7. プログラム全体の反省

<レベル分けについて>

クラスのレベルを急遽4つに分けることにしたのは、結果的にはよかった。ただ、事前インタビューだけでのレベル把握が難しい。今後はインタビューと合わせてプレイスメントテストを何とか時間をとって実施するなどしたほうがいいだろう。特に中級は個人差もあることから、学習者のレベルの把握がなかなかできず、授業開始後もカリキュラムの変更をするなどの影響が出た。テストなどを通して事前に何ができて、何ができないかを知ることができれば、このような問題も回避できたであろう。

<クラスの担当について>

授業の担当について、各レベルごとの担当者を固定する「担任制」にするか、毎日違う教師が入れ替わりで各レベルに入る「日替わり制」にするかを事前に話し合ったが、今年はすべての実習生が基本的には全レベルの授業を経験することにしたため、後者の方法をとった。日替わり制の利点としては、実習生がいろいろなレベルを経験できること以外に、学習者側から見て、教師が毎回変わるので新鮮な気持ちになったのではないかという意見もある。一方、短いプログラムなので、ある特定のクラスを重点的に担当したほうがよかったのではないか。学習者とのコミュニケーションや教案作りの点で同じクラスを担当する方が進めやすかったという意見もある。これについてはどちらの方法をとっても長所と短所があり、意見の分かれるところである。

<教室・機材の確保について>

 人間情報研究科の教室は学習者からの評判がよかった。学習環境も重要な要素である。ただ、他研究科の所有であるので、手続きが大変である。

<実習生間の連絡、連携について>

・実習生間の連絡にEmailやwwwを活用したことで、かなり時間と労力が節約できた。また、ミーティングの記録も書記の人が電子化して流した。

・授業準備以外にも、教室の机の配置や、機材の準備など、教室の鍵開け(音声実験室など)細かいことが結構あって時間がかかる。それらを見越して余裕をもって準備を。(今回の反省から)今後、多いに利用すべきだろう。

<歓迎パーティーについて>

例年、パーティーはコース修了後に実施することが多かったようだが、今年はコース初日の授業後に実施した。初日に実施したことで、1)学習者全員と顔を合わせることで、名前を覚えたり、個人の事柄について知ることができ、以後の授業の雰囲気作りに役立った。また、この日に学習したことを実際に使ってみることができ、学習の場としても役立てることができた。

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名古屋大学大学院国際言語文化研究科
日本言語文化専攻