◇教科書:
   特定の教科書は使いません。
 ◇参考文献:
   授業時に適宜紹介します。
 ◇履修条件:
   特になし
 ◇成績評価:
   出席(30%)、授業中の議論への参加態度および貢献度(20%)、口頭発表・レジュメ(20%)、最後のレポート(30%)


辞書論演習b
 ◇講義題目: 認知科学としての生成文法
 ◇担当教員: 外池俊幸 (後期、月・2、国言棟2階演習室B)
 ◇オフィス・アワー:木(13:00〜14:00)  またはメールで相談
 ◇授業内容:
<講義目的>
 認知科学の歴史を概観することと、ヒトの言語について辞書を中心に考える。
 <講義内容>
   1. 認知科学の歴史1
   2. 認知科学の歴史2
   3. 認知科学の歴史3
   4. 生成文法入門1 
   5. 生成文法入門2 
   6. 句構造文法 
   7. 移動や派生を仮定する生成文法と仮定しない枠組みの比較1
   8. 移動や派生を仮定する生成文法と仮定しない枠組みの比較2
   9. 論文を読む
  10. 論文を読む
  11. 分析演習 
  12. 分析演習 
  13. 分析演習 
  14. 受講生の最終発表 1
  15. 受講生の最終発表 2
 ◇教科書ならびに参考文献:
   特定の教科書は使わない
◇参考文献:
   授業時に紹介する
◇履修条件:
   辞書論a を履修していることが望ましい。
 ◇成績評価:
   出席(30%)、授業中の議論への参加態度および貢献度(20%)、口頭発表・レジュメ(20%)、最終のレポート(30%)




応 用 言 語 学 講 座
応用言語学概論a
 ◇講義題目: 文法化理論を援用した言語分析
 ◇担当教員: 奥田智樹 (前期、金・1、総623)
 ◇オフィス・アワー: 火(13:30〜15:00)、木(15:00〜16:30)またはメールで相談
 ◇授業内容:
<講義目的>
 日本語の複合動詞や「する」表現と「なる」表現との対比を題材として、文法化理論や主観化の概念に依拠しながら、統語論と意味論を融合する言語現象へのアプローチの方法について探る。
   1.イントロダクション
   2.文法化とは
   3.文法化に関するホッパーの5つの仮説 
   4.単方向仮説  
   5.主観化概念の系譜 
   6.主観化の具体例  
   7.論文購読 日本語における動詞から後置詞への文法化について
   8.論文購読 日本語における空間表現から時間表現への文法化について 
   9.論文購読 複合動詞「〜ている」「〜てある」について 
  10.論文購読 複合動詞「〜ていく」「〜てくる」について 
  11.論文購読 複合動詞「〜ておく」「〜てしまう」について 
  12.論文購読 複合動詞「〜始める」「〜出す」について
  13.論文購読 「する」表現と「なる」表現 1
  14.論文購読 「する」表現と「なる」表現 2
  15.論文購読 「する」表現と「なる」表現 3
 ◇教科書:
   なし
 ◇参考文献:
   授業中に指示する。
 ◇成績評価:
   学期末レポート(50%)、講読論文の口頭発表・レジュメ(30%)、発言を含めた授業への貢献度(20%)


応用言語学概論b
 ◇講義題目: 日本語の形式名詞の諸相
 ◇担当教員: 奥田智樹 (後期、金・1、総623)
 ◇オフィス・アワー:火(13:30〜15:00)、木(15:00〜16:30)またはメールで相談
 ◇授業内容:
<講義目的>
 日本語のいわゆる形式名詞の特質を観察することにより、日本語における語彙と文法の境界、さらには意味論と統語論の境界について探る。
 <講義内容>
   1.イントロダクション
   2.形式名詞論の系譜 
   3.形式名詞という範疇を認めることの是非 
   4.「もの」と「こと」についての概論 1 
   5.「もの」と「こと」についての概論 2 
   6.他の言語(主に英語)との対照 
   7.論文購読 「もの」について 1 
   8.論文購読 「もの」について 2 
   9.論文購読 「こと」について 1 
  10.論文購読 「こと」について 2 
  11.論文購読 「ところ」について 1 
  12.論文購読 「ところ」について 2
  13.論文購読 「わけ」について 
  14.論文購読 「はず」について 
  15.学期末試験
 ◇教科書:
   なし
 ◇参考文献:
   授業中に指示する
 ◇履修条件:
   特になし
 ◇成績評価:
   学期末試験(50%)、講読論文の口頭発表・レジュメ(30%)、発言を含めた授業への貢献度(20%)。


言語習得論a
 ◇講義題目: 言語研究に用いられる統計的手法について(基礎)
 ◇担当教員: 井上 公 (前期、月・4、総609)
 ◇オフィス・アワー:相談の内容と希望される日時を事前にメイルでお知らせ下さい。
 ◇授業内容:
<講義目的>
 統計的手法に関する基本事項について概説する。 統計ソフ> トSPSS利用法についても説明する。
 <講義内容>
   1. Frequency distributions
   2. Central tendency
   3. Standard deviation
   4. Variance
   5. z-scores
   6. Normal distribution
   7. Binomial distribution
   8. Sampling distribution
   9. Central Limit Theorem
  10. Hypothesis testing
  11. Errors in hypothesis testing
  12. Chi-squared test and contingency table
 ◇教科書:
   なし。 講義はすべてプロジェクターを使用して行う。
 ◇参考文献:
   Woods, Fletcher, and Hughes (1986) Statistics in Language>Studies, Cambridge University Press
   Gravetter and Wallnau (2000) Statistics for the Behavioral> Sciences, Wadsworth
 ◇履修条件:
   特になし
 ◇成績評価:
   与えられた課題に対するレポートで評価する。


言語習得論b
 ◇講義題目: 言語研究に用いられる統計的手法について(応用)
 ◇担当教員: 井上 公 (後期、月・4 総609)
 ◇オフィス・アワー:相談の内容と希望される日時を事前にメイルでお知らせ下さい。
 ◇授業内容:
<講義目的>
 統計分析手法について解説する。
<講義内容>
   1. Hypothesis tests with the independent-measures t statistic
   2. Hypothesis tests for the repeated-measures design
   3. Analysis of variance
   4. Post hoc tests
   5. Repeated-measures ANOVA
   6. Two-factor ANOVA
   7. Correlation
   8. Regression
   9. Binomial tests
  10. Cluster analysis
  11. Principal components analysis
  12. Factor analysis
 ◇教科書:
   なし。講義はすべてプロジェクターを使用して行う。
 ◇参考文献:
   Woods, Fletcher, and Hughes (1986) Statistics in Language Studies, Cambridge University Press.
   Gravetter and Wallnau (2000) Statistics for the Behavioral> Sciences, Wadsworth.
 ◇履修条件:
   「言語研究に用いられる統計的手法について(基礎)」を履修していることが望ましい。
 ◇成績評価:
   与えられた課題に対するレポートで評価する。


応用言語学特殊研究(集中講義)
 ◇講義題目: 研究をどう進めるか
 ◇担当教員: 近藤健二 (非常勤講師)
 ◇8月に行う予定。詳しくは後ほど掲示する。
 ◇授業内容:
<講義目的>
 受講者が取りあげる各種の言語研究を批判し合うことによって、言語を多角的に見る眼、いわば応用言語学的能力の養成をはかる。取りあげる研究は、受講者が自分の関心に応じて読みたいと考える論文であってもよいし、受講者自身が執筆した論文、あるいは構想している研究であってもかまわない。
<講義内容>
   授業では下記の事柄について論じる。
   1. 研究テーマの設定に問題はないか。
   2. 先行研究の検証はなされているか。
   3. 提示された仮説に問題はないか。
   4. 調査の方法に問題はないか。
   5. 調査された内容に問題はないか。
   6. 導き出された結論に問題はないか。
   7. 論文の構成に問題はないか。
   8. 文章表現に問題はないか。
 ◇教科書:
    なし
 ◇参考文献:
    必要に応じて授業中に紹介する
 ◇成績評価:
    授業に対する取り組みが熱心であったかどうか(50%)、またレポーターとしての役割を十分に果たしたかどうか(50%)を基準にして評価する。


 


比 較 日 本 文 化 学 講 座
比較文化学原論a
 ◇講義題目: 『明六雑誌』における漢文脈と洋文脈(T)
 ◇担当教員: 前野みち子 (前期、木・5、総609)
 ◇オフィス・アワー: 月(12:30〜13:30)、金(12:00〜13:00)またはメールで随時相談
 ◇授業内容:
<講義目的>
 明治六年に結成された明六社の雑誌『明六雑誌』を中心に、そこに寄稿した  啓蒙思想家たちのテクストを織りなす漢文脈と洋文脈を読み解き、近代国民国家思想や  文明思想との関連を考察する。
<講義内容>
   1.明六社に集った人々とその時代 1
   2.明六社に集った人々とその時代 2
   3.『明六雑誌』を読む(西周1)
   4.『明六雑誌』を読む(西周2)
   5. 明六社以降の西周
   6.『明六雑誌』を読む(津田真道1)
   7.『明六雑誌』を読む(津田真通2)
   8.明六社以降の津田真通
   9.『明六雑誌』を読む(森有礼1)
  10.『明六雑誌』を読む(森有礼2)
  11.明六社以降の森有礼
  12.『明六雑誌』を読む(西村茂樹1)
  13.『明六雑誌』を読む(西村茂樹2)
  14.明六社以降の西村茂樹
  15.まとめ
 ◇テキスト:
   (講読資料:明六社『明六雑誌』1-43、復刻版、立体社、1976)
 ◇参考文献:
   大久保利謙『明六社考』、立体社、1976
   神奈川大学人文学研究叢書 『「明六雑誌」とその周辺』、御茶ノ水書房、2004
   その他、授業中に挙げる。
 ◇履修条件:
   特になし
 ◇成績評価:
   講読論文の口頭発表・レジュメ(40%)、授業中の議論への参加度(20%)、学期末小論文(40%)
   


比較文化学原論b
 ◇講義題目: 『明六雑誌』における漢文脈と洋文脈(U)
 ◇担当教員: 前野みち子 (後期、木・5 総609)
 ◇オフィス・アワー: 月(12:30〜13:00)、金(12:00〜13:00)またはメールで随時相談
 ◇授業内容:
<講義目的>
 明治六年に結成された明六社の雑誌『明六雑誌』を中心に、そこに寄稿した啓蒙思想家たちのテクストを織りなす漢文脈と洋文脈を読み解き、近代国民国家思想や文明思想との関連を考察する。
 <講義内容>
   1.明六社に集った人々とその時代 1
   2.明六社に集った人々とその時代 2
   3.『明六雑誌』を読む(加藤弘之1)
   4.『明六雑誌』を読む(加藤弘之2)
   5.明六社以降の加藤弘之
   6.『明六雑誌』を読む(神田孝平1)
   7.『明六雑誌』を読む(神田孝平2)
   8. 明六社以降の神田孝平
   9.『明六雑誌』を読む(中村正直1)
  10.『明六雑誌』を読む(中村正直2)
  11. 明六社以降の中村正直 
  12.『明六雑誌』を読む(阪谷素)
  13.『明六雑誌』を読む(箕作麟祥)
  14.『明六雑誌』 以降の啓蒙雑誌
  15.『明六雑誌』 以降のジャーナリズム
 ◇教科書:
  (講読資料:明六社『明六雑誌』1-43、復刻版、立体社、1976)
 ◇参考文献:
   大久保利謙『明六社考』、立体社、1976
   神奈川大学人文学研究叢書 『「明六雑誌」とその周辺』、御茶ノ水書房、2004
   その他、授業中に挙げる。
 ◇履修条件:
   特になし
 ◇成績評価:
   講読論文の口頭発表・レジュメ(40%)、授業中の議論への参加度(20%)、学期末小論文(40%)


比較芸術論a
 ◇講義題目: ドイツの劇作家ベルトルト・ブレヒト (1898年―1956年) と彼の「教育劇」に多大な影響を与えた日本の古典演劇の中の一つ、「能」との比較研究
 ◇担当教員: 大庭正春 (前期、火・4、総623)
 ◇オフィス・アワー: 火(13:00〜14:00) またはメールで相談
 ◇授業内容:「能」に対する知識を深め、日本文化の理解へと結び付け、将来日本文化の一端を紹介出来る能力を養成。
<講義目的>
 日本の「能」の理解と、ドイツの劇作家ベルトルト・ブレヒトによる「能」の受容過程の考察。
 <講義内容>
   1.先行研究の問題点の分析
   2.能・狂言の歴史と作者(1)
   3.能・狂言の歴史と作者(2)
   4.能・狂言の種類
   5.能芸論の紹介
   6.能を紹介したビデオの鑑賞(1)
   7.能を紹介したビデオの鑑賞(2)
   8.教育劇と能の演出上の類似点と相違点(1)
   9.教育劇と能の演出上の類似点と相違点(2)
  10.謡曲『鉢の木』、『景清』の解釈
  11.謡曲『竹の雪』、『谷行』の解釈
  12.謡曲『谷行』のビデオの鑑賞
  13.ブレヒトの『イエスマン・ノーマン』の解釈と『谷行』との比較(1)
  14.ブレヒトの『イエスマン・ノーマン』の解釈と『谷行』との比較(2)
  15.学生の発表
 ◇教科書ならびに参考文献:
   1.伊地知鐵男・表章・栗山理一校注・訳者「連歌論集・能楽論集・俳論集](『日本古典文学全集 51』)小学館、1989年
2.小林保治・森田拾史郎編者「能・狂言図典」小学館、1999年
   3.千田是也・岩淵達治「【改訳版】ブレヒト教育劇集」未来社、1988年
   4.Arthur Waley: “The No-Plays of Japan”, 1990.
   ◇履修条件:
   特になし
 ◇成績評価:
   授業への出席、積極的な参加(80%)及びレポート発表(20%)との総合的な評価 。


比較芸術論b
 ◇講義題目: ドイツの劇作家ベルトルト・ブレヒト (1898年―1956年) と彼の「教育劇」に多大な影響を与えた日本の古典演劇の中の一つ、「能」との比較研究
 ◇担当教員:大庭正春 (後期、火・4、総623)
 ◇オフィス・アワー: 火(13:00〜14:00) またはメールで相談
 ◇授業内容:日本の「能」の理解と、ドイツの劇作家ベルトルト・ブレヒトによる「能」の受容過程の考察。
<講義目的>
「能」に対する知識を深め、日本文化の理解へと結び付け、将来日本文化の一端を紹介出来る能力を養成
 <講義内容>
   1.ウェイリーの翻訳の問題点
   2.『イエスマン・ノーマン』の教育的メインテーマ 
   3.日本の封建社会におけるイデオロギー(倫理及び宗教)
   4.資本主義社会のイデオロギー
   5.1930年代のドイツ社会における保守主義の台頭
   6.ドキュメンタリー映画の鑑賞(1)
   7.ドキュメンタリー映画の鑑賞(2)
   8.ブレヒトのその他の教育劇
   9.叙事的演劇『屠殺場の聖ヨハンナ』
  10.世阿弥の美学(花の理論)(1)
  11.世阿弥の美学(花の理論)(2)
  12.演出上の技法(「序破急」、「陰陽道」等
  13.教育劇と能の主題の相違点
  14.学生の発表 1
  15.学生の発表 2
 ◇教科書ならびに参考文献:
   なし
 ◇履修条件:
   前期の比較芸術論aの授業を履修していることが望ましい。但し、必要条件ではない。
 ◇成績評価:
   授業への出席、積極的な参加(80%)及びレポート発表(20%)との総合的な評価

比較文学論a
 ◇講義題目: 食の文化
 ◇担当教員: 渡辺美樹 (前期、金・4、総623)
 ◇オフィス・アワー: 金2限目
 ◇授業内容:
<講義目的>
 文学作品は文学的伝統の中で作られていくが、そうした文学作品の伝統的な素材の一つに「食の文化」がある。今回はその中から「拒食」をモチーフとした文学作品を幾つか取り上げて比較考察していきたい
<講義内容>
 拒食症という精神的な病の本質について最初に考えたうえで、下記のような文学作品を時代順に取り上げる予定である。英語が読めない場合は日本語で対応することにしたい。
  1.拒食症の歴史とその定義
  2.民話における食と不食
  3.ハンガーストライキとしての拒食:『オルノーコ』と「ディアドーレ」
  4.魂の転生としての拒食:『嵐が丘』と「トァン・マッカラル」
  5.食物連鎖拒否の拒食:「よだかの星」
  6.アイデンティティの喪失と拒食:『食べられる女』
  7.異食症としての拒食:『ドラキュラ』と『屍鬼』
 ◇教科書:
   なし
 ◇参考文献:
   授業中に指示する
 ◇成績評価:
   ファイナル・レポート(80%)と授業中に課される宿題(20%)


比較文学論b
 ◇講義題目: 桜の文化
 ◇担当教員: 渡辺美樹 (後期、金・4、総623)
 ◇オフィス・アワー: 金2限目
 ◇授業内容:
<講義内容>
 桜の歴史について考察した上で、桜を扱った文学作品を読んでいく予定である。
  1.桜の歴史について
  2.梶井基次郎「櫻の樹の下には」
  3.坂口安吾「桜の森の満開の下」
  4.谷崎潤一郎「刺青」
  5.芥川龍之介「六の宮の姫君」
  6.石川淳「修羅」
 ◇教科書:
   なし
 ◇参考文献:
   授業中に提示する
   ◇履修条件:
   なし。ただし受講生次第で日本語の文献のみに切り替えることもあり得る。
 ◇成績評価:
   ファイナル・レポート(80%)と授業中に課される宿題(20%)。


比較社会制度論a
 ◇講義題目: 日本古代の婚姻、家族と外来文化
 ◇担当教員: 胡潔 (前期、木・4、総611)
 ◇相談時間: 火(13:00〜14:00)、木(16:30〜17:30)
 ◇授業内容:
<講義目的>
 古代日本文化の基層をなす婚姻・家族の輪郭を明らかにするのが本講義の目標である。日本古代の婚姻、家族と外来の婚姻制度の関わりを知る手掛の一つに八世紀前半に制定された『養老令』がある。養老令は中国の唐令の継受法であり、婚姻、家族に関して唐令より多くの内容を取り入れている。本講義では外来文化の受容の視点から、日本令と唐令との比較をしながら、古代日本における外来の婚姻制度の導入と変容のあり方、制度と実態などの諸問題について講義を行う。
  一  導入:婚姻・家族・律令制度
  二  古代日本の婚姻、家族について
  三  古代中国の婚姻、家族について
  四  律令制度の導入及びその諸問題
  五  親族制度の導入とその変容―親等制について
  六  婚姻制度の導入とその変容―妻妾制について
  七  官人制度の導入とその変容―蔭位制について
  八  纏め
 ◇教科書:
   プリント配布
 ◇参考文献:
   詳細は最初の講義で指示する
◇履修条件:
   特に無し
 ◇成績評価:
   平常点(50%)及びレポート(50%)による
 

比較社会制度論b
 ◇講義題目: 日本古代の婚姻、家族と外来文化
 ◇担当教員: 胡潔 (後期、木・4、総611)
 ◇オフィス・アワー: 火(13:00〜14:00)、木(16:30〜17:30)
 ◇授業内容:
<講義内容>
 古代日本文化の基層をなす婚姻・家族の輪郭を明らかにするのが本講義の目標である。日本古代の婚姻、家族と外来の婚姻制度の関わりを知る手掛の一つに八世紀前半に制定された『養老令』がある。養老令は中国の唐令の継受法であり、婚姻、家族に関して唐令より多くの内容を取り入れている。本講義では外来文化の受容の視点から、日本律令はどのように外来文化を受容し、どのように社会に対応していったのかについて一緒に考える。参加者が自ら律令制と婚姻、家族に関する問題を設定し、それについて事前に調べ、報告する。授業は参加者の報告と全体討論を中心に進める。
 なお『令集解』の諸注釈は当時の明法家特有の漢文で書かれており、また数多くの中国の史料が引用されているので、やや難解であるが、正確な読解を通じて、古代日本文化の研究を目指す者にとって必要な漢文史料の読解力が養われるとともに、日本文化と中国文化の関わり、日本文化の特質に対する理解も深められるだろう。積極的な参加を期待する。
 ◇教科書:
   プリント配布
 ◇参考文献:
   講義中に適宜指示する
 ◇履修条件:
   受講希望者は「日本古代の婚姻、家族と外来文化 A」を履修済であることが望ましい。
 ◇成績評価:
   平常点及び口頭発表による


日韓比較文化論a
 ◇講義題目: 在日朝鮮人文学を読む
 ◇担当教員: 浮葉正親 (前期、金5、文総623)
 ◇オフィス・アワー: 火(13:00〜15:00)
 ◇授業内容: 植民地時代から現在までの在日朝鮮人(朝鮮半島にルーツを持つ人々の総称)作家の作品を読みながら、日本と朝鮮半島のはざまで独自の文化を築いてきた彼らの存在について理解を深める。今学期は、在日朝鮮人文学の約60年の歴史の前半(1970年代まで)を概観する。
<講義目的>
 テキストを丹念に読みながら、その作品が書かれた時代背景や作家の個性を知る。
<講義内容>
   1. オリエンテーション
   2. 「植民地文学」から「在日文学」へ
   3. 在日朝鮮人文学のアイデンティティ
   4. 映画「HARUKO」を見る
   5. 大阪「猪飼野」と作家たち(梁石日と金時鐘)
   6. 金史良と張赫宙:日本語か朝鮮語か
   7. 金達寿文学の位置と特質
   8. 金達寿「矢の津峠」を読む(1)
   9. 金達寿「矢の津峠」を読む(2)
  10. 李恢成:二世作家の登場
  11. 李恢成「砧を打つ女」を読む(1)
  12. 李恢成「砧を打つ女」を読む(2)
  13. 映画「伽イ耶子のために」を見る(1)
  14. 映画「伽イ耶子のために」を見る(2)
  15. まとめ
 ◇教科書:
   磯貝治良『<在日>文学論』新幹社
   川村湊『生まれたらそこがふるさと』平凡社選書
 ◇参考文献:
   竹田青嗣『<在日>という根拠』ちくま学芸文庫
 ◇成績評価:
   口頭発表(30%)、期末レポート(50%)、授業参加(20%)


日韓比較文化論b
 ◇講義題目: 在日朝鮮人文学を読む
 ◇担当教員: 浮葉正親 (後期、金5、文総623)
 ◇オフィス・アワー:火(13:00〜15:00)
 ◇授業内容: 植民地時代から現在までの在日朝鮮人(朝鮮半島にルーツを持つ人々の総称)作家の作品を読みながら、日本と朝鮮半島のはざまで独自の文化を築いてきた彼らの存在について理解を深める。今学期は、在日朝鮮人文学の約60年の歴史の後半(1980年代から現在)を主に女性作家に焦点を当てながら概観する。
<講義目的>
 テキストを丹念に読みながら、その作品が書かれた時代背景や作家の個性を知る。
<講義内容>
  1. オリエンテーション
  2. 在日朝鮮人文学の女性作家たち
  3. 李良枝の登場
  4. 李良枝『ナビ・タリョン』を読む(1)
  5. 李良枝『ナビ・タリョン』を読む(2)
  6. 李良枝『ナビ・タリョン』を読む(3)
  7. ドラマ「李君の明日」を見る
  8. 柳美里の登場
  9. 柳美里『石に泳ぐ魚』を読む(1)
 10. 柳美里『石に泳ぐ魚』を読む(2)
 11. 柳美里『石に泳ぐ魚』を読む(3)
 12. 在日朝鮮人作家と韓国体験
 13. 在日朝鮮人文学と身体表現
 14. 映画「青chong」を見る
 15. まとめ
 ◇教科書:
   金土薫我『在日朝鮮人女性文学論』作品社
 ◇参考文献:
   川村湊『生まれたらそこがふるさ と』平凡社選書
 ◇履修条件:
   特になし
 ◇成績評価:
   口頭発表(30%)、期末レポート(50%)、授業参加(20%)


比較日本文化学特論a
 ◇講義題目: 物の怪の文化史
 ◇担当教員: 伊籐信博 (前期、火・6、国際言文棟一階言語教育予備センター室)
 ◇オフィス・アワー: 水(17:00〜19:00)
 ◇授業内容:
<講義目的>
 本講義では、昨年度と同様に「物の怪」がどのような思想や文化を背景に成立したかを概論的に探ることで、文化研究のために必要な方法論を学ぶことを目的とする。ただ今年度は中国の六朝、唐時代に書かれた『捜神記』、『捜神後記』、『異苑』、『述異記』、『漢武胡事』、『広異記』、『伝奇』、『河東記』など古代に書かれた怪異物を取り上げ、その「怪異・物の怪」が来訪神としての祖霊、神や仏の示現、天災や疫病などの災害、豊穣などの瑞兆、社会に対する復讐など、何を象徴しているのかを探る。また、これらの「怪異・物の怪」が、日本にどのような影響を与えたかも取り上げ、比較を試みたいと考えている。
<講義内容>
  具体的には、様々な物の怪の示現を文化的視点から、
  1.生霊、死霊、動物霊、草木霊、自然神(山・川・海、 風、雷等)
  2.出現の場所・時刻・状況3.来訪・援助・共棲・労働・破局・別離など一連の行動の有無
  3.出現が象徴する意味4.日本の「怪異・物の怪」との類似性の有無(平安時代末期まで)などに区分し、全員でテキストを読み、これら「物の怪」の存在意義を総合的に分析する。

 ◇教科書:
   テーマごとにテキストを指定する
 ◇参考文献:
   採り上げるテキストに応じてそのつど指示する
 ◇注意事項:
   発表またはレポートに関して、古典中国語を読める学生は原文で、読めない学生は日本語で読むこととする。発表の場合は、二週間以上前にテーマやテキストを指示する。また、参加者全員が読む参考文献も、授業の経過のなかで適時指示する。発表後、発表内容に関する意見など、受講者が積極的に発言する機会を持とうと考えている。
 ◇履修条件:
特になし
 ◇成績評価:
   発表一回または学期末のレポート


比較日本文化学特論b
 ◇講義題目: 死と豊穣の文化史
 ◇担当教員: 伊籐信博 (後期、火・6、国際言文棟一階言語教育予備センター室)
 ◇オフィス・アワー: 水(17:00〜19:00)
 ◇授業内容:
 
 <講義内容>
 本講義では、日本における「ハイヌウェレ型神話」をまず取り上げ、食物神の殺害による「作物起源神話」の構造を分析する。日本における神話では、@来訪神が食物神を訪問する。A食物神は鼻、口、尻から食物を排出し、饗応する。B来訪神は食物神の行為を穢らわしい行為とみなし、殺害する。C食物神の死体から発生する様々な作物が日本の作物栽培の基本となるとする。オオゲツヒメ神や保食神の死が日本の作物起源とするのである。
 『古事記』や『日本書記』に記される「作物起源神話」には、以上のような農業起源神話が描かれているが、『古事記』と『日本書記』では、来訪神、食物神、死体から派生する様々な作物も相違している。また、別の神話として、一作物に対し一人の作物神を記す場合もある。そこで、
  1.『古事記』、『日本書記』、『風土記』に記される他の「作物起源神」の存在の有無
  2.『古事記』、『日本書記』、『風土記』、『続日本記』に記される食物の分類
  3.平城京、特に長屋王屋敷跡出土の植物遺体群や野菜木簡の分類
  4.『延喜式』に記される食物の分類
  5.『延喜式』に記される諸国で生産される産物の分類
  6.神饌としての食物の分類
を通して、古代の日本人の栽培食物の実態を明らかにしようと考えている。また、この実態を明らかにした上で、東アジアの「作物起源神話」との比較やこの神話の昔話への影響(例えば、「小さ子」、「瓜子姫」、「花咲爺」、「山姥」)、民間習俗に残存する野生動物(鹿・猪)の狩猟儀礼と豊穣の関連、その他の民間豊穣儀礼に付いても言及していきたい。
 ◇教科書:
   テーマごとにテキストを指定する
 ◇参考文献:
   採り上げるテキストに応じてそのつど指示するが、前もって、『海をわたった華花』(国立歴史民俗博物館)は読んでおくこと。
 ◇注意事項:
   発表者には、発表の二週間以上前にテーマやテキストを指示するが、古典の場合は、現代語訳で読むことを認める。
 ◇履修条件:
   特になし
 ◇成績評価:
   発表一回または学期末のレポート




現 代 日 本 語 学 講 座
現代日本語学概論a
 ◇講義題目: 認知言語学の基礎
 ◇担当教員: 籾山洋介 (前期、木・2、総609)
 ◇オフィス・アワー: 火(13:00〜14:30)
 ◇授業内容:
<講義目的>
 認知言語学以前の意味についての考え方を確認したうえで、認知言語学の意味に対する基本的な考え方、分析方法を身につけることを目指す。
<講義内容>
  1. 意味論の基礎
   (1)意味を研究することの意義
   (2)構造主義言語学における意味の分析:成分分析とその問題点
   (3)意義素:認知言語学の意味観との共通点・相違点
   (4)語の意味の内部構造
  2. 認知言語学の基礎
   (1)認知言語学の基本的な考え方:生成文法理論などとの違い
   (2)言語の基盤としての「認知/認知能力」
   (3)言語の基盤としての経験:経験基盤主義の考え方
  3. 類義表現の分析
   (1)類義表現とは:プロトタイプカテゴリーとしての類義表現
   (2)類義表現の諸相:諸々の認知能力を基盤とした類義表現の意味の違い
  4. 百科事典的意味
   (1)意味論と語用論の連続性
   (2)百科事典的意味とは:辞書的意味との違い
   (3)メトニミーの基盤としての百科事典的意味
   (4)メタファーの基盤としての百科事典的意味
  5. 概念メタファー
   (1)概念メタファーとは
   (2)日本語における概念メタファーの諸相
<授業形式>
  1.講義
  2. 文献講読(日本語および英語で書かれたもの)
 ◇教科書:
   ハンドアウトおよび文献のコピーを配布する
 ◇参考文献:
   授業の際に紹介する
 ◇履修条件:
   意味論、認知言語学の基礎知識が十分でない人は、授業と平行して、前期の間に最低限以下の文献を読むこと。
   町田健・籾山洋介『よくわかる言語学入門』バベル・プレス(「第5章 意味論」)
   町田健・籾山洋介他『言語学大問題集163』大修館書店(「第4章 意味」)
   国広哲弥『意味論の方法』大修館書店
   籾山洋介『認知意味論のしくみ』研究社
   籾山洋介『日本語は人間をどう見ているか』研究社
   籾山洋介「1−8.認知言語学」、『言語科学の百科事典』、pp.157-177、丸善株式会社
   辻幸夫(編)『認知言語学への招待』大修館書店
   松本曜(編)『認知意味論』大修館書店
 ◇成績評価:
   1.授業への貢献度(平常点)[20%]
   2.筆記テスト(1回:認知言語学の基本事項に関するもの/7月の予定)[40%]
   3.レポート(1回:課題等の詳細は後日知らせる/9月に提出)[40%]


現代日本語学概論b
 ◇講義題目: 認知言語学の諸相
 ◇担当教員: 籾山洋介 (後期、木・2、総609)
 ◇オフィス・アワー: 火(13:00〜14:30)
 ◇授業内容:
<講義目的>
  1.前期に学んだ認知言語学の基本的な考え方、分析方法を踏まえて、各自、現代日本語の何らかの言語表現を分析する。
  2.認知言語学の重要な概念の1つである「主体化/主観化」「主体性/主観性」について学ぶ。
<講義内容>
  1. 受講者の発表とディスカッション
    認知言語学の考え方に基づく、受講者による現代日本語の分析の発表とそれに基づくディスカッション(「現代日本語学概論a」を受講し、レポートを提出した者は、その内容を発表すればよい)
  2. 「主体化/主観化」「主体性/主観性」
   (1)「主体化/主観化」「主体性/主観性」の諸相
   (2)「文法化」と「主観化」
<授業形式>
  1.受講者の発表・ディスカッション
  2. 講義
  3. 文献講読(日本語および英語で書かれたもの)
 ◇教科書:
   ハンドアウトおよび文献のコピーを配布する
 ◇参考文献:
   Langacker, R. W. (1987) Foundations of Cognitive Grammar, Vol.1. Stanford: Stanford University Press
   Langacker, R. W. (1999) Grammar and Conceptualization. Berlin/New York: Mouton de Gruyter
   Athanasiadou, A. et al. (eds) (2006) Subjectification: Various Paths to Subjectivity. Berlin/New York: Mouton de Gruyter
   池上嘉彦 (2003)「言語における<主観性>と<主観性>の言語的指標(1)」、山梨正明他(編)『認知言語学論考』No.3、ひつじ書房
   池上嘉彦 (2004)「言語における<主観性>と<主観性>の言語的指標(2)」、山梨正明他(編)『認知言語学論考』No.4、ひつじ書房
   (授業の際に、他の文献も紹介する)
 ◇履修条件:
  原則として、「現代日本語学概論a」を受講していること。そうでない人は、「現代日本語学概論a」の内容と同等の知識を有していること。。
 ◇成績評価:
   1.授業への貢献度(発表・平常点)[30%]
   2.レポート(1回:課題等の詳細は後日知らせる)[70%]



日本語音声学a
 ◇講義題目: 日本語分節音の音声的特徴と音声教育の方法について
 ◇担当教員: 鹿島 央 (前期、木6、音声実験室)
 ◇オフィス・アワー: 月(16:00から留学生センター棟4階404研究室 
 ◇授業内容:
<講義目的>
 様々な言語を母語とする日本語学習者の音声上の特徴が分節音レベルで分析できるようになるための知識と運用力の養成をめざす。 その上で、音声教育についてカリキュラムデザインの可能性について考察していく。前期は、単音レベルから音声学的に考察することで、 いろいろな言語を母語とする日本語学習者の音声上の問題点を分析し、国際音声字母による表記練習を行う。後半は単音レベルの音声分析を発表形式でおこない、 いろいろな言語を母語とする日本語学習者の音声特徴を観察、記述する。
<講義内容>
  1-2. 総論
  3.音声教育の必要性 
  4-8. 分節的特徴
    1)破裂音 2)破擦音 3)摩擦音 4)接近音 5)鼻音
    6)ふるえ音 7)弾音 8)その他の調音
  9. 音声表記について 
  10-15.学生の発表

 ◇教科書:
   なし
 ◇参考文献:
   CATFORD, J.C (1988) A Practical Introduction to Phonetics. Oxford Univ. Press.
   LADEFOGED, P. (1993)A Course in Phonetics. Harcourt Brace Jovanovich.
   神山五郎、戸塚元吉共訳(1990)『話しことはの料学』東京大学出版会
   斎藤純男(1997)『日本語音声学入門』三省堂
   鹿島 央(2002)『日本語教育をめざす人のための基礎から学ぶ音声学』スリーエーネットワーク
 ◇成績評価:
   出席 10% 参加度 10% 授業内での課題  30% 最終レポート 50%


日本語音声学b
 ◇講義題目: 日本語の韻律的特徴と音声教育の方法について
 ◇担当教員: 鹿島 央 (後期、木・6、音声実験室)
 ◇オフィス・アワー: 月(16:00から)留学生センター棟4階404研究室
 ◇授業内容:
<講義目的>
 様々な言語を母語とする日本語学習者の音声上の特徴が韻律レベルで分析できるようになるための知識と運用力の養成をめざす。 その上で、音声教育についてカリキュラムデザインの可能性について考察していく。後期は、特に、「高さ、長さ、大きさ」のコントロールが 日本語学習者の音声にどのような影響を与えているのかを、実例をもとに分析し、音声教育の可能性について議論する。
 <講義内容>
  1-2.総論 
  3. 音節 
  4-5. リズム
  6-7. アクセント
  8-9. イントネーション
  10-11. プロミネンス,ポーズ,その他
  12-15.韻律教育について
 ◇教科書:
   なし
 ◇参考文献:
   LADEFOGED,P. (2003) Phonetic Data Analysis : an introduction to fieldwork and instrumentaltechniques. Blackwell.
   WELLS,J.C.(2006)English Intonation. Cambridge Univ.Press.
   神山五郎、戸塚元吉共訳(1990)『話しことはの料学』東京大学出版会
   斎藤純男(1997)『日本語音声学入門』三省堂
   鹿島 央(2002)『日本語教育をめざす人のための基礎から学ぶ音声学』スリーエーネットワーク
 ◇履修条件:
   特になし
 ◇成績評価:
   出席 10% 参加度 10% 授業内での課題 30% 最終レポート 50%


日本語文法論a
 ◇講義題目: 日本語文法教育論
 ◇担当教員: 李 澤熊 (前期、金・2、総609)
 ◇オフィス・アワー: 金(9:00〜10:00)留学生センター棟4階406研究室
           (TEL:789-4189(研究室)、E-mail:leetack@ecis.nagoya-u.ac.jp)
 ◇授業内容:
<講義目的>
 現代日本語の文法にかかわるトピックをいくつか取りあげ、具体例をあげながら分析・考察する。また、日本語教科書、文法解説書などで、文法項目がどのように扱われ、記述されているかを整理・検討し、日本語教育への効果的な応用、特に実用的な文法指導の方法についても論じる。
<講義内容>
  1.助詞(助詞相当句)
   「場所を・場所に・場所から」
   「人と・人と一緒に・人と・人に」
   「ごろ・ぐらい・ほど」等
  2.テンス・アスペクト表現
   「ておく・てみる・てしまう」
   「ていく・てくる」
   「てから・あと・まえ・とき」等
 ◇教科書: なし
 ◇参考文献:
   国立国語研究所(1978,1981)『日本語の文法 上・下』
   寺村秀夫(1982,1984)『日本語のシンタクスと意味T・U』くろしお出版
   野田尚史(1991)『はじめての人の日本語文法』くろしお出版
   益岡隆志・田窪行則(1992)『基礎日本語文法−改訂版−』くろしお出版
   益岡隆志(1993)『24週日本語文法ツアー』くろしお出版
   宮島達夫・仁田義雄(編)(1995)『日本語類義表現の文法 上・下』くろしお出版
   野田尚史(1996)『「は」と「が」』くろしお出版
   森山卓郎(2000)『ここからはじまる日本語文法』ひつじ書房
   森田良行(2002)『日本語文法の発想』ひつじ書房
   高橋太郎(2003)『動詞九章』ひつじ書房
   日本語記述文法研究会(2003)『現代日本語文法4 第8部モダリティ』くろしお出版
   村田美穂子編(2005)『文法の時間』至文堂
   その他の参考文献は、必要に応じて授業中に紹介する。
 ◇授業方法:
   講義、クラス発表・討論、文献講読
 ◇評価:
   平常点、口頭発表、レポート
 ◇履修条件:
   特になし

日本語文法論b
 ◇講義題目: 日本語文法教育論
 ◇担当教員: 李 澤熊(後期、金・2、総609)
 ◇オフィス・アワー: 金(9:00〜10:00)留学生センター棟4階406研究室
           (TEL:789-4189(研究室)、E-mail:leetack@ecis.nagoya-u.ac.jp)
 ◇授業内容:
<講義目的>
 前期に引き続き、現代日本語の文法にかかわるトピックをいくつか取りあげ、具体例をあげながら分析・考察する。また、日本語教科書、文法解説書などで、文法項目がどのように扱われ、記述されているかを整理・検討し、日本語教育への効果的な応用、特に実用的な文法指導の方法についても論じる。  
<講義内容>
  1.受身・使役表現
  2.可能表現
  3.話し手の気持ちを表す表現 「断定、推量、義務、注意、許可、禁止」等 
 ◇教科書:
   なし
 ◇参考文献:
   国立国語研究所(1978,1981)『日本語の文法 上・下』
   寺村秀夫(1982,1984)『日本語のシンタクスと意味T・U』くろしお出版
   野田尚史(1991)『はじめての人の日本語文法』くろしお出版
   益岡隆志・田窪行則(1992)『基礎日本語文法−改訂版−』くろしお出版
   益岡隆志(1993)『24週日本語文法ツアー』くろしお出版
   宮島達夫・仁田義雄(編)(1995)『日本語類義表現の文法 上・下』くろしお出版
   野田尚史(1996)『「は」と「が」』くろしお出版
   森山卓郎(2000)『ここからはじまる日本語文法』ひつじ書房
   森田良行(2002)『日本語文法の発想』ひつじ書房
   高橋太郎(2003)『動詞九章』ひつじ書房
   日本語記述文法研究会(2003)『現代日本語文法4 第8部モダリティ』くろしお出版
   村田美穂子編(2005)『文法の時間』至文堂
   その他の参考文献は、必要に応じて授業中に紹介する。
 ◇履修条件: 特になし
 ◇成績評価:
   平常点、口頭発表、レポート




日 本 語 教 育 方 法 論 講 座
日本語教育評価論a
 ◇講義題目: 日本語教育におけるテストと評価
 ◇担当教員: 村上京子 (前期、月・5、総623)
 ◇オフィス・アワー: 火(13:00〜14:30)
 ◇授業内容:
<講義目的>
 教育評価に関する基本的な知識を身につけ,日本語教育の現場で役立つ評価技術を獲得する。
<講義内容>
  1.日本語教育における評価の目的とテストの種類・形式 
  2.achievement test と proficiency test について
  3.評価の基準とシラバス
  4.テストの開発・改訂
  5.テスト結果の記述(平均・標準偏差・偏差値etc.)
  6.SP表を作る
  7.相関係数の意味とその利用
  8.項目分析
  9.テストの信頼性と妥当性
  10.テストの波及効果
  11.テストとカリキュラム
  12.ディスカッション
  13.世界の言語評価1
  14.世界の言語評価2
  15.ディスカッション
 ◇教科書:
   村上京子 2002 「日本語能力を評価する」「テスト改善に役立つ技法」『日本語教育の心理学』新曜社
 ◇参考文献:
   Heaton,B. 1988 Writing English Language Tests, Longman Group UK Limited.
   (ヒートン著、語学教育研究所テスト研究グループ訳 1992 コミュニカティブ・テスティング 研究社)
    Bachman L. F. &Palmer A.S. 1996 Language Testing in Practice (バックマン他著 大伴訳 言語テスト作成法 大修館書店)
   Brown,J.D. 1996 Testing in Language Programs, Prentice Hall (J.D.ブラウン著 和田稔訳 1999 言語テストの基礎知識 大修館書店)
   日本語教育学会編 1991 『日本語テストハンドブック』大修館書店
 ◇履修条件:
   特になし
 ◇成績評価:
  授業中の議論への参加態度およびパフォーマンス 50%、レポート・演習問題 50%


日本語教育評価論b
 ◇講義題目: 日本語教育におけるパフォーマンス評価
 ◇担当教員: 村上京子 (後期、月・5、総623)
 ◇オフィス・アワー: 火(13:00〜14:30)
<講義目的>
 日本語教育におけるパフォーマンステストの作成・分析に関する基本的な知識を身につけ,日本語教育の現場で役立つ評価技術を獲得する。
 <講義内容>
  1.話す能力の評価の理論と評価1
  2.話す能力の評価の理論と評価2
  3.話す能力の評価の理論と評価3
  4.書く能力の評価の理論と評価1
  5.書く能力の評価の理論と評価2
  6.書く能力の評価の理論と評価3
  7.テスト・デザインの作成1
  8.テスト・デザインの作成2
  9.テストの作成 
  10.テストの実施1
  11.テストの実施2
  12.テスト結果の分析1
  13.テスト結果の分析2
  14.テスト結果の分析発表
  15.ディスカッション
 ◇教科書:
   特になし
 ◇参考文献:
   特になし
 ◇履修条件:
   日本語教育評価論aを履修していることが望ましい。
 ◇成績評価:
   講読論文の口頭発表・レジュメ(20%)、授業中の議論への参加態度およびパフォーマンス(20%)、評価・分析の口頭発表・レジュメ(20%)、レポート(40%)


コンピューター支援日本語教育方法論a
 ◇講義題目: CALL教材の評価、分析及び開発
 ◇担当教員: 石崎俊子 (前期、木・3、留学生センター202)
 ◇オフィス・アワー: 水・金(13:00〜14:00) またはメールで相談 
 ◇連絡先: 留学生センター4階402、電話:5772、メール:ishizaki@ecis.nagoya-u.ac.jp

 ◇授業内容:
<講義目的>
 コンピュータ支援日本語学習教材の評価、分析及びマルチメディア教材開発。
<講義内容>
   1. 授業の説明
   2. CALL教材の評価1
   3. CALL教材の評価2
   4. CALL教材を基にした教案作り
   5. 動画の内容についてディスカッション
   6. 動画のスクリプトの作成1
   7. 動画のスクリプトの作成2
   8. 動画の絵コンテの作成
   9. 動画の絵コンテの作成、撮影の準備
  10.撮影
  11.編集1
  12.編集2
  13.編集3
  14.編集4
  15.発表と評価
 ◇教科書:
   なし
 ◇参考文献:
   必要に応じて紹介
 ◇履修条件:
コンピューター操作とワープロソフトの基本的な知識+技能が必要
 ◇成績評価:
   授業、プロジェクトへの参加態度およびパフォーマンス(40%)、プロジェクト(60%)から総合的に評価します。プロジェクトは指定された日までに指定された形式で提出すること。遅れると減点されます。


コンピューター支援日本語教育方法論b
 ◇講義題目: CALL教材の評価、分析及び開発
 ◇担当教員: 石崎俊子 (後期、木・3、留学生センター202)
 ◇オフィス・アワー: 水・金(13:00〜14:00)またはメールで相談 
 ◇連絡先: 留学生センター4階402 電話:5772 メール:ishizaki@ecis.nagoya-u.ac.jp
 ◇授業内容:
<講義目的>
 WWWとパワーポイントを利用したコンピュータ支援日本語学習教材の開発
 <講義内容>
   1.WWWによる教材作成1
   2.WWWによる教材作成2
   3.WWWによる教材作成3
   4.WWWによる教材作成4
   5.WWWによる教材作成 発表と評価
   6.パワーポイントによる教材作成1
   7.パワーポイントによる教材作成2
   8.マルチメディア教材作成(音声)
   9.パワーポイントによる教材作成3
  10.パワーポイントによる教材作成4
  11.パワーポイントによる教材作成 発表と評価
  12.プロジェクト1
  13.プロジェクト2
  14.プロジェクト3
  15.プロジェクト発表
 ◇教科書:
   なし
 ◇参考文献:
   必要に応じて紹介
 ◇履修条件:
   コンピューター操作とワープロソフトの基本的な知識+技能が必要
 ◇成績評価:
   授業、プロジェクトへの参加態度およびパフォーマンス(20%)、プロジェクト3つ(80%)から総合的に評価します。プロジェクトは指定された日までに指定された形式で提出すること。遅れると減点されます。


日本語教育方法論概説a
 ◇講義題目: 言語教育の到達目標となる能力の構成概念について検討する。
 ◇担当教員: 衣川隆生 (前期、木・1、総609)
 ◇オフィス・アワー: 火・木(10:30〜12:00)
 ◇授業内容:
<講義目的>
  コミュニケーション能力などの構成概念を知識、技能という観点から整 理し理解する。講義では、文章産出能力、口頭発表能力を対象として取 り上げる。
<講義内容>
   1.オリエンテーション
   2.コミュニケーション能力・インターラクション能力の構成 概念について1
   3.コミュニケーション能力・インターラクション能力の構成 概念について2
   4.事例分析1
   5.記憶・知識・技能について1
   6.記憶・知識・技能について2
   7.事例分析2
   8.中間試験とフィードバック
   9.学習ストラテジー・スキル・知識について1
  10.学習ストラテジー・スキル・知識について2
  11.模擬調査項目検討1
  12.模擬調査結果検討2
  13.メタ認知能力と学習者オートノミーについて1
  14.メタ認知能力と学習者オートノミーについて2
  15.期末試験とフィードバック
 ◇教科書:
   なし
 ◇参考文献:
   青木直子・尾崎明人・土岐哲(編)(2001)『日本語教育学を 学ぶ人のために』世界思想社
   岡崎敏雄・岡崎眸(2001)「日本語教育における学習の分析とデザ イン-言語習得過程の視点から見た日本語教育-』
   凡人社大学英語教育学会学習ストラテジー研究会(2005)『言語学習と学習ストラテジー-自律学習に向けた応用言語学からのアプローチ-』リーベル出版大学
   英語教育学会学習ストラテジー研究会(編著)(2006) 『英語教師のための「学習ストラテジー」ハンドブック』大修館書店
 ◇履修条件:
   特になし
 ◇成績評価:
   課題レポート(40%)、試験(40%)、授業時の 参加度及びパフォーマンス(20%)
 ◇その他
   試験では主に基礎的な知識の理解度を問う。課題レポートは理論の教育 への応用方法を検討するものとする。


日本語教育方法論概説b
 ◇講義題目: 認知的アプローチによる第二言語教育方法論について検討 する
 ◇担当教員: 衣川隆生 (後期、木・1、総609)
 ◇オフィス・アワー: 火・木(10:30〜12:00)
 ◇授業内容:
<講義目的>
言語運用プロセス、言語習得プロセスを認知的アプローチの観点から整理し第二言語教育への応用方法を検討する。 講義では、文章産出能力、 口頭発表能力を対象として取り上げる。
 <講義内容>
   1.オリエンテーション
   2.インプット・アウトプット・インタラクション仮説について1
   3.インプット・アウトプット・インタラクション仮説について2
   4.インプットを重視した教室活動の検討1
   5.インプットを重視した教室活動の検討2
   6.会話・文章産出のプロセスモデルについて1
   7.会話・文章産出のプロセスモデルについて2
   8.中間試験とフィードバック
   9.アウトプット・インタラクションを重視した教室活動の検討1
  10.アウトプット・インタラクションを重視した教室活動の 検討2
  11.コースデザイン・シラバスデザイン1
  12.コースデザイン・シラバスデザイン2
  13.言語運用能力の養成を目的としたコースデザイン、シラバスデザイン、カリキュラムデザイン、授業実施方法の検討1
  14.言語運用能力の養成を目的としたコースデザイン、シラ バスデザイン、カリキュラムデザイン、授業実施方法の検討2
  15.期末試験とフィードバック
 ◇教科書:
   なし
 ◇参考文献:
   村野井仁(2006)『第二言語習得研究から見た効果的な英語学習法・指導法』大修館
   小柳かおる(2004)『日本語教師のための新しい言語習得概論』スリーエーネットワーク
   田中望・斎藤里美(1993)『日本語教育の理論と実際ー学習支援シ ステムの開発ー』大修館
 ◇履修条件:
   特になし
 ◇成績評価:
   課題レポート(40%)、試験(40%)、授業時の 参加度及びパフォーマンス(20%)
 ◇その他
   試験では主に基礎的な知識の理解度を問う。課題レポートは理論の教育 への応用方法を検討するものとする。




注 意 事 項
☆ 履修に当たっては「便覧」等を見て間違いのないようにすること。

集中講義
 ・ 詳しい内容は各講座の枠内を見てください。
 ◇応用言語学特殊研究: 近藤健二 (中部大学)

日言文教員の担当する「高度専門職業人コース」と兼用の授業
 ・ 詳しい内容は「高度専門職業人コース」のページを見てください。
 ◇日本言語文化特殊講義 I a,b:(涌井 隆)
 ◇日本言語文化特殊講義 II a,b:(渡辺美樹)