2001年度実習報告書作成によせて

        日本語教育学講座・日本語教育実習担当
              大曽 美恵子

2001年度も、いろいろな方々の協力を得て、実りある日本語教育実習を実施することができた。毎年ご協力くださる名古屋市教育委員会、名古屋大学留学生センターに心から感謝申し上げる。そして、実習生の授業に参加し、貴重なコメント、励ましをくださった学習者の皆さんにもお礼申し上げたい。実習生がこうした熱心で協力的な学習者を相手に教師としての第一歩を踏み出すことができるのは本当に恵まれていると思う。
 
授業は生き物である。日本語教育についていくら机上で勉強していても、思いもよらない質問が出て立ち往生することもあれば、学習者同士が助け合って教師の失敗を補ってくれることもある。つまり、実際に授業をすることによって学ぶことは計り知れない。授業中に日本語教育の発展に貢献する研究の種が見つかることもある。

2001年度はミャンマーからの留学生1名を含む7名が日本語教授法及び実習を履修した。夏のAET班を担当した6名の内、2名は2001年秋から韓国及びフランスで日本語教育に従事している。また、ミャンマー出身の学生は、修士課程修了後ミャンマーに帰り、母国で日本語教育に従事しようとしている。世界のあちこちで、修了生が活躍してくれているのを大変嬉しく、また頼もしく思う。

実習は日本語教師としての第一歩である。この経験を通して学んだことを活かし、常により良い教育を目指して成長していく教師になってほしい。

最後に、春の実習の手伝いをしてくれた先輩のTAの皆さんにもお礼を言いたい。身近に良いモデルがいることが後輩の実習生にとって励みになったことは間違いない。