プレイスメントテストのあり方について

OPIの基本概念を援用する可能性―

八木健太郎

 

 

0. 本レポートの趣旨

 

 本レポートの目的は、2001年度夏季名古屋大学日本語教育実習において報告者らが実施したプレイスメントテストを、OPIACTFL Oral Proficiency Interview)の基本概念から批判的に検討し、より効果的なプレイスメントテストのあり方を探るためのケーススタディをすることにある。

 モデルとして選択したOPIは、本来、厳密な方法論と資格を持ったテスターを必要とし、一人につき20分ほどの時間がかかる大掛かりなテストである。したがって本来は、当実習のような小規模なコースのプレイスメントテストを対象にするものではない。しかしながら、「話者の会話能力を客観的に判断するために」というその基本的な考え方は、今回のようなプレイスメントテストにも見られてしかるべきものである。短時間で行われる簡単なプレイスメントテストにOPIの基本概念がどのように適応されるべきなのかという一点において、モデルとして選択することにした。

 なお、以上のような議論を行うため、以下では次のような展開をとることにする。まずは1節において、モデルとなるOPIの基本概念と判定基準等を見、続く2節において、2001年度版プレイスメントテストとその出題の意図を紹介する。その後で、3節においてOPIの観点から見た2001年度版テストの問題点を整理し、最後の4節においてより効果的なテストを行うための改定案を提示する。

 

 

1. OPIの基本概念

 

 ここでは、2001年度版プレイスメントテストの比較対象であり、現在までのところ最もその方法論が確立されているインタビューテストであるOPIについて、その基本概念と方法論を概観する。

 OPIは、アメリカ外国語教育教会(ACTFL)において1986年に設定、1999年に改訂された外国語の会話能力を測るテストの形式であり、次のように定義される。

 

  OPIとは、外国語学習者の会話のタスク達成能力を、一般的な能力基準を

  参照しながら対面のインタビュー方式で判定するテストである。

                           (牧野,2001:9

 

 その能力基準に関しては、次のようなレベル分けがなされている。

 

 

判定の基準(概略)

 

機能・タスク

場面/話題

テキストの型

超級

意見の裏づけができる、仮説が立てられる。言語的に不慣れな状況に対応できる。

フォーマル/インフォーマルな状況で、抽象的な話題、専門的な話題を幅広くこなせる。

複段落

上級

詳しい説明・叙述ができる。予期していなかった複雑な状況に対応できる。

インフォーマルな状況で具体的な話題がこなせる。フォーマルな状況で話せることもある。

段落

中級

意味のある陳述・質問内容を、模倣ではなくて創造できる。サバイバルのタスクを遂行できるが、会話の主導権を取ることはできない。

日常的な場面で身近な日常的な話題が話せる。

初級

機能的な能力がない。暗記した語句を使って、最低の伝達などの極めて限られた内容が話せる。

非常に身近な場面において挨拶を行う。

語、句

 

正確さ@

 

文法

語彙

発音

超級

基本構文に間違いがまずない。低頻度構文には間違いがあるが伝達には支障は起きない。

語彙が豊富。特に巻後系の抽象語彙が駆使できる。

誰が聞いてもわかる。母語の痕跡がほとんどない。

上級

談話文法を使って統括された段落が作れる。

漢語系の抽象語彙の部分的コントロールができる。

外国人の日本語に慣れていない人にもわかるが、母語の影響が残っている。

中級

高頻度構文がかなりコントロールされている。

具体的で身近な基礎語彙が使える。

外国人の日本語に慣れている人にはわかる。

初級

語・句のレベルだから文法は事実上ないに等しい。

わずかの丸暗記した基礎語彙や挨拶言葉が使える。

母語の影響が強く、外国人の日本語に慣れている人にもわかりにくい。

 

正確さA                          

 

社会言語学的能力

語用論的能力(ストラテジー)

流暢さ

超級

くだけた表現もかしこまった敬語もできる。

ターンテイキング、重要な情報のハイライトの仕方、間の取り方、相づちなどが巧みにできる。

会話全体が滑らか。

上級

主なスピーチレベルが使える。敬語は部分的コントロールだけ。

相づち、言い換えができる。

ときどきつかえることはあるが、一人でどんどん話せる。

中級

常体か敬体のどちらかが駆使できる。

相づち、言い換えなど

に成功するのはまれ。

つかえることが多いし、一人で話しつづけることは難しい。

初級

暗記した待遇表現だけができる。

語用論的能力はゼロ

流暢さはない。

 

                                                                                                    (牧野,2001:1819

 

レベルの別は、(@)機能・タスク、(A)場面/話題、(B)テキストの型、(C)正確さの四つの項目から判断される。ただし(@)は最も重視されるべき項目であり、(A)〜(B)の項目の上に(@)が判定されるものである。また、ここでは詳しく紹介しないが、超級以外の三つのレベルにはそれぞれ「‐上」、「‐中」、「‐下」といったレベルがあり、それらの基準はそれぞれ、「すぐ上の主要レベルの特徴を半分以上持っているが維持できていないレベル」、「典型的にそのレベル」、「主要レベルの必須条件を維持するのに言語力を出し切っているレベル」とされる。

 次に実際のテストであるが、各被験者当たり、15分から20分程度の時間で、次のようなプロセスで行われる。

 

 

導入部→レベルチェック⇔突き上げ→ロールプレイ→終結部

 

 

導入部では、被験者をリラックスさせるために、天気の話題や自己紹介等の簡単な会話をし、被験者が興味を持っている話題や大体の能力を理解する。その後本格的なレベルチェックに入り、大きく上級か中級などの当たりをつけた後で、下位レベル(e.g. 「中の下」, 「中の中」, 「中の上」, etc.)の判断に入る。このとき必ず下のレベルから上のレベルへと突き上げるようにしていき、そのレベルの能力が維持できているかどうかを見る。次に、初級上以上の被験者にはロールプレイをさせ、様々なスピーチレベルに対応する能力があるかどうかを多角的に確認する。なお、判定はここで終了するが、急にテストを止めて被験者に不必要な不安感を持たせないために、終結部を置いて、会話を自然に終らせるわけである。

 最後に、以上のようなテストのプロセスにおいてテスターが気をつけるべきことであるが、これに関しては次のような注意事項が挙げられている。

 

  @. 日本語教師としての習性を捨てて、普通の日本人になること

  A. 被験者の言うことに強い興味と共感を示すこと

  B. 質問の型をうまくつかうこと

  C. 一つのレベル内で話題をできるだけ豊富にすること

  D. レベルを上げるときは既出の話題をらせん状に下から上に持って行くこと

  E. 被験者の沈黙の意味をすばやく読み取ること

  F. レベルチェックと突き上げを十分に行って、下限と上限をはっきり決めること

  G. タブーのような微妙な話題、相手を傷つけるような話題は取り上げないこと

  H. OPI中にノートを取らないこと。

  I. 話題を次から次へ変えないこと

  I@. 被験者の日本語についてインタビュー中に評価しないこと

  IA. 被験者にOPIを牛耳られないこと

  IB. OPIそのものについて話さないこと

 

ほとんどのものがごく常識的な注意事項であり、Bに関しては、具体的な質問の型を次のようにタイプ分けしている。

 

  @「はい/いいえ」疑問文(スポーツが好きですか)

  A選択疑問文(寮に住んでいますか、アパートに住んでいますか)

  B事実や情報を求める疑問文(専攻は何ですか?)

  Cイントネーション疑問文(日本で何か面白いことありました?)

  D不可疑問文のついた平叙文(「ね」つき)の質問(プリンストン大学はいい大学ですね)

  E依頼および丁寧な依頼表現(その映画のストーリーを話して頂けませんか)

  F前置き型の質問

(さっき、妹さんが一人いると言いましたよね。妹さんは何をしているんですか。)

  G仮定的な質問

(今アメリカは黒字経済でお金が余っているようですが、あなたがアメリカの大統領だったら、それを何のために使いますか?)

 

この内、@・A・Dは被験者が自ら情報を提供する必要がないため、このようなテストには向かないとされ、Bに関しては使いすぎて尋問調にならないようにする必要があるとされている。

 

 

2. 2001年度版プレイスメントテストの概容

 

 ここでは、プレイスメントテストが行われた実習コース自体がどのようなものであったかを紹介し、そのコースの性格からどのようなプレイスメントテストが必要とされたのかを述べる。

 本年度の実習コースでは、事前に以下のことが確定していた。

 

実習コースの性質

@. 主に会話能力の向上を目指す

A. プレイスメントテストにかけられる時間は、最大で30

B. 学習者のレベルは、ゼロレベルが3名、既習が6

C. クラスの数は、2ないしは3

D. ゼロ初級・初級のクラスには、事前に製作した教科書を使用

E. 教授法はレベルの如何を問わず直接法

 

 これらの条件を受けて、プレイスメントテストは次のように限定されることになった。まず、会話の練習を行う授業であるため、インタビューテストの形式が最適であると考えられた。次に、

テスト全体の時間が最大で30分とされていたため、テストの必要が無いゼロレベルの学習者(3名)以外の6名が、一人5分程度で受けることになり、ゼロレベルが1クラスを構成するために、プレイスメントではゼロレベルのクラスともう1クラスないしは2クラスに分類することになった。また、そのクラス分けの基準に関しては、教科書の表記(ローマ字版とひらがな版を用意)の問題から、簡単な日本語表記が読めるかどうかという点、直接法による会話の授業が予定されていることや会話中心のコミュニカティブな授業が予定されていることから、実習者のティーチャートークが理解できるかどうかや自身の経験等の簡単な事実を説明できるかどうかという点を見るものと方向付けられた。このことをまとめると次のようになる。

 

プレイスメントテストに課せられた条件

T. インタビュー形式

U. 一人当たりの時間は5分強

V. 6名を1グループとするか、2グループに分けるかを決めるために実施

W. 教科書にある簡単な漢字交じり文やかたかなが読めるかどうかを確認する必要がある

X. 日本語による教師の簡単な指示が理解できるかどうかを確認する必要がある

_Y. 教室でのタスクをこなすため、簡単な説明ができるかどうかを確認する必要がある

 

 以上のような要件を満たすものとして、実際に行われたプレイスメントテストは、以下のような質問項目をたてることになった。なお、テスト作成者(報告者)が作成時にOPIの基本的な考え方や方法論を念頭に置いていなかったことを、ここで断っておく。

 

 

2001年度教育実習プレイスメントテスト

 

#テスターは二人で、学習者を一人ずつ、個室に招き入れた。

#テスターのうち一人が主に学習者と会話し、もう一人は録音とメモを担当した。

#テストの前に、必ず日本語で話すことと前置きし、問題に関してはテスト終了まで他の学習者に漏らさぬよう注意した。

 

質問1. 「お名前は?」

質問2. 「お国は?」

課題 「これを大きな声で読んでください。」

 

わたしはとても寒いところに住んでいます。

わたしは赤い服が好きです。

わたしは1年に1日だけ働きます。

わたしのしごとは、こどもにプレゼントをあげることです。

わたしはだれでしょう?

 

質問3. 「分かりましたか? この人は誰ですか?」

質問4. 「〜さんは、誰かにプレゼントをあげたことがありますか?」

(上の質問に「いいえ」の場合は、「家族や友達からプレゼントをもらったことが

ありますか?」)

質問5. 「どんなプレゼントですか?」            

質問6. 「もし〜さんがサンタクローズだったら、子供達にどんなプレゼントをあげますか?」

 

 次に以下で、各質問の意図を述べる。

 

質問1・質問2

導入であり、この質問を理解できない場合は、英語で簡単に質問をした上でテストを終了し、ゼロ初級クラスに入れる予定であった。

 

課題・質問3

簡単な日本語を読み、理解することができるかどうかを問うものであり、実際には「一年」と「一日」以外の漢字には振り仮名を振って読ませた。この課題1において平仮名や片仮名の音読に問題がある場合も、ゼロ初級と判断し、裏面に記載した英語訳(#注)を読ませてテスト自体は終了することにしていた。また、この課題と質問3は、後続する質問との繋がり(「プレゼント」)を考え、学習者がなるべくリラックスできるように意図したものでもある。質問に対する答え(「サンタクロース」)がすぐに出てくるかどうかは問題としていないため、必要な場合は「この人は1224日に働きます。」等のヒントを与えることになっていた。

 

質問4・5

簡単な質問を理解することができるかどうかと、自分の経験を説明できるかどうかという点を問うために出題した。文法や語彙選択の間違いや発音、アクセントに関しては、判断基準から外した。なお、この問題に対して回答できない場合や、その大意が全く理解できない場合は、初級レベルと判断し、適切に回答したグループとは峻別することとした。

 

質問6

基本的な意図は質問4・5と同じであるが、ここでは特に複文の質問が理解できるかという点に重点を置いた。

 

次の図はこのテストにおける判断のプロセスを視覚化したものである。

 

質問1・2  言語的挫折  ゼロ初級

回答     課題1・質問3

課題・質問3 言語的挫折  ゼロ初級

回答     質問4・5

質問4・5  言語的挫折  初級

回答     質問6

質問6    言語的挫折  初級

回答     中級

 

 

3. OPIから見た2001年度版プレイスメントテスト

 

 ここでは、報告者らが行った2001年度版プレイスメントテストをOPIの観点から批判的に検討し、このテストの問題点を洗い出すことにする。

 本プレイスメントテストがOPIと異なる点を大まかに分類するとすれば、次の5点にまとめられるだろう。

 

(T) 判定するレベルの別が大まかで、かつ判定の基準が明確でないこと

(U) 開始部、突き上げ、終了部等のプロセスがないこと

(V) 質問や話題があらかじめ決められていること

(W) 質問の型に工夫がないこと

(X) テスターの振るまい方に明確な指針がないこと

 

以下、それぞれの相違点について詳細に検討を加える。

 

(T)

 OPIが、初級下〜初級上、中級下〜中級上、上級下〜上級上、超級と、10段階を設けているのに対して、このプレイスメントテストはゼロ初級と初級、中級といった3段階を想定するのみであった。プレイスメントテストの目的を、単純に2ないしは3クラスへの振り分けることと考えていたためにこのような設定が行われたのだが、短い時間の中でもう少し具体的なレベルを把握する必要はあっただろう。「学習者Aと学習者Bは同じ中級クラス」といった判断ではなく、「学習者Aは中級の能力が維持できているが、Bには安定性がない」といった情報を得る機会として、より詳細な分類が必要だったように思われる。

 またレベルの別ではなく、そのレベル分類の基準が明確でなかった点も挙げられる。プレイスメントでは、中級クラスに必須の能力として、簡単な質問を理解することができるかどうかと、自分の経験を説明できるかどうかという二つを考えていたが、基準が漠然としていたため、実際のクラス判定は印象によって決められた感が拭えない。これに対してOPIでは、表1のように厳密な判断基準があり、より客観的な判定を可能にするものと思われる。

 

(U)

 OPI15分から20分程度の時間をかけて、開始部、レベルチェック、突き上げ、ロールプレイ、終結部といった構成を持つが、本プレイスメントテストは、名前と出身地を聞いた後、レベルチェックを行うのみであった。明確な開始部や終結部もなければ、突き上げという過程も、ロールプレイも行わなかった。一人当たり5分間という時間的制約を考えれば、十分な開始部や終結部を置くことは適わないだろうが、多少の突き上げは必要だったかもしれない。なお、ロールプレイに関しては、5分という短い時間に組み込むことは事実上不可能であると考えられるため、本プレイスメントテストへの適応も不可能と判断する。

 

(V)

 OPIでは事前にインタビューの質問項目が決められているということはないが、本プレイメントテストでは、質問項目が事前に決められていた。これは単に、本プレイスメントテストが一回限りの小規模なもので、問題が漏洩する心配も少なかったためであり、テスターが話題のコントロールに不慣れであったことを考えると、必要な選択であったと思われる。

 

(W)

 OPIでは、被験者の発話を促すために有効な質問として、事実や情報を求める疑問文、イントネーション疑問文、依頼および丁寧な依頼表現、前置き型の質問、仮定的な質問の5種類を挙げており、これらの質問の型を広く使うべきとされている。この質問の型という観点から本プレイスメントを見ると、事実や情報を求める疑問文が四つ(質問1〜質問4)、依頼および丁寧な依頼表現ともとれるものが一つ(質問5)、仮定的な質問が一つ(質問6)見られるが、イントネーション疑問文、前置き型の質問は見られない。必ず全ての質問の型を使うべきであるとは限らないが、これらの質問の型はともすればティーチャートークにおいて敬遠される型であるとも考えられるため、本プレイスメントテストに採用するメリットは認められよう。

 

(X)

 OPIでは()のように13の注意項目がテスターに与えられているが、本プレイスメントにおいてテスターが明確に意識した項目は皆無であった。OPIにおいて与えられている注意事項はそのほとんどが妥当かつ常識的なものであるため、本プレイスメントテストのテスターがこれを事前に確認しておくことは有効なことであったと思われる。

 

 

4. 改正案

 

 ここでは、3節までの議論を踏まえて、2001年度版プレイスメントテストの改正案を提示する。当然のことながら、ここで提示する改正案は「必ずこのようにすべきであった」という理想のテストではないが、相対的に2001年度版よりも客観的な判定を効果的に行うものであると考えられる。

 

プレイスメントテスト改正案

 

 まず、テストの注意事項は次の通りである。

 

#テスターは一人で、学習者を一人ずつ、個室に招き入れる。

#テスターのうち一人が主に学習者と会話し、会話は録音する。

#テストの前には、必ず日本語で話すことと前置きし、問題に関してはテスト終了まで他の学習者に漏らさぬよう注意する。

#テスターはテストの実施前に、以下の注意事項をよく確認しておく

(1)日本語教師としての習性を捨てて、普通の日本人になること

(2)被験者の言うことに強い興味と共感を示すこと

(3)被験者の沈黙の意味をすばやく読み取ること

(4)レベルチェックと突き上げを簡単に行って、下限をはっきり決めること

(5)タブーのような微妙な話題、相手を傷つけるような話題は取り上げないこと

(6)テスト中にノートを取らないこと

(7)被験者の日本語についてインタビュー中に評価しないこと

 

 会話の内容を録音をするため、テスターは一人で十分と思われる。また、OPIに比べてかなり実施時間が短く、基本的な質問が決められているため、テスターが守るべき注意事項も、以上の7つとする。

 次にテスト自体の改正案を示す。

 

質問1. 「お名前は?」

質問2. 「お国は?」

課題1. 「これを大きな声で読んでください。」

 

わたしはとても寒いところに住んでいます。

わたしは赤い服が好きです。

わたしは1年に1日だけ働きます。

わたしのしごとは、こどもにプレゼントをあげることです。

わたしはだれでしょう?

 

質問3. 「分かりましたか? この人は誰ですか?」

  <ヒントを出しながら、その会話中にレベルチェック>

質問4. 「〜さんは、誰かにプレゼントをあげたことがありますよね?」、「〜さんがこれまでにあげたプレゼントについて教えてください。」

  <簡単な突き上げ>(e.g. もし〜さんがサンタクローズだったら、子供達にどんなプレゼントをあげますか?)

 

――――――――――――――――――

 

質問3までの展開には修正を加えないが、そのクイズの回答を導く過程でヒントやクイズへの感想などの突き上げを行うことにする。次に質問4で、前置き型の、より長く複雑な質問への理解を見るとともに、被験者の発話を引き出すことを狙う。その際、被験者が簡単にタスクをこなすようであれば更なる質問を加え、被験者がタスク遂行に問題を抱えているようであれば、質問を単語あるいは、短文で答えられるような質問(e.g. 「友達にクリスマスプレゼントを挙げたことがありますか」)に変更する。

 

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