5. アクティビティー

 

5.1 アクティビティーの実施

本年度は、実習最終日である823()1時間目(AM9301020)をアクティビティーの時間とし、書道を行った。本当ならば、23日の午前中いっぱいアクティビティーを行いたかったが、学習者には、同日AM1100より別の行事が入っていたため、やむを得ず1時間のみの活動となった。

 

 

5.2 計画・準備

計画の段階では、華道・書道・着物体験の3種類を用意しておき、学習者に好きなものを選んでもらおうという案もあったが、準備の大変さから「書道」を全員で行うということになった。

書道の道具は実習生及び実習生の知り合いが持っている道具を持ち寄る形で集めたが、筆・半紙は購入した。最終的には、12組の習字道具(硯、文鎮、下敷き等)を用意することができた。また、各道具の名称がわかるように、絵と名称を書いたハンドアウトも用意した。

 手本は、ひらがなと漢字のものを1枚ずつ用意し、当日配布した。同時に、学習者と実習生の名前を書いたものを教室に張り、雰囲気作りを行った。

 アクティビティーの様子を記録するために、2台のビデオカメラを用意した。

 

 

5.3 実施内容

まずはじめに、実習生がハンドアウトをもとに、道具の名称と使い方の確認を行った。この時点で、書道を経験したことがある学習者が誰一人いないことが判明したため、筆の持ち方もあわせて紹介した。

次に、学習者に前に集まってもらい、実習生が実際に手本(ひらがな、2文字)を見せた。その後、学習者は席に戻り、手本のコピーを配布後、各自書道を行った。漢字(2文字)の場合も同様に、前で実習生が手本を見せた後、各自手本を参考に書道を行った。

その後は、各自好きな言葉を自由に書くとして、実習生がマンツーマンで指導にあたった。名前は細筆を使用して書いた。

最後に、一番気に入った作品を一枚選び、作品と共に学習者・大曽美恵子教授・実習生の全員で記念撮影を行った。

 

 

5.4 アクティビティーを終えて

前日が、台風のため休講となったことで連絡がうまく伝わらず、当日の参加者は、9名中4名と少なかった。しかしその分、各実習生がそれまであまり関わる機会のなかった、担当クラス以外の学習者とふれ合う時間を多く持つことができた。できれば授業のある日の午後を利用してアクティビティーを行った方が参加率も高く、より楽しく活発なアクティビティーとなったと思われる。

アクティビティーに参加した学習者は、はじめて筆を持つ者ばかりであったが、筆の感触を楽しむようにいろいろな文字を書いていた。特に中級者は、実習生に手本を書いてもらって、難しい漢字に挑戦していた。ある学習者が「漢字はアートだ」とコメントしていたことが印象的であった。

 

 

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